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Helloween 「I Want Out」

今年のラウドパーク、本当に楽しかった。

メンツに関して懸念はあったものの、かなり良いライブが多くて、
モッシュピットにもガンガン飛び込んでいって、凄く楽しかった。
個人的には09に匹敵するくらいの満足度だったかな。

色々と書きたいことはあるけど、とりあえずまずこれだけはってことで、
Unisonicのライブのこと。


Unisonicの前の出番はUnitedだった。
最前付近の音はイマイチで、正直物足りなかったんだけど、
WODやらサークルなんかに参加しているうちに、なんかメチャメチャ楽しくなってきて、
「Cross Over The Line」のあたりでは、全力ではしゃいでいた。

盛り上がりの輪の中に入ってしまうと気付かないけど、あのときのUnitedのライブの模様、
かなり凄まじい状況だったようで、ネット上での評価はすこぶる良い。
確かにアリーナ内のWODは綺麗に決まったと思うし、サークルも巨大だった。
そんなにアリーナの人口密度が高くなかったのが、そんな盛り上がりを生んだ一つの要因だったのかも。

もっともUnitedの演奏が良かったってのが、真因であるとは思うけれど。
特にあの外人のボーカルさん、最高だった。

そんなUnitedのライブでまず一発目の仕事を終えたということで、
友人達と合流してビールを飲んで、メタル談義に励む。
なんかこのまま友人達と休憩がてらにダベって、Unisonicは見なくてもいいかなーって思ったりもした。
あんましみんな興味なさそうだったし。

でもアリーナの入り口の扉が開くたびに聴こえてくるキスクの歌声。
なんか急激に懐かしさを感じて、思わず「俺キスク見てくるわ」と言い残して、
一人スタンド席に向かった。


僕のハロウィンとの出会いは『Keeper Of The Seven Keys Part2』
いわゆる『守護神伝-第二章-』だった。

中学校のときにメタリカと出会ってメタルに興味持ち始めて、
BURRNを読み始めて知識をつけていった訳だけど、その中でハロウィンのこのアルバムは、
メタルの世界のバイブル的な名盤との評価を受けていて、
いつか聴いてみたいと思っていたアルバムだった。

高校の頃、信じられないことに僕が勉強のために通っていた図書館にて、
このアルバムを見つけて、早速借りて、家に帰って聴いた。
(その図書館は本当に素晴らしいCDの品揃えで、ビートルズにハマれたのもここのおかげである)

『Keeper Of The Seven Keys Part2』の実質的な一曲目「Eagle Fly Free」から
僕はこのアルバムにのめり込み、こんな音楽があったんだーって感銘を受けた。
とにかく分かりやすいメロディの洪水に、アグレッシブな疾走感。

高校の頃に僕が求めていた音楽と、ピタリと一致した気がした。

あの頃はメタリカ聴いていた反面、GLAYやX、LUNA SEAにB'zみたいに、
みんなが聴くようなJ-Rock(?)も良く聴いていたので、
メタルのアグレッションに、狙い過ぎの感もある分かりやすいメロディが融合した音楽は、
僕の心を虜にした。

更にメタルの知識をつけていった僕は、Slayer、Sepultura、Pantera、
そしてCarcassからIn Flames、Arch Enemyと聴き進み、
自分の求める音楽へのアグレッションがどんどん高まっていくにつれて、
僕がHelloweenというバンドに注いでいた情熱は、いつの日か消えていった。

寧ろキスク時代のハロウィンはクサ過ぎて聴けない、くらいに思うようになり、
アンディ・デリス加入後の『Master of the Rings』を初めとして、
アンディ時代のアルバムを好んで聴くようになって、
そんな時期が、30を過ぎた今まで続いてきた。

そんな昔のハロウィンに対する僕の思い出が、
まるでキスクの歌声に誘われるかのように、ここラウドパークで蘇ってくるのを感じた。


会場に入るとバンドはJudas Priestの「Victim Of Changes」を演奏していた。
(セットリストにはない曲なので、一部を演奏しただけかもしれないけど)
ステージ上で歌うキスクは、昔写真で見た姿とは、大きく変わっていた。

ロブ・ハルフォードばりのスキンヘッド。
しかも両手でマイク持って前かがみになって、苦しそうなしかめっ面で、
ハイトーンの声を絞り出している。

見た目もそうだけど、歌い方もロブそっくりだった。
どう見てもメタルゴッドにしか見えない。

ただ、今のロブと違っているのは、苦しそうではあるが、
ハイトーンもしっかりと昔と変わらずに出ていることだった。


マイケル・キスクという人。ハロウィンを脱退したのは、
ハイトーンを多用するようなメタルのボーカルはもうやりたくない、という理由だった。

キスクのソロはラジオ以外で聴いたことはなかったけど、
一般的なハロウィン後のキスク評は、メタルという音楽から離れていったこともあって、
あまり芳しいものではなかった。
だから僕はキスクに対する興味も、大して彼の音楽を聴くことなく薄れていった。

そんな彼がこうしてまたメタルの世界に戻ってきて、ハイトーンのシャウトをしている姿。
そんな姿を目の当たりにしたものの、本当にキスクが歌っていること自体、
全然実感が沸いていない自分がいることも感じた。


でも僕が目の当たりにしている光景が現実であること、それを実感したのが、
ライブの終盤で演奏された『Keeper Of The Seven Keys Part 1』の「Future World」だった。

カイともう一人のギターの方(マンディさん)とが
イントロのギターフレーズを弾き始めたときの観客の歓声は凄かった。
申し訳ない言い方になるけど、みんなが期待していたのがこれだった。

キスクがハロウィンの曲を歌うことは、事件だ。

もう絶対にありえないと思っていた出来事が現実になっている。
僕はスタンドからバンドの素晴らしい演奏と、キスクの歌声に没頭し、
かつ観客の盛り上がりをずっと見つめていた。

この曲では途中で演奏を止めて、サビを客に歌わせるなんて演出もあり。
観客の合唱も素晴らしくて、本当に素晴らしい光景だった。


「Future World」が終わって、いやーいいもん見たと感激していた瞬間に、
流れてきたのは聴きなじみのある、ツインギターのあのイントロだった。

「I Want Out」だーーー!

このイントロで巻き起こった大歓声を、僕は決して忘れないと思う。
そしてアリーナから一斉に上がる拳と拍手。それを客席に向けたスポットライトが照らす。
本当に美しい光景だった。

ライブ後に僕は、このUnisonicのライブをアリーナではなく、
スタンドで見ていたことを後悔していた訳だけど、
あれから二日経った今日振り返ってみると、あの光景をスタンドから見れたのは、
実は凄く幸せなことだったんじゃないかって、思ったりもする。

ほんと美しかったもん、あの光景。

実はラウドパークのスタンドって、本当にぐったりと疲れている人間が多くて、
ライブやってても拍手するくらいの気力もない人が多いんだけど、
この曲始まったときは、全員ではないけれども、起き上がって拍手をしたり、
歓声を上げている人間が少なからずいた。いや、結構いた。

そんな人たちに混じって、僕も歓声を上げていた。
サビのフレーズを、拳を上げてスタンドから歌っていた。

「I Want Out!」って。

キスクのボーカルは、本当に本当に素晴らしかった。
原曲のキーで、あのときの声のままで、力の限り歌っていた。

1回目のサビが終わった後に、客席は割れんばかりの拍手に包まれた。

あの拍手は「I Want Out」をやってくれたメンバーに対する拍手であったかもしれないけど、
僕は昔と同じようにこの曲を歌ってくれた、キスクに対する賞賛であったと思っている。
少なくとも僕が送った拍手は、そんな気持ちを込めたものだった。

マイケル・キスクという人間に送った、僕の最大限の感謝だった。


今年のラウドパーク、本当に良いライブばかりだったんだけど、
スタンドで見たUnisonicのライブが、
きっと一生の思い出に残るであろうレベルのベストライブだった。

これから僕はまたHelloweenを聴き続けるかどうかは分からない。
でも2011年のライブでキスクが歌うHelloweenの曲を聴いて、本当に感動したこと。

それは嘘偽りのない、2011年の自分に起こった事実である。


(セットリスト)2011.10.15 Loud Park 2011
Cross The Line
Souls Alive
Unisonic
A Little Time
My Sanctuary
Never Too Late
Future World
I Want Out


B000C4A1G2Keeper of the 7 Keys Vol.2
Helloween
Castle 2008-01-01

by G-Tools



Helloween 「I Want Out」
ビジュアルを含め、普通の人から見たらダサい音楽なのかもしれません。
でも僕はこの曲が好きです。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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こんばんわ!

お久しぶりです!
色んな方から今年のラウパの話を聞いて
行けなかったのが悔しくてしょうがないです(;><)
マイケルキスクとカイハンセンの二人が居て
ハロウィーンの曲が聴ける。。。

本当に、もう諦めていたことが実現して
その場に居られたなんて、幸せでしたね!
羨ましいです~~

読んでいて、鳥肌立っちゃいましたよ^^;

Re: こんばんわ!

こちらこそお久しぶりですー。

あれから一週間近く経ってるんですけど、未だにあのときの熱が冷めません。
一生聴くこと、見ることが出来ないと思っていたことが実現したって、
僕以上にハロウィンのファンの方々は思っただろうなーって思います。

ラウパであれだけ盛り上がったんで、
きっと来年アルバム出した後にツアーやってくれると思います。
あの感動をラウパだけに留めておくのは勿体無い。
もっと日本の色んな場所で感動を届けてほしいなと、僕は思っています。

あの場に居られたことは、確かに幸せでした。
なんかそんな気持ちが少しでも伝わったとしたら、嬉しいです。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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