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OUTRAGE 「RISE」

Anvilが諦めなかった男達なら、このバンドも諦めなかった男達。

橋本復帰後に入魂のセルフタイトルアルバム『OUTRAGE』をリリースしたアウトレイジ。
このアルバム、めちゃめちゃいいです。会心作。
メタラーの間では、今年出たSLAYERやMEGADETHのアルバムと比較されるくらいの出来栄え。

ぶっちゃけて言えば過去の焼き直しで、
メタルの新たな境地に踏み込むような革新的なアルバムではない。

でも、最高。アウトレイジにしか作れない、最高のメタルアルバム。

インタビューで彼らはアウトレイジのメタルアルバムを作りたかったって言ってたけど、
その通りの出来。下手したら過去の名作よりも、最新作の方がクオリティ上かも。


1曲目「RISE」で一気にもっていかれる。
曲構成やドラムパターン、多くの人間が名曲「MY FINAL DAY」を思い浮かべるであろう曲。

静かなイントロから始まって楽器のボリュームがアップして、コーラス。
すっげー男臭い。そして一気に怒涛の展開に突入。
橋本のボーカルが、刺さる。この人の声、やっぱり好きだわ。かっこいい。

「YOU CARE? I DON'T CARE」はパンキッシュなエネルギーを
スラッシュビートに乗せて吐き出した曲。
この曲でも橋本のボーカルが冴える。ライブでめちゃめちゃ盛り上がりそう。

一転してグルーヴィーな「REIGN」。これは「FOLLOW」を髣髴とさせる。
うねりを上げるベースとタメの効いたドラムがかっこいい。

そしてまた雰囲気は「UNTIL YOU ARE DEAD」にて一転。
70年代ハードロック的なリフがかっこいい。歌メロもキャッチーでいい。

そして「FISTS FULL OF SAND」。これ、めちゃめちゃいいです。名曲。
これは「MADNESS」を彷彿とさせる。
この曲は阿部のギターが素晴らしい。単純なんだけど、身体にくるリフ。パンクに近い爽快感。
ギターソロの構成も素晴らしい。マイケル・シェンカーばりの泣きのギター。

どっしりしたミドルテンポで聴かせる「SHELLS RAIN DOWN」。
コーラスが古き良きメタルって感じで、とても良いです。この曲もお気に入り。
単純何だけど、この曲のリフもかっこいい。センスあるわー、この人。この曲のギターソロも最高。

「LANDSHARK」はまたまたパンク調の疾走ナンバー。
アウトレイジってメタルなんだけど、パンクの影響も強い。
マイナースケールを多用したギターソロとパンク要素、そしてメタルの融合がこの人たちの個性。
この曲ではその真骨頂を聴く事ができる。

あっという間にアルバムはクライマックスへ。渾身のバラード「SHINE ON」。
橋本のボーカルが素晴らしい。

メタルっていうとハイトーンのボーカルが一般的に連想されるけど、
この人の場合、中音域の発声がすごい。切れ味がある。
メタリカのジェームス・ヘッドフィールドばりのボーカル。色気がある。
この曲はライブでもハイライトになりそうな曲。

名曲の余韻そのままにギターインスト「TOR」。
どことなく北欧のメタルバンドっぽいギターフレーズ。ハモリもあるし。
フレドリック・ノルドストロームの影響感じるのってこの曲くらいかも。

ラストに配されたのは、これまたパンキッシュなスラッシュナンバー「TERRORIZER」。
これもライブでめちゃめちゃ盛り上がりそう。
サビで客が一緒にコーラスする光景が目に浮かぶようです。
こういう疾走曲でアルバム締めくくるのは『MASTER OF PAPPETS』のようで、良い。


あっという間の40分。ダレることなく、一気に聴けます。
最初から最後まで捨て曲なし。曲ごとにメリハリあるし、飽きずに聴ける。

フレドリック・ノルドストロームの音もいいです。
ARCH ENEMYほどじゃないけど、硬質でバキバキしたミックス。
音でかくして聴いてると、否が応でも気持ちの高ぶりを感じるような音。

曲が過去の自分達を意識して作られている分、現代的でクリアな音作りは重要な肝だったかもなー、と。
これで録音しょぼかったら、ただの焼き直しにしか聴こえなかったかもしれない。


こういう復活系のバンドって、ライブだと新曲より昔の名曲の方が盛り上がるもんなんだけど、
アウトレイジの場合、新曲も過去の曲と同じくらい盛り上がりそう。
そうなったとき、バンドは初めて復活、現在進行形のバンドって言えるんじゃないかな。

ツアー初日、渋谷BOXXは小さい箱だけど、チケットは即日ソールドアウト。
LOUD PARKでライブが終わった後、自然発生的に起こった「OUTRAGE」コール。
Amazonではあっという間に、ニューアルバムは在庫切れ。

こういった事実を前にすると、彼らを待っている人間って多かったんだろうなと実感する。

今、バンドに流れが来ているのは間違いない。
このチャンスを生かして、とにかく売れてほしい。
日本の市場だと限りがあるから、世界のメタラーに目を向けて、プロモーションしてほしい。
そして音楽で生活するのは無理にせよ、不自由なく彼らが好きな音楽やれる環境を手に入れて欲しい。

LOUD PARKのとき、あのバンドは何だって、出演バンドの中で注目されていたようだし。


バンドにこうした追い風が吹き始めたのは、橋本復帰が起爆剤になったのは間違いないんだけど、
橋本脱退後もOUTRAGEの看板を下ろさずにバンドを続けてきた、
阿部、安井、丹下の三人の忍耐、努力の賜物だと思う。

三人時代のライブは観たことないけど、
小さなライブハウスで、少ない観客相手にずっと頑張ってたらしい。

諦めずに続けていれば、その想いと努力が報われる。
それが現実になっていく様を、このバンドを通して見つめていきたい。


渋谷BOXXは行けないけど、クラブチッタのライブは行きたい。
絶対すごいことになると思う。かなり客集まるんじゃないかな。
第二の黄金時代を期待。


B002PKA9ZEアウトレイジ
OUTRAGE
ビクターエンタテインメント 2009-11-25

by G-Tools



OUTRAGE 「RISE」
さすがに見た目はおっさんだけど、出す音はとにかく若い。
このPVもかっこいい。再始動の幕開けにふさわしい曲。
ちなみにビクターはYoutubeもプロモーションに使ってる様子。いいアイディアだと思う。
多くの人の目に触れてくれるといいなあ…。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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No title

かっこいい!!!!!

最近まで日本のmetalは死んでると思っていた。
dragonvariusとかヲタク集団に変わり果てたと思っていた。

嬉しすぎる誤算だ!!

紹介本当にありがとうございました!!

Re: No title

はじめましてー。コメントありがとうございます。

確かに僕も最近の日本のメタルバンドって聴いてないですね。
海外でも、これはってバンドがあまりいないんですけど…。

昔は日本のバンドだと、Outrage、United、サーベルタイガー、Suns Owl、Bat Caveとか、
好きなバンドいっぱいいたんですけどね。

そんな感じでしたけど、
Outrageのニューアルバムは久しぶりにすげーって思った日本人のアルバムでした。
初めてOutrage出会ったのなら、昔のアルバムに遡って聴いてみるのもおすすめですよ!
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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