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THE BACK HORN 「ひょうひょうと」

「ひょうひょうと」はバックホーンのメジャーデビューアルバム『人間プログラム』に
収録されている曲である。

この曲に関してはサウンド面で特筆すべきことは特に無い。
イントロのベース、アウトロのギターソロを含め、美しきメロディに彩られた佳曲ということになると思う。
僕にとってこの曲を特別な存在とさせている理由はその歌詞にある。

光の中行くのなら 心には三日月を
さらされし道こそ 静かに見据える

闇の荒野行くのなら 心には太陽を
力まかせ信じて 強く踏み出せ

所詮この命 意味などない


当時21歳だった僕が感じ考えていたことを代弁するような歌詞と出会い、
この曲を夜中に繰り返し聴いていた覚えがある。
約8年経った今でも定期的に聴き返す、僕にとってとても大事な曲である。

バックホーンとの出会いは特に劇的なものではなく、
垂れ流されていたスカパーのPV「サニー」を観たのがきっかけである。
そしてアルバム発表後にCDを視聴して、
1曲目「幾千光年の孤独」を気に入りアルバムを購入することになる。

『人間プログラム』収録の曲の歌詞を読み返してみるに、
良くこんな歌詞が書けたもんだと本当に感心する。
病的とも言える退廃的な世界観は、一見すると虚無的に思えるが、
彼らは単に世界と自分の関係を客観的に描写することを良しとせずに、
生に対する強烈な渇望を描ききっている。


果て無きことは知っている 俺に時間がないことも
生きることに飢えている だから生くのだろう


「ひょうひょうと」の中に現れるフレーズであるが、
これが当時の彼らの想いを結晶化した姿であると僕は思っている。

今の僕はここまで切迫した世界観は既に持っていないし、バックホーンもそうである。
しかし当時の僕とバックホーンの音楽とは精神的に共鳴していたことは間違いないし、
だからこそ今でも彼らの音楽を追い続けられるのだろう。

『人間プログラム』当時の病的な世界観からは変化しているけれど、
今尚名曲を創作し続けているこのバンドは素晴らしいし、
これからも応援していきたいバンドの一つである。

ちなみにライブには何回も観ているが、
僕が行くときに「ひょうひょうと」をやったことは一度も無い。
観てみたい気持ち、観たくない気持ち、半々である。


そして続くのだ 今日が又そう 赤き陽の下で


B000A3E4K4人間プログラム
THE BACK HORN
ビクターエンタテインメント 2005-08-24

by G-Tools


THE BACK HORN 「ひょうひょうと」映像は気にせずに…


テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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