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Hi-STANDARD 「Stay Gold」

先週の水曜日に、僕が担当している製品の大きなイベントがあった。
設計フェーズから工場でのフェーズへの移管の可否について、役員に判断を仰ぐためのイベント。

その準備と検証のために、僕は4月になってから今まで以上に時間に追われるようになった。
平日の帰りは遅いし、直前は土日も出勤して、工場にも出張してと、
会社人生始まって初めての慌しさだった。

僕なんかよりも忙しい人なんて世の中にたくさんいる訳なんだけど、
体力的に弱気になっていく自分がいた。さすがに疲れた。

未解決事項が多くて、報告の完成度としては低かったと思うんだけど、判定は「可」だった。
自分自身、その結果に対する実感は全くなかったんだけど、
上司が「お疲れさん」と声をかけてくれたのが、たまらなく嬉しく感じたのを思い出す。

正直、これからが本番だと思っているので、不思議と自分の中では充実感も安心感も無い。
寧ろ、いよいよ引き返さないところまで来てしまったという不安がある。

周りの人達に対して直接的に不安を表に出すようなことは、
出来るだけしないようにしているんだけど、内心、やっぱり怖い。

自分がやろうとしていることは、既存技術の応用であることは間違いないんだけど、
世界的に誰もやったことがない構造、工程を含んだものである。
今までの結果から、うまくいく、と思っていても、
やっぱり本当にうまくいくのか、怖くなるときがある。

とはいえ、もう前に進んでいくしかない。
自分がこれが一番いいと思って、宣言してやろうとしていることだから。

実はそのイベントが終わったのが4/20で、その日にCathedralのライブだった訳で、
なんか運命の巡り合わせというものを感じた。その日じゃないと、行けなかった。

というような日常を送っている訳で。


仕事はお金を稼ぐためにするものなんだけど、決してそれだけではない。
僕は早くからその価値観を抱いていた。

高校の頃からバイトしていたけど、本格的に自分が仕事をしていると実感していたのが、
大学の頃に6年半やっていた清掃のバイトだった。
深夜のスーパーとパチンコ屋を中心に、時には土日の朝から駅前デバート、病院、オフィス、ビル、公園、
色んな現場に連れていかれて、仕事をしていた。

そこの現場の人達、専業という訳ではなくて、社長の家族以外はみんなバイトだった。
でもそこの人達のプロ意識は本当に凄かった。とにかくみんなよく働く。
毎月入る同じ現場では、毎回仕事を終えるタイミングがどんどん短くなっていった。
学習力と応用力が本当に凄いと思った。今までの自分にはなかった大人の世界だった。

バイトなんだから時給換算で考えれば、早く終わる方が損なんだけど、
でもそこの人たちはそれを決して良しとはしなかった。

僕は最初の頃、現場に行っていて不思議だった。
でも段々と僕はそれが正しいことなんだって思うようになった。
仕事ってきっとそういうもんなんだって思うようになった。

気付けば僕もそんな先輩方の業を盗んで、仕事に励むようになった。
そんな風に毎回の仕事に打ち込んでいるうちに、僕は仲間として認められていく、そんな実感があった。

「おめー学生なんだから、もっと割いい仕事あんだろ」

この言葉が口癖のおっちゃんに対して、僕はいつしかこう答えるようになっていた。
「僕はこの仕事が好きなんで」

夜遅くまで飲み会があってもそのまま朝、仕事に行っていたし、
研究室で実験して途中でバイトして、また帰ってきて実験するなんてこともあった。

正直体力的にしんどいことが多かったけど、
少なくとも中後期の僕は仕事ぶりを非難されることは一切無かったし、
札幌にいる間は絶対にこの仕事は最後までやるといつしか決意して、実際に最後までやり通した。

今でも最後に開いてくれた僕の送別会のことは忘れない。楽しかった、ほんとに。
あの職場の方々の顔は今でも思い出せる。みんな元気かな。
寂しいけど、もう全員集まることはなんだろうけどな…。


組織の一員として仕事をするということ。
その中で自分がやるべきことを認識し、常に自分の持ち場を広げる努力をすること。
その結果、周りの人たちが自分を認めてくれること。自分が成長している、そんな実感を得ること。

仕事をする上で大事な心構えと、喜びというものを、僕は自然と学んでいた。

今こういう状況になっていっても、何だかんだで喰らいついていこうと出来ているのは、
僕のバイトでの経験があったからだと思う。
もちろんこれだけではないけど、僕の仕事観は、間違いなくここで培われた。

世の中で起きていること全ては、結果的に見れば因果として説明がついてしまうのかもしれない。
でも今を生きている僕達にとって、未来はきっと変えられる。

世界はあまりにも大きく、複雑すぎて呆然としてしまうことが多いけど、
でも今目の前で僕が取り組んでいることに対して、絶対にうまくやってみせる、
そんな気持ちを決して忘れずに、仕事には取り組んでいきたいと思う。

ま、ぶっちゃけ普段は、ねみーとか、だりーとか言ってるんだけど。


そういえば今日は、ハイスタ復活なんてニュースがあったみたい。
http://www.barks.jp/news/?id=1000069414

あの頃ハイスタを聴いていた人達って、今殆どの人が僕と同じように仕事をしているんだと思う。
抱いていた夢が叶っている人、夢破れて別な人生を歩んでいる人、
自分が何を為すべきかを今尚探求している人、たくさんの人達がいると思う。
少なくとも、当時のまま、止まっている人は一人もいないと思う。

でも彼らがまたライブをやることによって、
一瞬だけであってもきっと時間は巻き戻るんだろうなって思う。
当時抱いていた青臭い夢や希望なんてものを思い起こさせるような、そんな場が目に浮かぶ。

僕自身、ハイスタの復活は待ち望んでいた人間の一人だけど、
いざこうして復活ってなると、なんかこう、絶対に行くって気持ちになってこないのが不思議。
本当に観たい人にチケット買ってもらって、余っていたら僕も行こうかなってくらいの気持ち。

自分よりきっと思い入れの深い人がいっぱいいるバンドだと思うから。
僕は、そんな思い入れのある人たちが全国から集まってくるってことを想像するだけで、
なんか幸せな気分である。

難波と健は色々あったことは多くの人が知る通りであるけれど、
結果的に見れば、本当に最高のタイミングでの再結成だと思う。

I won't forget
when you said to me"stay gold"
I won't forget
always in my heart"stay gold"

この曲が過去の出来事になるなんて、当時は想像できなかった。
今の状況を見立てれば、「I」は僕達一人一人、「You」は言わずもがな。

なんか完璧すぎるな、この曲。


B00005EYOVメイキング・ザ・ロード
Hi-STANDARD
PiZZA OF DEATH RECORD 1999-06-30

by G-Tools



Hi-STANDARD 「Stay Gold」

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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初めまして

いつも閲覧してCD購入のきっかけにしてます。文系国家公務員です笑。ハイスタは中学の時に流行って、そこからオフスプリングやグリーンデイを聴くようになり、今ではCDが3000枚以上あるほどの音楽好きになるきっかけをくれたバンドで特別な思いがあったのでコメントさせて頂きました。

当時僕は横山剣のことを日本のキースリチャーズだと感じました。今でも先輩からCD借りて聞いた時の衝撃は忘れられません。

また楽しい音楽レビューを心待ちにしています。震災に負けず豊かな日本にするために共に頑張って働きましょう!

Re: 初めまして

コメントありがとうございます。真逆の身分ですねー。
3000枚ってすごいです。最近数えてないからわかんないけど、僕はたぶん数100枚です。

健のギターってほんとかっこいいですよね。僕も好きです。
決して上手い訳じゃないんだけど、ギターに対するこだわりが、
音色からも演奏からも滲み出てる気がします。
ソロになってから尚更それを感じるようになりました。

僕は当時メタルにハマっていたので、
ハイスタのかっこ良さに本当に気付いたのは既に解散していたときでした。
それでもハイスタが出てきた頃、こんなバンドが日本から出てきたんだーって衝撃はありましたね。

>震災に負けず豊かな日本にするために共に頑張って働きましょう!

ほんとその通りです。境遇は違えど頑張りましょうね。
よろしくお願いします。

No title

僕もハイスタ復活を待ち望んでいた一人です。
9月18日のエアジャム、遠いですが、山形から何としてでも行こうと思っています。

最近の難波のアルバム「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」もいいです。震災のこともあっての再結成だとは思いますが、何より難波がパンクサウンドに回帰したことが大きいと思います。
よかったら聴いてみてください。かっこいいですよ!

Re: No title

何となくハイスタ復活があるかもしれないなんて情報はあったんですけど、
いざ事実となるとやっぱりびっくりしましたねー。

チケット取れるといいですね、ほんとに。
こうして全国からライブ行きたいって方々がいっぱいいらっしゃるのって、
やっぱりハイスタって凄いバンドだったんだなーって、改めて実感します。

実は僕、健とツネは好きなんですけど、あんまし難波って好きじゃなかったんですよね…。
でもやっぱり彼がもう一度ハイスタやりたいって気持ちが、
メンバーを動かしたのかなーって気が、勝手ながら感じています。
今度先入観無く、彼のアルバムも聴いてみたいと思います。

今年は熱い夏になりそうですね!

遡って見ています。
とても共感できる部分が多くびっくりしています。
私は自分が感じたものをうまく言葉にのせる術、いやボキャブラリーすらも持ち合わせていないので、ひとつひとつのレビューを読むたび、パズルがスルスルと合っていくような爽快感がありますよ。
で、ハイスタです。
復活しましたね。
逆に、あの震災は、ハイスタを復活させてしまうほどの出来事だったんだととらえてみたりしています。
もちろんAIR JAMは行きたいよ!でも今は、映像見て共有できるだけでいいや!もっと必要としている人に!場所に!と私も思いました。
なんとしても行きたい!って「私」の想いを成就させるより、もって大事なことあるんじゃないかなと。
「本当に観たい人にチケット買ってもらって、余っていたら僕も行こうかなってくらいの気持ち。」
…すごーく共感。
今改めて、ハイスタ復活、AIR JAM開催を知ったあの時の衝撃を思い出し、思わずコメしちゃいました!

Re: タイトルなし

ハイスタの復活は自分もびっくりしました。
あの不幸な出来事があって、彼らが出した結論は「らしい」結論だったように思えます。
当時の健のコラムは凄く誠実でじーんと来たのを覚えています。

結局自分は2回開催されたAir Jamには行ってないんですけど、
でも行けなくてもそれで満足出来ている自分がいます。
各メンバーのソロのライブ観てますけど、ハイスタの復活があったからこそといった感じの、
凄く充実したライブ観せてくれていますし。

今後も定期的にハイスタのライブはやってくれるといいなーって思います。
いつか自分も観に行きたいです。

文才もなく続けているブログですけど、今後もお付き合い頂けると幸いです。
今後ともよろしくお願いしまーす。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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