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Aphex Twin 「Windowlicker」

政治の世界では、事業仕分けというものが行われています。
私、民主党支持者ではないですが、これ大賛成。既得権益に楔を打つ作業は、私の待望です。
別に無理に廃止とか、見直しに持っていかなくてもいい。楔が打てればそれでいいのです。

そんでそんな作業が進む中でこんなニュースを発見しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091126-00000009-zdn_n-sci

次世代スパコンの見直しの件、概要は知っていたのですが、ここまで大きな話になってるんですね。
科学界の大御所も大御所たちが揃って、事業仕分けの内容を批判しています。

僕の家にはテレビがないので、持っている情報源は新聞と雑誌、そしてネットのみ。
そこで、世間はこのスパコン見直しの件、どのように報道しているのか、
各種動画サイトを駆使して探ってみた。

大まかな風潮としては、以下の通りなのかなと感じた。
・科学技術で勝負できなくなれば日本に未来はない。
 よって科学技術関連の予算は削減するべきではない。

これ、私の実感と一致します。
理系人間だからということもあるけど、科学技術というウリがなくなると、
将来の日本という国は支えきれなくなるだろうと考えています。
恐らくこの点、多くの国民の方々も同意見なんじゃないかと思います。


ここまでを踏まえて、実際の事業仕分け会議の中身を聴いてみた。
70分近くあったけど、色んな意味で面白くて、全部聴いてしまった。
今だとニコ動で音声だけだけど、聴けます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8793858

これ聴くと、実際の仕分け会議の論点は、世間の報道とは別のところにあるのが分かります。
会議の過半に費やされていたのは、これまでのスパコン開発の戦略の杜撰さについて、である。

非常にざっくりとまとめると、以下の通り。
・当初スパコン開発はベクトル型とスカラー型のハイブリッドを指向していた。
・しかしベクトル型の開発を担っていたNEC、日立が経済的な問題で撤退してしまった。
・議論の末、スカラー型単独でも当初の狙いの性能が出せることが分かってきた。
・そこで、スカラー型のスパコン開発を進めていくための予算を申請したい。

下記サイトが非常に論点が明確で分かりやすいです。
http://japan.cnet.com/blog/petaflops/2009/11/15/entry_27035393/

そんで何が問題になってたかっていうと、乱暴に書くとこんなことです。
・簡単にスカラー型で出来るって判断したみたいだけど、これまでベクトル型の開発に
 費やしてきた費用についてどのように考えるのか。責任はどのようにとるのか。
・急激な開発方向性の転換があるが、本当に計画通りの成果が出せるのか。

文科省、理研の方々は全くこれらの質問に答えられていませんでした。
とにかくスカラー型で計画通り出来る、の一点張り。これじゃ議論は噛み合わない。

また、国のプロジェクトを途中で撤退する企業の在り方の是非についても議論されていた。
国が巨額を投入した事業の方向性を変えてしまうことに、道義的責任はあるとは思う。
ただ、メーカー側は短期の業績を求められる立場で、お金を出せなくなったら手を引くのも分かる。

問題はこういった事態を想定していなかったプロジェクト側の方である。
ここの答弁も目茶苦茶だった。何で手を引かせるような自体に陥ったのか。
明確な回答はなかった。

そういや、文科省の方は訴訟の準備してるなんて答弁してましたね。まじっすか…。


どうも会議での議論と世間の報道とは、ずれてる。
事業仕分けの場では、来年度の予算を付けるに値する状況にあるのか、
ということが論点だったと思うんだけど、世間ではなんか大きな話になってるし。
スパコン開発の有用性については仕分け人も認めていたような気がするけど。

ノーベル賞の方々含め報道陣の方々、そしてネット上で書き込みをしている方々は、
本当に事業仕分けの会議を見たのでしょうか?
あれ見たら多くの人が文科省、理研側の説明不足だって感じると思うんだけど…。
あの人たちの答弁、酷い。質問に答えるという基本すらできない人を立たせちゃいけませんよ。

そして、テレビってやっぱり怖い。

「2位じゃだめなんですか?」は流行語になりそうだな。
まー、あの発言もどうかと思うけど、あんまり叩かれすぎるのは可哀想。完全に悪役だ。
あそこだけ妙にピックアップされてるもん…。全体の流れの中で報道してやれよ。


長々とあまり整理もできてない考えを述べてきたけど、私の意見。

スパコン開発には予算をつけるべきです。
説明がヘタクソで責任も曖昧にしているけど、理研には絶対優秀な技術者が揃ってる。
彼らの力を活用しないと、日本にとって大きな損失です。

民間が手を引くくらい成果に見通しの立たない研究ってのは、絶対国にしか出来ません。
得られた成果がどう応用できるのか、今はまだ分からなくてもいいと思います。
右へ習え的な発想だけど、
世界各国が取り組んでいるテーマだからやらないといけないと思っています。

スパコン分野が今後どう発展していくかは分かりません。
次世代の更に次の世代の勝負になったとき、基礎的な体力がないと、
スタートラインにも立てなくなります。
世界の国々は本当にコアな技術ってのは、絶対に隠すものです。

まー、これまでの開発戦略をしっかりと総括して、
その上で今後の戦略を誰にも納得できるように提示することは必須ですけど。


また全然音楽に関係ないこと書きました。
どうしようか、今後こういうのはカテゴリで隔離しようかな。
という訳で、今日はスパコン繋がりで電子音楽でも聴いてみます。

Aphex Twin。リチャード.D.ジェームス。
この人、頭おかしいと思う。そしてこの人と組んでPV作ったクリス・カニンガムもおかしい。

「Window Licker」
クリスのエレグラのライブでも、このPVの映像使われてた。
このPVの気持ち悪さはなんなんだろう。ダンスという行為への悪意すら感じます。

エイフェックスの音って何がいいのかよく分からないけど、
ときたま不意に変な世界に入りたくなるとき、聴くことがある。
『Richard D. James Album』『drukqs』は院生時代よく聴いた。

サマソニではちゃんと見れなかったので、また来て欲しいな…。
でも気まぐれだもんな、あの人…。


B00000I8U7Windowlicker
Aphex Twin
Sire 1999-03-19

by G-Tools


Aphex Twin 「Windowlicker」 驚きの展開を示す衝撃のPVです…。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

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No title

僕は文系人間なので、理系視点からの解説は大いに助かります。

いろんなところで指摘されていますが、事業仕分けってのは否応なく東京裁判を思い起こさせますね。内容の是非はともかくとして、両者はともに旧時代を否定(正確ではないかもしれませんがあえて「否定」と言いましょう)することで国民に「時代は変わった」と認識させるものです。その認識は、仕分けの対象となっている事業関係者にある種の緊張感を生むでしょうし、「既得権益に楔を打つ」ことにもなるはず。

ただ一方で、東京裁判が超スピード判決によって国民の目をくらましたように、事業仕分けが我々の把握できないようなスピードで様々な事業をバッサバッサと斬り捨てていく様を見ていると一抹の不安を感じざるを得ません。知らない間に重要な事業が闇に葬られているかもしれないのですから。我々の持っている時間は有限です。事業仕分けに関しても、その全ての議論に目を通すことなどできるはずもありません。ただ問題なのは、形式上事業仕分けは「国民の監視下で行われている」ということになっていることです。
悲観的な議論になってしまいますが、国家の役割が多様化した現代において、民主主義はほとんど形骸化してしまっているのだと思います。多岐にわたる国家の活動を我々は把握しきれず、メディアに流れる表面的な情報に洗脳されるがままになってしまうわけです。スパコン問題を巡る直情的な議論もそこに起因しているように思われます。
事業仕分けを受けて鳩山政権の支持率が上がっているみたいですが、僕はこのリアクションがただ目新しさに脊髄反射を起こしただけのように思えて仕方がありません。長文失礼いたしました。

Re: No title

僕はまだ民衆の知性を信じているんで、民主主義の形骸化とまでは思ってません。
一方で、東京裁判の例えは適切かどうかはさておき、
「事業仕分け=旧時代の否定」という構図があるのは確かかもしれません。

面白い視点からのご指摘ありがとうございます。
apoppopaさんのコメントを踏まえて、本件に関して、また記事を書いてみたいと思います。
プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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