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MUSE 「Knights Of Cydonia」

MUSEって僕にとってとても思い入れの深いバンドである。

僕が好きなバンドって上の世代のバンドが殆どなんだけど、彼らはほぼ僕と年が同じであることもあって、
同じ時代の中で、彼らの歩みを目撃できているような感覚になる。

本格的に彼らの音楽すげーなって思ったのが『Absolution』のときで、
初めて彼らをライブで観たのはSummer Sonic06のときだから、後追いではあるんだけども、
そこから先の歩みはずっと注目していて、折に触れて彼らの音楽を聴きまくってきた。

一方で今年の武道館ライブ、自分で書いた記事を読み返してみたけど、
良いライブではあったけど、MUSEはあんなもんじゃないって感情が、言葉の節々ににじみ出ていた。
http://hogeisendan.blog63.fc2.com/blog-entry-190.html

そんなこともあり、今回のライブ、自分にとっては踏み絵のようなライブになることを予感していた。
今回のライブで自分の心が動かなかったら、自分にとってMUSEは特別なバンドじゃなくなるかもなーって。
結果的にはそんな心配は、全くの杞憂に終わった。


トリ前のThem Crooked Vulturesがそれはそれは強烈なライブやった後で、
MUSEの登場まで会場はその余韻に包まれており、
それがまたMUSEに対する期待感を高めているような気がした。

はっきり言って、あのライブの後では分が悪い。
MUSEも技術的にはかなりレベル高いバンドなんだけど、
歴戦の強者達を相手に正面からぶつかっては勝ち目が無い。

でもMUSEには、あのバンドにしか出せない、唯一無二の世界観があった。
僕が観たかったMUSEがそこにはあった。


「Exogenesis: Symphony, Part 1」をSEにしてメンバーが登場…、なんだけど、
宇宙服を来た人間が登場してパーカッションやらなんやら叩いてる。そのうちの一人がドミニクで、
ライブ中は頭の被り物は脱いでいたけど、最後まで全身タイツはそのままだった。
マシューは電飾サングラス姿で登場して、観客の方を見ている。

荘厳なSE、幻想的な照明の演出をバックに、よく意図が分からないメンバーの格好。
どこまで本気なのかふざけているのか、よく分からない。
天才のやることは凡人には理解できない。ここまで突き抜けてくれてこそ、MUSEって感じがする。
すごく良かった。

イントロの演出で一気に会場の期待感を高めたところで、始まった1曲目は「Uprising」だった。
当然のように盛り上がるんだけど、なんていうか会場を狂わせるようなところまでは、
残念ながら至らなかった。
あの演出の後、仮に「Map of the Problematique」から始まったら相当ヤバかったんじゃないのかな。

今回のライブ見ていて思ったのが、
『The Resistance』からの曲が流れを止めているのかな、ということだった。
あのアルバムからの曲、ギターが引っ込んだアルバムということもあって、
どうもライブ栄えしないようである。曲はいいと思うんだけど。

ライブで観たいMUSEって僕もそうだけど、マシューが自由奔放にギターを弾きまくる姿だもんなー。
武道館のライブで僕が感じたモヤモヤ感は、そこら辺に起因するところかも。
やっぱり『The Resistance』とそれ以前の曲とで、観客のリアクションの差は歴然だった。

バンドがやりたいことと、観客の求めるものとにどう折り合いをつけるかは、
バンドの課題として付きまとうんだろうな。

予想外だったのは早い段階で「New Born」やったこと。
あのピアノのイントロ聴くと、やっぱり燃えます。テンション上がった。

でも演奏は武道館で感じたように、重さ重視の演奏になっていて、テンションmaxまでには至らなかった。
この曲はもっと勢いに任せて突っ走ってくれた方が断然いいんだけどなぁ。
07年のフジロックのときの「New Born」が超絶的に神演奏だっただけに。


しかし、終盤の畳み掛けは凄かった。
一気にスイッチ入ったときの爆発力は今も昔も変わっていません、やっぱり。

「Time Is Running Out」で客に歌わせておいて、サビで一気に熱唱するマシューはかっこ良かったし、
「Starlight」はとにかく闇に包まれた山の中で聴くのはぴったりの曲で、
イントロの手拍子から最後まで大盛り上がりだった。

本編最後には、武道館ではやらなかった「Stockholm Syndrome」!
ギターの音がなんかイマイチで、あのリフの切れ味がかなり削がれているような気がしたのが残念だったけど、
でもやっぱりこの曲大好きなので、やってくれて嬉しかった。
バンドの演奏もここにきて一気に沸点って感じだった。クリスとドミニクのリズム隊、かっこよかったな。

アンコールでメンバーが再び登場し、一通りメンバー同士で音を鳴らした後に、「Plug In Baby」のイントロ。
みんな待ちに待った曲ということで、これも大盛り上がり。
久しぶりにマシューの背面ギター弾きを見れた気がして、嬉しかった。
ステージからは巨大風船が投げ込まれて、観客が楽しそうにそれを飛ばしていた。

圧巻だったのは最後に演奏した「Knights of Cydonia」。
この曲はいつでもライブの重要な場面で演奏される曲なんだけど、あの日の演奏は本当に良かった。
武道館でもこの曲ラストにやってた気がするけど、あのときと何かが違った気がした。

僕が感じたのは、MUSEって武道館レベルだとスケールが小さすぎるってことだった。
会場が広ければ広いほど、MUSEの音楽って映えるんだと思った。
本人達にそういう意識があるのかは分からないけど、でも実際僕はそう思った。

夜の野外って、彼らの世界観を描くのにこれ以上ない舞台だった。
やっぱりMUSEって最高だな。それが今回のライブの感想だった。


MUSEはバンドとして転換期にあるのは確かだと思う。
『Black Holes and Revelations』という名盤を出した後、
待望のニューアルバムが思ったほどリスナーの支持を受けていないのは、動かしようの無い事実。

次のアルバムが、彼らにとっての正念場になると思う。
やっぱりライブ栄えする曲を作ってほしいなぁ…。


(セットリスト) Fuji Rock Festival 2010
Exogenesis: Symphony, Part 1: Overture
Uprising
Supermassive Black Hole
Map of the Problematique
New Born
Hysteria
Nishe
United States Of Eurasia
Undisclosed Desires
Resistance
Time Is Running Out
Starlight
Stockholm Syndrome
(Encore)
Plug In Baby
Knights of Cydonia


B000FVQYYKBlack Holes & Revelations
Muse
Warner Bros / Wea 2006-07-11

by G-Tools



MUSE 「Knights Of Cydonia」
バンドの勢いという点では絶頂期と思われる2007年のライブ。
観客とコーラスするイントロのギターフレーズから燃えます。
何といっても終盤の畳み掛けが素晴らしい。フジロックでの演奏も素晴らしかったです。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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