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Slayer 「World Painted Blood」

今年のラウドパークのトリもスレイヤー。
いつまでもスレイヤーじゃないだろうと思いながらも、
彼ら以上の格を持つバンドなんて現段階においても考えられないのは事実。

ただ、正直僕はもうスレイヤーは衰えが隠せないと思っていた。
実際のところはフロントマンのトムアラヤの衰えのこと。

とにかくトムアラヤのヘッドバンギングは強烈で、
僕の中では「ヘッドバンギングが最もかっこいい男」ナンバーワンだった訳だけど、
長年の首の酷使を原因として、彼はとうとう頸椎を損傷するまでに至ってしまう。
結局彼は2010年に首を手術し、二度とヘッドバンギング出来ない身体になってしまった。

僕はその頃にBIG4のライブ観てるんだけど、そのときのスレイヤーのライブは残念なものだった。
トムがヘッドバンギングしないのはいいんだけど、声も全然出なくなっていた。
あのときの「Angel of Death」を聴いたときの悲しさは衝撃的だった。

イントロの「あああああーーーーー」って叫びも当然出来ないし、
1フレーズ歌っては1フレーズを歌わないの繰り返し。
「Auschwitz!」「…」「The way that I want you to die!」って感じで。
当然サビは絶叫できない。帝王のあんな姿を観るのは正直キツかった。

なので、スレイヤーが今年のラウドパークのトリに決まったとき、
またスレイヤーが観れるのは嬉しかった反面、正直複雑な気持ちだった。
帝王の威厳を損なうことにならないだろうかと。

僕がここまでメタルに入れ込むようになったのはスレイヤーのおかげだっただけに。
これだけメタルのライブに行くようになったのは、BeastFeast2001でスレイヤーを観たからである。
あれが僕の人生を変えた一つの出来事であることは間違いないだけに。


ラウドパーク当日、Sonata Arcticaのライブをスタンドで観ながら、
In Flames側のアリーナ前方に既に入場規制がかかっているのを見ていた。
その後の行動について迷っていたけど、恐らくSlayerのライブのときにアリーナ前方は入れないだろうし、
初志貫徹ということで今回最も楽しみしていたHelloweenのライブをアリーナ前方で観ることにした。

Helloweenのライブが終わって、まだ余力は全然あったものの、
今更アリーナ後方で観るのも微妙だし、
初めてスレイヤーをじっくりとスタンドで観るのも悪くないと思い、
後方側のスタンドでライブを観ることに決めた。

赤色の照明が照らされメンバーが登場。彼らにはやっぱり血の色が似合う。
正にそのタイトルまんまの「World Painted Blood」でライブはスタート。

僕は正直この曲、というより『World Painted Blood』というアルバムがあまり好きではないんだけど、
この時の演奏には、本当にシビれた。イスに座りながら思わずヘッドバンギングしてしまった。
出音からして他のバンドと全然違う。下手したら50mくらい遠いところで演奏してるのに、
威厳に満ち溢れた音が自分のところに届いてくる。

自分にとってスレイヤーの一番の魅力はギターである。
おなじみのマーシャルの壁がなかったのは残念だったけど、
不穏極まりない旋律を奏でるギターリフは相変わらずの殺傷力だった。

ケリーキングのカッティングは相変わらずの切れ味だったし、
ジェフの代役となるゲイリーホルトも凄まじいギターを弾いていた。
ベイエリア界隈のギタリストの刻みはほんと凄い。あんなギター弾いてたら頭振りたくて仕方なくなる。

てゆーか、あんな音出すなんて反則。
自分が弾いても絶対にあんな音は出せないと断言できるものの、
一度でいいからあのセッティングでギター弾いてみたい。記憶飛ぶだろうな。

「War Ensemble」ではもうアリーナ前方のモッシュピットが凄いことになってた。
アリーナの1/2くらいをピットが占有して、ぐちゃぐちゃと人が動いている。

懸念していたトムアラヤのボーカルだけど、本当にあの歌えなかったトムなのかと思った。
ヘッドバンギングは全くしてないけど、声は全然出ている。
殆どフェイクもなしに高音も出して絶叫もしていた。

「うぉーあんさぼーーーる!!!」って。やっぱりトムアラヤのボーカルは最高だ。
もうスレイヤーは衰えたなんて思っていた自分を恥じた。スレイヤー、凄すぎ。

しかしケリーキングはいつ観ても変わらない。不動の動き。あそこまでいくと伝統芸能だわ。
ジューダスプリーストのイアンヒルみたいにひたすら同じ動きを繰り返しながら弾いてる。
そのスピードには、絶対に超えられない壁があるとはいえ。
ケリーキング48歳。アスリートだよ、あの人。スレイヤーで一番歳取ってないのはあの人。

ジェフの代役となるゲイリーホルト。
あの人のヘッドバンギングはケリーと違っててなかなか良かった。
ケリーは一拍に一発小刻みに首を振るスタイルなんだけど、ゲイリーは大きく二拍に一発振るスタイル。
長身であることもあり、非常に視覚的に見栄えがする。

ケリーとゲイリーが二人並んでヘッドバンギングする姿はかっこ良かった。
本当に絵になる人達だよね。

そしてデイヴロンバード。
本格的に自分がドラムやるようになってようやく分かってきたけど、やっぱりかっこいい、あの人。
手数足数だけならあの人より上手いドラマーなんてたくさんいると思うけど、
今回のライブで感じたのは一発一発のショットの重み。

特にスネアの音。例えPA通して加工してあるとしても、あんな重みのある音にはならない。
今はどんなスティック使ってるか分からないけど、
あの人のシグネイチャーモデル、チップの無い、ただの太い棒だったし。
あんなのしっかりとした技術持ってる人じゃないと使いこなせない。

高速のドラミングが売りだけど、パワーもしっかり叩きつけるところが、
デイヴのドラムの凄いところだと改めて思った。
ただ正確なだけじゃなくて、ギターリフと完璧にシンクロして、
オドロオドロしい雰囲気を作っているところも素晴らしい。

昔はポールボスタフのドラムの方が好きだったけど、今はやっぱりデイヴロンバードだ。
スレイヤーにはデイヴが似合う。

デイヴロンバード、47歳。まだまだ衰えの見えない恐ろしいアスリートです…。

中盤の『Reign in Blood』からの高速チューン
「Altar of Sacrifice」「Jesus Saves」ではアリーナのピットがカオス状態に。
この頃には2つあったピットが合体して巨大化していて、笑った。
もうどうにでもなれって感じの混沌。スレイヤーの破壊力恐るべし。

何回聴いても名曲の「Hell Awaits」この曲のイントロ大好き。
テンポチェンジするところでは、イスに座りながら興奮して叫んでしまった。
てか周りの人もそんな感じで、イスに座りながらヘドバンする人数名でイスが揺れてた。

そして唐突に始まったメタル史上に残る名曲「Angel of Death」。
トムの絶叫と共にこの日一番の興奮と混沌が会場に生まれた。
アリーナ前方ではアリーナの2/3くらいがピットで埋め尽くされ、恐ろしい状態に。
アリーナ後方にもピットが出来て、ぐるぐる人が回っている。

スタンドでも頭を振る人多数。
この曲は中間部のミドルテンポのギターリフがたまらなくかっこいいし、
ほんと隙のない曲だと改めて思った。

トムのボーカルも、演奏も、何もかも文句なし。
自分にとっての帝王が帰ってきた。感激だった。

これまた大好きな曲「South of Heaven」のスローで不穏なリフにまた興奮。
テンポチェンジするところでまた興奮。
ほんとモッシュピットで激しくヘッドバンギングしながら聴きたかった。

そしてラストに炸裂したのは地獄の三連符。
この曲のイントロは、本当に地獄の入り口って感じがする。
ここまでオドロオドロしくて完璧なイントロは他に聴いたことがない。

この曲のイントロでWall of Deathみたいな感じでスペースが出来て、
演奏が始まると一気にスペース内に人がなだれ込んでいく光景は美しかった。
あそこにいた人楽しかったんだろーなって思う。

スレイヤーのライブ、個人的には完璧と言ってもいい内容だった。
先に書いたように、不安を抱えてライブ観ていただけに、
自分の想像を超えたライブを彼らはやってくれたと思う。


ラウドパークの前に彼らは名古屋と大阪で単独やった訳だけど、
もしラウドパークの後に単独があったとしたら、自分は関西出てまでも、
スレイヤーのライブ観に行ったと思う。

それぐらい凄かった。スタンドで観るスレイヤーも良かったけど、
あんなもの見せられてしまったら、混沌渦巻くピットの中で次はライブ観たい。
実に今回は勿体無いことをしたと思う。
結果論だけど、単独を観に行って、ラウドパークでもまた観れば良かった。

正直、もうここまで来たら、ラウドパークのトリは毎年でもいいくらいだ。
来年のオズフェスト、オジーと一緒に来てくれてもいいんだぜ。つーか観たい。

身体に気をつけてもらって、いつまでも凄いスレイヤーを僕の前で演じ続けてほしい。

(セットリスト)2012.10.27 Loud Park 2012
World Painted Blood
War Ensemble
Die by the Sword
Hate Worldwide
Dead Skin Mask
Silent Scream
Epidemic
Mandatory Suicide
Altar of Sacrifice
Jesus Saves
Seasons in the Abyss
Hell Awaits
Postmortem
Snuff
Angel of Death

South of Heaven
Raining Blood


B002T0AE4GWorld Painted Blood
Slayer
Sony 2009-11-03

by G-Tools



Slayer 「World Painted Blood」
この曲ってこんなにかっこ良かったっけ?ってくらい一発目にやったこの曲は強烈だった。
中間部のギターリフがかっこ良過ぎる…。今回ライブで聴いて好きになった。
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Helloween 「Steel Tormentor」

ラウドパークで自分が観たアクトのことを。次編。
(後で分割して追記修正の上、独立の記事にしようと思います)

・Cryptopsy

エクストリームステージ、クリプトシーはNaglfar、Outrageよりも集客してた。
今回のラウドパークの目玉の一つだったように思えるし、普段デスメタルなんて聴かない人も
かなりいたんじゃないかと思える。

ただ、音が悪すぎた。重低音メインのバンドだから音作りは相当難しいのは承知しているけど、
あの会場のせいもあり、何やってるかよく分からない状態。
モッシュピットの真ん中くらいで見てればもう少し印象違ったんだろうけど。

なので、今回はクリプトシーの真髄を味わうことが出来なかった。
割り切ってライブの途中で後方の方でビール飲みながらモニター見ながら観てた。

でもフロモーニエ先生のドラムは半端なかった。
あまりにも高速すぎてドラムスティックの残像が見える。
高速フレーズなのにしっかり一音一音が丁寧にショットされていて、本当に凄かった。

そして表現力も素晴らしい。スネアの音の鳴らし方にしても色々と使い分けているように思えたし、
タムを使ったフィルにも歌心のようなものを感じた。やっぱり世界で絶賛されるドラマーは凄い。
もう少しちゃんとした音響のところでちゃんと観たい。次来日したら観に行く。

そういや今日秋葉原でフロがドラムクリニックやったらしい。
事前に知ってれば行ったのに!


・In Flames

3年前くらいまでは追いかけていたバンドだけど、もう思い入れも失われつつあったバンド。
盛り上がりの無いハロウィン側のアリーナで観てたこともあり、
どうしてもそんな冷めた気持ちは終始変わらず、
自分の中でのこのバンドに対する印象は残念ながら変化することはなかった。

近作を中心にしたセットリスト。電子音を重ねた楽曲が続く。
はっきり言って、バンドの演奏は素晴らしい。
ライブがイマイチという評価がつきまとうバンドだったけど、
色々な経験を積んできたことが伺えるように、素晴らしいライブバンドになっていた。

ただ、それが自分の好みではない方向に行ってしまったということ。
自分が好きだった「Bullet Ride」も「Embody the Invisible」もやってくれたけど、
何か別のバンドが演奏しているかのように聴こえてしまった。

ギターの歪みが自分の好みでない。
言葉では上手く表現できないけど、ヘヴィさを強調したような今の音作りは、
昔の曲には上手くマッチしないんだろうなと思った。
昔の曲やるときだけばギター変えてくれれば良かったんだろうけど。

とはいえ「Take This Life」は燃えた。あれは本当に名曲だと思う。
昔のインフレイムスとは完全に別物だけど、どことなく北欧っぽいメランコリックさもあって、
それでいて獰猛に突進していくような感じが素晴らしい。
アンダースは本当にいいボーカリストになったと思う。

インフレイムスはこのまま本人達がやりたいようにやってくれればいい。
実際今回のライブを絶賛する人も多いみたいだし、それだけの力量を備えたバンドに、彼らはなった。
その道を進んでいくことは絶対に正しいこと。
また自分の好みになったときに、僕はまた彼らのファンに戻ろうと思う。


・Helloween

みんなが知っている曲が多いという点で、ハロウィンはきっとフェス向きのバンドだろうなと思っていた。
実際にそのことを実感するようなライブになった。

1曲目は現段階での最新作から「Are You Metal?」。
初めてハロウィンのライブ観たけど、演奏上手かった。普通におおーって興奮した。
想像以上にメタルしているというか、所謂メロスピ勢とは違う音作りだったように思う。
アンディのボーカルも想像していたのより全然歌えてる。1曲目から大盛り上がり。

そして2曲目に演奏されたのが、ヘヴィメタルの歴史の中に燦然と煌く超名曲「Eagle Fly Free」。
アリーナいたから会場全体の雰囲気は掴めていなかったけど、
この曲は会場中が沸騰したんじゃないかと思う。

何といっても某メタル系人気曲投票サイトでも一位の曲だもん。
http://hvymetal.com/cgi-bin/rankingyoutube.cgi?1&100

サビでは観客が歌いまくっててアンディが歌う必要がない感じ。
はっきり言って、この曲のアンディは良かったと思う。全然歌えてた。
曲を壊すような変な歌い方をしなかったのは非常に好印象。

ハロウィンのライブでモッシュなんて起きないと思ってたけど、
この曲ではなぜかサークルピットが出来てた。気持ちは分かるけど、ちょっと笑った。
ベースのソロパートでも歓声、ドラムのソロパートでも歓声、そしてあの名ギターソロも完全再現。

この曲を演奏してくれたのは本当に良かった。
この時点でハロウィンは完全に観客の心を掴んでいたと思う。
みんなが知ってる名曲を持っているバンドは強い。

「Where the Sinners Go」を挟んで、そしてやってほしかった「Power」へ!

イントロで大興奮、そして日本でもやっぱり起こったギターフレーズでの大合唱!
これは本当に楽しかった。サビでも大合唱。やっぱり名曲を持っているバンドは強い。
この曲でもスタンド含め、会場全体が沸騰したように思った。

この曲はアンディの持ち歌であることもあり、アンディのボーカルは素晴らしい。
これははっきり言ってキスクには歌えない曲。このままアンディ時代の曲を畳み掛けてくれれば、
今日のライブは神ライブになるんじゃないかという予感がこの時点ではあった。

この後アンディがMCして
「新曲やるんだけどボーカルピッチが高いから、観客のみんな助けてくれ」って言ってた。
つーか発売前の新曲なんてみんな知らないだろ…って思ってたけど、実際みんな知らなかったw

観客のフォローの無い孤立無援の状態でアンディはこの難曲に臨んだ訳だけど、
でもアンディはこの曲を最後まで歌いきった。ここら辺は流石だと思った。
この曲はムズいよ。ヴァイキーさん、もっとアンディに優しい曲書いてやれよ。

てか家帰って「Burning Sun」聴いたけど、相当無理してるだろ…。
いかにもハロウィン流メタルって感じでかっこいいけど。

そしてドラムソロへ。
フォーバスという掟破りのセッティングで臨んできたけど、ようやくここで使い所が。
実際は普通にツーバスセッティングで叩けるフレーズばかりだったけど、
でもあれは視覚的にかっこいいからあり。あんなドラムセットで叩いてみたい。

ただ、フレーズ自体はどこかで聴いたことあるようなものばかりで、
見所はなかったというが正直なところだったけど…。そこは残念。

続いて流れてきたのは「I'm Alive」のイントロ。興奮はしてるんだけど、段々と嫌な予感がしてきた。
代表曲だから当然のように盛り上がるんだけど、やっぱりアンディより、
この曲はキスクボーカルで聴きたいなあと思うような出来だった。楽しかったけどさ。

でも次にやってくれたのは『The Time of the Oath』から「Steel Tormentor」!
バイクのエンジン音がSEとして流れた瞬間に、歓声。イントロのギターリフが演奏された瞬間にまた歓声。

自分が求めているライブはアンディが自分の歌を歌うライブだ。
「Power」ほど盛り上がってなかったと思うけど、ハロウィン流のポップなパワーメタルは、
会場中を魅了していたように思う。この曲でのバンドの演奏の切れ味は素晴らしかった。
ヴァイキーってギタリストとしてもかっこいいね。ギターソロも良かったし。

この流れで「Sole Survivor」「Where the Rain Grows」やってくれたら、
これは完璧なライブになるなあと思っていたけど、ここで持ってきたのは、
よりによって去年カイ&キスクが演奏した「Future World」「I Want Out」だった。

バンドの代表曲だから当然盛り上がるし、自分としてもやっぱり楽しめるんだけど、
でも正直、アンディが歌う「Future World」「I Want Out」に魅力はない。
やっぱりマイケル・キスクの歌うこれらの曲には絶対勝てない。

「Eagle Fly Free」はUnisonicでやらないから価値があるけど、
流石にこの二曲は去年極上のバージョンで、しかもラウドパークでやられてしまっているので、
鮮度という点でも不利だったように思う。

なんか「I Want Out」はテンポももったりしていたように思うし、かっこ良くなかった。
中間部でのアンディの煽りも長すぎて正直ダレてしまった感があった。

アンコール気味にバンドが引っ込んで、僕はそれでもアンディ時代の曲を待っていたんだけど、
メンバーが登場して演奏されたのが「Dr. Stein」!
まー自分、この曲好きだし、Unisonicではやらないし、比較的アンディの声質に合っているし、
これはこれでいいかもと思って、この曲の演奏を楽しんだ。

やっぱりこの曲でも会場は盛り上がっていたし、締めとしてはこれで良かったのかも。

ハロウィンのライブ、演奏自体は完璧だった。アンディのボーカルも自分の想像以上に良かった。
でも、やっぱりセットリストが残念。ベストアクト級のライブを期待していただけに、
ちょっと残念なライブだった。

でもハロウィンのライブが楽しかったことは事実だし、次こそはアンディ時代の曲をもっと聴きたいと
思わせてくれるような内容であったことは間違いない。
そういう意味でハロウィンはやっぱり僕の心を掴むライブをやってくれたんだと思う。

来年のGamma Rayとのカップリングツアー行こうかなー。

(セットリスト)2012.10.27 Loud Park 2012
Are You Metal?
Eagle Fly Free
Where the Sinners Go
Power
If I Could Fly
Burning Sun
Drum Solo
I'm Alive
Steel Tormentor
Future World
I Want Out
Dr. Stein


B000006JPUTime of the Oath
Helloween
Castle Records -- Indi -- 1996-03-05

by G-Tools



Helloween 「Steel Tormentor」
いかにもアンディ時代のハロウィンって感じでかっこいい。ライブでも盛り上がった。

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Skid Row 「I Remember You」

今年のラウドパークも楽しかった。

ただ、去年のUnisonicに匹敵する感動がなかったのが残念。
まー個人的にはあんな奇跡的なことがしょっちゅう起こるなんてのは期待しすぎなのかもしれないけど。

自分が観たアクトのことを。前半版。
(後で分割して追記修正の上、独立の記事にしようと思います)


・Naglfar

たまアリとしては今年初めて設置されたエクストリームステージでのライブ。
外の光が入ってくる環境で、室内ではあるけど、体育館でライブやってるようなイメージ。
海外のフェスだと当たり前の光景なんだろうけど、
ブラックメタルをあーいう明るい場所で聴くミスマッチはなかなか悪いものではなかった。

バンドが出てきて演奏が始まると流石の存在感に興奮。
ステージ上のメンバー5人のうち3人が完全なスキンヘッド。1人は後ろ髪だけ残したスキンヘッド。
そんで残り1人が長髪。ボーカルさんは目の周りにメイク入れてて、凄く怖い。視線もヤバい。
ビジュアル面の素晴らしさに加えて、演奏時にはヘッドバンギング決めまくっててかっこ良かった。

ただ、音が良くない…。ステージ前方のスピーカー近くにいたのに、まず音圧が足りない。
別に音がデカければいいものではないけど、やっぱり絶対量が足りないと演奏の迫力を削いでしまう。
2本のギターも分離がイマイチで、折角のユニゾンフレーズが台無しになっていたように思える。

あと、個人的にサポートのドラマーさんはちょっとイマイチだった。
あんな高速曲叩ける時点で凄いんだけど、音のパワーに欠ける印象。
ブラストも手先で音を詰め込んでいる感じで、ストローク稼いでパワー出すって打ち方になってなかった。
前のドラマーさんは動画見る限りかなり凄いブラスト叩いてた気がするんだけど…。

ブラスト時にワンバス連打ではなくて、楽にツーバス連打してたのもマイナスポイント。
スネアとバスドラの打数が一緒ならワンバスでやらないと迫力出ない。
Cryptopsyのフロモーニエ先生と比較しちゃいけないけどさ…。

ちなみにライブ途中、聴きたかった「12'th Rising」やってくれた!
モッシュピットからちょっと距離置いた位置で観てたけど、曲紹介のMCで完全スイッチ入って、
一気にモッシュピットに突入。この曲はやっぱり自分の血を沸騰させる。
自分みたいにこの曲でスイッチ入った人が多く、ピットはカオス状態になっていた。

これまた『Diabolical』から「The Brimstone Gate」やってくれて、
ミドルテンポの荘厳なブラックメタルを浴びながらヘッドバンギングを繰り返す。
ラストの「Harvest」はもう異様としか思えない邪悪な雰囲気のスロー、ミドルテンポの曲。

Naglfarって速い曲が売りなバンドだと思ってたけど、彼らの魅力ってこういうテンポの曲だと思った。
この曲やってるときは、あの会場が宗教の集会みたいに思えてしまった。

やっぱり彼らのライブは音響がしっかりしてて、暗いところで観たい。
次に来日したら観に行きたいと思う。ボーカルさんもまた日本来る、約束するぜって言ってたし。
ラストで沸き起こる大歓声と拍手にちょっとだけ表情崩して笑ってたので、
いいライブやれたって実感あったんじゃないのかな。来年にでもすぐ来てほしい。


・Outrage

アウトレイジのライブはこれまで何回か観ているけど、今回が明らかに一番良かった。
そして今回のラウドパークで一番暴れられたライブ。血を滾らせてくれた。

いきなりのスラッシュ曲「Step on it」でライブはスタート。
アウトレイジって若い人達には知名度ないバンドだと思うんだけど、
この曲でスタートしたのは大正解だったと思う。

高速スラッシュビートに合わせて、Naglfarのときよりも大きなサークルピットがいきなり発生。
こういう曲は、曲分からなくても問答無用でノレるんだよなー。
自分よりも年上と思われるメタラーの方々も無心に頭振ってて、凄くいい光景を観れた。

アウトレイジの音は何故かその後のバンド含めてもエクストリームステージのバンドよりも良く、
それがアリーナを沸騰させた一つの要因だったようにも思われる。
ザクザクと刻まれるギターリフは本当に気持ち良かった。
キャリアを積んだ人間が出せる音。演奏やっぱ上手かったなー。

そこからまた初期スラッシュ曲「Day of Rage」をカマして、
「Megalomania」「You Suck」なんて盛り上がらない訳がない。
もうピットの中はぐちゃぐちゃになっていた。

新曲挟んで、アウトレイジの再始動を高らかに宣言した「Rise」では観客の大合唱。
個人的には「Madness」の横ノリグルーヴがたまらなく気持ち良かった。
あーいうリフって今のメタルバンドにはないなーって思った。キャッチーな曲だし。
当然ながら大盛り上がり。

これまた初期曲「Under Control of Law」でまたピットは沸騰。
この曲は祭囃子チックなシャッフルが入る中間部がたまらなく好き。
Metallicaの「Four Horsemen」みたいな感じで。それが日本っぽいノリになった感じ。

ラストはやっぱり「My Final Day」!
この曲での会場の一体感は凄かった。やっぱイントロの合唱はテンション上がる。
「is bound to come my way」の下りからバンドの演奏入る瞬間にアリーナは熱狂。
この曲は一番の代表曲だけに、一番盛り上がっていた気がする。

日本のバンドがあそこまで会場を熱狂させたのは嬉しい。
あのレベルならラウドパーク常連でも全然いいでしょ。実際に常連になっている訳だけど。
普段普通のライブハウスで観れるバンドだけど、あーいうデカい会場で見れるからいいんだよなー。
OutrageとUnitedは毎年交互出演でいいんじゃないの?


・Sebastian Bach

この感動モノのセットリスト…、まずはこれに尽きる。
ソロ活動してると昔のバンドの曲をやりたがらないアーティストが多いと思うけど、
セバスチャンは違った。観客を盛り上げることを使命としたスターの自覚だね。

(セットリスト)2012.10.27 Loud Park 2012
Slave to the Grind
Kicking & Screaming
Dirty Power
Big Guns
Piece of Me
18 and Life
American Metalhead
Monkey Business
Tunnelvision
I Remember You
Youth Gone Wild

Halestormのライブに飛び入りして歌ったという情報があったので、やらないと思っていた
「Slave to the Grind」でまさかのライブスタート。
あのヘヴィなイントロに合わせてセバスチャンがステージから走って登場。そして激しく頭振って客を煽る。

初めて観るセバスチャンバックの姿に感動してしまった。もう佇まいからしてかっこいい。
スターのオーラとか色気っていうものは絶対にある。ヴィジュアル的には年取った感は否めなかったけど、
あの細身長身のデカい身体には歴史を積んだ男にしか出せない雰囲気を感じた。

マイクコード持ってマイク振り回しながら頭振るアクションがとにかくかっこ良かった。
思わず興奮してしまって叫んでしまった。スケールでかい。
つーか半径2メートルくらいでぐるんぐるんしてたから危なくて仕方ないけど。
いつかのライブでメンバーが誤ってマイク攻撃食らってそう。

音響が悪いせいもあったけど、セバスチャンのボーカルは、
やっぱり高音時の声量、伸びに欠ける感はあった。
ボーカルが聞き取れないポイントが多々あった。

ただ、歌い上げるというよりは歌い切るというスタイルで、
往年の名曲をかっこ良く最後まで歌い切ってくれたように思う。
寧ろソロの曲はその若干枯れた感がいい雰囲気出してたと思うし。

あーいうサザンロックテイストのあるハードな曲って、
セバスチャンみたいなボーカルが歌うと、ほんと個性的に聴こえる。
『Subhuman Race』以降もオリジナルメンバーでバンド続いてたとしたら、
こんな音になってたのかなあ。聴いてみたかった。

低中音域でのボーカルは、並みのボーカリストでは絶対立ち向かえない声量と技量を感じた。
なんか身体全体で声を出している感じで、
ほんとボーカリストになるために生まれてきた人なんだろうなと思った。

正直聴けると思ってなかった「18 and Life」に感激。
ただ、この曲の入りが合わずに一回やり直したグダグダ感は本当に勿体無かった。
セバスチャンが「18 and Life!」って宣言してイントロのギターがすぐ始まって…、
なんてキッチリと決まったら相当気持ちは盛りがったんだろうけど。惜しかった。

これまたやると思ってなかった「Monkey Business」。なんかこの曲も入りグダグダだったような。
正直リハーサル不足なんだろうと思った。ただスターに練習なんて似合わないし、これでいいのかも。
スターというよりはバックメンバーのせいか。

そして「18 and Life」やったし2曲もバラードはないかなと思っていたので、
やらないと思ってた「I Remember You」が。
前の日の会社帰りにこの曲を聴きながら帰ったこともあり、感激が胸に込み上げてきた。

セバスチャンのボーカルもライブ終盤ということもあり、
声量も上がってきて、ハイトーンも出るようになっている。
この曲を歌ってるときのセバスチャンは神々しかった。

ラストにはもうこれしかないでしょといった感じで「Youth Gone Wild」!
あのイントロでもうテンション上がる。アリーナ前方は急激に人が押し寄せてきて、
リアルなモッシュ状態になる。なんかお祭り騒ぎみたいな感じだった。

「We are the youth gone wild」のフレーズを大合唱。
この曲は本当に歌詞がいいなあと思った。
セバスチャンは年食ってもユースゴーンワイルドなんですよ。永遠のヒーロー。

セバスチャンのステージングは本当に見事だった。左右に走り回って観客を煽って、
アリーナだけではなくてスタンドも盛り上げて。
「お前ら立てよ」って言ったら素直にスタンドの人も盛り上がって立ち上がってたし。
すんなりと立ってもいいかなーって思わせるようなステージやってたってことだよなー。

カンペを使いながら日本語で幾つかMCやってくれたのも良かった。
うろ覚えだけど「オレト、イッショニ、ウタッテクレ」「オレハ、ニホンヲ、アイシテイル」
なんてこと言ってたような。親日家セバスチャン、愛すべき男だ。

セバスチャンバックのライブは本当に素晴らしかったものの、
やっぱりバンドの演奏と所々で見られたグダグダ感が本当に残念だった。
そういったマイナスポイントがなければ、
自分にとって号泣ものの完璧なライブになったであろうことは間違いない。

今回のライブも良かったけど、やっぱりSkid Rowでのセバスチャンが観たい…。
いい加減みんな大人になってまた一緒にやってくれよ!


B000002INRSkid Row
Skid Row
Atlantic / Wea 2000-01-01

by G-Tools



Skid Row 「I Remember You」
しかし、いいバラードだなあ…。セバスチャンのボーカルがほんと素晴らしい。

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Helloween 「Power」

今年もまたラウドパークがやってくる。
今年も大いに汗だくになって、今年最後の音楽フェスを堪能したいと思う。

Christopher Amott⇒Circus Maximus⇒Naglfar⇒Outrage⇒Sebastian Bach
⇒Cryptopsy⇒In Flames⇒Helloween⇒Slayerってのが自分のタイムテーブル予定。
今のところあまり休んでる暇がなさそう。
クリスソロは正直音楽的には興味ないんだけど、やっぱりアチエネのクリスは好きだったので…。

なんとなく今年は例年になくBURRN色の強いラウドパークな気がする。
コテコテのメタルファンじゃなければ、ちょっと厳しいメンツのような。
自分にとっては良いんだけど、もうちょっとカラーの違うバンドも呼んでほしかったような気がする。
ガラガラだったけど、去年のリンプはそういう意味で凄く良かったと今でも思うなー。


今年一番の楽しみはSebastian Bachなんだけど、最近急激に楽しみになってきたのがHelloween。
去年はUnisonicが本当に素晴らしくて感激してしまったんだけど、
本家ハロウィンもここで一発凄いライブをやってほしいと思っている。

今は単独だとライブハウス止まりのバンドだけど、
やっぱりデカい会場で本領を発揮しそうなバンドであるし。
メタルを聴いている人間ならば、一度くらいハロウィン聴いたことあるように思えるし、
多くの人が知っている代表曲も数多い。絶対盛り上がるように思う。

ただ、どうもハロウィンのライブはそこまで評判が良くない。
というのもアンディ・デリスのボーカルがイマイチということで。
特に高音が全然出ていないのが酷いとのこと。実際動画見てみても、
確かに「Eagle Fly Free」の歌唱はキスクボーカルで聴きたいなあ…、という内容だった。

でも今回のハロウィンのライブは、どうもアンディ期の楽曲中心にやるらしい。
BURRNのインタビューでそう書いてあったというので信憑性はありそう。
セットリストは事前に知りたくないから情報絶っているけど、だまされてもいいからそれを信じている。

マイケル・キスクとアンディ・デリスは、全く異なる特徴を持ったボーカルだと思っていて、
そもそも比較するようなタイプのボーカルではないと思う。

超絶ハイトーンを駆使しながらメタル特有の臭みのある歌唱をするキスクに対し、
音域はそれほどではないけどマイルドでポップな歌唱が出来るアンディ。
当然彼らのボーカルの特徴に合わせて曲作りはなされている。

特にアンディがキスク時代の曲を歌うのはミスマッチもいいところで、
確かにあんまり魅力的に聴こえないような気がするのも分かる。
キスクが復活してハロウィン時代の曲を歌うようになったから、
アンディが歌うキスク時代のハロウィンの曲に対する需要が低下しているのは事実。

だったらアンディはアンディ時代の曲を歌えばいい。
自明のことのように思えるけど、その選択を取るとしたら、きっと間違いの無い選択になると思う。

『Master of the Rings』『The Time of the Oath』『Better Than Raw』からの
曲をやれば絶対盛り上がる。日本でCDが売れていた時代にオリコンで10位以内に入ってたアルバムだもん。
今年のラウドパークの客層的にここら辺の曲は、絶対ツボなはず。何より自分にとってのツボ。

「Sole Survivor」「Where the Rain Grows」「Power」「Push」「I Can」
あたりをやってくれたら狂喜乱舞出来る自信がある。

若かりし頃にリアルタイムで聴いていた音楽って、やっぱり思い入れ深いものだし。
今は決して好んで聴いてはいなくても、聴くとやっぱり昔を思い出してしまうような、そんな曲たち。

『Better Than Raw』って自分が大学入る前後くらいに出たアルバムで、
凄く賛否両論あったことを思い出す。
寮に住んでたとき先輩も部屋でこのアルバム聴いていて、意気投合していたのが懐かしい。

何となく確実にやってくれそうな曲はやっぱり「Power」。
日本ではアンディ期で恐らく一番人気がある曲だと思う。

メタルではあるけど、カテゴリとしては自分の中ではJ-POP。
なんか凄く日本人好みな様式を感じるパワーポップといった感じ。

マイナー調のギターとボーカルのメロディ。軽快にザックリと刻まれるリズム。
中間部のツインリードのメロディなんてほんと素晴らしい。
泣きのギターソロが入って、更にツインリード。そしてツーバスの連打が入ってくる構成なんて、
いかにも日本人のメタルファンをKOしそうな感じ。実際自分も初めて聴いたときKOされましたが。

この曲は歌詞も分かりやすくて好き。ハロウィンの曲全般に言えることだけど。

We've got the power
We are divine
we have the guts to follow the sign

extracting tensions from sources unknown
We are the ones to cover the throne

「We've got the power」なんてフレーズは大合唱間違いなし。
たまーに通勤電車の中でこの曲聴くけど、やっぱ元気になる。
俺達にはパワーがあるんだ。俺達にはガッツがあるんだ。
なんて素晴らしいメタルらしい歌詞なんだろうと思う。

この曲、たまにドラムで叩くけど、やっぱり気持ちいい。
なんかとにかく曲通りにパワーが漲る曲であることは間違いない。


ハロウィンのライブ観るのは初めてなので、ひょっとしたらがっかりしてしまうのかもしれないけど、
でもやっぱり若い頃に聴いていたバンドだから、凄く楽しみ。
去年のUnisonicのこともあるし、今年はハロウィンに期待だな。

今自分の体調は絶好調なので、早く当日が来てほしい。
あと、ラウドパークに行かれる方、ハロウィン一緒に盛り上げましょう。


B000006JPUTime of the Oath
Helloween
Castle Records -- Indi -- 1996-03-05

by G-Tools



Helloween 「Power」
このライブ動画はかなりいい感じ。ブラジルでのライブみたいだけど、盛り上がりが半端ない。
ラウドパークでもこんな感じの大合唱が起こってくれればいいなあ。



Helloween 「Power」 PV

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ジャンル : 音楽

Cannibal Corpse 「Stripped, Raped And Strangled」

少し前の話になるけど、Cannibal CorpseとExhumedのライブに行ってきた。

本格的なデスメタルバンドの単独公演行くってのは実は記憶にない。
もちろんたまにはデスメタルは聴くんだけど、決して自分の主食ではないからかもしれない。

でも不思議とCannibal Corpseの来日公演は行きたいと思った。
これはバンドへの思い入れというよりは、自分の気分的なものが大きかったと思う。
デスメタルを求めていたというか。それでExhumedのカップリングが決まったんだから、
即チケットを購入し、あっという間にライブの日がやってきた。

Exhumedのライブのことはまた後で書きたいんだけど、凄く良かった。
デスメタルというより、アクション自体はオールドスタイルのメタルのライブに近い。
とにかくスピードと音の密度で押しまくるライブスタイルは、本当にかっこ良かった。

人がぎゅうぎゅうで凄い密度だったけど、モッシュピットはやっぱり盛り上がっていて、
そん中入って死にそうになりながらライブ観てた。頭振りまくったので、首がめちゃくちゃ痛くなった。
正直体力的にはExhumedで削られすぎて、Cannibal Corpseのライブは前の方で観る自信がなくなっていた。

当日はソールドアウトだったみたいで、会場はとにかく人が多い。
ステージ正面の後方でライブ観るのは無理だったので、柱は邪魔だったけど、
一段上がったステージの左手でCannibal Corpseのライブは観ることにした。
モッシュには加わらない大人見で。

ライブだけど、一曲目からほんと凄かった。寸分狂わないギターとベースの超高速リフのユニゾン。
彼らの手先をじーっと見つめながら、何だか笑いが込み上げてきた。

「この人達、人間じゃない」

どういう鍛錬を積んだらこんなリフを弾きこなすことが出来るのかと唖然とする超絶技巧のオンパレード。
てかアレックスはあんな変態リフを指弾きでこなしてるんだから信じられない。
小指まで使ってピッキングしてたな。

彼らは全く立ち位置を動かない。威風堂々という表現がしっくりくる。
全くその場を動くことなく、ひたすらに頭を振りながら超絶リフを叩き込む。
あまりにもストイックすぎる姿は、音楽的求道者そのものだった。

昔から思っていたけど、デスメタルってプログレッシブロックの系譜にあると思う。
人間の限界を超えるような音楽的進化への探究心。

誰もやったことのない音楽を作るという姿勢に関しては、
デスメタルという音楽の先進性はもっと評価されてしかるべきだと思った。
一見保守的に思えるけど、デスメタルってプログレッシブだとほんと思う。

Cannibal Corpseのライブを見ていて、
自分は普段メタルなんて聴かないって人に見てもらいたいと思った。
極端に言えばアートですよ、あれ。

とはいえ、Cannibal Corpseの曲はリズムチェンジが激しかったり、リフ展開も目まぐるしいんだけど、
基本的にはコンパクトにまとまっているので、分かりやすさがある。
その分かりやすさがそのまま直接的に殺傷性に繋がっているようなイメージ。

その殺傷性を「声」という楽器で更に高めている存在がボーカルのジョージ・フィッシャーという人。

この人のボーカル、ライブでも凄かった。存在感抜群。人間が出している声とは思えない。
正直こういうスタイルのボーカルについて技術的にどーのとか自分は語れないんだけど、
でも明らかに化け物としか思えないような声を出している。正にデスメタル。そうとしか言いようがない。

そしてとんでもないヘッドバンギング。この人の頭の振り方は尋常じゃない。人間扇風機。
あの首の太さとガタイは伊達ではない。
デスメタルのフロントマンとして、この人以上の逸材は見たことがなかった。

Cannibal Corpseが「世界で最も売れているデスメタルバンド」であることが納得できるライブだった。
今までデスメタルはMorbid Angelこそが至高と思っていたけど、
ライブ見てこのバンドが一気に好きになった。

このバンドの音楽とライブのことって言葉にしづらい。
でもとにかくプログレッシブな音楽に興味がある人なら、メタルなんて嫌いだっていう人でも、
ハマれる余地のあるバンドではないかと思っている。
とにかく、人間じゃない。化け物が作ってる音楽です。


ちなみにデスメタルの起源と進化について解説したこんな記事が。
凄くいい記事だと思う。こういうの読んでるとやっぱりプロの仕事だなーって思ったり。
http://www.extremethedojo.com/feature/index.cgi?no=10
http://www.extremethedojo.com/feature/index.cgi?no=11

今までデスメタルってスラッシュメタルの正常進化版だと思っていたけど、
根源的にはスラッシュメタルとグラインドコアのクロスオーヴァーだったのかなあと思う。
グラインドコアという音楽が開発したブラストビートなくして、
今に至るまでのデスメタルの隆盛はなかったような気が。

ブラストビートという強烈な音の密度を有するビートは、
デスメタルが表現しようとしていた世界感そのものだったと思う。
ブラストビートはあくまで手段な訳だけど、極限のスピードを追求する精神とか、
瞬間に音を詰め込もうとする精神とか、そういったところにリンクするところがあったのかも。

スラッシュメタルはハードコアパンクの影響を受けて生まれた音楽だと自分は思っているけど、
デスメタルもパンクの流れを汲むグラインドコアの影響を受けて
生まれ育った音楽だと捉えると、また面白い。

新しい音楽ってやっぱり異なるジャンルの音楽が交わるところから生まれるものなのかも。
そのためには、それぞれのジャンルのシーンが
しっかりと独自の土台を積み上げていく必要がある訳だけど。

しかし、Cannibal Corpseのようなバンドを見ていると、
これ以上のインパクトあるバンドが今後出てくるのかと心配になってくる。
あの時代の人達は超強力過ぎる。
デスメタルという音楽に、果たしてこれ以上の進化はあるのだろうか。


(セットリスト)2012/10/15 渋谷クラブクアトロ
Demented Aggression
Sarcophagic Frenzy
Scourge Of Iron
Disfigured
Evisceration Plague
The Time To Kill Is Now
Covered With Sores
Born In A Casket
I Cum Blood
Pit Of Zombies
Encased In Concrete
The Wretched Spawn
Fucked With A Knife
As Deep As The Knife Will Go
I Will Kill You
Priests Of Sodom
Unleashing The Bloodthirsty
Make Them Suffer
Hammer Smashed Face
Stripped, Raped And Strangled


B000001C6WBleeding
Cannibal Corpse
Metal Blade 1994-04-12

by G-Tools



Cannibal Corpse 「Stripped, Raped And Strangled」
なんだかんだでキャッチーなこの曲が好きです。こんな曲を1994年に作ったんだから凄い。
しかしステージアクションから演奏からして、本当に化け物じみてるなあ…。



こんな動画も。キチガイじみたリフの数々…。

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ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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