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Chthonic 「Quell the Souls in Sing Ling Temple」

一昨日、昨日とChthonic漬けの日々だった。Chthonic狂想曲。


事の始まりは、ライブ前のバックステージ招待に当たったとこから始まる。
今までバックステージ招待とか、ミート&グリートみたいな企画に参加したこともないし、
そもそも応募したこともなかった。でも彼らの場合は、今までの感覚とは違って、
会ってみたいって思って、そんで応募してみたら、当たった。

本当に縁なんだろうなと思う。初めて応募したこういう企画で当たるなんて。
ハウリングブルの方々、ありがとうございました。

ライブ前、スタッフさんに連れられて、サウンドチェック中の会場内へ。
ダニ、CJ、ジェシーがお互いのフレーズに合わせながら音合わせしている。
そこにドリスとフレディが加わって、新曲を演奏し始めた。

これが超絶的にかっこ良かった。バックにはチベット紛争と思われる闘争の映像が流れていて、
その映像とのコラボレーションがまた素晴らしかった。
当然リハだから、メンバーは派手なアクションはなく、淡々と演奏が進む。
なんかでもその淡々とした感じが、ライブ前に静かに燃え上がるメンバーの気持ちを感じられて、良かったり。

音楽的にはもう『Takasago Armiy』で確立されたChthonicスタイルそのものなんだけど
更にスケール感が増した印象。かっこいいとしか言いようがなかった。
遠慮しちゃったけど、思いっきり身体動かしてノリたかった。

新曲のリハを途中で切り上げて、メンバーがステージから降りてくる。
そして僕達はステージ近くに行って、メンバーの皆さんとご対面することに。

メンバー一人一人と握手して、軽く一言声かけて、そして一緒に写真を撮ってもらった。
メンバー全員のサインも貰った。
これまでのライブと彼等の活動を見てきて想像していた通り、
とにかく彼らのいい人達オーラが半端じゃなくて、本当に感激した。

あれだけ激しい音楽やってるのに、本当に温和な人柄で、
自分が台湾に旅行したときに感じたような、温和で親切な台湾の方々そのまんまという印象だった。
一緒に写真撮ってもらうときはちゃんとポーズ決めてくれて、声かければ笑顔で対応してくれるし。
みんな言うと思うけど、ドリスさんは超綺麗で、そしてとんでもなくいい人でした。

言いたいことはたくさんあったけど、伝えたいことの半分も伝えることは出来なかった。
でも日本のファンとして、彼らの日本に対する想いについて、感謝していることは、
少なくとも伝えることが出来たと思うし、本当に幸せな体験だった。

あっという間のバックステージ招待が終わって、放心状態に。
なんか凄い経験しちゃったなーって思って、緊張で喉が渇きまくって、
ライブ前にビールをがぶ飲みしてしまった。


そしてライブ本番へ。会場は七割くらいの入りといったところ。
『Takasago Army』がリリースされてから4回目の来日、平日のライブ、
単独では過去最大規模の会場ということで、観客の入りを心配していたけど、
決してガラガラではなかったのは幸いだった。個人的にはもう少し入ってほしかったけど。

でもおかげでステージ前方のフロアには余裕があって、
暴れたい人はいくらでも暴れて下さいってな環境。
いつものようにステージ前方に行って、メンバーの登場を待つ。

「The Island」のSEでメンバーが一人一人登場して、その度に湧き上がる大歓声。
そして最後にフレディが登場して「Legacy Of The Seediq」がスタート。

イントロからして、今までのライブと音が違った。
Chthonicのライブって今まで各メンバーの音の分離が凄く悪くて、
音作りにいつも不満をもっていたんだけど、今回の音作りは非常に良かった。

特にジェシーのギターと、ダニのドラムの音が素晴らしい。
ジェシーは元々上手いギタリストだなーって思ってたけど、
ミュート効かせたリフの切れ味は過去最高レベルで、バンドの演奏を引っ張っていたように思う。

ダニのドラムもまず音作りが良くて、それぞれの太鼓の音がしっかりと聴こえてくるようになった。
これまでのライブでは時たま勢いに欠けたり、リズムが不安定になったりと、
正直頼りない部分があったんだけど、今回はそんな面が完全に払拭されて、
Chthonicにダニありと、個性を発揮してくるようになったなーと感じた。

ドリスとCJの堅実なプレイと派手なアクションはいつも通りの安定感。
やっぱりドリスエリアには野郎共が沢山集結して、大いに盛り上がっておりました。
CJのヘッドバンギングも流石の切れ味。

そしてフレディのパフォーマンスはやっぱりここでも素晴らしかった。
正直バックステージでは気のいい知性溢れたお兄さんって印象で、
メンバーの中では最も普通の人に見えるんだけど、
メイクしてステージ上がると、あれだけカリスマ性溢れた男になるんだから不思議だ。

いつものようにステージ左右を広く使って観客を煽りまくる。
ずっと前の方にいたから後ろの方はどうだったかよく分からないけど、
少なくとも自分にとっては「Legacy Of The Seediq」一発で、
いきなり観客の心を掴んだような気がした。

そしてバンドを新たなステージに引き上げた名曲「Takao」へ。
この曲では思い切り頭振っていて、モッシュピットに加わっていて、我を忘れていた。

サビでは恐らく初めて日本でも台湾語の合唱が起こった。
大合唱にはならなかったにせよ、この曲のサビを日本人が少なからず歌うようになったって事実は、
彼らのこれまでの活動が実を結んだ一つの成果であるように思った。

本音言えば台湾レベルの大合唱をしたかったけど、でも周りで歌う人が増えたことは本当に嬉しい。
フレディも満足しているように思った。

「Oceanquake」はリリース当初はあまりピンとこなかった曲だけど、
すっかりライブの定番となった今は自分のフェイバリットの一つになっている。
「Southern Cross」はジェシーのギターソロがかっこいい。ギターのフレーズに合わせて、
おーおーおー、おおーおーおーって歌ってたら、周りの人もちょっと合わせてくれて面白かった。

引き続き「Kaoru」へ。この曲は渋谷クアトロで観たときに一番良かったと思う曲だったんだけど、
しばらくライブでやってなかったように思うから、やってくれて嬉しかった。
特攻隊を描いたこの曲。最初から最後までメンバーの情念を感じる気合の演奏。
この曲はChthonicを象徴する曲だと思うから、今後もライブの定番として演奏してほしい。

「Broken Jade」の前でフレディは、台湾と日本は前世紀、約50年の歴史を共有してきた。
そしてこれからの未来も、両国が歴史を共有していきたい、というようなことを言っていた。
陳腐に言い換えれば、日本と台湾、これからも共に歩んでいこうぜっていうこと。

Chthonicというバンドの登場によって、台湾と日本の歴史について学んだっていう人は多いと思う。
正直なところ、自分もその一人だった。日本人と共に闘った台湾人の歴史について。

歴史の評価については人それぞれの意見があっていいと思うけど、
決して捏造や隠蔽なく、歴史というものをありのまま見つめることの大事さを
改めて彼らは教えてくれたような気がした。

ラストには玉音放送がずっと流れていたけど、
観客はあれだけ暴れていたのにも関わらず、その時はただじっと聴き入っているのが印象的だった。
各自、様々な思いで聴き入っていたんだろうなと想像する。

とにかく今回の「Broken Jade」はMCから終始、素晴らしいパフォーマンスだったと思う。

「Root Regeneration」のSEを挟み「Mahakala」でまた熱狂が再開。
暴れたりない野郎共がこの曲のときにはかなり暴れていたように思う。
この曲もライブの方がかっこいい。改めて『Takasago Army』はライブ映えする曲が多いと実感。

あっという間にラストを締めくくる「Quell The Souls In Sing Ling Temple」。
ラストのギターソロでは名残惜しくて、あー終わってほしくねーなーなんて考えていた。

正直あっという間の出来事だった。
『Takasago Army』というアルバムは本当に思い入れを込めて
聴いていたアルバムなので、ニューアルバムリリース前に、完全再現という形で、
このアルバムの曲たちをライブで聴けたのは本当に幸せな体験だった。

『Takasago Army』に対する期待は相当に高かったので、リリース当初はいいアルバムだと思ったけど、
彼らのポテンシャルからしたら物足りない面もあるなーって思っていた。
でも世界中でライブを積み重ねた、今の彼らが演奏する『Takasago Army』は文句なしの超名盤だった。
とにかく素晴らしいライブだった。

完全再現の後は「Forty-Nine Theurgy Chains」「Rise Of The Shadows」
「Mirror Of Retribution」と『Mirror of Retribution』よりキラーチューンを投入。
当然のように盛り上がる。

時間軸的には『Takasago Army』の続きとして『Mirror of Retribution』がある訳だから、
そんな歴史の流れを意識して『Takasago Army』の後に『Mirror of Retribution』の曲を固めるっていう
セットリストにしたんだろうと思う。ライブのときは気付かなかったけど。

アンコールでは、始めにダニとジェシーが出てきてセッションしてたんだけど、これが非常に良かった。
今までメンバー同士のセッションタイムってのは無かったように思うので、凄く新鮮だった。

ジェシーはマーティーフリードマンばりの音階で、コブシきかせたヴィブラートとチョーキング。
一緒にライブ出てたし、マーティーの影響を相当受けていそうな気がする。
つーか、相当にいい泣きのギターだった。マーティーレベルのギタリストになれるんじゃないかな、マジで。
あーいうメンバー同士のセッションタイムは今後も続けてほしい。

そして彼らの闘いのメッセージを告げるかのような「UNlimited Taiwan」。
これまでの台湾の歴史を踏まえた上で、アンコールにて彼らは新たな闘いを宣言する。

limited vision, limited union
unlimited division, unlimited illusion
limited freedom, limited right
unlimited island, unlimited fight

そしてラストは新曲「Set Fire To The Island」。
ドリスの写真集のタイトルにもなっていって、きっとそこでのメッセージとリンクしているであろう曲。
歌詞分からないので、どんなこと歌ってるか分からないけど、
バックでの映像を見る限り、闘いのメッセージが込められた曲なんじゃないかと想像する。

「Set Fire To The Island」は「火焼島」のこと。
政治犯収容所があった島ということで、やはり闘争とリンクしているものがありそう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E5%B3%B6%E9%83%B7

こうやってセットリスト振り返ってみると、凄く考え抜かれていて、
このライブに懸けてくれた想いというものを本当に実感する。
『Takasago Army』のツアーは今日でファイナルだとフレディが言っていた。

その最後を締めくくるのにふさわしい渾身のライブ。
『Takasago Army』が彼らのキャリアの中でブレイクスルーになったことは間違いないし、
このアルバムによって、世界中に名前を売ることになったと思う。

次のニューアルバムは新曲を聴く限り、本当に期待できる。
アジア人が嘗て到達したことのない境地へ、世界的なバンドを目指して、
彼らにはこれからも頑張ってもらいたいと思う。

文句なしで、素晴らしいライブだった。


(セットリスト)2013.3.7 渋谷O-EAST
The Island
Legacy Of The Seediq
Takao
Oceanquake
Southern Cross
Kaoru
Broken Jade
Root Regeneration
Mahakala
Quell The Souls In Sing Ling Temple
Forty-Nine Theurgy Chains
Rise Of The Shadows
Spell Of Setting Sun:Mirror Of Retribution

G Solo
UNlimited Taiwan
Set Fire To The Island


まだ実は続きがあります。

ライブ後、Chthonic好きの方々と一緒に飲みに行ってメタルトークを交わして、
次の日のChthonicのイベントにも行かねーって話になった。
http://bar-rockaholic.jp/calendar/2013/03/chthonic_presents_battle_of_rh.php

ぶっちゃけ興味あったので、いつもより早く出社して昼休み返上して仕事して行くことにした。
こんなイベント行くのもきっとChthonicだから。他のバンドじゃ行かないと思う。

会場に来ているお客さんは男7:女3のイメージ。
個人的に男ファンが多いのがChthonicのいいところだと思う。

そして不思議な巡り会わせで、その日はWBCの日本VS台湾の対戦日。
WBC中継を流しながらイベントが進行するという、何とも不思議な感じで時間が進んだ。
基本的にメンバーはVIPルームにいるんだけど、ふらっと客のフロアに出てきて、お客さん達と談笑している。

最初は遠慮しちゃったけど、こんな機会ないしってことで、
フロアにいたジェシーとドリスに声をかけて、一緒に写真を撮ってもらった。
前日みたいに一言二言ではないけど、短い会話が出来て良かった。
ドリスさんを笑わせられたのは嬉しかった。

フレディは台湾のチャンスのときにフロアに現れて、台湾チームの得点に大喜び。
ソーリー、ソーリーって笑いながら叫んでて、お互い違うチーム応援してるんだけど、
和やかな雰囲気で会場の空気は作られていた。

この試合がまたとんでもない試合で、折角8回に日本が追いついたと思ったら、台湾が勝ち越しに成功。
勝ち越しの場面ではChthonicのメンバーが凄く喜んでいるのが見えた。
試合のクライマックスではもうイベント云々とか関係なく、野球観戦会になってた。

9回にはツーアウトからまさかの鳥谷スチール、井端のタイムリーで同点。
野球の試合でここまで興奮したのはいつぶりだろうってくらいに興奮していた。
そして延長では中田の犠牲フライで勝ち越し。結果日本の勝利。

会場が完全に一体になる神展開で、勝利の瞬間は凄い盛り上がりだった。
ロカホリのスタッフの方のおごりで、全員にテキーラが配られ、フレディの発声で乾杯。
「乎乾啦~」と台湾式で。フレディはちょっと残念そうだったけど、いい試合だったから満足だったみたい。

野球が終わったのが12時前くらい。メンバーはまたフロアに出てきたから、
ダニとCJとも一緒に写真撮ってもらった。
最終的には全員のメンバーとツーショット写真撮ってもらったことになる。

乙女みたいなことやってて、不思議だ。

店の外に出るとお客さんの中に混じってメンバーが普通に他のメンバーを待っている。
普通に飲み会の帰りみたいな感じで、なんか笑えた。あれだけ世界を渡り歩いているバンドなのに、
雰囲気はそこら辺の対バン形式でライブやっている1バンドみたいな感じだった。
対バン同士の打ち上げが終わったときの飲み会ってあんな感じだよなー。

最後にメンバーにサンキュー、ソニック!謝謝!と声かけて、自分のChthonic狂想曲は終わった。
ダニとCJは笑って手を振ってた。飲み屋帰りの別れ際みたいだった。


音楽も最高なら人柄も最高。愛すべき台湾のバンド。
ずっと応援するしかありません。
本当に不思議で、そして自分でも不思議な行動をしてしまった二日間でした。

あー楽しかった!

B004YVWJ6OTakasago Army
ソニック
ハウリング・ブル・エンター 2011-07-06

by G-Tools



Chthonic 「Quell the Souls in Sing Ling Temple」

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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