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The Muffs 「Outer Space」

自分が持っているCD、びっくりするくらい男ボーカルばかりである。
ブログで書いたことあるミュージシャンも殆ど男。
メタルという音楽に傾倒している自分にとって、それは必然なことなのかもしれない。

好きな女ボーカルでCDもほぼ全て持っているミュージシャンって、
Arch EnemyとCoccoくらいかもしれない。何気にビョークとアブリルは殆どのCD持ってるけど。

そんな僕にとって、今年不思議とハマったのがMuffsだった。

もともとNOFXの「Lori Meyers」で歌っている女ボーカルに興味が惹かれたのがきっかけで、
キム・シャタックさんって方が、Muffsってバンドやってることを知った。

そしてYoutubeで動画を漁っているうちに出会った曲が「Outer Space」だった。
この曲のインパクトはデカかった。

シンプルなコード進行と曲構成に、どことなく切なさが感じられるボーカルのメロディ。
2回目のサビが終わった後の、転調っぽい展開なんて凄くセンスあるなーって思ったし、
また半音ずつの上昇コード使ってラストのサビに繋げていくところなんかも、おぉーって思った。
そしてラストには唐突に入るキムのシャウト。これはかっこ良過ぎでしょと。

すぐに僕は「Outer Space」が入っている『Happy Birthday to Me』を購入して、
更に彼女らの魅力に取り込まれることになった。1曲目の「Crush Me」から名曲だと思った。
このアルバム、決して派手さはないけど、切ないメロディと、
激しく鳴らされているものの、これまた切なげな演奏が心に響く素晴らしいアルバムだった。

このアルバム、タイトルといい、ジャケットの写真といい、
どことなく孤独を感じさせるのが、凄くいいなぁ…と、そんな感じの感想を抱いた。

そしてほぼ全てのアルバムを買い揃えて、完全にハマっていた時期に飛び込んできたのが、
マフス来日というニュースだった。
僕は主催者先行で速攻でチケットを取り、新宿ロフトでのライブを心待ちにしてきた。


当日のロフトはチケット完売だけあってかなりの人で溢れていた。
人がぎっしりで全然スペースがなく、かなりステージは見づらかった。
そんな状態でメンバーが登場し、ライブはスタート。
キム、でけー。ロニー、更にでけー。これが第一印象だった。

当日のセットリストってネットに落ちてなくて、
もう大分記憶も薄れ始めてるけど、うろ覚えの内容を

1曲目は恐らく「Nothing」。いきなり頭から激しい演奏でガツンときた。
想像以上に骨太な音だった。ベースとドラムのリズム隊はさずがの安定感で、
ずっしりと低音を効かせていて、すごくかっこ良かった。
キムのギターも歪みまくりで、ギターをいじめているようにかき鳴らしていた。

そして続いてのキラーチューン「Lucky Guy」で
いきなりフロアのテンションがマックスって感じだった。イントロで起こる大歓声。
メンバーと合わせて客もぴょんぴょんと飛んでいる。
この曲でのキムはCD通り、いやCD以上に獰猛に叫んでいた気がする。

よく聴くとほんとに変な曲だ。
ポップなメロディにキムのシャウトがアンバランスであるんだけど、
なぜか微妙にマッチしている。ライブだとやっぱCD以上にいいと思った。

そこから先の曲順は殆ど覚えていないけど、
『Blonder and Blonder』『Happy Birthday to Me』からの曲が多かった。

『Blonder and Blonder』から「Oh Nina」「On and On」「Sad Tomorrow」
「Red Eyed Trol」「Ethyl My Love」をやっていたような。
「Won't Come Out to Play」あたりもやっていたかも…。

「Sad Tomorrow」はやっぱり名曲だなーと感激しながら聴いていた。
マイナー調のコード展開に切ないメロディって、マフスの得意技がこれでもかと炸裂していて、
凄く良かった。周りのお客さんもなんとなくしみじみと聞き入っているって感じだった。

『Happy Birthday to Me』からは
「Honeymoon」「All Blue Baby」「My Crazy Afternoon」「I'm A Dick」あたりが。

「Honeymoon」はかなり盛り上がっていたような。
ノリとしては軽いんだけど、なんか単純な軽さじゃない。
ポップだけどかなりロック然とした感じで、演奏がかっこ良かった。

「All Blue Baby」はこれまたマフスお得意の三連ナンバーで、かなり泣かせる曲。
この曲でも周りのお客さんはしんみりと聞き入っているという感じ。
めちゃめちゃこの曲の演奏も良かった。

僕が一番聴きたかった「Outer Space」も中盤から終盤にかけて炸裂。
動画で観た通りにキムがギターかき鳴らしてあのメロディ歌って、
間奏では金髪振り乱しながらギターカッティングして、最後にめちゃめちゃ叫んでいた。
濁点がいっぱい付いた叫び。不思議と色っぽく聴こえるから不思議だ。

ライブの途中にはジャムっぽいセッションも挟んで、
いかにもキャリアの長いロックバンドってところを見せ付けてくれた。
キムはモニターの上に立って客煽ってた。ただでさえデカいのに、更にデカい。
存在感ありまくりだった。

MCでは「来年もまた来るよー」と言っていた。
何回来てもいいっす。会場全体のリアクションが僕の気持ちを代弁するようだった。

ライブのラストは「Agony」で、会場を当日何度目か分からないくらいに再び沸騰させていた。
一時間半くらいだったか、全力で駆け抜けたライブで、時間の感覚が分からなくなるくらいに、
あっという間に時間が経っていたライブだった。

最後にロニーが客席にダイブするなんてサプライズもあり。
あの人あんなキャラだったんだと感心。
客にジーンズの後ろ引っ張られて、客の上で半ケツ状態になってた。笑った。


マフスのライブ、正直言うともっと余裕のある空間で観たかったけど、
間違いなく会場の雰囲気は良かったし、いいライブだった。
僕の念願は、半年あまりであっさりと叶ってしまった訳である。

またすぐ来年来ても、絶対観に行く。
マフスは数少ない、僕にとって大好きと言える女性ボーカルバンドである。


B000002NE0Happy Birthday to Me
Muffs
Reprise / Wea 1997-05-14

by G-Tools



The Muffs 「Outer Space」 テレビライブ動画、1997年。
キム、カメラ意識しすぎ、ギター粗末に扱い過ぎ、全般的に奔放過ぎ。
ロイのドラムの動き、怪しすぎる。ロニー、やられっぱなしでいいのか、謙虚すぎる。
なんか突っ込みどころの多い動画だけど、僕はこの動画でマフスを好きになりました。




全然関係ないですが…、変な動きのドラマーということで思い返したのが、伝説の韓国人ドラマー。
久しぶりに見たんだが、やっぱり心から笑ってしまった。
デスメタルドラマーも青ざめる超絶テクの数々が堪能できます。
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Mogwai 「San Pedro」

一緒に仕事をしている人が鬱病とまではいかなくても、
状況があまりよろしくないこともあって、精神的にキているみたいだ。
職場の人間、見解は一致しており、その方に今以上の仕事が振れないので、
月曜から相当自分の仕事が増えることになる。

今の自分はモチベーションがあるんで、仕事量増えようが耐えられるんだけど、
担当している開発の仕事が約半年後に一区切りついたとき、
自分がどうなっているのかに興味がある。

今の仕事のペース、たぶんいつか自分は持たなくなる。
これがずっと続くとすると、自分も精神的にやられると思う。
次に自分がやりたいことが、今の会社で見つけられるかどうかが、きっとポイントになると思う。


日本の企業、労働生産性が低いということは、昔から指摘されている。
ちょっと古い統計ですが…、2011年現在も状況は殆ど変わっていないはず。
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h20/h20/html/k2120000.html

でも実際、企業に勤めている人間からすると、不思議という気持ちが募る。
僕なんかよりもエグイ労働している人、会社の中でいっぱいいるし、
ベンチャーをはじめとして、鬼のように働いている人達の存在を、僕は知っている。

僕が担当している欧州向けの製品があるんだけど、
欧州の担当者と連絡を取ろうとしても二週間の長期休暇を取っているから連絡が取れないとか、
かなり早い時間でも担当者はもう帰宅したから連絡が取れないとか、
そういう状況になることが多々ある。

欧州のオフィスに勤めたことないからよく分からないけど、
向こうの人達ってあくまで自分達の生活が第一にあって、
休暇もちゃんと取るし、自分を会社に犠牲にするという考え方が、
少なくとも日本よりは低いことは感じる。

相対的に見れば、日本人は絶対に身を削って働いている。
しかし労働生産性が低いということは、何か社会システム上におかしなことがあるはずだ、
僕はそう感じている。

そういうこと研究されている方っているんじゃないのかな?知りたい。

労働生産性の低さについて、個人の能力の低さに帰着させて論じる風潮もあるけど、
それは事実の一つであるにせよ、決して根幹ではない気がする。
個人の能力を低く足らしめる、何か社会的な欠陥がある、そういった視点が必要だと思う。


日本で頑張って労働していても、生産性が低いのであるならば、
その労働は諸外国に徐々にシフトしていくのが自然な流れである。

急遽僕は近いうちにあるアジアの国に出張することになった。
目的は量産品のある部材を、日本ではなく海外で調達出来ないか、という検討である。
見積もりを取ってみると、明らかに安い。一部の品質的な点に目をつぶれば、
恐らく使えるという結論が出て、置き換えっていう流れになるんだろうと思っている。

メーカーに勤めている人間として、素材費の低減が永遠のテーマである。
でも正直、自分の気持ちは重い。

自分がその部材を海外から調達することになると、
日本でその部材を作ってくれているメーカーのラインに穴があく。
そのラインで仕事をしていた人は、違う仕事に回されるか、最悪切られることになる。

それは今の経済社会では正しい競争のあり方ではあるんだけど、
自分が日本の労働機会を削る行為の一端を担っていることに変わりはない。
これから日本のメーカーに勤め続ける限り、きっと僕は同じことをやり続けることになるだろう。

僕の仕事に関しても、代わりの海外メーカーに取られてしまって、
僕の労働機会が喪失するってリスクも、常につきまとう。
だから僕は素材費低減のために、海外調達を検討するんだ。

自分が生き残るために、周りを犠牲にする。そういうことである。


20世紀は戦争の世紀って言われるけど、21世紀も戦争の世紀である。
武力ではなく、経済における。
徴兵制はなくなったけど、経済戦争を生き抜くための兵士を養成しなければ、
きっと日本は潰れる。最近はそんなことをよく考える。

そんなことを僕は望んでないけど、海外の国々がそのようなスタンスで動いていると感じるからこそ、
消極的であろうとも、そのような考えを持たざるを得ない。

日本の企業は容赦なく国内から海外へというシフトを進めている。
その流れが日本の戦略上、本当に妥当であるのか。
TPPという待ったなしの波が打ち寄せている今だからこそ、
日本で労働する人間は、経済の行く末について考える必要があるだろうと感じている。

個人的には緩やかな鎖国が理想なんだけど、帰結としては明治維新前の状況になりそうだし、
結局はノーガードの打ち合いに耐えられるような経済を
日本国内で作っていかなければいけないんだろうなと、思っている。

そのとき、たぶん大量の血が流れる、きっと。


昨日Mogwaiのライブを見に行った。
僕が抱える諸々の何かが、身体の奥底から抜け出ていくようだった。
体調が悪かったこともあって、音の力の強力さにやられそうになった。

美しき轟音ってキャッチフレーズ、確かにすごく的を得ている。
ベースの重低音、ギターのディストーションはかなり攻撃的。
でも、何でか良く分からないけど、本当に美しい。

あのような音の重なりが、彼らの中からどのようなプロセスを経て、
彼らの外部に放出されるのか、正直かなり謎である。

「Christmas Steps」「Mogwai Fear Satan」の名曲は当然ながら素晴らしかったんだけど、
今回『Hardcore Will Never Die, But You Will』の曲が良かった。
明るいうちでの出演が結果的に消化不良感を残したフジロックのときよりも、
曲のダークな魅力が、照明の演出と相まって、凄く魅力的に聴こえてきた。

『Hardcore…』は凄くロック然としたアルバムというか、
シンプルに構成された曲が多い印象だけど、それが直接的に迫ってくるというか、
切迫感を感じるというか、そんな即興性が心地良かった。

頭の「White Noise」からもう圧倒的な存在感。
そしてライブ中盤でやった「San Pedro」は本当に素晴らしかった。
アンコール一曲目の「Rano Pano」の重たいリフも、圧巻だった。

モグワイのライブって、いつも素晴らしいと思うけど、
今回は自分の心境とか体調とかと相まって、凄く印象深いライブになった。
頭を真っ白にして音楽に没頭した、そんな二時間だった。

今年3回も観たけど、来年また来てくれたら、きっと行くんだろうな。
願いは、フジロックのホワイトステージの夜に…、観てみたい。

最近の自分、音楽が支えになっていることは間違いない。
当然、周りの人達の支えってのを感じてはいるけれど。


B004GHYCF2Hardcore Will Never Die But You Will
Mogwai
Sub Pop 2011-02-15

by G-Tools



Mogwai 「San Pedro」

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ジャンル : 音楽

Arch Enemy 「Enemy Within」

自分の中で、リアルタイムで追いかけていたアーティストには思い入れがある。
Arch Enemyはそんなバンドの一つ。

割と息の長い流行りである、アルバム完全再現ライブ。
アチエネもとうとう『Wages Of Sin』の完全再現をやるらしい。
もう10年も経ったのか…、早いな。
http://www.creativeman.co.jp/artist/2012/04arch/


高校の頃に激しい音楽を追求していく中で出会ったのがCarcassだった。
しかし僕が聞き始めた頃にはマイケル・アモットは脱退していて、
彼が今どんな音楽をやっているんだろうということで出会ったのが、Arch Enemyだった。

アチエネを初めて聴いたのは、伊藤正則のパワーロックトゥデイで、
ちょうどCathedralとカップリングで来日して、ライブをやった頃だったと思う。
正則がライブの感想を色々と述べた後にかかった曲が「Fields of Desolation」だった。

この曲はとにかく変な曲だと思った。
ミドルテンポのリズムに、特長のあるデス声。唐突に切り込まれる哀愁のギターメロディ。
だけど妙に頭の中に残って、どうしても離れなくなって『Black Earth』を聴いた。

Carcassよりもよりメタル色を強くしたというか、
かなりドンシャリの音質が、当時の僕の志向にピタリと一致していた。

そして、巷で言われていたように、デスとメロディが完璧に融合したなんて感想はなくて、
メロディがかなりアンバランスに導入されている感じが、僕にとって新鮮だった。
いい意味での無理やり感というか。荒削りな感じが最高だった。

CDで聴く「Fields of Desolation」のアウトロのギターソロは、
本当に素晴らしいと思った。
あのギターソロ、何回も繰り返して聴いていた気がする。

アチエネは本当は単なるプロジェクトで終わる予定だったみたいだけど、
日本でのライブでの反響があまりにも高くてバンドの継続を決めたってのは有名な話。

そんな感じで彼らは『Stigmata』『Burning Bridges』を続けざまにリリース。
この二枚のアルバムはリアルタイムで聴いていた。

『Burning Bridges』は札幌の街中のCD屋まで発売日にチャリこいでアルバム買って、
帰ってきて食い入るように聴いていたのを思い出す。
今でも初回限定のパッケージが残っているし。

とにかく『Burning Bridges』の衝撃は凄かった。
これは名盤きたーっていう実感があった。
頭の「The Immortal」からインパクトありすぎ。ヨハンのボーカルが強烈過ぎるくらい強烈だった。
明らかに成長の跡が見えて、表現力も申し分ないし、何といってもブルータル度が一線を越えていた。

このアルバムはアチエネの代表曲ともいえる名曲が詰まった超名盤だと今でも思う。
とにかく激しい音楽を求めていた若き日の僕にとって、このアルバムにハマるのは必然だった。
頭4曲の流れなんて超絶もんだもの。

当然ながらアモット兄弟を初めとした楽器隊の、
ソングライティング、アレンジ、演奏は素晴らしかったんだけど、
このアルバムを名盤たらしめたのは、ヨハンのボーカルによるところが大きかったと思う。

このアルバムをきっかけに、彼らがもっと世界的に羽ばたいていくことを期待した。
どう考えてもスウェーデンと日本だけで終わるバンドになるなんて、勿体ないと思った。
彼らのポテンシャルは、明らかに彼らが今生きるフィールドには留まらないと思った。


そんな彼らに対する思いは、意外な形で裏切られることになる。

ボーカル、ヨハン・リーヴァの脱退。
しかもマイケルが首を切る形での脱退だという。
情報媒体ははっきりと覚えてないけど、多分BURRNだったと思う。

これはショックだった。あんないいボーカリストを何で切るんだって。

同時だったか、間があったかは覚えてないんだけど、
続いて飛び込んできたニュースが、Arch Enemyに女性ボーカルが加入、というものだった。

これもショックだった。えぇーって。

どう考えても音楽性を変えるとしか思えないメンバーチェンジ。
HammerFallに女性ボーカルを乗せたような正統派メタル路線を想像した。
なんかそれだと彼らの魅力って全然発揮できないような…って思っていた。

そしてBURRNに新ボーカリスト、アンジェラの写真が。
いや、綺麗やん。ルックスだけ見れば、確かに彼女が新メンバーに選ばれたのも分かる気がした。

とはいえ思い入れの深いバンドだけに、いよいよリリースされるニューアルバムは聴かんといかん。
そう思って一切の視聴なしに購入したのが『Wages of Sin』だった。

一曲目は「Enemy Within」。荘厳なキーボードの音に切り裂くようなギターリフ。
特に音質が変わったなーって思った。凄くクリアで切れ味の良いミックス。
イントロは完璧やん、こっからボーカル入ってどうなるか…って思っていたら。

なんか口あんぐりな感じだった。

何これ、想像していたのと全然違うじゃないか…って。

アンジェラのボーカルの衝撃は凄まじかった。
とても女が歌っているとは思えない。
今でこそそんなに珍しくなくなっている気がするけど、当時はほんとにこんな女ボーカルいなかった。

彼女が影響を受けたというジェフ・ウォーカーばりのデスヴォイス。
カッチリとしたリズム感は、ヨハンとはまた違う魅力があった。

このアルバムも楽曲の良さも相まって一発で僕の心を虜にした。
これは歴史に残る名盤だって。

実際アンジェラの加入、そして『Wages of Sin』のリリースをきっかけに、
彼らは世界的にブレイクするようになった。
ヨハンには申し訳ない言い方になるけど、アンジェラがバンドのステージを
数段高みに上げたことは間違いない事実だと思う。


『Wages of Sin』はバンドにとっても重要な作品であるだろうけど、
僕にとっても凄く思い入れの深い作品である。
あの衝撃がもう10年も前のことになるなんて信じられない。
それだけ俺も年取ったんだなー。

そんな昔の思い出を胸に、僕はライブに行きたいと思う。
当日予定空いてるのなんか分からないけど、絶対にチケットは取る。

きっと僕と同じような気持ちでチケット取る人って多いと思う。

この前のラウドパークでのライブも素晴らしかったけど、
やっぱり昔の曲をあんまりやってくれなかったのは物足りなかった。

ライブ一発目に「Enemy Within」なんて最高過ぎるでしょ。
もう今からライブ会場の状況が目に浮かんでくる。


B005M38GNSウェイジズ・オブ・シン
アーチ・エネミー
(株)トゥルーパー・エンタテインメント 2011-10-12

by G-Tools



Arch Enemy「Enemy Within」
アンジェラ、日本初来日時のライブ。このライブ動画も初めて見たときは衝撃だった。
ライブでもすげーじゃんって。イントロでいきなり走って登場ってインパクトありまくり。
beastfeastではアンジェラの喉の病気で見れなかったのが、ほんと残念だった…。



Arch Enemy「Enemy Within」
このライブもかっこいいです。アンジェラ、気合入りすぎだろ…。
ま、動画より実物の方が数倍インパクトあるけど。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

The Blue Hearts 「夢」

昨日、休日出勤して図面を書いていたんだけど、
何だかんだで嫌ではなくて、無心にCAD用のPC画面とメモ書きの紙とに向き合っていた。

僕が書いた図面を基にして、工場でものは作られる。
工場で出来上がる製品が、常に得意先の要求に応じるものであり続けられるのか、
それは僕が今書いている図面次第で決まる。

いわゆる製造業における品質ってやつは、当然製造現場によるところも大きいんだけど、
一般的には設計で決まると言われている。
設計要因の不具合は、現場ではどうしようも出来ない。
だから設計に対する要求レベルは高くなり、結果的に設計の仕事は増える。

どこのメーカーも、設計さんって同じような感じなのではないだろうか。
製・販・技の括りの中で、一番労働時間が長いのは、僕は設計だと思う。

とはいえ、自分が図面として起こしたものが、実際の製造現場で出来てくるというのは、
非常にテンションが上がるものがある。
僕は去年部署を変わって、そういう仕事を経験した訳だけど、
新しいものを作るということは、こんな楽しみがあるんだって、嬉しさを感じる自分がいた。

今は昔僕が開発部門にいたときに開発したものを、
そのまま設計担当として製造現場に落とし込んでいくという仕事だから、
面白くない訳がない。ぶっちゃけ今の自分は、やりたいことが出来ていると実感している。


とはいえ、将来の自分、やってみたいことがたくさんあって困っている。

社内のみに目を向けても、このまま設計部門で現場と連携して新製品を立ち上げていく仕事もしたいし、
また研究開発部署に戻って、世の中にない技術を開発していくってこともしたい。
勤務地を抜きにすれば、現場に入って、品質管理や調達など、生産に関わる仕事もやってみたい。

自分が開発した製品を営業の立場で売り込んでいくこともやってみたいし、
現状課題に対する企画立案をするような、企画系の仕事もやってみたい。

社外に目を向ければキリがない。
製造業にしても色んな業界があるし、海外にまでフィールドは広がっている。
やれるかどうかは別として、技術者という括りから離れた業界にも興味がある。
もう一度大学に入り直して、研究してみたいこともある。

「あれもしたい これもしたい もっとしたい もっともっとしたい」


僕は大学時代はいわゆる中二病ってやつだったと思っていて、
自分が将来やりたいことが何かなんて全く分からないまま、
目の前に楽しいことがありすぎたこともあり、まずは目の前に直面する楽しみと向き合ってきた。

でも反面、「労働」というものに対する楽しさは、その当時から感じていた。

最初にやった労働は高校時代のホームセンターで、そこを原点として
大学入ってから始めた深夜の清掃バイトなんてのは、結局大学院出るまで続けていた。

大学休学してほぼフリーター生活していた頃は、日雇いのバイトをかなりやっていて、
肉体労働が多かったけど、上水道の汚染物調査や、プロレス会場の設営、
あとは24時間ぶっ続けの交通量調査なんてのもあって、楽しかった。

そんな中で、自分にとってもうやらないと決めた仕事もあって、
新薬の被験者であったり、巨人戦のチケット抽選に並ぶ仕事なんてのは、
罪悪感に駆られて、気持ちいい労働と、そうでない労働があるということも学んだりした。

「労働」って心身を削るから対価としてお金がもらえるのであるんだけど、
普段経験できないことを経験できる、新たな世界を知ることが出来る労働に関して、
楽しみを見出せる自分がいた。
一方で、お金がもらえても、決して気持ち良くない労働があることも知った。

今振り返ると、こう思う。
大学時代の自分、やりたいことがなかったんじゃなくて、やりたいことがいっぱいあったんだと思う。
それを無理に一つの世界に絞ろうとしたから、きっと訳が分からなくなったんだと思う。
当時は頭悪すぎて、自分の考えなんて整理できていなかった子供もいいところだった。


会社にいて上司と話していて「お前は今後何をやっていきたいか」と聞かれる機会があるんだけど、
大体僕は「ぶっちゃけ何でもいいです」と答えている。
「昔の部署に戻りたいか」と聞かれれば「ぶっちゃけどっちでもいいです」と答える。

自我が無い奴だと叱られることもあるけど、実際どんな仕事でもいいんだから仕方がない。
きっと自分に天職なんてものはないんじゃないかと感じたりする。

僕の人生、様々な場所において決断があった。
高校、大学の選択、大学院への進学、会社の選択。

しかしその決断の後の生活においては、偶然性が多分に大きな要素を占めている。

金がかからないからと入った大学の寮生活がめちゃめちゃ楽しかったり、
希望しなかった入った研究室での研究がこれまた楽しかったり、
会社に入って上手いタイミングで開発に成功した結果、
想定外だった設計部署への異動が実現したり、と。

当然決断するべきときは決断するという覚悟は必要だと思ってはいるものの、
偶然性を上手く捉えて生きるということは、一つの考えじゃないかと思っている。
いい意味で流される、というか。

自分はこうなりたいと明確なビジョンを持って、それに向かったキャリアを築こうとしている人が
恐らく多数だと思うんだけど、僕にとってはビジョンが明確になりすぎるのって、
自分が予期していなかった経験を逃してしまうという
機会損失になってしまいはしないのか、と考えてしまう。

全然想定していないことが身に降りかかった、でもやってみたら楽しい。
そんな経験を、僕はもっと積んでいきたい。


きっと自分は大成しない。
大成するのはきっと若い頃から明確なビジョンを持って、
自らが一つ一つ設定したハードルを越えていける人だ。

この前の会社の研修でも誰かが話していたけど、
イチローは小学生の頃から明確なビジョンを持って行動してきたから大成したんだって言ってた。

でも流される生き方は、どこででも通用するための力を持たないと、
ただ流されるだけに終わる。
どんな場所でも通用するための力、そんな力を磨いていきたい。

その力が何であるか、いくつか具体的なポイントには落とし込んでいるので、
それを身に付けていくことが自分のキャリアプランであり、生き方になると思う。

どうせいつか死ぬなら、色んな経験をして死にたい。そう思う。

ま、今はいい環境にいるから、こんな軽々しいことを言えてしまうのかもしれないけど。
どこかで考えが変わるかもしれないけど、今はこれでいい。


僕はいつからか、夢という言葉を使わなくなった。
信じていれば夢は叶うなんて言う人間に、無責任さを感じるくらいになった。

小学生の頃、僕はブルーハーツの「夢」というシングルを買った。
なんていい曲なんだろうと思って、何回も何十回も何百回も繰り返して聴いていた。
高校の頃や、大学の頃にギターやベースをコピーして、遊びでバンドで演奏したりしていた。

でも今この曲聴いてみると、超ポジティブな歌詞の中に、
マーシーの皮肉が込められているような気になってしまう。
大人になっても、こんな気持ちを抱き続けられる奴はいるのかよって。
作った人間に対して申し訳ない気持ちになる訳だけど。

この歌詞、凄すぎるよ。こんな曲、今の僕は絶対歌えない。
たまにカラオケで歌っている人がいるけど、歌を聞きながら、僕はそう感じている。

でも、かろうじて今の僕にはやりたことがたくさんあること、
その部分だけは、僕が歌ってもいいパートなのかもしれない。

「あれもしたい これもしたい もっとしたい もっともっとしたい」

このパートがふと思い浮かんだので、久しぶりにブルーハーツを聴いてみた。
やっぱ凄すぎる、ブルーハーツ。ヒロトとマーシー。


B002YW7AO6STICK OUT
ザ・ブルーハーツ
ワーナーミュージック・ジャパン 2010-02-24

by G-Tools



The Blue Hearts 「夢」

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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