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The Music 「The People」

本当は土日も工場予定だったんだけど、行ったら行ったらで本体の方でトラブルが発生して、
結局こちらに戻ってきていた。昨日に一段落したので、また明日工場に出発。
フジロックからまだ一週間なんだけど、そんな余韻を吹き飛ばすかのように、現実が押し寄せている。

感激が薄れていく前に、The Musicのライブのこと。
僕は彼らのライブに、フジロックが生んだ一つのドラマを観た。


2002年にフジロックに初出演し、レッドマーキーを入場規制にしたという伝説。
このときのライブ、当然僕は観ていなかったんだけど、
相当に凄かったんだろうなということは想像がつく。

そこからは多くの人たちが語るように、フジロックとMusicは蜜月の関係を気付いていくものの、
セカンドのセールスの不振を含め、様々な理由により、バンドは活動休止状態に。

しかしながら、2008年に復活の狼煙を上げる『Strength in Numbers』を発表。
当然のようにこの年に彼らはフジロックに出演して、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。
僕はこのライブ観ていたんだけど「おかえり、The Music」って雰囲気が充満してて、
凄くいいライブだったのを覚えている。

ここが彼らの再出発点になってほしいという願望を多くの人達が抱いていたと思うけど、
結局バンドはその歴史を2011年に閉じることを選択してしまった。
色々な問題があったみたいだけど、フェアウエルツアーが組まれ、
そして日本でのラストライブとして、彼らはフジロックのステージを選択した。

舞台は日曜グリーンステージのクロージング。
決してヘッドライナーというポジションではないけど、トリであることは間違いない。
本当は順調にバンドが成長して、ヘッドライナーを務めてほしかったって、主催者側の想いも
このタイムテーブルに込められているのかなって、思った。


ケミカルが終わった後のグリーンステージ。もう少しで日付も変わろうという時間帯。
にも関わらず、グリーンステージには多くの人で溢れていた。
PA前なんてもう人がぎっしりで、既に熱気が漲っていた。

そしてSEが流れて、メンバーが登場。当然のように湧き上がる大歓声。

1曲目は彼らのファーストの1曲目でもある「The Dance」だった。
バンドの始まりを告げる曲を頭に持ってきて、
バンドの歴史のものをこのステージで披露するんだって意気込みが伝わってきた。

この曲は静かな楽器のアンサンブルからスタートするんだけど、タメて一気にどかーんって感じ。
もう初っ端から観客は大盛り上がり。ロブの動きもキレまくっててかっこいい。

そしてファーストから人気曲「Take The Long Road And Walk It」「The Truth Is No Words」が続く。
いよいよ深夜のパーティーにエンジンがかかってきたって感じ。
この二曲には僕も思い入れあるので、かなりはしゃいで盛り上がっていた。
周りのお客さんも、ほんと楽しそうだったな。

特に「The Truth Is No Words」で思ったんだけど、明らかに今の彼らは昔と違う質感の音を出している。
かなり重心を低くして、ずっしりと重く、テンポも抑え目にした感じ。
ファーストで聴かれたような、軽快さはそこにはない。
サードの路線で、ファーストの曲をやっているようなスタイル。

正直そこに違和感感じて、ノリ切れなかった人もいるんじゃないのかなって思った。
多くの観客は、そんな今のThe Musicを受け入れている感じだったけど。

ま、かっこ良ければいいんだ。彼らの演奏、明らかにかっこ良かった。

続いて「Freedom Fighters」。
この曲は今のヘヴィ路線の彼らに凄くマッチしている曲だったと思う。
ギターリフのループがたまらなく気持ち良かった。

彼らのセカンド『Welcome to the North』って一般的にはあまり評価高くないみたいだけど、
ファンの中では、このアルバム好きって人、かなりいると思う。
そのことを裏付けるように、この曲でも大盛り上がりだった。

引き続きサードから「Fire」「The Spike」。これも相当盛り上がった。
ロブ、鳥みたいな動きしてた。キレキレ。

どのタイミングか忘れたけど、MCで「マジヤバ~イ」って言ってた。
周りの女性から「かわいいー」の声。
スキンヘッドに童顔というルックスも相まって、萌えキャラみたいになってた。

この日のライブのハイライトの一つだったと思うのが「Welcome To The North」。
これもセカンドの曲だけど、ライブではほんとに盛り上がる。
サビのところでは大合唱。僕もこの曲大好きなので、みんなで一緒に盛り上がれて嬉しかった。

彼らの再復活を象徴する「Strength In Numbers」、そしてファーストからの必殺チューン「Getaway」。

「Getaway」のイントロはいつ聴いても最高。
クリーントーンのギターから始まって、徐々に盛り上がっていって、
「Everybody wants you to know!」って流れ込む瞬間がたまらなかった。

「Bleed From Within」では全開のライブでも披露された打楽器パフォーマンス。
メンバーが各々に設置されたパーカッションを叩きまくって、壮絶なグルーブを作り上げていた。
ロブはこのときにステージを下りて、モッシュピットの観客の前でダンスを披露。
グリーンステージのモニターに映し出されるロブのダンス、今でも思い出せる。

「Bleed From Within」が終わって、ロブがMC。

2002年に初めてレッドマーキーでライブをして、2003年、2005年、2008年とフジロックに出演してきた。
日本のファンは僕達をいつもサポートしてくれた。本当にありがとう。
といった内容のことを語っていた。

このときのロブ、ほんと切ない表情していた。
他のメンバーの表情は窺い知れなかったけど、その姿は、どことなく寂しげだった。
観客も静まり返って、ロブのMCにしんみり聴き入っている。

僕もたまらなく切なくなった。僕の眼の奥に込み上げてくるものがあった。

いよいよライブも終焉かという雰囲気が会場中に充満してきたところで披露されたのが「The People」。
イントロのギターリフが鳴った瞬間に歓声が上がる。

でも、このときに終焉を実感する。The Musicの終焉。
正真正銘の最後の瞬間になるかもしれない。僕は後悔の無いように踊りまくって、
彼らの演奏とパフォーマンスに、全身全霊、向き合おうと思った。

多くの人達が語るように、このときのグリーンステージは壮観だった。
バンドと観客が一体となって盛り上がっていた。
苗場というシチュエーションが作り上げた、音楽のマジックがそこにはあった。

メンバーがいなくなっても、彼らを求める拍手と歓声は鳴り止まない。
グリーンステージのMCが出てきても、全く収まる気配はなかった。

僕も「The People」で終わるのが美しいと思っていたけど、
彼らがこのままいなくなってしまうのは、あまりにも寂しかった。だから拍手を続けていた。

ライブにおけるアンコールって、余計調和なところがあるけど、
このときの拍手と歓声って、物凄く切実だった。
あそこまでまた出てきてくれっていう気持ちでアンコール求めたのは、あまり記憶にない。

長い間そんな状況が続いていると、収拾がつかない状況を収めに、日高社長が登場。
彼らはここフジロックで散りたいと言っている。The Musicに大きな拍手を、と。

The Musicのアンコールは無かった。でも、それで良かった。
日高社長が出てこなかったら、収まらなかったと思う。彼が締めてくれたのは、本当に良かったと思う。


僕はフジロックで数多くの素晴らしいライブに出会ってきた。
でも今回のフジロックにおけるThe Musicのライブは、他のどんなバンドのライブとは違う印象があった。

僕はフジロックとThe Musicとの物語を、あのライブで観た。
野心を胸に抱いて突っ走っていた若かりし頃から、挫折、バンドの崩壊を経ての復活。
彼らの歴史の中には、常にフジロックがターニングポイントになっていたように思う。

ステージではそんな素振りを見せてなかったけど、ステージ裏で彼らは泣いていたらしい…。
http://fujirockexpress.net/11/6177.html

それくらいに彼らは思い入れを込めて、全身全霊で彼らはパフォーマンスした。
観客もその想いを全身全霊で受け止めて、応えた。

音楽というものは、人間に感動を与え、人の人生を変えうる。

僕は本当に素晴らしかったThe Musicのライブを観て、そう思った。
あの瞬間は、僕にとって一生忘れられない大切な思い出として、深く刻まれたように思う。

ありがとうThe Music。


(セットリスト)2011.7.31 Fuji Rock Festival 2011
The Dance
Take The Long Road And Walk It
The Truth Is No Words
Freedom Fighters
Fire
The Spike
Welcome To The North
Strength In Numbers
Getaway
Bleed From Within
The People


B00008A7PWThe Music
The Music
Capitol 2003-02-25

by G-Tools



The Music 「The People」 若かりし頃のライブ



The Music 「The People」
ニコ動ですが、伝説の2002年フジロックのライブ映像がありました。
デビュー前の新人のライブとは思えない盛り上がり。これは確かに伝説だ…。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4094347

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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1曲目はthe dance

はじめまして。
2002the music@fujirock 見た者です。
文章中の2002フジロック1曲目「the people」は間違いです。「the dance」でした。

あと、添付のニコ動ですがフジロックのものではありません。
フジのものはこの100倍は凄いです。

それにしても、あの凄さは未だに忘れることができません。

Re: 1曲目はthe dance

>文章中の2002フジロック1曲目「the people」は間違いです。「the dance」でした。

複数のサイトで当時の一曲目は「The People」だったって見たので、そう書いたのですが、
オフィシャルな情報に基づくものではないので、記事を訂正しました。

>あと、添付のニコ動ですがフジロックのものではありません。

埋め込んでいる動画はフジロックのものではないですけど、
URLから飛ぶ方の動画は2002年のフジロックのものだと思うんですけど…。
投稿者にみんな釣られているのでしょうか。

僕は当時のライブは見たことないので、どれだけ凄かったかは想像出来ませんけど、
映像であそこまで凄いってことは、現地では相当凄かったんでしょうね。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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