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野狐禅 「拝啓、絶望殿」

野狐禅が解散してしまった。

竹原ピストル氏のブログより解散に関するコメント。
彼らの音楽に興味は無くても、偶然ここに辿り着いた人に見てもらえたらと思います。
http://blog.goo.ne.jp/pistol_1976/e/bcb844aa886a18dc49c8623daf021f85

このままでは死んでいるのと同じだろう。
生きるとは、何か一つの夢に向かって全情熱をぶつけ続けること、
全力疾走し続けていくことではないだろうか。
そういった意味でしっかりと生きていこう。

野狐禅は、このような思いで結成されたバンドであると述べられている。
僕はそのような思いが直接的に投影された、彼らの音楽の虜になり、魅了されてきた。

続けてピストルは、
日々を重ねるにつれて、ゆとり、幅をもちながら変化していく、
今現在の自分に葛藤を抱くようになったと述べている。


3rdアルバム『ガリバー』において、彼らの歌のテーマは変化した。
ドロドロした「生きる」ことに対する渇望を、直接的に吐き出すような歌詞は後退して、
彼女に対する想いを初めとした、日常的な幸せ、悲哀、友情を綴るようになった。

このアルバムを最初に聴いた当初は、軽く憤ったものである。
こいつら変わっちまったー、と。
象徴的だったのが「東京マシンガン」の歌詞だった。

例えば週末の都内某路線最終電車
粘ついた吊り革にぶら下がっては
酒臭い息を垂れ流しやがる東京共をダイナマイトでブっ飛ばす!
…そんなクソみたいな空想にふけっていた あの頃の私は もういないんだ


アルバムを何回と繰り返しているうちに、彼らは何も変わっちゃいない、
歌うテーマが変わっただけで、「生きる」ことに対する真摯な姿勢は変わってはいない。
いつまでも絶望と葛藤の中で初期衝動を滾らせるなんてことは不可能だし、
歌うべき内容が変わっていくのは当然のことなんだと、当時は理解した。

今にして見れば、この頃にも彼らの葛藤が既に表面に湧き出ていたんだろうな、と思う。

「ガリバー」が出た後、東京キネマ倶楽部という場所で彼らのライブを観たんだけど、
そのときのライブは、激しさと優しさが同位した、本当に感動的な演奏だった。
社会人生活がまだ浅い時期に観たこのライブは、僕にとって大きな影響を与えることになった。


そんなこんなのうち、彼らはメジャーレーベルを離れて独立し、
ライブはやりながらも音源に関する音沙汰はしばらく無く。

そして4th『野狐禅』をリリース。

『野狐禅』では、抽象的に状況を写実し、聴き手に解釈を委ねるような歌詞が増えた。
ライブでも弦を切るような激しさは後退し、どちらかといえば静かに丁寧に音を紡ぐようになった。
そんな彼らの変化を感じてはいたけど、まさか解散に至るまでは想像の外だった。


特にピストルに言えるんだろうけど、彼らって本当に正直なんだろう。
自分の音楽に嘘は付きたくないというこだわりには頭が下がる想いである。

ここまで真剣に音楽をやっていたから、僕を含めて、
人数としてはそれほど多くないにせよ、
彼らの音楽に陶酔し、熱狂的に彼らを支持する人間が存在したのだろう。

今日は、札幌時代、大学の行き帰りで腐るほど聴いていたアルバムをリピートした。
このアルバムを最後まで聴くために、わざと回り道をしたり、公園に寄ったりしたものである。
昔の自分の葛藤を振り返るような想いで、彼らの曲を聴いた。

「拝啓、絶望殿」を繰り返しリピートして、情熱を燃やした自分を思い出す。
あのときの気持ち、思い出さないとなー。

とにかくお二人、おつかれさま。そしてありがとう。


何かに命をかけてみようと思います
今はまだ何に命をかけるべきかが分からない僕ですが

それでも堂々と胸を張って
何に命をかけるべきかを 命をかけて探してゆこうと思います


B0000QWYBC鈍色の青春 (CCCD)
野狐禅 竹原ピストル 濱埜宏哉
ビクターエンタテインメント 2003-12-03

by G-Tools



野狐禅 「拝啓、絶望殿」 2005年LIVE



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プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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