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The Stone Roses 「Driving South」

相変わらずハマっている音楽はいっぱいあるんだけど、
最近はStone Rosesのセカンドと中期のLed Zeppelinをよく聴いている。

うねりまくるリズムの上にギターが縦横無尽に音を鳴らすのは双方とも一緒なんだけど、
リズムの質感が70年代、90年代の違いを象徴しているようで面白い。

ツェッペリンの場合はファンクのビートを肉感的に解釈し、
粗雑ともいえるような直接的なグルーブを生み出している一方で、
ローゼスはダンスビートを通過した、機械的で冷めた質感が感じられる。グルーヴィーではあるんだけど。

Stone Rosesのセカンド『Second Coming』は、
自他共に認める、Led Zeppelinに影響されて作った音楽である。
正確な言い方をするなら、ジョン・スクワイアがZepに影響を受けて、制作されたと言うべきかも。

初めてこのアルバムを高校の頃聴いたとき、
大して音楽を聴いていないのに、やっぱりツェッペリンに似てるって思った。
とにかくジョンのギターリフはヘヴィでファンキーで、ギターソロは自由奔放に弾きまくってて、
まるでジミー・ペイジだって思った。

ギター覚えたての頃、僕はペイジが好きだったので、ジョンを好きになるのに時間はかからなかった。

とはいえこのアルバム、ジョンのギターが重要であるのは確かなんだけど、
肝はやっぱりマニとレニのリズムだよなーと気付いたのは大分後のこと。

先にも触れたけど、この二人のリズムはロック的であり、踊れるファンクビートではあるんだけど、
ダンスビートを通過したからこその、機械的な質感というか、冷静なビートがある。
ロック特有の暴発するような情感というか、勢いに任せて暴走してしまうかのような、
そんな危うさを全く感じさせない。このビートに身を委ねてれば安心、そんな感覚すら覚えてしまう。

書いていて上手く表現できていないのは承知しているんだけど、でもそんな感じ。


『Second Coming』は音楽史的には大した重要作とは見られていないみたいなんだけど、
個人的にはツェッペリンを現代的に解釈し、
新たな後継者として名乗りを挙げた重要作なんじゃないかって思っていたりする。

知らないだけかもしれないけど、単なるツェッペリンの焼き増しじゃなくて、
それ以降の音楽のフィルターを通してツェッペリンを再構築するバンドって他にいない気がする。

これに近い音楽ってあまり聴いたことがない。
だから、今でも僕にとって魅力的で、いつでも聴けるアルバムになってるんだと思うけど。

ちなみにThe Musicのファーストは、『Second Coming』を通過して、
更にダンスの要素を推し進めた音だと思っていたりする。

Musicの場合はアルバムを経るごとにツェッペリンさが失われていって、ちょっと残念だったりも。
もちろん『Strength In Numbers』はかっこいいから、全然今の路線でもいいんだけど、
他にこういうバンドいないからなー、と。


とにかく『Second Coming』はかっこいい。

マニのメロディアスなベースとレニのドラムがグイグイと引っ張り、
ジョンのギターリフとソロが冴え渡る
「Breaking Into Heaven」「Daybreak」「Straight To The Man」「Love Spreads」。

「Straight To The Man」ってどことなくレッチリと似てる雰囲気がある。
あんまり共通項ない気がするけど。面白い。

打ち込みのブレイクビーツがやたらと攻撃的で、
ロックバンドがここまで暴力的なダンスチューンを作れるんだーと驚きな「Begging You」、
イアンの不安定な音階と声色が妙にマッチする、英国フォーク的な「Your Star Will Shine」「Tightrope」、
そしてファーストの名残が残ったメロディアスで感動的な「Ten Storey Love Song」「How Do You Sleep」。

「Good Times」「Tears」はちょっと普通すぎるかなーってZep風ハードロックで、
ちょっと残念な感じもあるけど、特に前半から中盤にかけては素晴らしい名盤だと思う。

人によっては絶対ファーストよりもセカンドが好きって人がいるはず。
特に楽器やってる人にとってはそうなんじゃないかなー。

逃げ道作ってるようだけど、僕の場合はどっちも同じくらい好き、なんだけど。

セカンドは聴くに値しないかのような論調があるとしたら、
絶対にこのセカンドを聴かないのは勿体無い、リスナーの側からは声高にそう主張したいようなアルバム。


このアルバムを一番象徴する曲は「Driving South」かなーと。
うねりまくるリズムは聴いていて、徐々に熱く込み上げてくるものがあります。
ロックにカタルシスを感じる瞬間が、この曲にはあると思います。


B000000OT7Second Coming
The Stone Roses
Geffen 1998-11-17

by G-Tools



The Stone Roses 「Driving South」 アルバムより、音のみ。ドラムはレニです。
レニがドラム叩くこの曲のライブ音源が殆どないのは、寂しい限りです。



The Stone Roses 「Driving South」 ライブ盤『Crimson Tonight』より、音のみ。
ドラムはロビー・マディックス。ロビーの正確なドラミングもなかなかかっこいいものがあります。
何といってもライブ盤だと、ジョンのギターが素晴らしいです。正にペイジの後継者といった感じ…。この頃は。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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No title

お久しぶりです。
僕もStone Rosesは1st、2ndともに甲乙つけがたしって感じです。
2ndはツェッペリン風味もそうですが、バンド全体の演奏力がグッと上がっているのが印象的ですよね。このバンドがもう一枚アルバムを作っていたら凄いことになっていたんじゃないか、としばしば夢想します。
あとLed Zeppelin-The Stone Rosesの流れにThe Musicを置くのは、言われてみればそんな気もしますね。「Begging You」とか結構The Musicの音楽に近い感じがしますし。

Re: No title

こちらこそお久しぶりですー。

もともと演奏上手い人たちだったけど、2ndは確かに演奏力が格段に上がってますよね。
あと録音というか音質の向上ってのもでかいと思います。
僕もこの後のローゼス、聴いてみたかったです…。もう絶対ムリですからね。

あまりUK音楽の系譜よく知らないんですけど、
勝手に、ツェッペリン⇒ローゼス2nd⇒Music1stって系譜作ってます。
どれも先方がいなかったら生まれていなかった音楽ってことで。

意外にツェッペリンっぽいバンドってUKにいない気がしません?
だからこそローゼスとMusic好きなんですよね。

Musicのファーストの「The Truth Is No Words」。
これなんてツェッペリンとローゼス2ndとダンスビートが融合した名曲だと思ってます。
この曲に関してはいつか書きたいと思ってました。

近いうちに書いて、また意見伺いたいです。

No title

>知らないだけかもしれないけど、単なるツェッペリンの焼き増しじゃなくて、
それ以降の音楽のフィルターを通してツェッペリンを再構築するバンドって他にいない気がする。

レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンなどはヒップホップ世代のゼッペリンと言ってもよいのではないのでしょうか?

Re: No title

正直、レイジにツェッペリンっぽさを感じたことはないんですけど、
でもロックに新しいリズムを取り入れたという点で共通項はありますね。

どちらのバンドにもギターヒーローとカリスマ的なボーカルがいて、
強烈なリズム隊を擁しているという点も、確かに共通です。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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