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Limp Bizkit 「Gold Cobra」

このアルバムは全く悩むことなしに購入。
Limp Bizkitの『Gold Cobra』。
オリジナルメンバー再集結後、一発目となるアルバム。

彼らは過去に名盤と呼ばれるアルバムを作り上げ、
2000年前後においては、俗にいうミクスチャーロック、ラップメタルのシーンを築いた上、
そのシーンを先頭に立って引っ張ってきたバンド。

そんな彼らの全盛期から、10年近くの月日が流れた。
音楽シーンもガラリと変わり、リンプのフォロワーと呼べるようなバンドは、消えた。
最早リンプのような音楽は、現在の音楽シーンにとっては、過去のものになっている。

今回のアルバムの焦点は、そんな今という時代の中、
彼らはどんな音で勝負するのか、というところだった。


「Introbra」で徐々に盛り上げていって「Bring It Back」なんだけど、いきなりの衝撃。
イントロのギターリフ、かっこよすぎ。
それに続くのはかなりヒップホップ、R&B色が強いリズムアレンジなんだけど、
ウエスの変態的なリフがとにかくハマっている。

サビのところの高揚感はかなりヤバい。最初聴いたとき、リンプ、復活!って思った。
なんか感動的だった。素直にかっこいい。身体動かしたくなる。これは名曲。

1stシングルとなった「Gold Cobra」。
これも今までのリンプにないテイストの曲。かなりヒップホップ寄りな感じ。
フレッドの一部のライムがかなり、エミネムっぽい感じがする。

どっしりとしたミドルテンポのベースがかなりかっこいい。
中間部でハイポジション使ったメロディアスなフレーズもあるし、ベースが大活躍なこの曲。
当然ながらこの曲でもウエスのギターはキレまくり。
ま、サビはいつものリンプって感じなんだけど。

「Shark Attack」は取り立てて特徴のある曲って訳でもないんだけど、
ハーモニクス交えたウエスのギターリフが、やはりかっこいい。どうやってあの音出してんだろ。
そんでどうやったらあんなリフ思い浮かぶんだろうな、不思議だ。

「Get a Life」もぶっといベースとドラムが印象的な、ヒップホップ色が強い曲。
なんだけど、サビではフレッドが大絶叫。かなり昔のテイストが強いかな、この曲。

「Shotgun」は頭からヘビィなリフが炸裂。
なんだけど、この曲もガラッとテイストが変わっていくのが面白い。
高音単フレットでのウエスのギターリフが、これまたかっこいい。

圧巻はラストのギターソロ。これ、最初に聴いたときにビビった。おー、すげーって。
切れ味鋭く唐突にフレーズが切り込んでくるところは、ほんと鳥肌。

「Douche Bag」もイントロから変態的なギターリフ。絶妙なチョーキング。
なんか、ここまでウエスのことばかり書いてるな。
リーサルのサンプリングなんじゃないかって思うくらいの音を出している。

「Walking Away」は昔のリンプっぽいバラード調の曲。
中盤から一気にディストーション入ってテンションが上がっていって、
ラストに爆発って展開は非常にベタではあるけれども、やっぱり気持ちはアガる。
かなり普通に弾いてるけど、この曲のギターソロもかっこいい。

「Loser」もかなりヒップホップテイストが強い。なんかこの曲のフレッドもエミネムっぽいなぁ…。
何気にこの曲のドラムのハイハットが印象的。
リンプのアルバム全般にいえることだけど、ドラムの音、
このアルバムでもすごくクリアで輪郭はっきりしていて、かっこいいと思う。

「Autotunage」と「90.2.10」は個人的にはうーん…って感じの曲なんだけど、
相変わらずウエスのギターは変態。グワングワンしたギターの音、ほんとどうやって作ってんだろ。
あと、「90.2.10」のラストでのDJプレイはかっこいい。

「Why Try」は一転して頭からガツンと一気に畳み掛ける。
いやー、この曲はかなり昔のリンプっぽい。
このアルバムで一番のキラーチューンかな。ライブで相当盛り上がりそう。

この曲でのウエスのプレイはほんと凄い。これはほんと凄い、名演。
もう自由奔放って表現がぴったり。

ラストを飾るのは、これまたヒップホップ色の強い「Killer in You」。
なんだけど途中からはブラックサバス風のグルービーなリフも飛び出し、
どことなく王道ロックっぽい雰囲気も醸し出していたり。
正直ラストの曲としては、ちょっと余韻が薄いかなーって印象もあるけど、やっぱりいい曲。


色々と昔と変わっているところはたくさんある。

「Nookie」や「My Generation」「Rollin」に見られたような、一撃必殺の爆発力はない。
フレッドは、あの独特の高音でラップすることはなくなった。
ヒップホップテイストが強い曲が増えた影響もあり、曲のテンポも大分落ち着いた。
リーサルのプレイも、かなり派手さは抑えられ、あくまで裏方に徹している。

昔の彼らを期待する人間にとっては、このアルバム、たぶん物足りないと思う。
派手ではあるんだけど、なんか、こう、渋い。即効性はあまりない。


でも僕は、このアルバム聴いていて、すごく嬉しくなった。
よくこんないいアルバム作ってくれたって。
文句なしの会心作。今年の夏、聴きまくること間違いなし。

なんていうか、すごく全ての音が自然に聴こえる。
こういう再結成もののアルバムって、必要以上に原点回帰を意識したり、
その逆に無理に流行りの要素を取り入れたり、なんか作り物感が出てしまうことがあるんだけど、
このアルバムに関しては、なんかそんな要素が一切感じられない。

自然にラップして、歌って、演奏して、音を出してる。
あの5人が集まって作ったのは、やっぱり昔やっていたようなミクスチャーミュージックだった。

でももう彼らは歳を取っているし、最前線に立っていた頃とは違って、
色々なプレッシャーからも解放されているということもあり、
あくまでリラックスして、じっくりとアレンジを練り上げて、
楽しみながら作っていった音楽って感じがする。

特にウエスの自由奔放なギタープレイ聴いてると、ほんとそれを感じる。
過去のアルバムと比較しても、ここまで好き放題やってはいなかった。

もっと売れたいって思ってたら、もっと狙ったアルバム作ったと思う。
そういう選択をしなかったリンプの音楽は、たまらなく僕の心を掴んだ。

リンプ・ビズキットは、再び今の音楽界に帰ってきた。
それを声高に宣言するかのような会心作。
僕は『Gold Cobra』というアルバムに、そんな評価をしたいと思う。


しかし、このアルバムの曲はライブでかなり盛り上がりそうだ…。
2年前のサマソニでのリンプのライブはとにかく素晴らしかっただけに、
あのメンバーでのライブ、また早く目撃したい。

マジで来いよ、ほんとに。


B0050LJIRKGold Cobra
Limp Bizkit
Interscope Records 2011-06-28

by G-Tools



Limp Bizkit 「Gold Cobra」
チープで品のない、素晴らしいPV。このダサさが、彼らの魅力だよなーって再確認。
しかし、ほんと青空が似合わんバンドだな…。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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なつかしや

リンプですか~懐かしいですね。大学の時に聞いてました。でも持ってるのはチョコレート…とsignificant otherだけですけど…そこまで絶賛なら買ってみようかな。f〇〇k連発の頭悪そうな悪ガキのリンプも大人になったもんですね。確かにいまミクスチャーで生き残ってんのリンキンくらいですね。トラプトとかどうなったんだろ?HIP HOPはエミネム以降は変に大衆迎合でイヤですね…そう考えると革新的だったロックが保守的になってしまって残念です。個人的にはレイジの復活を待ってます笑

Re: なつかしや

僕も持ってるのって1st~3rdまでですよ。
その後のアルバムは相当評判悪いみたいですし…。

今回のアルバムって今の時代に往年の彼らのスタイルをぶつけてきたことに
惹かれるんですよね。俺達のスタイルはこうなんだーって。
本文で書いているように、決して昔のように弾けまくっている訳ではないんですけど、
単純に聴いていて気持ちいいです。素直にかっこいい。

あと、今回のアルバムはウエスのギターが素晴らし過ぎです。
過去のアルバムよりも、変態度が増している気がしますね。

ぶっちゃけロックって音楽は、姿勢的にも音楽的にも、
もうやり尽くされてしまったんじゃないかって感じてしまうことが多々ありますけど、
でもそんな時代だからこそ、革新的な音楽を求めてしまうってのは僕もあります。

レイジは僕も復活待望です。今の彼らで、またアルバム作ってほしい。
現代の世界は過渡期にあることは間違いはなくて、
今こそ彼らのようなバンドに出てきてほしいってのはあるんですけどね…。

青春時代

くるりで検索していろいろ見ていた所、ここにたどり着きました。

・・・ってか、メッチャ聞いてました(笑)。同年代の様で(1977生まれ)、青春時代がよみがえります。
ウィーザー、ジミーイート、foo、ゲットアップキッズ、くるり、エレカシ、cocco、イースタンユース、ティーンエイジ、スマパン・・・etc
メタルは通りませんでしたが、ほんと懐かしいですね。しかも、どの曲も色あせてない。
記事の下にあるyou tubeで曲を聴いて、恥ずかしながら涙してしまいました。

今、CDをちゃんと買うのはくるりとWEEZERぐらいですが、今日帰ったら古いCDを出してきて色々聞いてみようと思いました。

これからも更新の方よろしくお願いします(笑)
楽しみに待っています。

Re: 青春時代

コメントありがとうございます。

音楽で青春時代がよみがえるってのは、僕も同様の感覚を抱くことがあるので、よく分かります。
何気なく聴いていたはずの音楽でも、不思議とその当時の自分の状況や思想なりが、
フィードバックされるんですよね。名曲ってのはそういう力があるんだと思います。

挙げて頂いたアーティストって、僕も思い入れのあるミュージシャンなんで、
そんな感覚を共有できるとしたら、すごく嬉しいです。

今度ともよろしくお願いしますー。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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