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Incubus 「Promises, Promises」

フジロックでのIncubusのライブのこと。

フジに先立って発売された『If Not Now, When?』が、いつものことだけど、
従来のIncubusの枠を超えた仕上がり。またしても彼らは音楽性を変化させてきた。
そういった新譜の曲が、ライブでどのような輝きを見せるのか、が一般的な注目点だったと思う。

でも僕は単純にIncubus見るのが初めてだったので、どんなライブを見せてくれるのか、
あんまり細かいこと抜きに、それが楽しみだった。
動画で見ていて高まった僕の期待に応えてくれるライブやってくれるだろうって、楽しみにしていた。


ホワイトステージではADFが凄まじいライブを繰り広げて、
かなりIncubusに対するハードルを上げていたように思う。
正直僕もあの盛り上がりの渦中にいて、ちょっとこれはインキュバスも食われるか…、なんて考えもした。
ほんとADFは集客力もライブにおける破壊力も凄かった。

そんなADFの余韻を残した状態で、Incubusのライブは始まった。

1曲目は新曲なのかなーって思ってたけど、定番の「Megalomaniac」でスタート。
あのギターリフは大好きなので、燃える。
マイクのギターって歪み過ぎていないけど、凄くへヴィに聴こえる絶妙な音作り。

ブランドンの歌とパフォーマンスがこれまた素晴らしい。
この人の動きは凄く色気があって大好きなんだけど、動画で見ていた通りのかっこ良さ。
あの高音のサビもサラっと歌い切ってしまって、やっぱこの人すげーって再確認。

そこからは「Wish You Were Here」「Consequence」「Pardon Me」と
ミクスチャーっぽい香りを残す初期曲の3連発。
今の耳で聴いてしまうと、既にこの当時からスケールの大きいロックをやってたんだなーって再確認。

「Pardon Me」はリズムがほんと気持ちよくて、自然に身体が動いた。
ここら辺の曲はたぶん観客も凄く思い入れがあるのか、かなり盛り上がっていた。

これまたギターリフが大好きな「Anna Molly」を挟んで「Love Hurts」。
この曲はブランドンが歌い上げるバラードなんだけど、これがもう素晴らしい出来だった。
リズム隊二人の演奏がたまらなくメロディアスで、ブランドンのボーカルを引き立てていた。
夜空を見上げながら、凄く感傷的な気持ちでこの曲を聴いていたのを思い出す。

続いては、これまたへヴィなリフがたまらない「Circles」。
この曲でもギターは歪み過ぎていないのに、凄くへヴィに低音を聴かせていた。
マイクのギターって、弦の一本一本の鳴りが凄く鮮明で、コシの入った音になっている。

普通のバンドならディストーションで思い切り歪ませてリフを聴かせるところなんだけど、
この人はそういう安直な方向に走らないところが、好き。

あと、今回のライブで素晴らしかったのが、新曲。
「Promises, Promises」は本当に美しくて、ため息が出るようだった。
この曲やってるときあたりには、厚い雲に覆われていた夜空から星が見えてきて、
凄く幻想的な雰囲気を作っていたことを思い出す。

そしてあの名曲「Drive」だもんな…。
この二曲の流れは今回のライブのハイライトだったと思う。

そこからは再度新曲を交えながら、しっとりとした曲を続けていく。
ただ、同じような雰囲気の曲調の曲を固めたせいで、それまで張り詰めていた緊張感が、
少し弛緩したように思えたのが残念だった。

バンドの演奏自体は素晴らしかったと思うんだけど、観客が求めていた世界観とに、
やっぱり若干のズレがあったのかなーって、今になってみると思う。
『If Not Now, When?』の評価が賛否両論というのも、あの雰囲気の中にいると感じてしまったのは事実。

とはいえ「A Crow Left of the Murder」でまたそんな空気管を払拭したのはさすがだった。
この曲は純然たるロックとしか言いようのない曲で、ライブで聴くのがCDの数倍良かった。

そして圧巻だったのは「In the Company of Wolves」。
CDでは正直ノーマークだった曲なんだけど、ライブで聴くとかなりヤバかった。
正に新しいインキュバスの真骨頂って感じ。決して激しく迫ってくる訳ではないんだけど、
じわじわとテンションを高めていく曲展開にはゾクゾク来るものがあった。

ラストにはマイクが謎の楽器を手にし「Aqueous Transmission」でライブは終了。
この曲も本当にしっとりと美しく聴かせてくれた。ほんと代わりのないバンドだと実感。

アンコールで「Vitamin」「New Skin」あたりを期待したけど、結局アンコールはなし。
それでも初めて観るインキュバスを十二分に堪能するという意味では、満足だった。


こうやって改めて振り返ってみると、自分の感想が妙に淡々としていることに気付く。
ライブのときは、なんかテンション上がるっていうより、
聴き入って見入ってしまうことが多かったからかも。

あまりにも演奏が上手すぎるから、ロック的なダイナミクスが最早感じられなくなって、
鑑賞するための音楽になってしまっているのかもしれない。
彼らの手にかかると、ドラムすら単なる打楽器ではなくて、メロディ楽器に聴こえてしまったり。

彼らの弱点って実はそういう隙の無さにあるのかもしれない。
完璧、故の喪失というか。

僕にとってIncubusは今回のライブでかなり好きなバンドになったんだけど、
完璧すぎて危なっかしくないところが、僕の好みから外れてしまうのも事実なんだよな…。
もっとアドリブ入れて、ジャム風のセッションなんかをライブでやってほしいなあ。

彼らに対するハードルは上がっていく一方です。
いや、でもほんとかっこいいライブだった。またフジで観たい。


(セットリスト)2011.7.30 Fuji Rock Festival 2011
Megalomaniac
Wish You Were Here
Consequence
Pardon Me
Anna Molly
Love Hurts
Circles
Promises, Promises
Drive
Isadore
Talk Shows on Mute
Adolescents
A Crow Left of the Murder
In the Company of Wolves
Nice To Know You
Aqueous Transmission


B004WKOCP8If Not Now When?
Incubus
Epic 2011-07-15

by G-Tools



Incubus 「Promises, Promises」
夜空の下で聴くこの曲は、本当に美しくて、ため息が出るくらいだった。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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No title

PV検索しつつたどり着きました

いいですねー
僕もみたかったです

if not now when ? は文句無く最高だと思ってたんですけど、賛否両論なんですね。
やっぱりラウドでミクスチャーな感じを求める人が多いんですかね。

promises, promises はため息の出るくらい美しいというのは本当に同感です。
are you in? 以来の心地よさを感じています。

ツアーないのかな?

通りすがりに失礼しましたー

Re: No title

コメントありがとうございます。

『If Not Now, When?』はアマゾンのレビュー見ても、ネットの書き込み見ても、
賛否両論の評価だと思います。
Incubusなんてアルバムごとにガラッと変わるんで、全部のアルバムがそんな気がしますけど。

でもあのアルバムの曲、ライブで聴くと最高でした。
フジロックのシチュエーションと凄くマッチしていて、
正にため息がでるくらいに美しいといった感じでした。

ぜひぜひツアーやってほしいですよね。また見たいです。

今度ともよろしくお願いしますー。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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