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Megadeth 「Sudden Death」

Megadethの新譜『Thirteen』を聴く。

一回目通して聴いての感想。

序盤にこれきたー、かっけーと興奮し、中盤のミドルテンポ曲の連続に段々飽きてくる。
終盤はおぉーって思わせる曲がまた出てきて、盛り返し、
ボートラのライブ音源に感嘆して、終わる。

ぶっちゃけ一回目の感想は微妙だった。
んで二回目を途中まで回しながら、感想を書いてみようとPCの前に座ったのが、今。

とりあえず二回目はかなりじわじわ来てる。案外いいかも。
ひょっとしたら何回か繰り返して聴くうちにハマっていくタイプのアルバムなのかもしれない。


「Sudden Death」は掴みとしてはかなり完璧な曲だった。
タム主体のドラムにムスティン節のいきなりのギターソロ。
そしてハネ系のギターリフが入ってくるところなんて素晴らしい。
ライブでやってくれたらいきなり盛り上がりそうな曲。

サビのメロディもかなりキャッチーでコーラス入るところなんて、すごくいい。
『Countdown to Extinction』~『Cryptic Writings』の集大成って感じ。
クリスだと思うけど、マーティばりの演歌スケールを取り入れた中盤のソロも素晴らしい。

これはしばらく後期の代表曲って感じになるんじゃないかな。

「Public Enemy No.1」もこれまた2曲目の流れとして素晴らしい曲。
シンプルではあるけど、メロディアスさを兼ね備えたリフはかなりテンション上がる。
この曲のギターソロも、かなりいい。クリスいい仕事してる。

デイブのボーカルもかなりいい感じ。
無理ない音域で、伸び伸びと歌っているようで、あの癖のある声質が、
この曲にすごくマッチしていると思う。

この曲もかなりライブでやったら盛り上がりそう。

「Whose Life (Is It Anyways?)」も不穏な雰囲気でなかなかかっこいい。
ギターの音質によるところも大きいけど、メタルっていうより、
ロックっていう方がしっくりくるような質感。
デイブのボーカルとギターソロが重なる部分なんて凄くテンション上がる。

「We the People」は『Cryptic Writings』の「Have Cool, Will Travel」ばりの
スイングするリフが印象的な曲。ただ、正直自分の好みではない。
「Guns, Drugs and Money」もちょっとリフがつまらないかな…。
一発目に聴いたとき、この二曲の印象が悪かった。

一転して「Never Dead」のイントロのリフはかなり攻撃的でかっこいい。
更にそのギターリフの裏で静かにウネリを上げるエレフソンのベースがかっこいい。
サビはかなりキャッチーで、これも『Cryptic Writings』あたりに入っていそうな曲。
これもかなりライブ栄えしような曲。是非ともライブで聴きたい。

「New World Order」はクレジットにあのマーティ、ニックの名前が入っていたので、
えーこれ元メンバー終結して作った曲かーって、一番楽しみにしていた曲だったけど、
ぶっちゃけあんましいい曲と思わなくて、がっかりした。後半はかっこいいけど。

後で調べたら『Countdown to Extinction』の頃に作ってた曲らしい。
確かにその頃の面影も感じられなくもない。

「Fast Lane」のツーバス連打に乗って、シンプルなスライド使ったリフが反復するってスタイルは、
メガデスの中では新鮮だったりする。中盤のテンポチェンジからの展開もかっこいい。
んだけど、何かが足りない。うーんって感じ。

そして曲間を空けずに「Black Swan」が開始。イントロにギターがピロピロと。
正直リフがあんまし面白くない。ピロピロのギターソロも何だかなーって。
これも『Youthanasia』の頃の曲のリメイクらしい。

一転して「Wrecker」のリフは、かなりロック寄りな骨太なやつでかっこいい。
こういうリフは、今作の音作りに合ってると思う。
歪ませすぎないで、ミドルを残したような音作り。かき鳴らされる弦の鳴りが感じられるような。
ペンタのスケール使った後半のギターソロはなかなか今までにないテイストで良いと思った。

インタビューで言ってたらしい、Queens of the Stone Ageのテイストって、
この曲で感じられるような雰囲気を言っているのかも。

個人的に「Millenium of the Blind」は一発目から凄く気に入った曲だった。
ベタベタなメタルバラード。美しくも不穏な雰囲気を漂わせたアルペジオが好き。
リードギターが変なタイミングで入ってきて、これまた不穏な旋律で、非常に良い。
これも『Youthanasia』の頃の曲らしい。かなりこれはそんな当時の雰囲気が残っている。

「Deadly Nightshade」はイントロからギターリフが微妙なんだけど、
ここで聴けるギターソロの応酬はかっこいい。
クリスのパートだと思うけど、若干マーティ風のフレーズを入れてるような。

「13」はアルバムのラストを飾るに相応しいスケールを備えた曲だと思った。
ミドルテンポなのであまり目立っては感じないけど、何気にこの曲、かなり展開が激しい。
アウトロにイントロで聴けたアコギのアルペジオを挿入して、ベタだけどドラマチックな作り。


とこうして今の自分が思ったことをダラダラと書いてみたけど、
正直初めてメガデスを聴く人には薦められないアルバムだと思った。
かっこいいと思う曲は多いし、
全体を覆う不穏な雰囲気はメガデスにしか出せない空気だと思うんだけど。

もっと突き抜けてほしかった。
決してスラッシュ時代の音に回顧してほしいって訳ではないんだけど。

このもどかしさの正体がどこにあるのか、今はよく分からない。
尖りのない音作りがその要因に、ひょっとしたらあるのかもしれない。


その時々で移り変わる僕の中のBIG4の序列。今はこんな感じ。
昔は圧倒的にスレイヤーが一番だったけどさ…。
Megadeth>Metallica>Anthrax>Slayer

09年のラウドパークで見て以来、僕の中で今までずっとメガデスがトップだった。
だから凄く期待していたし、めちゃめちゃ興奮したいと思っていたけど、
正直自分の期待は超えてくれなかったアルバムだった。

決して悪いアルバムだとか、つまらんアルバムだとは思わないんだけど、
きっと自分の中で一番にはならないアルバムだと思った。


でも日本盤ボーナストラックの「Public Enemy No.1」はかなり良かった。
このライブのクオリティには脱帽。これ、スタジオ録りじゃね?疑ってしまう。
確かにメガデスのライブの正確さは人間業じゃないと思ってしまうけど、
それでもこれは、凄いわ。

やっぱりメガデスに期待するのは、ライブだ。
来年は絶対に来てほしい。絶対に、見に行く。


んで3回目の再生をしているのが今だけど、
何だかんだで、いいアルバムなのは確かかなーって思ってきた。

ファンの方なら、きっと買って損はないアルバムだと思います。


B005LRWRZ8Th1rt3en
Megadeth
Roadrunner Records 2011-11-01

by G-Tools



Megadeth 「Sudden Death」

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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非公開コメント

No title

こんにちは^^
ブログ楽しく読ませていただきました
今 上にうpされている曲を聴いています
メガデスは全部のアリバムを聞いたわけではありませんが、私の知っているメガデスでした^^
言葉にするのは難しいのですが
聞いていると、遊園地に居るような錯覚をおこします。
映画に出てくる、アメリカの夜の遊園地です
この感覚が、何年たっても頭から出ていきません

皆さんは、どんな感想をお持ちなのでしょうか?
・・聞いていただける方がいなかったので
まくしたてました><
申し訳ございません

No title

こんにちは

私は25年前にMEGADETHを知り、全盛期は聞いていなかったものの再び5年ほど前から聞きLIVEにも行っています。
LOUDPARKは06も09も行きました。

ENDGAMEに比べると、スピード感はあまり感じられないかもしれませんね。でも、デイヴの声とギターのサウンドは今回のアルバムの方が好きです。

まだそれほど聞き込んでいませんが、私としては好きです!

Re: No title

>otoufuさん

まさに『Thirteen』はMegadethそのもののアルバムだったと思います。
デイブ節、炸裂しまくりですからね。
ちなみに夜の遊園地って「Wake up Dead」のPVみたいなイメージ(?)ですかね。
違ってたらすみません。でもなんとなくヤバそうな雰囲気は伝わります。

ちなみに、『Thirteen』は賛の方が多い賛否両論って気がします。なんとなく。

確かにいいアルバムなんですけど、同路線ともいえる『Countdown to Extinction』
『Youthanasia』『Cryptic Writings』とどうしても比べてしまうので、
そうなると分が悪いってのが「否」の方々の意見なのかなーと。

僕も決して「否」ではなくていいアルバムだと思っているし、
実際聴きまくっているのですが、もう一つの「何か」、
円熟の域に達しているからこその凄みがほしかったなーって思います。

今思うのはそんなところです。
これからこのアルバムがどのような評価を受けていくのかが楽しみです。


>通りすがりさん

コメントありがとうございます!

25年前にMegadeth知られているって、羨ましいです。
私も本格的に聴き始めた頃には、世間的に言われる全盛期は過ぎていたと思います。
結局マーティ、ニックのいたメガデスのライブは、見れていないですし。

『Endgame』って『Killing Is My Business... and Business Is Good!』
『Peace Sells... but Who's Buying?』を意識したアルバムだったと思うんですよ。
そして『Thirteen』は『Countdown to Extinction』~『Cryptic Writings』を
意識したアルバムのような。

どの時代にもそれぞれの良さがあって好きなんですけど、
『Endgame』『Thirteen』どちらも過去の作品と比べてしまうと、
やっぱり個人的には分が悪いんです。かっこいいアルバムだと思うんですけど。
悪く言えば、過去の焼き直しに思えなくもないんです。

今のメガデスにしか出来ない「何か」が欲しかったと思うんです。

じゃあそれが出来ているミュージシャンがいるかというと、
メタリカもスレイヤーもアンスラックスも出来てないと思います。

でもそれくらいメガデスには期待してしまっているんですよね。
だからこその僕の今の評価なのかもしれません。

No title

こんにちは

返信ありがとうございました!

>『Endgame』って『Killing Is My Business... and Business Is Good!』
『Peace Sells... but Who's Buying?』を意識したアルバムだったと思うんですよ。

このコメント、ものすごくよく解ります。
実際Endgameを聴いたしょっぱなっから【初期に戻った!!】と。
感動と感激の嵐の中に自分が居ましたね。

初来日ではないですが、88年に中野サンプラザの5列目で彼らを初めて見ました。MCもほぼ無く、グワーッと演奏し1時間も経たないうちに終わりました(笑)高いチケット代を払ったのにコレだけ??って。当時は残念な思いがありました。

ガルやクリスポーランドが居たことも一つの要因かと思いますが、転調をたくさん取り入れてましたよね。私はそれが大好きです。

なんだか過去の気持ちを思い出し高揚してしまいました。

彼らは色んな遊び方を知っていると思うので、また次のものは全く違った方向から攻めてくれるかもしれませんね。
もっともっと・・・とFAN心理として望んでしまいますが、コレも彼らの形には違いなく。それを受け止めながら楽しもうと思います。


サイトの更新、楽しみにしています。
今後とも宜しくお願いします。

Re: No title

こちらこそまたコメントして頂いてありがとうございます。

『Endgame』出た頃って、かなり話題になりましたよね。
メガデス原点回帰って。特に「Headcrusher」は僕の中で、かなりきました。
ラウドパークのときのライブでも、この曲かなりかっこ良かったですよねー。
あの歳でいきなりあんなアルバム作っちゃうところはやっぱり流石だと思いました。

1988年だと『So Far, So Good... So What!』のラインナップでのライブですか!
すげー見てみたいです。当時はやっぱりデイブも気難しさ全開で、
客に媚を売るようなライブを一切していなかったんだろうなーって想像します。

あの頃のライブ見られてたら、09年ラウドパークのデイブって凄く違和感あったんじゃないですか?
気持ち悪いくらいに機嫌良かったですよね、あのとき。

ガルやクリスいた頃のメガデスの魅力って、
やっぱり変態的なギターリフと複雑な曲展開でしたよね。
あの鬼気迫るリフの畳み掛けは、本当に唯一無二の音楽って気がします。

昔のアルバムは本当に素晴らしかったからこそ、今に求めるハードルも高いんですよね。
常にクオリティの高いアルバム作ってくれるメガデスだけど、
ここいらで一発、世紀のマスターピースを期待してしまっている自分もいます。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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