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The Blue Hearts 「イメージ」

久しぶり(?)に今日は私的な記事を。


僕の開発品を工場で試作品として作ろうということで、色々と日程調整して頂いた結果、
このような日程が出てきた。

7/30(土)~8/5(金)

僕はこの日程を見て青ざめた…。考えうる限りの最悪の日程だ…。

現行ラインを使って僕の製品の一部工程は作られるんだけど、
そこは現行の量産ラインであるので、通常の生産が行われている。
よって僕の試作というものを投入するには、ラインを管理する側に一任して調整してもらうことになる。
要するにラインが空いているときにしか、試作は出来ないよ、と。

なのでその結果に対して、あーだこーだ言う訳にはいかない。
そして7/30(土)の初日は、今回のポイントになりそうな工程の見極めの一つ。

どうする?、俺。

その他の予定だったら、文句なしに予定をキャンセルして、工場に飛んでいくだろう。

しかし、7/29(金)~7/31(日)はフジロックの日。
僕が何で働いているかって意味を問いかけると、
間違いなく一つの理由に「フジロックに行くため」ということが挙がる。

それくらい僕にとっては人生の楽しみの一つになっているイベント。
人生を楽しむために仕事をしているはずなのに、そこが逆転してしまうのはきっと本末転倒だ。

だから僕はフジロックに行くことを選択するんだけど、
でも、すごく、すごく、葛藤がある。

僕以外の誰かに、土曜出勤、しかも工場出張をお願いして、行ってもらわなければならない。
僕はその事実を上司に打ち上げて、相談し、周りの人達の予定を調整してもらわなければならない。

僕のわがままのために。

という訳で気分は憂鬱である。

今思うのは、せめて8/1(月)~5(金)の間だけは、迷惑をかけずに頑張る、ということのみ。
この週は身体がいくら悲鳴を上げようが、気持ちで乗り切る。
そんな意気込みを示し、結果で示すことで、周りの人達に理解してもらうしかない。


働く、ということの意味を考える。

自分のために働くことは、事実。
でも誰かのために、社会のために働くことも、事実。

僕の働く意義の一つに、これまでお世話になった人達に対して、自分を育んでくれた社会に対して、
そして日本という母国に対して、恩返しをしたい、というものがある。
それは僕が大学院生のときに、ようやく就職をしようと思ったときに、僕が思ったことだった。

僕が就職活動の頃に決断した僕の想いは、実は今でも変わっていない。

仕事かったりーとか、あの人使えねーとか、会社の文句言ってばっかりだけど、
でも僕は、働く、ということに意義を感じているから仕事が出来る。まだ会社を辞めずにいれる。

「私」と「公」。多くの人達が、この狭間の中を苦しみながら生きている。
どちらに重きをおくかは人それぞれ。各人の人生、好きに選択すれば良いと思う。

僕は今、その狭間の中で苦しんでいる。

ま、悩んでいる暇あったら、会社のうちに目いっぱい仕事しろってのが、
多くの人達が言ってくれるであろう助言なんだろうけど。

前向きな結論は、それだ。
俺がフジロックに行った分、今度はみんなに対して、今以上に恩返しをすれば良い。

都合のいい割り切り方に思えるけど、でもそうさせてもらう。


仕事ってのは決断の連続で、最近特に色んな場面で決断を迫られる場面が増えた。
少なくとも、僕が担当している製品絡みの案件は、
僕が決断したことを、大体管理者の方は追認してくれる。

ある程度自分も認めてもらえもらえるようになったということで、
それは凄く嬉しいことではあるんだけど、そんなプレッシャーのある日々は、疲れる。
僕と同い年だったら、ベンチャーの社長や大手の管理職なんていっぱいいそうなもんだけど、
僕はまだその域にはいけないみたいだ。

ということで、仕事以外の事柄について、僕は決断をすることが減った。

例えば、原発のこと。
あなたは原発に賛成ですか、反対ですか。

今の僕の結論。

すみませんが、今の僕に、結論は出せません。

原発は無いに越したことはない。でも本当に将来の日本、原発なしでやっていけるのだろうか。
一市民とすれば、原発反対。一方で、一産業人とすれば、原発賛成。
僕という人間にも、複数の立場がある。それぞれの立場によって、違う結論が出る。

ただし、原発の安全性というものに対して、
綿密なストレスシミュレーションは絶対に必要なことだと思う。

政治家の与謝野さんが、今回の原発事故は科学の範疇を超えた事故だって言ってたけど、
それは絶対に言ってはいけないこと。

科学的に想定しうる全てのストレスに対して、安全性を証明できるような原発の設計を行うこと、
それが社会を発展させる科学技術というものだと思う。
科学は安全を保証するためのツールでなければならない。


ちょっと横道にそれたけど、でも僕は政治家ではないし、
決断を下す必要がないので、先のような宙ぶらりんなスタンスの状態にある。
そんな僕のスタンスを批判する人もいると思うけど、僕はそれでいいと思っている。

僕は、白か黒か、妙に選択をさせたがる風潮が嫌いだ。

原発賛成だからって叩いたり、原発反対だからって叩いたり。
そういった風潮を煽りつつ、延命を図ろうとする国家元首もいる始末。

単に互いの立場だけを批判したいだけではないのだろうか。
本当にそれぞれの立場の背景にある主義主張というものに対して、耳を傾けようとしているのだろうか。
互いの立場を乗り越えて、最適な解を得るための、本当の意味での討論をしようとしているのだろうか。

真摯に活動されている方々に敬意を表すると同時に、
日本に巣食うアホ共に対して、僕は軽蔑の意を表したいと思います。


僕はそんなことを考えて、すぐにこの曲が思い浮かんだ。
ブルーハーツの「イメージ」。

マーシーの曲だけど、ほんと天才的な歌詞だ…。
人間社会の普遍的な課題を、見事に捉えていると思う。
「原発」という歌詞がリアルすぎるのは問題だけど、
でも今の風潮だからこそ、多くの人達に聴かれるべき曲だと思う。

パンクって言葉は、この曲における彼らを形容する言葉なのではないか。
大げさではなく、僕はそう思います。


どっかの坊ずが 親のスネかじりながら
どっかの坊ずが 原発はいらねぇってよ
どうやらそれが新しいハヤリなんだな
明日はいったい何がハヤるんだろう

イメージ イメージ イメージが大切だ
中身が無くてもイメージがあればいいよ


B002YW7ANMBust Waste Hip
ザ・ブルーハーツ
ワーナーミュージック・ジャパン 2010-02-24

by G-Tools



The Blue Hearts 「イメージ」

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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No title

この歌詞、今の時代そのものですね。
中身がなくても外側のイメージだけつくろえればいい…みたいな腐った政治家とか。

そろそろ、デモでも起こさないといけないんじゃないかと思ったりします。


フジロックもうすぐですね。

Re: No title

腐った政治家がいるってのは同感なんですけど、
彼らを選んでいるのって結局我々有権者なんですよね。
更にいうと、中身がない空虚な社会を構成しているのも我々市民な訳で。

今の時代、絶対おかしいと思っている人たちはたくさん存在していて、
特に僕を含めて比較的若い世代の人間って、そんな人間が多いと思います。
でも社会は決して変わらない。寧ろ、どんどん腐っているような気がします…。

グリーンデイじゃないけど、僕は正しく「敵」を認識することが大事なんだと思っています。
僕達を操作しようとしているものは何なのか。
僕が目星を付けているものはあるんですけど、正直正しいかどうかは分かりません。

正しい「敵」に向けて、いつか立ち上がりたいものです。
僕らの世代が社会上は「沈黙」していることが、今の社会を形成している一因でもある訳ですし。

今は仕事に追われているけど、僕は何だかんだでそういった反逆精神は、
今でも抱いているみたいです。


フジロック楽しみです。

結局モグワイのライブ以来お会いすることなく過ぎてしまいましたが、
会場でタイミング合うときあったらお付き合い下さい。当日連絡入れますんで。

No title

そう、ダメな政治家を選んでるのって、ダメな有権者(我々)なんですよね。
だから、ただ単に「ダメだダメだ」言うんじゃなくて、もっと知らなくてはいけないなーと思います。
知った上で、もっと、意見(デモでも)しなきゃいけないよなーって。


リキッドぶりのモグワイ(グリーンステージ)で再会しましょうかw
ソフトバンクの携帯、電波入るのかな…。

一応…

自分は原発とは縁もゆかりもない省庁に勤めてるけど「官僚」という職業なんで言わせてもらいますが、今回の震災による事故は東京電力が、政府が、行政がとか関係なく、国民一人一人の問題提議が必要だと思うんです。マスコミは原発推進か反対かで白黒つけようとしますがそんな単純な話じゃないんです。一番大事なのは今回の事故が起った。そしてこいつを安全に終息させ、国民の健康被害を最小限に食い止めるにはどうしたらいいか?そこをまず話し合うべきなのにスルーして原発推進か反対かなんていうのは幼稚だと思います。原発推進派が反対派に向かって「じゃああんた明日から電気使うんじゃねえ!!」とかテレビで言ってましたが極論すぎます。推進派、反対派含めて国民全体の責任ですよ。不完全の象徴である人間が作ったもんに完璧を求めた推進派、そこを問題提議せず、核を使うことだけにヒストリックに騒いでた反対派。どっちもどっちで未来というもんを考えてなかった。しかし我々は「今」を生きてて未来は変えることができるんです。この事故を教訓に政治家やマスコミは今の問題を解決することにだけ注目してるけど、国民全体が未来を考える時期が来たんじゃないか?と思います。


という

Re: No title

>えりっくさん

僕も知らなくてはいけないことが多いのは同じです。
どうやって行動しなくてはいけないのかを含めて。

グリーンの転換時は、大体PA裏を待ち合わせ場所にしてるんで、そこらへんで。
モグワイ楽しみですね。

Re: 一応…

>文系国家公務員さん

コメントありがとうございます。
国という存在、国民という存在と直接向き合っている方の意見だと、すごく感じました。
私の方もちょっと長文になってしまいますが、もう少し書かせて頂きます。


>不完全の象徴である人間が作ったもんに完璧を求めた推進派、

実はこれって僕も近い人間だったと思うんです。
日本の技術力、特に原子力関係の技術力の高さは間違いないと思っていて、
絶対に事故は起こらないという「神話」を信じていました。

過去に僕の実家の近くで原発の事故があったんですけど、
不謹慎ながら従業員は亡くなってしまったけど、重大な事故には至らなかったこともあって、
最悪でも放射能が漏れることはない、そう思っていました。

決して積極的な推進派ではないけど、消極的な推進派でした。
資源の無い日本が将来的にどのようなエネルギー戦略を採るべきなのか。
僕が考えるに火力以外のエネルギー、その中心にはやはり原子力がありました。

恐らく僕のように考えていた人間って、かなり多かったと思います。
予断ですが、僕は大学時代に原子工学を専攻していた友人が多く、
今、原子力関係の仕事をしている人間が多かったことも、
そのような考えに至った一つの要因だったと思います。

そんな中で、現実に悲しい原子力の事故が起きてしまいました。

>推進派、反対派含めて国民全体の責任ですよ。

そういう意味では、原子力を承認していた僕は、当然責任はあると考えています。


>一番大事なのは今回の事故が起った。そしてこいつを安全に終息させ、
>国民の健康被害を最小限に食い止めるにはどうしたらいいか?
>そこをまず話し合うべきなのにスルーして原発推進か反対かなんていうのは幼稚だと思います。

正直な話、原発推進か反対かという議論が沸き起こるのは、
それが現在の政局の材料になっているからだと思います。

政治家としての真摯な使命感はあるのかもしれないとは思うんですけど、
どう考えても、政治のカードに使われている気がしてならない。
法案と引き換えに退陣、とか原発を争点とした解散とか、
そんな話がちらっとでも出ること自体が、おかしい。

マスコミも、僕ら国民も、踊らされてるのは事実だと思うんですけど、
正直、政治の責任って、一番重いんじゃないかって思ってます…。


では、今の僕のスタンスはどうなんだって話になると思うんですけど、
結局僕は原発反対に転向しきれてはいませんし、だからといって推進したいとも思えません。
その点については、本文で書いてある通りです。

ただし、一応僕も人間なので、被害者の方々を思う気持ちはありますし、
被害を最小限に組み止めるために、僕に出来ることがあれば、やりたいと思っています。
例えば、もっと節電が必要になるのであれば、もっと協力したいという気持ちはあります。

今回の震災もそうですが、原発の事故があって、自分に出来ることって何だろうって考えました。

被害者の方々が聞いたら、知ったように勝手に総括すんなよって言われると思うんですけど、
でも僕は技術者という職に就いている人間として、科学技術を人々の幸福のために適切に応用する、
その心がけを今まで以上に意識して、製品開発に取り組んでいかなければならない、
そんな気持ちを片隅において、仕事をするようになりました。

>今回の震災による事故は東京電力が、政府が、行政がとか関係なく、
>国民一人一人の問題提議が必要だと思うんです。

「逃げ」の言い方になってしまいますが、はっきり言って今回起きてしまったことを受けて、
我々がどんな方向に向かっていくべきか、正解はないと思います。
ただし一人一人が考え、身近なところから行動し、議論を重ねて、成熟した世論を形成すること。
おっしゃる通り、国民一人一人に問われていることってそれなんだと思います。

僕がやろうと思っていることは、人の意見の受け売りではなく、
自分の頭で考えた自分の意見を持ち、自分の為すべきことを考えて、
まずは自分の「仕事」という領域で、それを発揮していきたい、ということです。

口で言うのは簡単なんですけど、凄く難しいことなんですよね…。
でもまずはそういった意気込みを持つことから始めないと何も始まらないので、
まずはこれでいきたいと思っています。


>しかし我々は「今」を生きてて未来は変えることができるんです。
>この事故を教訓に政治家やマスコミは今の問題を解決することにだけ注目してるけど、
>国民全体が未来を考える時期が来たんじゃないか?と思います。

凄く後ろ向きな発言をしますけど、僕は正直どうすれば「未来」を変えることが出来るのか、
適切な行動手段と行動対象が定められずにいて、暗中模索の状態です。
更に言うと、ぶっちゃけ、僕一人が騒いだところで何も変わらないんじゃないか、
それくらい思うときもあります。

結構適当な人間なんですが、基本、悲観論で動いている人間なんで。

でもそんな後ろ向きの姿勢でいたところでも、また何も変わらないのは事実なので、
少しでも自分の出来ることを、少しずつでもいいからやっていこう、
そう思いながら日々を過ごすようにしています。

「未来」を変えたいのは、僕も思っていることなので。


重ねてになりますが、コメントありがとうございました。
僕自身も色々と考えが整理できた気がします。
これからもよろしくお願いしますねー。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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