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BRAHMAN 「霹靂」

結構有名な話だと思うけど、こんなニュースが出ていた。
原発事故当時、官邸の支持を待たずして、所長が独断で海水注入を継続したという記事。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111227/dst11122700060000-n1.htm

その決断は結果的に正しかったと思われる訳だけど、相当な極限状態の中で下したその判断は、
僕なんかが想像も出来ないくらいに重いものだったに違いない。
官邸の指示を無視するというリスクの重みって、生半可なものではなかったはず。

今回の事故の総括が終わっていない段階で、
軽はずみにその行動を賞賛することは出来ないと思ってはいるんだけど、
でもその信念に基づいた判断に対して、僕は感銘を覚える。
(一面的な報道内容から判断しているので、新事実の発覚により、感想は変わるかもしれないけど)
原発事故の被害を食い止める最善の選択は何か、考え抜いた上での決断だったんだと思う。

仮に自分の立場に置き換えたとき、そのような決断が出来るか。
はっきり言って、僕には出来ないと思った。
自分が正しいと思ったことを、自らが責任を負った上で、リスクを背負った上で、
行動に移せるのだろうか。

ここに自分の課題を見た気がした。
キーワードとしては、自らの判断基準の明確化、だと思う。

原発事故の現場においては、二つの判断基準があったように思う。
・事故の悪化を食い止めることが最優先である。
・リーダーである官邸の指示に基づき行動することが最優先である。

後者は否定的に捉えられるかもしれないけど、これは全く正しい価値観だと思う。
あまり良い例えではないけど、軍隊において、リーダーの命令は絶対である。
戦争という極限状態において、服従という行為なくして、命は守れない。

切迫した状況であればあるほど、指揮系統は一本化し、絶対的なリーダーの指示に基づき、
全ての人間が行動すべきであるというのが、僕の考えである。

しかしながら今回の件において、リーダーである官邸の考えは、
「検討中だから待ってほしい」、結論の保留であった。であるからこそ、
時間の猶予はないと見た現場は、前者の「事故の悪化を食い止めることが最優先である」
との判断基準に基づき、独断での海水注入という行動に至ったんだろうと思う。

その判断基準の背景にあるのは、放射能の被害を最小限に食い止めなくてはいけないという、
現場所長としての責任感であったり、使命感であったり、そのような価値観だったんだろうと思う。

何よりも優先されるべき自分の価値観、そして倫理、信念とは何か。
そこが明確な人であれば、きっと極限状態で迷いが生じたとしても人は決断出来る。
まだまだ自分の判断基準は明確化されていない。その背景にある、強固な価値観、倫理、信念がない。

陳腐な言い方をするのであれば、自分には「人間力」が足りない。
まだまだ知らなくてはいけないことが多すぎる。考えなくてはいけないことが多すぎる。
年末だから言うけど、自分の来年の課題は見えている。

何よりも優先されるべき自分の価値観、そして倫理、信念とは何か。
僕はそれを明確化していきたい。
そこが明確化されれば、必然的に自分が目指すべき将来が見えてくるんだと思う。

本来はそういうことを高校時代とか、大学時代に済ませるべきなんだろうけど、
ガキだった自分には無理だった。だから、これからやらなくてはいけない。


今年の世相を現す漢字が「絆」という報道があった。
すごく美しい言葉だと思うけど、僕は薄っぺらいと思った。
今の日本に「絆」という言葉が相応しいなんて、死んでも思えない。

「絆」という言葉を当てはめるのに相応しい人間が多数いることを、僕は認めている。
でも僕は今年ほど人間に不信感を感じた年はなかった。
この期に及んで自分のことしか考えない馬鹿がいる。そんな悲しさも感じた。

ひょっとしたら自分も「馬鹿」側かもしれないし。
そうは思いたくないけど、でも自分の行動を省みるに、そうなのかもしれないと思ったりする。

とにかく僕は、今年一年で日本人同士の「絆」を感じました、なんて言う人間にはなりたくない。
申し訳ないけど、そう思う。


震災という出来事があって、まだ生を受けている自分と向き合い、
自分がやるべきことは何かということを振り返る機会が増えた。

生まれたから生きるのであって、生きること自体に意味なんてない。

自分が大学時代に結論付けた価値観は今も変わっていない。
でも、自分が生きた爪痕をもっと生々しく刻み付けたい。
そして、その爪痕は、自分をこれまで生かしてくれた全てのものに対する恩返しであるべきだ。

そんなことを昔よりも強く思うようになった。

もう今年も終わりだなー。
色んなことがあったけど、不幸なことがあった人に対して申し訳ない言い方になるけど、
今年も楽しかった。来年はもっと楽しい年になればいいなと思う。いや、する。


一応、音楽のブログなので、Brahmanのことを書いておく。

3.11以来の彼らは、決して本質が変わったとは思わないけど、変わった。
表層的な面で言えば、ライブでMCするようになったし、アンコールをやらなくなった。
被災地に救援物資届けたり、復興支援活動に携わったりと、社会的な活動に取り組むようになった。

彼らのそのような活動に啓蒙されて、被災地に対して何か出来ないかと、
考えるようになったファンって結構多かったんじゃないかと思う。

僕はそういった彼らの活動を凄いなーって思いながら記事を追いかけていたけど、
先月の幕張でのライブを観るまでは、その変化を直接的に実感することはなかった。
でもライブを観て、彼らの意識は変わったのかもしれないけど、本質的な部分は、
きっと変わってはいないんだろうなということを実感した。

トシロウのMCから転載。
http://ro69.jp/live/detail/60467

たとえ無理だってわかってても、負けるってわかってても、
絶望じゃねえよ? 闘志が湧いてくんだよ。カッコつけて言ってるわけじゃない、
懸命に生きたいだけだ。生きてる限り、迷うんだろう、失うんだろう。
それでも……、BRAHMAN始めます!

こんなこと言って許されるんだから不思議だ。
あのライブの空間で、僕はトシロウのMCに聞き入ってしまった。
でもこれって彼らが昔から掲げていたテーマであって、震災があったから出てきた言葉ではない。
そのテーマが、彼らがやるべきと考えた行動、と結びついたことは変化点なのかもしれないけど。

今年ぐれぇ、利益とか利潤とか、そんなの追っかけなくていいじゃねえ?
今年ぐれぇ、喧嘩してる手止めて、握手したっていいじゃねえ?
今年ぐれぇ、人のこと罵ってんじゃなくて、人の哀しみに寄り添ったっていいじゃねえ?
今年できたんなら、来年もできんじゃねえ?

少なくとも、あの瓦礫の街に火が灯って、もうちょっと安心して暮らせるまで、
そんぐれぇ、いいんじゃねえ?

彼らは生きることに纏わる苦悩を音楽に対して込めて発信してきたバンドだと思うけど、
このMCに関しては、外向きというか、今までのライブではあまり感じられなかった「何か」を感じた。
優しさ、とか、慈しみ、とか、そんな感じの。

あんだけ激しいライブやってきて、ハイスタ絡みのMCで笑い取った後に話した内容だけど、
不思議と浮くことなく、連続的にすんなりと受け止められた言葉だった。

言葉尻だけを捉えれば偽善的に見てしまう人もいるかもしれないけど、
トシロウの言葉の重みは、凄かった。
会場中の人達、各々がそのメッセージを全身で受け止めていたように思う。
本気で何かに向き合っている人には、説得力が宿る。そう思った。

ライブのラストは「霹靂」。
この曲の照明、映像、そして演奏が渾然一体となった力には圧倒されていた。
身体を動かすのも忘れて、ステージに見入っていたのを思い出す。

ラストにはエンドロールが流れて、被害を受けた被災地の様子、
被災地での彼らの活動の一環が映し出されていて、それがまた凄くいい内容だった。
ハイスタの出演がなかったのは残念だけど、でもこのライブに来て良かったと実感していた。

年明けには何と初めてというeastern youthとBrahmanの対バンが実現。
これは絶対観たいということで、チケットは確保済み。
まだまだこのバンドとの付き合いは長くなりそうだ。


B0058FA3MW霹靂【通常盤】
BRAHMAN
トイズファクトリー 2011-09-07

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BRAHMAN 「霹靂」
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テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

Chuck Billy and others 「Silent Night」

今日は一日“ハードロック・ヘビーメタル”三昧IV、すっげー楽しかった。
ここまでみっちりと聴いたのは初めて。
クリスマスに国営放送がメタルバンバン流すんだから楽しくない訳がない。

メタルが好きな人間、メタラーは世間一般で見れば少数派である。
例えば、僕の会社の同期入社は約50人だけど、メタラーは僕とあと一人だけだった。
研修中に、会社のPC悪用してメタル動画観まくって二人興奮していたのを思い出す。
周りは全然ついていけずに、いつの間にか完全放置されていた。

大学の頃は、住んでいた寮にメタラーの先輩が多く、恵まれていた。
一緒に色んなバンドのコピーした。それでも10人に1人くらいの割合であり、少数派であった。
高校まで遡ると、いわゆるメタルも聴く、友人はいたけど、
メタルという音楽に対して、感動を共有できる人間は、皆無だった。

異論反論を承知で僕は言うけど、はっきり言って、メタルはダサいと思う。
80年代はともかくとして、現代においては、お世辞にもスタイリッシュとは言えない。
レザーに長髪。変形ギター。ヘッドバンギング。
世間一般の人が指差して笑う要素が、ふんだんに盛り込まれていると思う。

でも、そんな音楽だからこそ、かっこいい。
コインの裏表を評して表裏一体というように、ダサいということは、かっこいいということだ。
自らの世界感を形成し、その先を見据え、突き抜ける。
そんな音楽がかっこよくない訳がない。

メタルという音楽は、過剰の音楽だと思う。

あんなに速く演奏する必要ない。あんなにギターの音でかくする必要ない。
あんなにハイトーンで叫ぶ必要ない。あんなに下水道みたいな声出す必要ない。
あんなにテクニカルなリズムの必要ない。あんなに仰々しく音を重ねる必要ない。
あんなにメロディアスにする必要ない。あんなにドラマティックにする必要ない。

これほど「あんなに○○である必要はない」という形容がしっくりくる音楽、
僕は他に思い浮かばない。突っ込みどころが満載、そんな音楽がメタルだと思う。

メタルって突き詰めるとまた引き算になっていく側面があると思うけど、
基本的に、足し算の音楽。どうしてもコテコテで、ベタベタな感じになる。

でも、僕にとってはそれが心地いい。
今でこそメタル以外の音楽をたくさん聴くようになったけど、
でもやっぱり僕の原点はメタルであって、僕はメタルで出来ている。

それが何でか分からないけど、日常では感じられない「過剰」を
僕は求めているから、きっと僕はメタルを聴くのではないかと、思っていたりする。
メタルのライブの非日常感は、他の音楽では味わえないものだと思うし。

ま、結局「好き」ということは感覚的なものだし、
いくら僕が熱く語ったところで、理解されないものは、理解されない。
日常の場で、さりげなくメタルを薦めることがあるけど、スルーされることが多いし、
あんまし知り合いにしつこく自分の好みをぶつけることは、極力避けている。

そんな日常だからこそ、こんなラジオ番組があることが凄く嬉しい。
リスナーからの多数のリクエスト。
自分が好きな曲がかかると、おぉーってなる。

この日本の中に、同じ曲を聴いて興奮している人達がいる。
それが実感できることが嬉しい。

今年はツイッターというツールを使いながらこの番組楽しんでたけど、
ラジオとツイッターの組み合わせって最強なんじゃないかって思った。
二次元のライブ会場が広がっているような、そんな感覚があった。
視覚に集中する必要ないからツイートしやすいんだよなー。

ライブの魅力って、閉じられた空間において、同じ音楽を共有することによって得られる一体感、
ってのがあると思うんだけど、なんかそれに近い感覚が得られているような気がした。

それって凄いことだと思う。
新しいツールの威力を個人的には実感した。

二次元にハマり過ぎることに対して危険性はそれなりにあるのかもしれないけど、
ITの進化は間違いなく新しい世界を切り開いている。新しい価値を創造している。
技術者の端くれとして、そんな刺激を副次的に感じたりもした。

とにかく、メタル好きな人々が日本各地、ラジオの前に集まって、
同じ曲をみんなでオンタイムで聴いている。そして興奮している。
昼間っから夜中まで。いい大人たちが。

どちらかというと、少数派の人達が好きな音楽で。

最高のクリスマスだ。NHK、最高のメタルフェスをありがとう。
来年も絶対やって下さいね。


個人的に今日一番の衝撃はこの曲でした。最高のクリスマスソング。

Billy, Chuck & Scott Ian/Jon Donais/Chris Wyse/John Tempesta 「Silent Night」



B003TOS93YWe Wish You a Metal Xmas
We Wish You a Metal Xmas
Eagle Records 2010-09-21

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【今日は一日“ハードロック・ヘビーメタル”三昧IV:プレイリスト(公式より)】
100. The Song Remains The Same (LIVE) / LED ZEPPELIN
099. Let There Be Rock / AC/DC
098. Rock Bottom / UFO
097. Nantucket Sleighride / MOUNTAIN
096. The Black Waltz / KALMAH
095. Heartwork / CARCASS
094. Ten Thousand Fists / DISTURBED
093. Fast As A Shark (LIVE) / ACCEPT
092. Youth Gone Wild / SKID ROW
091. Edison's Medicine / TESLA
090. Shake Me / CINDERELLA
089. Elimination / OVERKILL
088. Curiosity Kills / LAAZ ROCKIT
087. Over The Wall / TESTAMENT
086. Calling Dr. Love / KISS
085. Hiroshima Mon Amour (LIVE) / ALCATRAZZ
084. Cat Scratch Fever (LIVE) / TED NUGENT
083. Sapari / ORPHANED LAND
082. Chains / COLLISION
081. Out Of Control / PIPER
080. Heading Down the Road / TOKYO BLADE
079. Zatoichi / HOLY MARTYR
078. Black Mass / ELECTRIC WIZARD
077. Ebony Tears / CATHEDRAL
076. The 25th of December 1969 / MAY BLITZ
075. Free to Live / WINTERHAWK
074. Was it Worth It? / CHILDREN OF BODOM
073. Iron Fist (LIVE) / MOTÖRHEAD
072. The Best Is Yet To Come / SCORPIONS
071. Black Sabbath / BLACK SABBATH
070. Don't Give Up / FAIR WARNING
069. Paradise City / GUNS N' ROSES
068. When We Stand Together / NICKELBACK
067. Out In The Fields / GARY MOORE & PHILLIP LYNOTT
066. We All Fall Down / BLUE MURDER
065. In Chase of the Wind / JOHN NORUM
064. Back On The Streets / GARY MOORE
063. You / G-FORCE
062. Still In Love With You / THIN LIZZY
061. Lighten Up / CHICKENFOOT
060. The Treason Wall / DARK TRANQUILLITY
059. Hold The Heathen Hammer High / TYR
058. Rainbow In The Rose / WINGER
057. Carrie / EUROPE
056. In My Dreams / DOKKEN
055. Fight 'Em Til You Can't / ANTHRAX
054. Angel Of Death / SLAYER
053. Sudden Death / MEGADETH
052. Sad But True / METALLICA
051. A Merry Jingle/ THIN LIZZY & SEX PISTOLS
050. Heavy Christmas / 220 VOLT
049. Are You Metal? / HELLOWEEN
048. Welcome To the Horror Show / HIBRIA
047. Unchained / VAN HALEN
046. Rock Hard Ride Free / JUDAS PRIEST
045. The Hunter / MASTODON
044. The Devil's Orchard / OPETH
043. On Earth As Is In Hell / HELL
042. Ritual / GHOST
041. 父 (Father - Japanese Version) / MANOWAR
040. Heaven / WARRANT
039. On With The Show / Y&T
038. Prelude, On With The Show / Y&T
037. Yesterday Is Dead And Gone / ARCH ENEMY
036. In The Middle Of The Night / WITHIN TEMPTATION
035. What You Want / EVANESCENCE
034. Tom Sawyer (LIVE) / RUSH
033. Goodbye To Romance / OZZY OSBOURNE
032. All Night Long / RAINBOW
031. Hisingen Blues / GRAVEYARD
030. The Serpent / RISE TO REMAIN
029. Silent Night / CHUCK BILLY / SCOTT IAN / JON DONAIS / CHRIS WYSE / JOHN TEMPESTA
028. No Presents For Christmas / KING DIAMOND
027. Black Metal / VENOM
026. Avalon / NOCTURNAL RITES
025. The Power To Love / MILLENIUM
024. I'm Not Afraid / MASTERPLAN
023. It's My Life / BON JOVI
022. The Doctor / THE TREATMENT
021. Leave Everything Behind / AMARANTHE
020. Tales Of The Sands / MYRATH
019. Malfeitor / WATAIN
018. I am Morbid / MORBID ANGEL
017. Carry On Wayward Son / KANSAS
016. Heavy Metal Thunder (LIVE) / SAXON
015. Calling On You / STRYPER
014. Let's Get Rocked (LIVE) / DEF LEPPARD
013. Looks That Kill (LIVE) / MÖTLEY CRÜE
012. Half Past Loneliness / ROYAL HUNT
011. Riot / RIOT
010. Black Shuck / THE DARKNESS
009. On The Back Of Angels / DREAM THEATER
008. The Catalyst / LINKIN PARK
007. Steal Your Heart Away / WHITESNAKE
006. El Dorado / IRON MAIDEN
005. Love Thy Neighbor / HURTSMILE
004. American Beauty / MR.BIG
003. The World Is On The Way (LIVE) / MR.BIG
002. Toys In The Attic / AEROSMITH
001. Deffecult To Cure / RAINBOW

【そのうち国営放送で流してはいけないと思った曲(多過ぎだろ)】
096. The Black Waltz / KALMAH
095. Heartwork / CARCASS
078. Black Mass / ELECTRIC WIZARD
077. Ebony Tears / CATHEDRAL
054. Angel Of Death / SLAYER
027. Black Metal / VENOM
019. Malfeitor / WATAIN
018. I am Morbid / MORBID ANGEL

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ジャンル : 音楽

King Crimson 「Red」

久しぶりにまともな休日。身の回りの棚卸しをしていた。
溜まっていた新聞読んで、溜まっていた通信教育やって、溜まっていた家のホコリを取ってと、
ようやく身辺が整理できてきた実感が得られて、いい一日だった。
まだやらなくてはいけないことあるんだけど、今日は一区切りにしようと決断。

しかし今月の慌しさったら凄いな…。
ブログの更新頻度が低いってことは…、ま、そういうことなのであります。

そういや結局ライブは先月のモグワイが結果的に今年の締めのライブになりそう。
竹原ピストル、イースタンの極東最前線は前売りで売り切れてて行けなかったし
(どっちにしても仕事の状況的に行けなかったけど)、
カウントダウンジャパンもCoccoが出演キャンセルになったので、行くつもりがなくなった。

バンドの練習もメンバーの予定が合わずに、無し。
ちょっと残念な感じの12月である。


最近ハマっているのが、専ら60年代、70年代のロック。
なんか肌が痛いような寒くて枯れた日には古のロックが欲しくなる。
あの時代のロックって、本当に凄いなーって、改めて実感する日々が続いている。

King Crimsonの『Red』、このアルバムを僕は最近よく聴いている。
クリムゾンといえば『In the Court of The Crimson King』が歴史的名盤とされていて、
当然このアルバムも素晴らしいんだけど、第一次?クリムゾンのラストアルバムといえる
『Red』の方が僕は今のところお気に入りだったりする。

このアルバム、とにかく全体を覆うダークなムードと緊張感がたまらない。
凄く不穏で、重い。これ聴いてると、どよーんとした気分になる。

1発目の「Red」からして超名曲。
インストナンバーでは、個人的には最高に好きなレベルの曲だと思う。

へヴィなギターリフがとにかくたまらない。
キンキンに硬くて重いギターリフ。
どことなく90年代のグランジに繋がっていきそうな荒々しさと重たさ。
ミドルテンポで繰り返されるあのリフは、ずっと聴いていると頭がおかしくなりそうな気になる。

裏でのた打ち回るベースと、どこまでも重たいフィルを絡めたドラムが、
あの不穏なギターリフを最高に引き立てている。
テンションが一瞬として弛緩することなく、最後まで持続していくところが本当に凄い。

雰囲気は一転してボーカルメロディが本当に美しい「Fallen Angel」へ。
でもこの曲は決してだた美しい、訳ではなくて、
全部の楽器が主役といってもいいくらいに、激しいバトルを繰り広げている。

「Fallen Angel」、堕落した天使。死に行く天使に対する悲しみを込めた曲。
このバンドにおけるメロディって、聴いていて気持ちいい美しさではなくて、
終末の直前を感じさせるような、救いようのない美しさって感じで響いてくる。

「One More Red Nightmare」は終始一貫、リズムが印象的な曲。
転調と変拍子、リズムチェンジを繰り返して曲が進行していく。
絶妙な「間」がこの曲の素晴らしいところ。楽器を鳴らさないことが、人間の不安感を煽る。
音を詰め込むだけが音楽じゃない。

この曲でのロバート・フリップのギターは好き。
何気に色んなエフェクターと奏法使って、やりたい放題やっている。変態的。

「Providence」はインプロっぽいバイオリンに、不穏なベースの低音が絡むイントロからして不穏。
不穏な雰囲気がひたすら4分くらい続いて、ドラムが入ってくる。これもまた不穏。
ハイハットの開け閉めと、リムショットを効かせたリズムがたまらない。
ベースは途中からソロパートに展開して、すさまじいウネりを見せる。

なんなんだろう、この緊張感。
どこまでがインプロなのか、譜面なのか、境界線を全く感じさせない。
全てアドリブって思えるくらいの奔放さが凄い。

ラストを飾る「Starless」は言わずと知れたクリムゾンの名曲。

キーボートとギター、そしてボーカルが美しき旋律を奏でているんだけど、
この曲でも、相変わらずの耽美的というか退廃的な美しさ。
どことなくドラムもメロディ楽器のように、メロディアスに鳴っている。

この曲の展開を担っているのは、ベース。
中盤のベースフレーズでは転調を交えながら淡々と音が鳴っていく。
ここからどうなってしまうんだろうって不安感を抱かせながら。

終盤の展開はやっぱり圧巻。
強靭なバンドの演奏にサックスも混じり、一気に終末に向けて加速していく。

サックスの音色は序盤のフレーズをモチーフとしたもので、
相変わらず退廃的な美しさであるんだけど、より一層の切迫感でもって迫ってくる。
長い曲なんだけど、一瞬たりともダレる瞬間がない。
きっとライブで聴いたら物凄いことになっていたんだろうなって思えるような名曲。


『Red』って聴いていて決して心地よいアルバムではない。
でも不思議と繰り返し聴いてしまうアルバム。
僕はこのアルバムを聴いて、ロックという音楽の一つ深い部分に触れることが出来たと思う。
こんな音楽が70年代に成立していたことに驚きを感じる名盤。

ちなみに、このアルバムにラテン風味やパンク風味を混ぜ込むとMars Voltaになるなーって思った。
特にオマーがクリムゾンから影響受けてるかについては良く分からないけど、
彼のどこか狂気じみた音楽には、クリムゾンから流れる血のルーツが
きっとあるんじゃないのかなって、想像したりする。

クリムゾンの全盛期のライブ、さぞかし凄かったんだろうなー。
マーズ・ヴォルタよりも凄かったのかな。もしそうだとしたら、きっととんでもなかったんだろうな。
意味の無い妄想をしたくなる。

今年もあと2週間で終わりですね。
「Starless」風ではなく、もっとスカっとした締めくくりをしたいものです。


B00065MDSQRed: 30th Anniversary Edition
King Crimson
Discipline Us 2005-06-28

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King Crimson 「Red」

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ジャンル : 音楽

Thin Lizzy 「The Holy War」

最近になって、レスポールの音がまたたまらなく好きになってきた。
あのギターの独特で骨太な音って、代わりの利かない音だと思う。

レスポール使ったことある人なら分かると思うけど、
あのギターって凄く重たいし、ネックも太いし、ハイポジション弾きにくいし、
扱い難いギターであるんだけど、あれを豪快に弾ききってしまうギタリストが世の中にいる訳で。

といっても最近のレスポール使いのギタリストってあまり思い浮かばなくて、
昔のギタリスト、ゲイリー・ムーア、ジョン・サイクス、ザック・ワイルドってところになるんだけど。
この三人の特徴って、とにかくピッキングが豪快なところ。
そしてチョーキングも、ヴィブラートもとにかく豪快に決める。

最近思ったんだけど、ジョン・サイクスとザック・ワイルドって、
かなり系譜として近いと思っている。ザックは特にジョンの影響を公言してはいないようだけど。
低音域でのピッキングハーモニクスだったり、フルピッキングでペンタのフレーズを
強引に弾ききるところなんて、かなりスタイルとして近い。

技術的にはザックの方が後の世代ってことで上だと思うけど、
ギタリストとしての個性って面では、甲乙付け難いなーって思っている。


Thin Lizzyは『Black Rose: A Rock Legend』を高校の頃に聴いて、
正直あの哀愁のハードロックが当時は受け入れられずに敬遠していたアーティストなんだけど、
歳を取った最近はかなりしっくり来るようになった。
『Jailbreak』『Black Rose』、かっこいいと思うようになった。

そしてジョン・サイクス在籍時の『Thunder and Lightning』を聴いてみた。
このアルバムはそれまでのシン・リジィとはちょっと違うなーって感じで、
最初は違和感あったけど、ジョン・サイクスの素晴らしいギタープレイと相まって、
かなりお気に入りのアルバムとして繰り返し聴くようになっている。

当時ジョン・サイクスは23歳。若い。若いのにギターはめちゃめちゃ上手い。
正にゲイリー・ムーア直径のギタリストと言えるんだけど、
あのマシンガンピッキングを更に進化させた、新たなギターヒーローって感じ。
当時は衝撃的だったと思う。ザックの登場時、もしくはそれ以上のインパクトだったんじゃないのかな。

このアルバムで好きな曲は「Thunder and Lightning」と「The Holy War」。

「Thunder and Lightning」はシンプルなリフでひたすら押しまくる、
シン・リジィっぽくない曲であるんだけど、これがレスポール特有の音の厚みと相まって、
非常にかっこ良く仕上がっている。
フィル・ライノットのボーカルも、凄く男臭くて力入っててかっこいい。

スコット・ゴーハムとジョン・サイクスのギターソロがそれぞれ入っていて、
そのがっぷり四つの力比べ感がたまらない。

この曲でのジョンのギターソロのピッキングは凄まじい。はえーよ。
どうやったらレスポールであんなに早く弾けるんだよって感じ。
多用されるピッキングハーモニクスも、フレーズのアクセントとして効いていて素晴らしい。

ジョン・サイクスのスタイルがこの時点で確立されていることが、何よりも驚き。


「The Holy War」はイントロのベースリフがかなりかっこいいんだけど、
そこにツインリードのフレーズが絡んでくるところで一気に雰囲気が変わる。
これぞ哀愁のシン・リジィって感じ。初めてこの曲を聴いたとき、イントロだけで名曲だと思った。
当然ながら歌メロも秀逸。彼らにしか出せない、独特の雰囲気がこの曲には宿ってる。

そしてやっぱりこの曲もギターソロが素晴らしい。
マイナースケールのメロディをチョーキングとヴィブラート効かせて
ネバっこく聴かせるってのがコンセプトなんだけど、
20代前半の若者がゲイリームーアばりの表現力で弾ききってしまうところは、ほんと凄いと思う。

ゲイリーじゃないけど、演歌に通じるコブシがある。
日本人に人気あるのも、分かるわ。

ただし合間にさらっと挿入される早弾きのフレーズ。やっぱり早い。
彼の場合はでもそれが嫌味な早弾きじゃなくて、感情の高揚を音の詰め込みに表現しているというか、
必然性の感じられるフレーズだから、すんなりと感動的に受け入れられる。
ただの超絶技巧の披露って感じが全くしない。

ちなみに、クリス・インペリテリとか、もう超絶的に凄いとは思うんだけど…、
やっぱりそこに必然性が感じられないから、僕はあまりハマれなかったクチであり。

ライブ動画初めて見てみたけど、この人かなりピッキングも独特。初めて知った。
早弾きのときにピックが上向きになっている気がする。
そこが彼独特のアタック感に繋がっているのかなーと。深い。


久しぶりにギター取り出して弾いてみようかと思ったけど、
レスポールの重みに耐え切れず、あっさりとギターを持ち替えた自分がいる。
レスポール持てなくなるほど、僕は軟弱になったみたいだ。

でも温故知新、レスポールの音って、ロックの原点って感じがして、
聞いてる分にはやっぱりいい。


B005S1Y3TUサンダー・アンド・ライトニング
シン・リジィ
USMジャパン 2012-01-18

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Thin Lizzy 「The Holy War」
ジョン・サイクス加入後、初めてのライブの動画らしいです。
しかしバンドの演奏、めちゃめちゃ上手い…。この頃のライブ観てみたかった。



Thin Lizzy 「Thunder And Lightning」 音のみ
この曲はジョンのパートが削られたライブ動画しかなかったので…。



ついでに、Whitesnake「Crying in the Rain」でのパフォーマンスを。凄すぎだ…。

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ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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