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Green Day 「21 Guns」

Green Dayの『21st Century Breakdown』を、
辞書を片手に、歌詞カードと格闘しながらずっーと聴いていた。

いやー、期待以上の出来である。
僕の人生において思い出に残るであろう素晴らしいアルバムである。

『American Idiot』が彼らのルーツである
パンクロックを発展させた形で音を鳴らしたアルバムだとすれば、
『21st Century Breakdown』は70年代、80年代のハードロックかといわんばかりの
スケール感で鳴らされたアルバムだと思う。

「Murder City」のように今までの彼らのスタイルを踏襲した
メロディアスなパンクロックナンバーも入っているけど、
ピアノやキーボード、ストリングスによるアレンジが施された曲がたくさん入っている。

そのどれもがとても新鮮。


例えばタイトルナンバー「21st Century Breakdown」は、キーボードのイントロがとても印象的。
この曲はミドルテンポのギターロックなんだけど、途中でリズムがチェンジしたり、
最後にやたらメロディアスなギターフレーズが導入されたり、
今までの彼らにはない、凝った展開の曲に仕上がっている。

イントロの美しいピアノのフレーズから一気に疾走を始める瞬間に、
どうしようもないカタルシスを感じさせてくれる「!Viva La Gloria!」、

ここまでストレートでいいのかと思ってしまうくらいにストレートな
ビリーの裏声が映える王道ラブソング「Last Night on Earth」、

ラテン系のアレンジとメロディが気持ちいい「Peacemaker」、
何気にレニークラヴィッツっぽいと思ってしまったくらい、
これもピアノとストリングスの王道アレンジナンバー「Restless Heart Syndrome」。

今までの彼らには無かったタイプの曲が畳み掛けられる。
スタジオに3年半も篭ってアルバムを作ってたみたいだけど、
それだけ時間をかけて色々試行錯誤した跡がうかがえる素晴らしい出来になっている。


個人的なハイライトはAct?の流れだった。
「Horseshoes and Handgrenades」「The Static Age」とかっこいいロックナンバーが続いた後、
「21 Guns」である。

この流れで初めて「21 Guns」を聴いたとき、胸の奥からこみ上げてくるものがあった。
感動してしまった。

これも70年代、80年代を思わせるようなスケールの大きいアレンジで、
ビリーの歌声が響く素晴らしい曲に仕上がっている。
ボリューム奏法が使われたイントロのギターがすごくいい。

この曲、歌詞もぐっと来る。
このアルバムはキリスト教や政治、多数派の人間、資本家などに対する
敵意と闘いをテーマにしているように思えるんだけど、この曲でその流れが変わる。

One, 21Guns
Lay down your arms
Give up the fight

One, 21Guns
Throw up your arms into the sky
You and I

ラストの「See the Light」でも、「I need to Know what's worth the fight」
と歌われているけど、基本的に彼らは闘いなんて望んでいないんだというメッセージが
ここに込められているのだと思う。


どうしてもこのアルバムは『American Idiot』と比較される運命にあると思う。
曲を一つ一つ比較すればAIの方がストレートでかっこいい曲が多いし、
その点で21stはいまいちと感じる人が多いのではないかなと想像してしまう。

作品に対する世間的な評価は時間が経ってから決定付けられるものだから、
21stがどのように受け入れられていくのかも楽しみに見ていきたいと思う。
個人的にはAIと21stは別物で、今のところ比較対象にならないんだけど。


このアルバムについてはまだ分からないことが多い。
「The Class of '13」って何よ?などなど。
嫌だけど理解を助けるためにRockin'onでも買ってみようかなと思っている。

それにしても、いいアルバムだ…。
本当にいいバンドになったなあ…。


B001SAQVDQ21st Century Breakdown
Green Day
Warner 2009-05-15

by G-Tools



Green Day 「21 Guns」



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ジャンル : 音楽

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はじめまして

検索からやってきた通りすがりの者ですが、こちらの記事にとても共感を覚えました。
的確すぎてただただ頷くばかりです。
これから更に聴きこんでいきたいものですね。

No title

こちらにコメントするのは初めてですけどいつも読ませてもらってます。

今回のアルバムですが、僕も結構気に入ってます。フェイバリット・ナンバーは「21st Century Breakdown」と「21 Guns」です。
それにしてもビリーのソングライティングは職人の域に達してますよね。ホントに無駄がない。

AIがなかったらこの作品も存在しなかったことは確かだと思いますが、僕にも比較はできませんね。AIも含めてこれからどのように評価されていくのか、僕も楽しみです。

僕もこのアルバムについて記事を書いたところなんで、トラックバックさせていただきます。

Re:

>Treさん
コメントありがとうございます。

このアルバムはまだ僕も知らないことがいっぱいあるので、
色々と情報集めて聴いたり、何回も聴き返すことで印象変わってきそうです。
実は雑誌のインタビューも読んでないし、輸入版買ってるんでライナーも読んでないのです。

僕もこれから聴き込んで彼らの音楽にもっと浸りたいなー、なんて思っています。


>apoppopaさん
こちらこそブログいつも読ませてもらってますよー。

AIと21stの曲とを比較すると、一撃で掴まれるようなメロディやアレンジってのは
AIの曲の方が多い気がします。
21stでは即効性のある曲は少なくて、良くも悪くも渋いというか、派手さはないですね。

その点、曲単位で見れば殆どの曲でシングルヒットが狙えそうなAIと比較して
21stをいまいちと思う人も多くいるかもしれないなーと思っています。

でも、ピアノの導入を初めとして、音数やリズムにヴァラエティが出たことで、
アルバムトータルとしては何回も繰り返し聴けるというか、
聴けば聴くほど新しい魅力に気付いていけるようなアルバムが21stなのかなと思っています。

そういった面でアルバムの魅力が僕にとって違うので、
AIと21stって比較対象にならないんですよねー。
どっちも大好きです。

続きはapoppopaさんのブログで。

No title

はじめまして!
私もグリーンデイが好きで偶然こちらのブログを見つけました。
記事に書かれていることにすごく共感しました。
前作と比較されることは避けられないかもしれないですが、
世間的な評価は時間がたってからですよね。

ウォーニングのアルバム以降ライブへ行けてないのですが、
久しぶりに行こうと思っています。
日本のライブは来年1月ごろと聞いてますが
私自身が無理そうなので今年中にヨーロッパで行われるライブに参加の予定です。

また遊びにきます。

Re: No title

こちらこそはじめましてー。

実は世間的な評価ってとこで言うと、
今回のアルバムは力作だけど、『American Idiot』ほどじゃない、
って意見に落ち着きつつあるのかな…と、最近は何となく感じております。

でも膨大な数のライブがこれからありますし、
そこでまた『21st』の曲が浸透して、評価はまだまだ変わっていくと思います。
世間がどう評価しようが、僕にとっては文句なしの名盤なんですけど。

> 日本のライブは来年1月ごろと聞いてますが
> 私自身が無理そうなので今年中にヨーロッパで行われるライブに参加の予定です。

すごい気合ですねー。僕もその行動力見習いたいですが、ヨーロッパは遠いです…。
僕は日本で盛り上げますので、ピンボリさんは一足先に盛り上がってきて下さい。
ほんとライブ楽しみですね。

今後ともよろしくお願いします。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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