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Red Hot Chili Peppers 「Parallel Universe」

ずいぶんと前の話だけど、レッチリからジョン・フルシアンテが脱退して、
新しいギタリストが入るとのこと。

http://www.barks.jp/news/?id=1000056575
http://www.barks.jp/news/?id=1000057938

Josh Klinghofferという、ギター、ベース、ドラム全てをこなすマルチミュージシャンのようです。
ちなみに1979年生まれで、僕と同い年。若い。フリーやアンソニーとは20くらい違うことになる。
ジョンのソロに関わっていて、ジョンからメインのストラトを譲り受けたという、後継者的な方のようです。


僕は『One Hot Minute』『Blood Sugar Sex Magik』と遡って聴いていった人間で、
レッチリはフリーのバンドだって勝手に思っていて、ジョンのギターがどうのとか、
あまり感じることはなかった。

実際、少年の頃、あんなベース聴いたことなかったから、フリーのベースにはぶっ飛んだ。
なのでメタル少年にとっては、『Blood Sugar Sex Magik』はギターが歪んでないし、
あまりジョンのギターがどうのとか、全然印象になかった訳です。
どちらかというと、『One Hot Minute』のデイブ・ナヴァロのプレイの方が好きだった。

そんで大人になってすいぶんと後になって、
レッチリってジョンのバンドだったんだなーって、気付くことになった。
バンドの歴史は、ジョンのプレイスタイルの変化の歴史と、ほぼ同義であると思うようになった。

『Mother's Milk』では、今のジョンからは信じられないくらいギンギンに歪んだメタルギターが聴ける。
1989年はまだまだメタルの時代で、プロデューサーが「売れる」音作りという観点で、
こういう音にさせたようで、ジョンとプロデューサーは衝突もあったようである。

まだこのアルバムではジョンの個性っぽいところはあまりない。
ジョン加入後、最初のアルバムってこともあり、曲作りではあまり表に出なかったんだと思う。
亡くなった前ギタリスト、ヒレル・スロヴァクのファンだったようで、
彼のスタイルをまず追求したってこともあったと思う。

ちなみにジョンは、ファンクスタイルのギターは
レッチリに加入してから追求するようになったとのこと。
知ったとき、へーって感じだった。とてもそうとは思えない。

『Blood Sugar Sex Magik』は誰しもが認めるジョンの才能が開花したアルバム。
曲作りはアンソニーと共同で、隔離された農場の小屋で行われたらしい。

アルバム全体を通して、ギターが殆ど歪んでいない。
それでいてカッティングも弦全体を鳴らすんじゃなくて、絞って鳴らされるようになった。
「Give It Away」の単音カッティングのメインリフなんて、その象徴だと思う。

強烈に唸るファンク風のギターも完全に自分の手の内に入れたようだし、
一方で「Under the Bridge」のように、たまらなく美しいアルペジオも追求するようになった。

昔のファンからしてみれば、このアルバム、賛否両論だったんじゃないかなって思う。
全然ギターの音が変わった。副次的にベースもスラップの数が減って、
メロディラインを強調するようなフレーズが増えた気がするし。

そんでジョンが脱退して、『One Hot Minute』が作られる。
デイブが元々メタルチックなギターが得意なだけあって、
『Mother's Milk』と『Blood Sugar Sex Magik』を足し合わせたような感じで、
少なくともジョンがいたら作られなかったであろう、押しの強い曲が詰まっている印象がある。

ここでもジョンの不在が、やっぱりレッチリの音楽性を変化させているといえる。

そして色々あってジョンが復帰し、『Californication』が作られた。
ジョンのスタイルって「引き算」のギターって言われるみたいだけど、ここでそのスタイルが完成したと思う。
フレーズを詰め込むのではなく、必要な音だけを、必要な間で鳴らす。
単音バッキングは昔以上に多くなっているし、ギターソロも非常にシンプルなものが増えた。

だけど、そのフレーズ一つ一つが非常にエモーショナルで、美しい。
ギターだけ聴いてても、このアルバムは面白い。ジョンのピッキングは様々なニュアンスで鳴らされている。

「Californication」のギターなんて傑作だと思う。
クリーントーンのアルペジオとカッティング、そしてギターソロ。
はっきり言って僕でも弾けるフレーズだけど、絶対あんなエモーショナルに弾けない。

ジョンのスタイルの変化と相まって、曲調はメロウでミディアムテンポの曲が増えた。
フリーのベースはますますメロディアスになり、
チャドのドラムもバンドを引っ張るというより、支えるドラムになった。

ジョンが曲作りのほぼ全権を担うようになった『By The Way』では、その傾向が更に強まっている。
『Californication』ではまだ昔のスタイルのファンク調の曲が聴けたけど、
この時点では、アンソニーの歌が映えるような、メロディアスな曲ばかりになった。

ここまで振り返ってみても、レッチリの歴史は
ジョンのスタイルの歴史と言い換えてもいいくらいの変遷を辿っていることがわかる。


新しいギタリスト、ジョシュは否が応でもジョンと比較される立場になる。
ジョンのようなスタイルでやれば、模倣に過ぎないって批判されるだろうし、
ジョンのスタイルからはみ出せば、あれはレッチリじゃないて言われるようになる。

でも、ジョンはかなり年下であるにも関わらず、
自分のスタイルをレッチリのスタイルとして、影響を与え続けてきた。
だからこそ、僕はジョシュにも同じような遍歴を期待したい。

新しいギタリストがバンドを新しい道に誘った、なんてなったら最高にかっこいいと思う。
今年アルバム出る予定みたいだし、楽しみ。


ちなみに、僕はジョンのプレイだと「Parallel Universe」が好きです。
ベースとコードを形成していく単音バッキングがめちゃくちゃかっこいい。
サビのバッキングも大して歪んでいないのに、すごく重たい音を出していて、これもかっこいい。

極めつけはアウトロのワウを使ったギターソロ。
エモーショナルって言葉がぴったり。何回聴いても、すげーってなる。

アンソニーもフリーもチャドもたまらなくかっこいい、レッチリの名曲。


B00000J7JOCalifornication
The Red Hot Chili Peppers
Wea Germany 1999-06-03

by G-Tools



Red Hot Chili Peppers 「Parallel Universe」 LIVE
このライブ、すげーっすわ…。この曲、ライブで聴いたことないんだよな…。


Red Hot Chili Peppers 「Parallel Universe」 音のみ

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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