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Green Day 「2000 Light Years Away」

今回のGreen Dayのツアーのセットリスト、よその国ではどうだったのか、
気になったのでsetlist.fm使って調べてみたけど、どこもほぼ同じ構成だったようで。
さいたま初日のセットリストを元に、今回のツアーの構成を振り返ってみます。

(本編1部)
21st Century Breakdown(固定)
Know Your Enemy(固定)
East Jesus Nowhere(固定)
Holiday(固定)
The Static Age(固定)
¡Viva la Gloria!(かなりレア。日替わりで「Give Me Novacaine」「Before the Lobotomy」がメイン)
Are We the Waiting(固定)
St. Jimmy(固定)
Boulevard of Broken Dreams(固定)

勝手に1部と名づけたけど、
ここでは『21st Century Breakdown』と『American Idiot』 からのみ演奏されている。
基本的に選曲と流れはどこの会場でも全く同じなので、
ここは「今」の彼らが演りたいこと伝えたいことが凝縮されたパートといえると思う。
頭3曲は今後のライブでも定番曲になっていくんじゃないかな。

ちなみに「¡Viva la Gloria!」は日本以外では全くやってなかった気が。
これ聴けたの、かなりラッキーだったようです。
会場によっては「Boulevard…」の後に「Murder City」やってたり。うらやましい。

(本編2部)
2000 Light Years Away(いくつかの会場でやってる)
Hitchin' a Ride(固定)
Welcome To Paradise(固定)
When I Come Around(固定)
My Generation (かなりレア)
Brain Stew(固定)
Jaded(固定)
Longview(固定:客に歌わせる)
Basket Case(固定)
She(固定)
King For A Day(固定)

2部は、『Dookie』の人気曲を中心にしたどの会場でもやる固定曲と、日替わりの曲で構成されている。
ここで演奏されるのは『1039/Smoothed Out Slappy Hours』?『Nimrod』の曲。
色んな会場のセットリスト眺めていて『1039…』と『Kerplunk!』から結構やってるなーって思った。

「At the Library」「Going to Pasalacqua」「2000 Light Years Away」
「Dominated Love Slave」「Christie Road」あたりはポツポツとやっていた。
「One for the Razorbacks」やってる会場も…、これはうらやましい。

実際のライブではビリーがここでギターを持ち替える。昔のメインギター、フェンダーの青いストラトへ。
カバーやったり客をステージに上げて歌わせたり、エンタメ色が強くなる。

インディーズ時代の曲もやってることから推察するに、
ここれは意図的に昔のグリーンデイを蘇らせようとした試みなんじゃないかと思う。
スタジアムクラスの会場でやってるけど、まだまだ俺達は身近な存在なんだって主張に思えてならない。

あと、特筆すべきはカバー。日本では「My Generation」やったけど、他の会場でも色んな曲やってる。
ご当地ものもあり。イギリスではOasis、ドイツではなんとScorpionsなんてのも。
結構ハードロック、メタルものが多い。Metallica、Van Halen、Black Sabbath、AC/DCやら。かなり意外。

実際そこら辺の音楽の趣味嗜好って日本のマスコミでシャットダウンされてるのかも。
パンクバンド、ロックバンドが、メタル好きとかメタルに影響受けたとか、
そういう情報を意図的にシャットダウンする雑誌やライターがいますからねー。

ちょっと脱線したけど、こうしたお遊び的なカバーも、
今も昔も変わらないグリーンデイっていう主張に思えなくもない。

(本編3部)
21 Guns(固定)
American Eulogy(日替わりで「Minority」)

3部というには短すぎるけど、ここは非常に重要なパートだと思う。
2部において昔のグリーンデイを蘇らせた後に、「今」のグリーンデイを主張するパート。

どの会場でも3部の始まりは「21 Guns」になっている。
実際この曲は会場の雰囲気を一変させるような強大な力を放っていた。
この曲に込められたメッセージこそ、「今」の彼らが伝えたいことなんだろうと思う。

本編の締めは「American Eulogy」または「Minority」。
いずれの曲も保守化するアメリカを批判する曲。
ここでまた彼らは闘うバンドであるという旗を掲げ、「今」の立ち位置を明確にするのであります。

(アンコール1部)
American Idiot
Minority(日替わりで「Jesus Of Suburbia」)

アンコールの始まりはどの会場でも「American Idiot」。
この曲はやっぱり彼らにとって重要な曲だという意思が伝わってくる。
あと「Jesus Of Suburbia」やるときは、必ず「American Idiot」の後ってのも彼らのこだわりなんだろう。

(アンコール2部)
Last Night On Earth(ほぼ固定)
Wake Me Up When September Ends(日替わりでいろいろ)
Good Riddance (Time Of Your Life) (固定)

アンコール2部ではビリーがアコギを持ってしっとりと締める。
きっとどの会場でも美しい余韻を残したことでしょう…。


こうやって『21st Century Breakdown』ツアーのセットリストを振り返ってみたけど、
目を引くのはやっぱり「今」のグリーンデイ、「昔」のグリーンデイの明確な線引きである。

昔のグリーンデイは「自分」を中心の問題に据え、苦悩と孤独をテーマとして歌っていた。
そして、その苦悩を乗り越え、固い決意と共に、
彼らは祖国であるアメリカの問題をテーマとして、闘うバンドへと変貌していった。

決して彼らは「昔」の自分達を否定しない。「昔」の自分がいるから「今」の自分がある。
今回のライブを通して彼らが伝えたかったメッセージの一つに、それがあるんじゃないかと思う。

でもそれって「今」の自分達に自信があるからこそ出来る事。
あーいう過去の名曲を連発すると回顧的なベストヒットライブになりそうで、普通のバンドなら嫌がりそう。
「21 Guns」「American Eulogy」「Minority」という
今の彼らを象徴する名曲があるからこそ出来る事なんだろう。


こうやって振り返ると、このセットリストの仕掛けって
凄く色々と考えられているような気がして、非常に面白い。
そういった面でも貴重な時期にライブ行けたんだなーって感動があります。

しかし、次のアルバム出たらどんなセットリスト組むんだろう。
『AI』『21st』の曲を、『Nimrod』以前の曲に組み込むのか。
それとも今回のツアーのように完全に別物とするのか。

とにかく「次」のアルバム次第だと思う。彼らは次に、どこに向かうんだろうか…。
誰も進む道の分からない、本当に本当に奥の深いバンドになったと思います。


最後に、予断だけど、うらやましいと思った会場のセットリストを貼っておきます。

ARCO Arena, Sacramento, CA, USA Setlist on August 24, 2009
さすが地元って感じのレア曲、初期曲満載のセットリスト。カバーも僕がその場にいたら狂喜乱舞でしょうね。
アンコール3回目もやってるし、間違いなく演奏曲数はツアーで一番です。
http://www.setlist.fm/setlist/green-day/2009/arco-arena-sacramento-ca-1bd7a5a0.html

Wembley Arena, London, England Setlist on November 1, 2009
何の変哲もない…と思う無かれ。何と「Letterbomb」やってます…。うらやましすぎる。
アンコールでは「Macy's Day Parade」やってるし。聴きたかったなあ。
http://www.setlist.fm/setlist/green-day/2009/wembley-arena-london-england-1bd7c57c.html

HP Pavilion, San Jose, CA, USA Setlist on August 18, 2009
このセットリストもいつも通りに見えるんですけど、本編最後を見ると…「Homecoming」!
「American Eulogy」の後に「Homecoming」なんて…、昇天ものです。
http://www.setlist.fm/setlist/green-day/2009/hp-pavilion-san-jose-ca-53d7afd5.html


B000JMKKG8Kerplunk
Green Day
WEA 2007-01-16

by G-Tools


Green Day 「2000 Light Years Away」 LIVE

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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No title

古い記事にコメントすみません
わたしもこのツアーに参戦した一人です。
物凄く共感したのでひとこと!!

過去(しかもインディーズも)の曲をライブでやるってなかなかできない!やっても普通ちょこっと。
理由は捕鯨さんの言われてるように、そっちにもっていかれちゃうから。
でもグリーンデイは別パートでやるくらいしっかりやる。すごい。
「今に自信を持ってるからこそ」、まさにその通りだと思います!
あとファンサービス。彼らのライブ、毎回絶対たのしいですよね。
セットリストも、ファンを楽しませることを一番に考えての内容な気がします。

次のアルバムがでたらどうなっていくのか?
ここもすごく気になります。そして楽しみです。
自分たちの変化とともに、時代とともに、違う音楽を作り続けてきた、でも軸となるスタイルは変えずに。
それが現代の他のパンクバンドにはない奥の深さになっているんだと思います。

また来ます!

Re: No title

はじめましてー。コメントありがとうございます!
おかげさまで自分の書いた記事もう一度読み返してみて、あのときの感動が蘇るようでした。

グリーンデイって闘うバンドで、僕はその姿勢が一番このバンドの好きなところなんですけど、
観客と一緒に楽しみたいって姿勢にも惹かれるんですよね。どちらも徹底していて。
ビリーがやたらとコールアンドレスポンス煽る姿が、今でも目に浮かんできます。

一度ライブ観ると、やっぱりまた行きたくなりますよね。
また観たいです。出来れば一生に一度でいいから、アメリカで観てみたいです。

彼らが次にどこに向かうのか、全然読めないですよね。
本当に奥深いバンドになったなーって思います。

なっつさんのブログ訪問させて頂きました。面白いです。
まだ全然見きれていないのですが、特に歌詞の対訳など、じっくり読ませていただきます。
僕もちょくちょく訪問させて頂きますね。更新楽しみにしてます。

No title

返信ありがとうございます。
ブログに、去年行ったアメリカツアーのライブレポを掲載しました!
アホみたいに長いですが。笑

あと、あのブログはグリーンデイONLYですが、
その他のロック(おもに洋)も好きです。
捕鯨さんのブログカテゴリにあるバンドはけっこう反応しがちかも。笑
わたしも更新たのしみにしてます

Re: No title

ライブレポ読みましたー。
去年のライブですよね?すげーよく覚えてますねー。臨場感伝わってきます。
僕なんてその場でテンション上がって騒いでいて、あんまり覚えてないことも多いもんで…。

そう、Green Day、僕アメリカで観てみたいんですよ。
なんだかんだ彼らってやっぱり母国を愛してると思うんですよね。だから故の批判精神というか。

彼らは当然世界各国のファンを大事にしていると思うんですけど、
でもやっぱり母国のファンを相手にしたライブって、
きっと日本で観るライブと違うんだろうなーって思ってました。

羨ましいです。きっと合唱も日本の数倍、数十倍もすごいんでしょうねー。
一度体験してみたいです。

勝手ながらリンク貼らせて頂きました。
続きは今度なっつさんのブログに書き込みますね。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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