スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Avenged Sevenfold 「Chapter Four」

Avenged Sevenfoldが来日するらしい。しかもArch Enemyとほぼ被りのタイミングでの来日。
きっとそれでも客が入ると見込んでのブッキングであろうということで、
随分と強気だなーって思った。実際、日本でも人気あるもんね。ラウパに出ると大盛り上がりだし。

でもこのバンド。日本を始めとして、世界的な人気バンドになるなんて、全く想像していなかった。
In Flamesの世界的ブレイクも想定外だったけど、このバンドもなかなかのものだと思う。

彼らとの出会いは僕が大学院生の頃だから、2003~2004年くらいのこと。
当時の理系研究室といえば2ちゃんねるで、書き込みこそしていなかったけど、
HR/HM板はかなり覗いていたと思う。
そんな2ちゃん漁りの中で、僕が出会ったのがこのバンドだった。

当時はそろそろ新しいスタイルのメタルバンド出てこないかなーと個人的に待望していた時期で、
そんな中でまず聴くようになったのは、Killswitch Engageだった。
『Alive or Just Breathing』は当時の僕が求めていた「正にそれ」であった。

メロディアスなツインリードのリフは、北欧発のメロディックデスメタルのスタイルではあるんだけど、
いい意味で臭みが取れた硬いサウンド。
そして、ボーカルはデス声っていうよりは、吐き捨て系のシャウト。
ここら辺はルーツとなるハードコアの影響を感じさせると思った。

しかしながら必ず曲に配置されているサビにはクリーンボーカルを大胆に導入しており、
しかもそれが、とにかくクサくて、甘さすら感じさせるメロディ。
メロデスとクリーンボーカルの融合は確かに当時の流れではあったけれども、
アメリカ人が作るメロディセンスってのは、また北欧とは違うニュアンスで、それがとにかく新鮮だった。

同時期にシーンが広がっていたスクリーモと確実にリンクしている。
メタルコアと呼ばれるバンドのメロディは、
当時「エモ」とカテゴライズされていたバンドのそれに近い。
ここら辺のセンスは、やっぱりアメリカ人にしかない部分だよなーと感心したのを思い返す。

そんな流れでShadows Fall、God Forbid、As I Lay Dying、Atreyuといったバンドを
ネット経由で聴くようになる。ここら辺のバンドの音源はネットで公式に出回っていて、
研究室でかなり繰り返し聴いていた。周囲は迷惑だったろうけど。

そして満を持してAvenged Sevenfoldの登場。

日本では青春パンクなるものが流行っていた訳だけど、このバンドは青春メタルって感じの趣だった。
とにかくクサい、クサ過ぎる。マイナー調のメロディが好物な自分にとって、
このバンドのメロディは完全に秘孔を突いた。
明らかに、洗練されていないからこそ出せる音がそこにあった。

演奏も音もそしてメロディも、正直言ってチープ感満載だったんだけど、
若さゆえの勢いに溢れた「Chapter Four」という曲に、僕はいつの間にか虜になっていた。

当時、僕はこのバンドのキーはデス声と言っていいのか分からないけど、
絶叫ボーカルにあると思っていた。

北欧メロディックデスメタルにデス声が無くなったら、
アクセントに欠けた、ただのクサい王道へヴィメタルになってしまうのと同様に、
このバンドにおいても、きっと甘ったるいエモバンドになってしまうんだろうなと思っていた。
きっとただの砂糖汁だろって。

それくらいにこのバンドにおいてクリーンボーカルと絶叫ボーカルの融合は、
彼らの音楽において重要な要素だと思っていた訳だけど、
あっさりと彼らは絶叫ボーカルを捨ててしまったんだから、これがまた凄いところである。

男気溢れるクリーンボイス一本。この選択が彼らを世界的なブレイクに導いていくんだから、
ほんと素人には何が売れるなんてことは分からない。

『Waking the Fallen』が海外で好評価だったこともあってか、
満を持して彼らは『City of Evil』を日本盤にてリリースする。
僕、この日本盤買いました。理由はよく覚えていないけど、
輸入盤じゃなくて日本盤が出たっていう感激があったのかも。

しかし、このアルバムには相当な衝撃があった。
彼らの臭みだけを純化させたかのような楽曲のオンパレード。とにかくクサい。
はっきり言って、音楽的なフォーマットは、メロディックスピードメタルだった。
もはやメタルコアではなくて、Helloweenに近い、ピュアメタルという趣だった。

正直当時の僕には全くついていけなかった。何回も聴き返したけど、キツかった。
逸脱した感はあったけど、あのギリギリのバランス感が良かったのに…って。
まあ10回以上繰り返して聴いているうちに、これはこれでアリなのかなと思えてきたけど、
確実に好きなアルバムではなかった。

とはいえ好きだったバンドのライブは見てみたいと思っていた訳だけど、
何と2006年のサマソニにAvenged Sevenfoldが出ることに!しかもマリンステージという大舞台で。
他に見るものがないという友人を引き連れてマリンステージの前方へ。

そこで繰り広げられた光景がまた衝撃だった。
ゴス系のメイク衣装バリバリなのはまだ良いとして、
Mシャドウズのビジュアルとパフォーマンスは、スタイリッシュの真逆を行っていた。
正直、かっこ悪い…。許容範囲自分は広いと思っていたけど、完全に外していた。

連れて来た友人も引き気味で、途中でステージを出て行ってしまったし。

このライブ、クリーンボーカルバージョンではあったけれども、
「Chapter Four」を聴けたのは確かに収穫だった。
でも、マリンということもあってか音も悪く、演奏にも特に見所はなく、
非常に悪い印象を残して、ライブは終了した。

はっきり言って、彼らは自分にとってあっさりと過去のバンドになった…はずだけど、
翌年懲りずにサマソニで観たら、今度は行ける!って思えたんだから不思議なもんである。
あのときのライブはマウンテンステージというシチュエーションもあって、非常に良かったと思う。

好きな人には申し訳ないけど、一度見てしまうと、
あのかっこ悪さが潔さに見えてくるから不思議だった。
完全に突きつけている、このバンド。既に快進撃を始めていたバンドの片鱗を見た気がした。
Moterheadを差し置いてのトリ前の出番ってのも、強ち伊達ではなかったなーと。

気付けば『City of Evil』は全世界で250万枚以上のセールス。
完全に自分の想像の上を行った、このバンド。参りました、といった感じ。

その後に出たアルバムも買ってはいるけど、相変わらず自分には合わない。
でもたまーにあの濃いメタルを聴きたくなるときがあるし、フェスに出れば必ず見るようにしている。
やっぱり昔の思い入れがあるからだと思うけど、なんか不思議な付き合い方をしているバンドである。

恐らく新世代メタルバンドの中では、人気は完全に筆頭格のはず。
引き続き活躍してもらって、また僕に衝撃を与えるような、
そんな名盤を作ってほしいなと、応援しているのがAvenged Sevenfoldであります。

でも単独ライブは行きません。たぶん。高確率で。


B0000AGWJ7Waking the Fallen
Avenged Sevenfold
Hopeless Records 2003-08-26

by G-Tools



Avenged Sevenfold 「Chapter Four」 音のみ
これは本当に名曲だと思う。やっぱり懐かしい。



Avenged Sevenfold 「Beast and the Harlot」 ライブ動画
そして彼らはこんなに逞しいライブバンドになりました。
曲もそうだけど、彼らのパフォーマンスって、妙に癖になるものがあるなーと。
突き抜けた人達。素晴らしい。
スポンサーサイト

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
FC2カウンター
Twitter...A

hogeisendan < > Reload

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。