スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Foo Fighters 「Monkey Wrench」

予め断っておきますが、今日はいつも以上に自己満足の記事を書きます。


今週の日曜、都内某所でライブをやった。
ネットで知り合った方々と結成したバンドで、スタジオに入って音合わせしているうちに、
そろそろライブやりたくね、ってことで話をしていたところ、
ベースが今回の企画の話を持ってきたので、出ることになった。

Foo Fightersの曲をコピーするバンドということで出演した。
今回の企画は結成して初めてライブをやるバンドのためのイベントだった。

ストイックにギターを鳴らして指を切ったスリーピースバンドあり、
Scandalのコピーをしていた女子高生のバンドあり、
PCに音源を打ち込んで歌姫が歌い上げるユニットありと、
今回の企画の趣旨っぽい、すごくバラエティ豊かな対バンだった。もう二度と経験出来ない気がする。

僕らの前に出たバンドがすごく良かった。
ちゃんと自分達で曲作って出演しているバンドで、
序盤はスクリーモっぽい激しめの曲をやって、
後半はチューニングをノーマルに戻して、パンク色の強い曲をやっていた。

とにかくメンバーの演奏が熱かった。
僕は彼らの音楽にノリながら、大いに刺激を受けた。
気持ちだけでは負けたくないなって。

次は僕らの出番ということでセッティングを開始。
セッティング中のSEには、オジーの「Over the Mountain」、メタリカの「Last Careless」をかけた。
僕が色々と曲を詰め合わせて持ってきて、当日メンバーに聞いたら、これがいいってことで決まった。

ライブハウスで流れる「Over the Mountain」、めちゃめちゃかっこ良かった。
ギターソロ聴きながらペダルやタムの調整なんぞをやっていて、すごくテンションが上がった。


そしていよいよ僕らのライブが始まる。
メンバーと顔を見合わせて、ギターをかき鳴らすのが合図。

会場が暗転して、光の向こう側には、僕が未だ観たことがなかった景色が、そこにはあった。
ギターに合わせて全員が各々の楽器をひたすらに鳴らしまくる。

1曲目は「All My Life」。
イントロで鳴らしていた音を切り、この曲はギターボーカルのみのパートから始まる。

この間、ドラムは休止なので、僕は目を瞑り、彼の歌とギターを聴きながら、
約5年半ぶりの自身のライブ、そして初めてのドラマーとしてのライブの緊張と興奮を、
ただじっとかみ締めていた。

そこからは、なんかもう夢中だった。
本番にありがちな速いテンポで曲がスタート。

ギターボーカルが走ってるのは明らかに分かったから、ドラムで少しテンポ押さえつけようかと思ったけど、
もうこのまま行ってしまえって感じで、勢いでこの曲は叩きまくった。
練習でもあんなテンポで叩いたことなかった。でも気持ちよかったなー。

続いて間髪入れずに「No Way Back」。そしてこの曲の途中で事件が起こる。
なんと、停電。いきなりギターとベースの音が出なくなる。

会場が静まりかえる。でも不思議と僕は冷静だった。
僕が持ち込んだバスドラのペダルのスプリングが緩んで調子が悪くなっていたので、
これ幸いとライブハウスのペダルに付け替える。

この曲最後までやりたかったので、半ば強引に「No Way Back」を再度演奏開始。
トラブルが幸いしたのか、メンバーは吹っ切れたような素晴らしい演奏。
僕も乗せられて、ひたすらにリズムを刻む。練習の時以上に、演奏に手応えがあった。

続いて演奏したのが「Times Like These」。そして簡単なMCを挟んで「Learn To Fly」。
これらの曲、僕が走ってしまう危険性があったんだけど、不思議とこのときは冷静だった。
体内のリズムを頼りにしながら、高ぶる気持ちを冷静にいなすかのように、
僕は真っ白な気持ちでこれらの曲を叩いていた。

一転して次の曲は「Best Of You」。
自分でいうのも何だけど、この曲の演奏、すごく良かった。
あの時感じた興奮は、今でも僕の手のひらの中、そして身体の中に残っている。

中盤で一気に盛り上がって、ギターもベースも、一心不乱に弦をかき鳴らしている。
僕の目の前ではギターボーカルが、高音のメロディを気合で歌い上げている。

ドラムの位置から見る景色って、ドラマーにしか経験出来ない景色です。
何と言ってもメンバー全員の後ろ姿が見える。

この人たち、ほんの半年前には、単なる他人だったんだよなー。
今、こうして僕とリズムを共有して、一つの音楽を作り上げている。
今日のライブやれて、本当に良かった。

僕はそんな気持ちをかみしめながら、この曲を叩いていた。

そういや自分、過去にこんな記事を書いてました。
こんな心境で始めたバンドが、まさかこんなことになるとは思わなかったな。
http://hogeisendan.blog63.fc2.com/blog-entry-231.html


MCを挟んで次の曲は「Monkey Wrench」。
この曲はとにかくキメの多い曲で、やっていて気持ちいい。
演奏としては練習の時よりも粗かったと思うんだけど、もうライブも終盤ということもあり、
高ぶる想いを叩き付けるかのようだった。

いつも冷静なギター専任の奴が、やたらと激しいアクションでギターを弾いている。
なんか凄く嬉しかった。かっこいいなーって、思いながら眺める。
キメのフレーズでは時折ベースの奴と目が合って、面白れーなってメッセージを伝えあったり。

客席の方を見る。来てくれた友人達が僕達を見てくれている。
対バンの方々、そしてそれぞれのバンドのお客さんが、僕達を見てくれている。
こんな景色、他の場所にはきっとない。ライブハウスにしかないんだって思った。

あっという間に、この曲は終わった。

ラストの曲は「Everlong」。
僕はこの曲をずっと叩けなくて、本当に悔しい思いをしていて、とにかくこの曲は練習した。
個人練で入ったときはiPod繋いで練習していたので、いつの間にかこの曲、
僕のiPodの再生回数、断トツの一位になっていた。

リズムはめちゃめちゃだったけど、初めてこの曲を原曲通りに叩けたとき、
メンバーが喜んでくれたのが、今ではいい思い出。
とても思い入れがある曲なので、最後まで気合を入れて演奏しようと、決意した。

そして、曲の入りで、ハイハットを16で刻んでいるとき、
もうこのライブも終わりなんだなーって実感して、寂しく思った。

この曲に関しても、こんな記事書いてました。懐かしいな。えらく昔のことのように思える。
http://hogeisendan.blog63.fc2.com/blog-entry-234.html

そしてライブは終了。
客席からの拍手が、心から嬉しかった。本当に嬉しかった。


僕らはコピーバンドであって、曲を作っているバンドではない。
はっきり言って、音楽をやっているバンドとは言えないかもしれない。

僕らのメンバー、みんな過去にバンド経験を持っている。CDまで作ったメンバーもいる。
そんな人間達が、とにかくバンドで音を鳴らしたい、そう思って集まったのがこのメンバーだった。
みんなそれぞれにブランクがあり、音を出すことを渇望していた。バンド特有のノリを渇望していた。

音楽をやっているバンドとは言えないけど、音楽を切望していたバンドとは言えると思う。
僕らにはそれぞれ吐き出したい「何か」があった。
僕はこのバンドで音を鳴らしていて、そう確信した。

勿論バンドで音楽をやるのは楽しいんだけど、
僕の中では今回のライブ、「楽しい」以上の何かがあった。

あのライブハウスという空間には魔力がある。
3日経った今でも、ドラムセット越しに見た景色は鮮明に覚えている。
自分が刻んでいたであろうビートの残り香も、手応えとして自分の手の平に残っている気がする。

過去に出ていたどんなライブとも、また違った経験だった。

今のバンド、コピー続けるのか、曲を作るのか、方向性は全然決まってないけど、
僕はまだあのメンバーと音楽を続けたい、今はそう思っている。

そしてとにかく、メンバー、来てくれた友人達、対バンの皆さん、対バンのお客さん、スタッフの方々、
あのライブハウスの空間を作り上げていた全ての方々に感謝したい。


ちなみに当日、対バンの方々とメンバーとで打ち上げに行った。
若い連中との音楽話はとても楽しく、あっという間に終電がなくなり、漫画喫茶に泊まって、出社した。
みんなは次の日祝日だから仕事休みだったみたいだけど、メーカー勤務の僕だけは出社日だった。

すっげーしんどかったけど、仕事があるからバンドが出来るのも事実。
すごく月並みな言い方になるけど、その日見る景色は、なんかいつもと違う気がした。

単に酔っ払ってただけかもしれないけど。


B000QEIORGColour & The Shape (Exp)
Foo Fighters
RCA 2007-07-10

by G-Tools



Foo Fighters 「Monkey Wrench」 LIVE 2002


Foo Fighters 「Monkey Wrench」 PV
http://www.youtube.com/watch?v=NQ0we7NmojM&ob=av2e

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
FC2カウンター
Twitter...A

hogeisendan < > Reload

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。