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The Blue Hearts 「僕の右手」

僕のギターを知りませんか
行方不明になりました


この前の土曜日は友人の結婚式だった。
結婚式の二次会でいつものように芸をすることになって、
色々と前フリをした後に、大学時代の同士とブルーハーツの「人にやさしく」を歌った。
僕はアコギでギターを弾いていた。

自分で言うのもなんだけど、かなりウケは良く、
新郎も喜んでくれて、大成功と言って良い出来だった。

そんなこんなですっかり安心した僕は友人達と本腰を入れて飲み始め、
三次会、四次会と進むにつれて、記憶がなくなる。

気付けば僕は後輩に肩を抱えられ、駅方面に歩いていた。
空はうっすらと明け始めていた。
後輩にお礼を言って、一人で歩く。

気持ち悪くて路上で吐いた後に、電車に乗り込む。
電車に乗った後に気付く。

俺のギターが、無い…。

そのときはでもあまりにも気持ち悪いのと眠いのとで、家に帰ることしか頭に無かった。
なんとか家に辿り着き、寝る。

目が覚めると、時計は12時を回っていた。
やっぱり気持ち悪いことに変わりは無い。
ペットボトルのお茶を飲みまくって、パソコン立ち上げてぼーっとネット漁っているうちに、
また眠くなって、布団に入る。

布団に入りながら、またギターのことが頭に浮かぶ。

あのギター、どうせ中古で1万5千円のギターだし、もうネック反りまくってるし、
ペグも錆びかけてるし、もうなくなってもいいかな…、と思って、また眠りにつく。

再び目が覚めると、最早太陽は沈んでいて、外は闇に包まれ始めていた。
とはいえ、毎年のことだけど、M-1は絶対に観なくてはいけないと、再度布団から抜け出す。

僕の家にはテレビがないので、M-1を観るには外に出なくてはいけない。
友人の家で毎年観てたけど、気持ち悪くてかったるかったので、漫画喫茶で観ることにした。
色々と賛否はあったかもしれないけど、やっぱりM-1は面白くて、
なんだかんだで大団円で終わって、あー今年も終わりだなーって、実感する。

そしてまた電車に乗り、帰る。
そのとき、またギターのことが頭に浮かんだ。
しかもなぜか分からないけど、鮮烈な昔の出来事と共に、ギターのことが頭に浮かんだ。

僕は高校時代にエレキギターは持っていたけど、初めてアコギを手にしたのは大学のときだった。
やっぱりギター一本で弾き語るスタイルに憧れて、バイトで稼いだ金で、
中古楽器屋に行って、ギターを買った。

寮に住んでいた頃、アホみたいにギターをかき鳴らして、友人達と歌っていた。
あのときやっぱり一番歌っていたのはブルーハーツだった。

大学院生の頃、好きだった女の子に振られた日、僕は無性にギター弾いて歌いたくなって、
すすきのの街まで出て、恥も何にも知らずに、歌った。

更に寂しい話だけど、クリスマスイブのときにも、外で歌っていた。
外は氷点下で、指がちぎれるんじゃないかと思うくらいに寒かったけど、
弦で指を切りながらも、ギター弾いて、歌った。当時はそんな心境だった。

社会人になって、うまく会社生活に適合しながらも、
自分は本当にこれでいいのかという自問自答が続いて、
そんな葛藤を歌詞書いて、曲作って、自分でギター弾いて歌ってみたりもした。

友人達はどんどん先に結婚していくけど、
一緒にバンドやっていた人間の結婚式のときには、ギター弾いて、やっぱり歌っていた。
地元の友人の結婚式のときにも、歌った。


なんか恋人じゃないけど、急に僕のギターがいなくなったことが、
自分の人生が失われていくような感覚になった。
最近は弾いていなかったけど、僕にとって、あのギターの存在って大きかったんだなって思った。

飲み歩いていた店に電話していたら、居酒屋でギターを預かってくれていたことが分かった。
僕は心からお礼を言った。

昨日は課の忘年会だったけど、今日は絶対ギター取り戻すんだって気持ちで、
往復一時間半かけて、お店まで行った。

ちなみに今日は会社の最終日なので、会社の会議室で大人数で飲んだ後。
なんだかんだで、今年お世話になった人達とこうして笑いながら飲めて、
僕は幸せな気持ちになっていた。

そして、僕の手元にギターが戻ってきた。
彼は普段と何にも変わらない表情で、そこに存在していた。
軽く弦を鳴らしてみたけど、いつもと変わらずに、彼は音を奏でていた。


何か今年も色々あったけど、ギターに限らず、自分のことを支えてくれて、
後ろから見守ってくれる人がいるから、今自分は生きていられるんだって、再確認した。

いい年だったと思う。ほんとに。今年は特に楽しかった。

まー酔っ払ってるからこんな恥ずかしい文章かけるんだけど、
でもこうして更新頻度は減ってしまったけど、一年間ブログを続けられて、良かった。
こんなブログでも読んでくれる人達がいることが分かって、嬉しかった。

ほんとは明日、今年の総括でもしようかと思っていたけど、
今日の文章で締めるのもいいかなと思って、今年は最後の更新。
来年頭は、今年の総括から開始しようと思う。

誰に向けてって訳ではないけど、やっぱり言いたい。

皆様、今年もお世話になりました。
来年もまたよろしくお願い致します。


人間はみんな弱いけど 夢は必ずかなうんだ
瞳の奥に眠りかけた くじけない心
いまにも目からこぼれそうな 涙の理由が言えません
今日も明日もあさっても 何かを捜すでしょう

見た事もないような マイクロフォンの握り方で
聞いた事もないような歌い方するよ だから

僕の右手を知りませんか?


B00005EYGKTrain-Train
THE BLUE HEARTS
トライエム 1988-11-23

by G-Tools



The Blue Hearts 「僕の右手」 LIVE

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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No title

読んでますよ!
音楽の紹介も勿論すごく参考にさせて頂いているのですが、それ以上に、色々試行錯誤しながら生きていらっしゃる様子に、共感しながら読ませて頂いています。

尊敬する上司が昔、「流れるよりあがくのが俗人の生き方であり人間らしい」と言っていました。確かに。

これからも、いろいろ、元気になる音楽の紹介、楽しみにさせて頂きます☆

Re: No title

ありがとうございます。とても嬉しいコメントです。

ここで書いていることって、正直匿名じゃないと恥ずかしくて書けないことなんですよ。

人に感謝したり、自分の葛藤を素直に打ち明けるのって、
近い友人にはたまにやれるときはあるんですけど、基本的に苦手で、
でもそういったことはそのときの気持ちとして残しておきたくて、
だからブログ続けてるってのはあります。

そんな葛藤の一部に対して、色々とコメントもらえるのは、やっぱり励みになります。

これからもよろしくお願いします。
更新が続く限り、訪問してもらえると嬉しいです。

No title

僕の右手、じゃないや、ギターが見つかってよかったですね。

大切なものは無くして始めてその存在に気づくことが多いですよね。
ほんと、大切なものが戻ってきてよかったです。

私も無くす前にその存在の大切さに気づける大人になりたいです。

来年もまた、よろしくお願いします。
よいお年を!

No title

僕も中学から連れ添ったギターが壊れたとき、ものすごく喪失感を覚えました。銀杏の峯田に憧れてギターぶん投げたら、ネックがバキッって 笑
ほんとに、ギターは「相棒」ですよね。

今年もブログ、楽しませてもらいました。また来年も☆

Re: No title

コメント遅くなってしまって申し訳ありません…。
明けましておめでとうございます!

>えりっくさん
>大切なものは無くして始めてその存在に気づくことが多いですよね。
ほんとそう思います。なんなんですかね。
僕もいい年なので、いい加減色々なことを思いやれる人間になりたいものです。

今年もブログの更新、楽しみにしてますね。

>こうさん
ギター破壊って実は僕も憧れではあるんですけど、実際にやった方がいるとはー。
思い入れのあるギターでやることじゃないかもしれないですけど、
でもほんの一瞬に自分の衝動を重ねる、というか、そういった美しさはあると思います。

峯田って、衝動の塊のような人間ですからね。実はちゃんと計算できる人なんだろうけど。
あんまり憧れちゃいけないタイプですよねー。

今年もよろしくお願いします。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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