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Coldplay 「Yellow」

僕は進学校である高校に行っていた。
色んな人間が雑多に存在していた中学時代と比べて、高校の空気感についていけなくて、
部活をやっていたりそれなりに溶け込んではいたものの、
どことなく空虚感を抱きながら登校を繰り返していた気がする。

当時の思い出はそこそこあるものの、高校を卒業してしまうと、
同窓会なんてのはちょこちょこあったけど、
今でも連絡取り合うような友人というのは、いつの間にかいなくなってしまった。

何かこう、世界観が合わなかったんだと思う。
僕にとって、多くの人がすごくステレオタイプに見えた。逆に自分が異質な人間に見えた。
とはいえ、友達がいないのは辛いし、周りに合わせて、僕は輪の中に入っていた。

勿論心から楽しいと思えることもたくさんあったし、当時仲良かったみんなには凄く感謝している。
でも、僕は一刻も早く飛び出したかった。
卒業式の日にどんなこと感じていたのか殆ど覚えていないけど、
なんとなくようやく終わったんだーって気持ちが名残惜しさを圧倒的に上回っていたのを覚えている。

高校の頃、そんな状況だったので、遊ぶことよりも必然的に勉強することの方が多くなっていた。
バイトで金貯めてギター買って練習して、中学時代の友達とギター合わせて遊んでいたりしたけど、
結局バンドってやつはドラムやる友達がいなくて、高校の頃には出来なかったし。

今はどうか分からないけど、当時はまだ偏差値教育の名残が残っていて、
テストのたびに順位と偏差値が返ってきていた。
勉強ってやっぱりやればやるほど結果が出るから、その成果が数字に出てくるのが楽しくなって、
そんなに苦痛なく勉強は続けるようになった。

ま、当時の勉強ってのは、答えがある問題を解くための手段を
訓練で身体に染み込ませるためのものだから、今の自分の糧になっているとは思わないんだけど。

そんな高校時代の因果が為せる業なのかは分からないけど、
大学時代は本当に心から自分をさらけ出せる人々に出会うことが出来た。
高校時代が楽しかったら勉強しなくなったと思うし、きっと大学に行けてなかった。
僕にとっては、因果だと思った。

大学時代も、クラスの中では異質な存在になってしまった訳だけど…。
特に大学時代には、ステレオタイプというものに、幼稚ながら意図的に牙を剥いていた。
そんな僕が今こうしてリーマンやってんのも笑っちゃうくらいおかしな話だけど。

一つだけ言い訳すると、今の会社の方々には失礼な話だけど、
今の会社は世間的にはあまり名前を知られていない会社で、
学校推薦だ云々だとは無縁に就職活動して入った会社なんで、多少は違う…、と言いたい。


大分長い前置きになってしまったけど、こんな感じで若かりし頃を送ってきた僕は、
許容できないこと、っていうのが多かった。人付き合いも選んできた。

音楽の聴き方ってのも同じで、大して何も分かってないのにイメージだけで、
あれはダメ、これはダメと、切り捨ててしまうことが多かった。
自分に合わないと思うものについて、なぜそれが自分以外の人達の心を動かすのか、
そういったところまで想いを馳せることはなかった。

去年くらいからColdplayが聴けるようになった。

Coldplayなんて僕が嫌いなバンドの代表格だった。
若いのにあんな暗ーい音楽やってるのがデビュー当時から信じられなくて、
やるなら徹底的に商業的になるか、もっと突き抜けた音楽やれよって思っていた。

ボーカルの歌唱法という観点で見て系譜が繋がるRadioheadが引き合いに出されていたけど、
Radioheadはもっと突き抜けていると思った。
音楽的には全然違うけど、何かに向けて音楽的な実験を続ける姿勢は、本当にパンクだと思っていた。
一方でColdplayはただ淡々とした曲を連ねているようにしか思えなかった、当時は。

でも、それって実は物凄いことだって、気付いた。
余計な装飾なしに、いい曲をいい曲に聴かせること。それって凄く難しい。
そして彼らの音楽は、真摯な姿勢に溢れているのも特徴だと思う。
ロックというガサツさが許される音楽の中で、一音一音が丁寧に紡がれている。

僕は今年『Parachutes』を聴いて、ほんとすげーって思った。
とても20そこそこのバンドのデビューアルバムとは思えない。
あんな音楽をあの歳で、あの時代になんでやろうとしたのか、凄く興味がある。

『Parachutes』をきっかけに、他のアルバムも買ってみて、やっぱり納得の出来で、
世界的に彼らが売れている理由ってのが分かった気がする。

何かこう、作り物感がしない。彼らの場合。ほんといい曲を作ってる。
それが今の感想。会社帰りに聴いていて、胸がいっぱいになることが多々ある。


Coldplayに限らず、そうやって素通りしてきたバンドって本当に多かったと思う。
人付き合いと一緒で。

凄く勿体無いことをしてきたなと思う反面、やっぱりそうした尖った時代があったからこそ、
色々な事柄に対する今の僕の感受性は培われてきたのも事実であって、
それが一概に悪いこととも思えない。

陳腐な物言いになるけど、自分の価値観に対する信頼というものを今の僕は持っている。
単に人がいいというからいいと判断するのではなく、
自分のフィルターを通して、いいか悪いかを判断出来るように、ようやくなってきたのかな、と思う。

良くも悪くも、歳を重ねるごとに色々なものが許容できるようになってきた。

それは昔の自分から見たら退化であり、体制への従属であるのかもしれないけど、
今の自分にとって、それは成長であると信じている。


今年のフジロック、Coldplayは僕にとって最も楽しみなアーティストの一つになった。


B00004U9MSParachutes
Coldplay
Parlophone 2000-06-29

by G-Tools


Coldplay 「Yellow」 PV



Coldplay 「Yellow」 2009年たぶん玉アリでのライブ
この曲のイントロ、ほんと好きです。走り気味の演奏もいい感じ。
最後にクリスが風船割るところなんて、ベタな演出で最高です。
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ジャンル : 音楽

Hi-STANDARD 「Stay Gold」

先週の水曜日に、僕が担当している製品の大きなイベントがあった。
設計フェーズから工場でのフェーズへの移管の可否について、役員に判断を仰ぐためのイベント。

その準備と検証のために、僕は4月になってから今まで以上に時間に追われるようになった。
平日の帰りは遅いし、直前は土日も出勤して、工場にも出張してと、
会社人生始まって初めての慌しさだった。

僕なんかよりも忙しい人なんて世の中にたくさんいる訳なんだけど、
体力的に弱気になっていく自分がいた。さすがに疲れた。

未解決事項が多くて、報告の完成度としては低かったと思うんだけど、判定は「可」だった。
自分自身、その結果に対する実感は全くなかったんだけど、
上司が「お疲れさん」と声をかけてくれたのが、たまらなく嬉しく感じたのを思い出す。

正直、これからが本番だと思っているので、不思議と自分の中では充実感も安心感も無い。
寧ろ、いよいよ引き返さないところまで来てしまったという不安がある。

周りの人達に対して直接的に不安を表に出すようなことは、
出来るだけしないようにしているんだけど、内心、やっぱり怖い。

自分がやろうとしていることは、既存技術の応用であることは間違いないんだけど、
世界的に誰もやったことがない構造、工程を含んだものである。
今までの結果から、うまくいく、と思っていても、
やっぱり本当にうまくいくのか、怖くなるときがある。

とはいえ、もう前に進んでいくしかない。
自分がこれが一番いいと思って、宣言してやろうとしていることだから。

実はそのイベントが終わったのが4/20で、その日にCathedralのライブだった訳で、
なんか運命の巡り合わせというものを感じた。その日じゃないと、行けなかった。

というような日常を送っている訳で。


仕事はお金を稼ぐためにするものなんだけど、決してそれだけではない。
僕は早くからその価値観を抱いていた。

高校の頃からバイトしていたけど、本格的に自分が仕事をしていると実感していたのが、
大学の頃に6年半やっていた清掃のバイトだった。
深夜のスーパーとパチンコ屋を中心に、時には土日の朝から駅前デバート、病院、オフィス、ビル、公園、
色んな現場に連れていかれて、仕事をしていた。

そこの現場の人達、専業という訳ではなくて、社長の家族以外はみんなバイトだった。
でもそこの人達のプロ意識は本当に凄かった。とにかくみんなよく働く。
毎月入る同じ現場では、毎回仕事を終えるタイミングがどんどん短くなっていった。
学習力と応用力が本当に凄いと思った。今までの自分にはなかった大人の世界だった。

バイトなんだから時給換算で考えれば、早く終わる方が損なんだけど、
でもそこの人たちはそれを決して良しとはしなかった。

僕は最初の頃、現場に行っていて不思議だった。
でも段々と僕はそれが正しいことなんだって思うようになった。
仕事ってきっとそういうもんなんだって思うようになった。

気付けば僕もそんな先輩方の業を盗んで、仕事に励むようになった。
そんな風に毎回の仕事に打ち込んでいるうちに、僕は仲間として認められていく、そんな実感があった。

「おめー学生なんだから、もっと割いい仕事あんだろ」

この言葉が口癖のおっちゃんに対して、僕はいつしかこう答えるようになっていた。
「僕はこの仕事が好きなんで」

夜遅くまで飲み会があってもそのまま朝、仕事に行っていたし、
研究室で実験して途中でバイトして、また帰ってきて実験するなんてこともあった。

正直体力的にしんどいことが多かったけど、
少なくとも中後期の僕は仕事ぶりを非難されることは一切無かったし、
札幌にいる間は絶対にこの仕事は最後までやるといつしか決意して、実際に最後までやり通した。

今でも最後に開いてくれた僕の送別会のことは忘れない。楽しかった、ほんとに。
あの職場の方々の顔は今でも思い出せる。みんな元気かな。
寂しいけど、もう全員集まることはなんだろうけどな…。


組織の一員として仕事をするということ。
その中で自分がやるべきことを認識し、常に自分の持ち場を広げる努力をすること。
その結果、周りの人たちが自分を認めてくれること。自分が成長している、そんな実感を得ること。

仕事をする上で大事な心構えと、喜びというものを、僕は自然と学んでいた。

今こういう状況になっていっても、何だかんだで喰らいついていこうと出来ているのは、
僕のバイトでの経験があったからだと思う。
もちろんこれだけではないけど、僕の仕事観は、間違いなくここで培われた。

世の中で起きていること全ては、結果的に見れば因果として説明がついてしまうのかもしれない。
でも今を生きている僕達にとって、未来はきっと変えられる。

世界はあまりにも大きく、複雑すぎて呆然としてしまうことが多いけど、
でも今目の前で僕が取り組んでいることに対して、絶対にうまくやってみせる、
そんな気持ちを決して忘れずに、仕事には取り組んでいきたいと思う。

ま、ぶっちゃけ普段は、ねみーとか、だりーとか言ってるんだけど。


そういえば今日は、ハイスタ復活なんてニュースがあったみたい。
http://www.barks.jp/news/?id=1000069414

あの頃ハイスタを聴いていた人達って、今殆どの人が僕と同じように仕事をしているんだと思う。
抱いていた夢が叶っている人、夢破れて別な人生を歩んでいる人、
自分が何を為すべきかを今尚探求している人、たくさんの人達がいると思う。
少なくとも、当時のまま、止まっている人は一人もいないと思う。

でも彼らがまたライブをやることによって、
一瞬だけであってもきっと時間は巻き戻るんだろうなって思う。
当時抱いていた青臭い夢や希望なんてものを思い起こさせるような、そんな場が目に浮かぶ。

僕自身、ハイスタの復活は待ち望んでいた人間の一人だけど、
いざこうして復活ってなると、なんかこう、絶対に行くって気持ちになってこないのが不思議。
本当に観たい人にチケット買ってもらって、余っていたら僕も行こうかなってくらいの気持ち。

自分よりきっと思い入れの深い人がいっぱいいるバンドだと思うから。
僕は、そんな思い入れのある人たちが全国から集まってくるってことを想像するだけで、
なんか幸せな気分である。

難波と健は色々あったことは多くの人が知る通りであるけれど、
結果的に見れば、本当に最高のタイミングでの再結成だと思う。

I won't forget
when you said to me"stay gold"
I won't forget
always in my heart"stay gold"

この曲が過去の出来事になるなんて、当時は想像できなかった。
今の状況を見立てれば、「I」は僕達一人一人、「You」は言わずもがな。

なんか完璧すぎるな、この曲。


B00005EYOVメイキング・ザ・ロード
Hi-STANDARD
PiZZA OF DEATH RECORD 1999-06-30

by G-Tools



Hi-STANDARD 「Stay Gold」

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ジャンル : 音楽

Foo Fighters 「Rope」

Foo Fightersのニューアルバム『Wasting Light』。
彼らのアルバムをリアルタイムに新譜として購入するのは初めて。
このバンドの曲をコピーするようになって、自然と彼らの音楽のファンになってしまった。

とはいえ、フーファイってアルバム単位だと、イマイチ好きなアルバムってのがない。
どのアルバムにも圧倒的な名曲が入ってはいるんだけど。

単純に僕の好みなんだろうけど、アルバムを通して聴くのは辛いバンドだったりする。
印象に残っていない曲ってのが多い。
フーファイはベスト聴くのが一番いいと思う、正直。

でも今回のアルバムは、今までとはちょっと違う印象だった。
「Everlong」「All My Life」「The Pretender」みたいに一回聴いて、
明らかにこれは名曲だろってレベルの曲は入っていなかった。

でも全く飽きることなく、アルバムを通して聴けてしまった。
最初の印象、シブい。でもめちゃめちゃかっこいい。

今までのFoo Fightersの延長線上に間違いなくあるアルバムなんだけど、
デイブがThem Crooked Vulturesやってたのも影響してるのかなーって感じの仕上がり。
現代のロックシーンで頂点にいる人間としての威厳を保つような、
そんな気合の入ったロックアルバム。


1曲目の「Bridge Burning」からいきなりのフーファイ節全開って感じ。
お得意の変則的なリズムとリフ、そして浮遊感漂うコード進行。コーラスもいい。
何気にこの曲はベースがかっこいい。ネイトってほんといいベース弾くよなー。

続いてはシングルカットされた「Rope」。
この曲もリズムとリフに仕掛けが満載の、いかにもフーファイって感じの曲。
この曲はテイラーのドラムが素晴らしい。小技大技が炸裂しまくり。

一転して「Dear Rosemary」はメロウなイントロから始まるミドルテンポの曲。
この曲のAメロでのギターとベースの絡みがこれまた素晴らしい。
このアレンジのセンスはきっとクリスの力によるところが大きいと思う。

これまた一転して「White Limo」は、変則的なリフがエイトビートに乗って疾走する曲。
僕はこの曲のイントロ聴いて、一番のカタルシスを得た。うぉー、かっけーって。
ただボーカルはエフェクト処理しないで、生声が良かったというのが本音。

「Arlandria」は正直刺激に欠ける印象。悪い曲じゃないんだけど、ちょっとストレートすぎるかな。
「These Days」もインパクトは小さいけど、サビのメロディがとても綺麗で、
クリーントーンのギターの美しさと相まってなかなかの曲。
「Back & Forth」もストレートすぎて、なんだかなーといった感じ。

中盤はストレートで骨太なロックで押し切る感じで、僕はもう少し捻ってくれた方が好みだった。
勿論メンバーの気合が伝わってくるし、演奏はかっこいいんだけど。

だけど、続く8曲目「A Matter Of Time」は、地味だけどすごくいい曲だと思う。
この曲もAメロがとても綺麗。ギターとベースが絡み合うメロディアスなアレンジがたまらない。
ラストもギターが3本になった強みを生かした分厚いギターアレンジ。美しい。

「Miss The Misery」は、ずっしりとしたヘヴィな曲であるんだけど、
キャッチーなメロディのバランス感がとても素晴らしい曲。サビのメロディは男臭くて、好き。
ゼムクルを髣髴とさせる骨太な感じで、この曲も好き。

「I Should Have Known」はこれまた男臭いバラード。
終盤に差し掛かるにつれてどんどん男臭くなるアルバムだな。

そしてラストを飾るのが「Walk」。イントロから名曲の予感が漂っております。
実際この曲はやっぱり名曲。中間部でデイブが「I never wanna die」と叫んでいるところがかっこいい。
切ないメロディに彩られたポジティブなメッセージ。これも今までのフーファイ節炸裂といった感じ。
この曲でアルバムが締めくくられるってのは、かなりポイント高いです。


ロックに刺激を求めている人にとっては正直物足りないと思うアルバムだと思うけど、
素直にかっこいいロックを聴きたいという人に対しては、薦められると思う、このアルバム。
僕は今のところ、このアルバムがフーファイの中で一番好きかも。

今でも生き残っているロックバンドの大物って、本当に少なくなってしまったような感があるけど、
こうして現役感バリバリで素晴らしいアルバム出してくれるバンドの存在は本当に貴重だと思う。

デイブの嫁さんの妊娠のため、残念ながら夏フェスでの来日はないみたいだけど、
次に来日してライブやってくれるのが、今から楽しみである。


B004LUHQ1GWasting Light
Foo Fighters
RCA 2011-04-12

by G-Tools



Foo Fighters 「Rope」
この曲、聴けば聴くほど、ジワジワきます。飽きない。
派手さは感じられないけど、フーファイの歴史に残る名曲だと思う。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

Cathedral 「Hopkins」

4/20にCathedralのライブに行く。
最後に行ったのが2/2のMogwaiだから結構経ってるなーと思った。

今までもこれぐらいライブ間隔が空くことは当然ながらあった訳だけど、
震災があって、自分自身の仕事の状況が大変になって、という背景もあったこともあり、
余計にライブ間隔が長くなったような気がした。月日が過ぎ去る実感はめちゃめちゃ早いんだけど。
矛盾するようだけど、Mogwaiのライブからもう2ヶ月以上経ってるなんて信じられない。

そんなこんなで、久しぶりのライブハウス。やっぱり良かった。
渋谷クアトロってあんまり好きじゃない箱なんだけど、でもやっぱりあの雰囲気、良かった。
ワンドリンクのビールがめちゃめちゃ少なかったけど、それでも良かった。

そして久しぶりのライブはCathedral。いきなりめちゃめちゃ濃い人達。
彼らのCDって1枚しか持って無くて、有名曲くらいしか知らないんだけど、
会社の先輩と何だかんだで盛り上がって、結局一緒に行くことになった。

彼らの音楽ってドゥームって形容されることが多くて、
自分も若い頃にそこらへんのバンドのCD買ったことあるけど、
どうも家で聴いてるとあまりにも陰鬱な気分になって、最後まで聴けないことが多かった。
家で聴くには相当体力いると思う。ドロンドロンしてて。

Cathedralはその中でもかなりキャッチーな曲も多くて、聴きやすかったけど、
でもやっぱりめちゃめちゃスローな曲はやっぱり苦手で、
ライブだとどんなもんか、といった感じだった。


そんで、会場。客の人達、やっぱり濃い方が多い。黒Tシャツだらけ。やっぱいい、この雰囲気。
チケット売り切れてなかったから、ガラガラかと思ったけど、想像以上に人がいっぱいで、
ステージ前のフロアにはこれ以上人入れないってくらいだった。ちょっと意外。

サウンドチェックの音に笑った。まんまCathedralの音だった。
ギターのあの汚いファズかかった音色と、音の輪郭がはっきりしないくらいに歪んだベース。
この人達、何にも変わっていないんだな。素敵だな、と思った。

僕にとってはどこで売ってるんだよ、これって感じの怪しいSEが続いた後に、
荘厳なオルガンの音に乗せて、メンバーの登場を煽り、そしてメンバーが登場。

リー・ドリアンの登場に興奮。老けて、腹も出ていたけど、でもやっぱり美形。
伝説の人に出会えて感激だった。ピチピチの紫のロンTが、たまらなく怪しい。
野郎共の歓声に混じって、黄色い歓声も飛ぶ。なんか意外に女性客も多かった。

1曲目から知らない曲だったけど、めちゃめちゃかっこいい。
ドロンドロンしてるけど、カラフルでサイケな感じのいかにもCathedralって感じの曲で、
知らない曲だったけど、全然ノレる。観客も頭からいきなりの盛り上がり。
想像以上の盛り上がりに、ちょっとびっくりした。みんな素敵だなー、って思った。

とにかくリーの動きが最高。なんかPVで見た動き通りのアクションを見せてくれた。
なんか言葉ではうまく表現できない。もっさりしてスローなヘッドバンギング。
全身を目一杯に使った不思議な踊り。マイクのコードを顔に巻き付けてアピール。

うん、期待通り。彼の特徴である狭い音域でのボーカルも、力は抜けているようで、力強い。
彼って自分の中で、理想のボーカリストに近いと思った。すっごいオーラがあった。
20年以上もこのバンドやり続けて、本当に独自の道を求道してきた歴史は伊達じゃない。

「Midnight Mountain」はたぶん彼らの代表曲で、リーの怪しげな煽りから曲がスタート。
この曲はめちゃめちゃ好きなので、やってくれて嬉しかった。
ライブで聴きながら、この曲ってもう完全に彼らの様式美だなって思った。

会場も大盛り上がりで、中間部のハンドクラップも会場中で一糸乱れずに巻き起こる。
適切な形容かは分からないけど、妙にダンサブルなこの曲は、
この日のライブのまず一つの盛り上がりの山となったように思う。

そんなこんなで段々とディープな世界へとライブは流れ、
怒涛のドゥームナンバーが中盤では叩き付けられた。
とにかく、スロー。どうやってカウント取ってるんだろうって、不思議になるくらいに、スローで重い。
全部全音符なんじゃないかってくらいに、ギターとベースがドロンドロン言ってる。

ちなみにこんな感じです。家じゃ聴けねーな。
http://www.youtube.com/watch?v=UsHtMCs6Lww

でもライブだと、こういうスローな曲ってやたらと中毒性があって、
どこか別な世界に連れて行かれてしまうような、そんなトリップ感があった。
あんなものは今まで観たことがなかった。ほんと凄かった、いいもん見た。

驚異的にノリづらい音楽ではあるんだけど、客も思い思いに身体を動かしながら、
彼らの音楽に耳を傾けている。たぶん20~30分近くそんな状況が続いた。
ダメな人はほんとダメだっただろうな。

そんでまたカラフルでキャッチーな曲に戻っていく。
これまでの曲とのギャップがでかいから、観客も解き放たれたように盛り上がる。
知らない曲が多かったけど、僕もかなり乗せられていた。
ライブでは知らない状態で聴いた「Casket Chasers」、かっこ良かったなー。

本編ラスト近くでは、大変な状況の中で来てしまったけど、お前らに会えて嬉しいとのMC。
リーの煽りに観客もしっかり付いてきてるから、かなりメンバーも楽しそうに演奏していた。
MCに巻き起こる大きな拍手は感動的だった。メンバーと客との絆の深いバンドだなーって。
ライブ中にリーが最前の客とよく拳合わせてたもんなー。すごく良かった。

あと、なんか日本では最後のライブみたいなこと言ってたけど、
活動休止ってことなのかって、予備情報無かったので、かなり不意打ちだった。
こんないいライブやるバンドが、日本にもう来ないなんて、絶対勿体無いと思った。

本編のラストはこれまた代表曲の「Ride」。重いシャッフルビートがたまらない。
僕がこのバンドに出会ったのはこの曲がきっかけである。高校の頃。
懐かしさと思い出とが蘇ってきて、素晴らしいバンドの演奏と共に、素晴らしい時間を過ごせた。
この曲でリーが客にマイク向けて、客も歌えるのにびびった。みんなほんとすげーな。

アンコールで最後にやってくれたのは「Hopkins」!
ひょっとしたらやってくれないのかなーって思ってたけど、最後にやってくれた。
「お前は魔女だーっ」なんて客を指差しながら、この曲が始まった。

曲もさることながら、僕はこのPVがたまらなく好きで、そんな曲がナマで聴けるのは嬉しかった。
やっぱりこれも代表曲だけあって観客も大盛り上がり。

魔女狩り将軍との異名を持つ、マシュー・ホプキンスの曲。
こんな歴史上の人物を取り上げたバンドって、少なくとも僕は知らない。
ほんと独自の世界観だと思う。

トリルを使ったイントロのギターリフは本当に素晴らしい。
あのリフはキャッチーであるけど、怪しげなムードを上手く演出してる。

最後にリーがマイクコードを首に巻き付けて、自分で締めて、絶命して、ライブは終わった。
ここまでやるかって感じで、笑ってしまった。


Cathedralのライブには、僕が今まで出会ったことのない世界が広がっていた。
今の彼らには円熟の凄みがあるけど、
きっと全盛期にはもっと凄まじいライブをやっていたんじゃないのかな、
そう思うと、もっと昔からライブ観てみたかったなーって思いも強くなった。

やっぱり迷ってるならライブ行くべきです。そう思った。
しかし、このバンドほんとにもう来ないのかな…。また観たい…。


(セットリスト)2011.4.20 渋谷クアトロ
Funeral of Dreams
Enter The Worms
North Berwick
Midnight Mountain
Cosmic Funeral
Carnival Bizarre
Night Of The Seagulls
Ebony Tears
The Casket Chasers
Corpse Cycle
Ride

Vampire Sun
Hopkins


B0000562CWカーニバル・ビザール
カテドラル
トイズファクトリー 1995-10-01

by G-Tools



Cathedral 「Hopkins」 PV
このPVを初めて見たときは衝撃だった。
イントロでリーが登場するところが好きで、何回繰り返して見たか分からない。
曲もキャッチーなので、この曲なら人に薦められるかな…。
こんな世界観持ったバンドあるんだーって、一見の価値ありだと思います。

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ジャンル : 音楽

The Muffs 「Lucky Guy」

長いことサーバー障害でブログがめちゃめちゃな状態になっていた。
なんかコメントが消えてしまっていたり、トラックバックがおかしかったりとあるけど、
とりあえず復旧したようです。

正直最近の平日はめいいっぱい仕事してるし、土日も花見したり、野球したり、バンド練したりと、
全然息つく暇なかったから、あんまり更新しなかったと思うけど。

とりあえず、やっつけではあるけれども、生存確認の意味で、今日は書いておきます。

来週に僕が立ち上げに関わっている製品の社内イベントがあって、
それに向けてひたすら課題をこなす毎日。
全然勝算はないけど、もう決めてしまったからやるしかない。そんな状況。

寝て起きると、すぐ仕事のことが頭に浮かぶ。
土日に遊んでいても、ふと仕事のことが頭に浮かぶ。
今は完全に仕事人間であります。

そういや計画停電もひとまず終了して、都内は日常が戻ってきた。
海外アーティストのライブも来週あたりからは開催されるのかな。
ちなみに4/20はCathedralのライブに行こうと思っているんだけど、来るのかな。半信半疑。

最近聴いているのは、しょぼーんとした感じとテンション上がるのと、両極端な音楽。
とはいえ何だかんだギターロックを聴いている。

Coldplay『Parachutes』
Coldplay『X&Y』
Radiohead『OK Computer』
Feeder『Pushing the Sences』
All『Live Plus One』
Descendents『Live Plus One』
Guns'n'Roses『The Spaghetti Incident?』
The Muffs『The Muffs』
The Muffs『Happy Birthday To Me』

とにかくMuffsはハマっている。
僕の持っているCDの中で女性ボーカルのバンドなんてかなり少ないんだけど、
このバンドは相当自分の好み。

今度時間を見つけて、ちゃんとこのバンドのことは書きたいと思う。
すっげーテンション上がる。そこまで激しいわけではないんだけど。不思議だ。

こんな感じの再開で申し訳ありませんが、今までお付き合いいただいた方々へ、
どうかこれからもぼちぼち更新しますんでよろしくお願い致します。


B000002MJMThe Muffs
The Muffs
Reprise / Wea 1993-05-07

by G-Tools


The Muffs 「Lucky Guy」 PV
http://www.youtube.com/watch?v=ZiRw0-4-zU8


The Muffs 「Lucky Guy」
1999年は下北沢シェルターでのライブのようです。
音質は悪いけど、会場の盛り上がりと、バンドの気合の入った演奏が最高です。
この頃のライブ行ってみたかった。ま、今でもいいから来日してほしーけど。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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