スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Muse 「The 2nd Law: Unsustainable」

今回のMuseのライブ、元々は行く予定がなかった。


Museのライブ、2006年のサマソニ、2007年のフジロックで観て、
当時の彼らのあまりにも素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにして、
僕は彼らの熱烈なファンになっていた。

2006年のライブは、あれがきっかけになってMuseが好きになったという人が多い
ある意味伝説のライブだったように思う。トリのリンキンを食ったと専らの評判だったし。
『Black Holes and Revelations』は2000年代を代表する名盤だと思っていた自分も、
そのライブを観て彼らの虜になった。

そして翌年のフジロック。これが自分にとって決定的な体験になった。
衣装の到着遅れや機材トラブルなど色々と問題があったみたいだけど、
その鬱憤をステージ上で晴らすかのような、鬼気迫るパフォーマンスに、
僕は完全に心を奪われ、気付けば彼らの音楽に狂っていた。

あのときの「Invincible」と「New Born」「Stockholm Syndrome」。
記憶は薄れているとはいえ、あの会場で体感した「熱量」は
なんか今の自分にも残っているような気がするし、だからこそ今でもMuseを聴き続けている言える。

ただその後に2010年の日本武道館、フジロックと彼らのライブを観に行ったけど、
どちらのライブも、良かったには良かったんだけど、勢いが後退したというか、
確かにライブのスケール感とか完成度は格段に上がってはいるんだけど、
どこからしら自分がMuseのライブに感じていた熱量が薄れているような気がしていた。

段々と自分にとってMuseは特別なバンドではなくなっていき、
『The 2nd Law』がリリースされて、当然聴いてはいたんだけど、
レビューを書かないくらいに、優先度の低いバンドになってしまっていた。

『The 2nd Law』もいいアルバムだと思っていたけど、
こればすげーっていう『Black Holes and Revelations』みたいなインパクトはなくて、
正直聴き込むということをすることがなかった。

今回の来日公演が決定しても、正直自分はライブに満足出来ないような気がしていて、
だからチケットは自発的に買っていなかった。でも友人が誘ってくれたから、行った。
はっきり言ってそれだけだった。

チケット買うタイミングが遅かったので、自分が観た場所はスタンド席。
アリーナ後方ブロックの後ろだからかなり遠いところ。
遠いけど、会場全体見渡せるって意味ではいい位置だったのかなと思う。


Justiceと思われるどっしりとした重低音ビートがSEとして会場を包み、
一通りの興奮を高めて会場が暗転し、ライブがスタート。
10分くらい遅れた開演だったように思うけど、
スタンドはぎっしり、アリーナも後方も後方を除けばぎっしりで、かなり壮観な光景だった。

1曲目はニューアルバムからインストナンバー「The 2nd Law: Unsustainable」。
もうこれがとにかくインパクトあった。

マシューのギターが凄まじい。
あんな音をギターで出せるのかっていう超絶的な音を出していた。
ギュイーン、ギュイーンと、テクノ界隈の人達がサンプリングしてるかのような音。

クリスとドムのリズム隊は、いつも安定の存在なんだけど、
今回特にクリスのベースの音が本当に素晴らしいと思った。
Museはとにかくマシューを中心に語られることが多いバンドだけど、
クリスのベースがなければ、Museの音楽は成立しない。そんなところまで来たようにする。

重くて存在感あるんだけど、決してバキバキせずにギターと調和する音作り。
エレクトロ系の音を意識して作ってるんだろうけど、
他のバンドのベーシストには感じられないベースの音色があった。

3人がバンドとして化学反応を起こしているかのようなインストナンバー。
正直、1曲目のこの曲で、完全に僕は心を掴まれた。
Muse、めちゃめちゃかっこいい。素直にそう思えた。

「The 2nd Law: Unsustainable」が1曲目じゃなかったら、
ひょっとしたら僕のライブに対する印象が変わっていたかもしれない。
それぐらい素晴らしい演奏だった。

ニューアルバムの1曲目「Supremacy」を続いて演奏。
マシューのボーカルに大歓声。てか今回のマシュー、めっちゃ声出てる。
フェイク一切無しに歌い上げる彼のボーカルには、今まで以上のスケール感じられた。

続いては「Hysteria」。『Absolution』からの曲はやっぱり盛り上がる。
イントロのベースフレーズめっちゃかっこいいもんなー。
ヘヴィだけどダンサブルなリズムに気持ちよく身体が動いた。

この曲は中間部の展開が凄く好き。大して難しいことやってないんだけど、
マシューのギターリフとソロが本当に素晴らしい。
『Absolution』はメタラーにも薦められるアルバム。

ニューアルバムの「Panic Station」。
Museとしては新機軸とも言えるようなR&B風のリズムを取り入れたナンバー。
何か変態的で凄く良かった。ニューアルバムの曲全体に言えることだけど、
物凄くライブ映えしていた。CD通りにマシューが「ワーオ!」って叫んでた気がする。ちょっと笑った。

『Origin of Symmetry』より「Bliss」。
このアルバムからの曲も人気あるので、またも凄い盛り上がり。
当時の曲も凄いドラマティックなアレンジだったんだけど、今のMuseの視点から見ると、
このアレンジが過剰ではなく、普通に聴こえてしまうんだから凄い。

そして『Supermassive Black Hole』からの「Supermassive Black Hole」へ。
今のMuseの進化の出発点はこの曲にあったと思う。
初めて聴いたときはなんじゃこりゃって思ったもん。あのMuseがこんな曲作るんだって。
どことなく変態チックな世界感。何回聴いてもこの曲はいいと思った。

またニューアルバムの曲に戻り「Animals」。
どことなくRadioheadを髣髴とさせるこの曲の印象はライブでも変わらなかった。

そして繰り出されるは「Knights of Cydonia」。
このタイミングでやるかって感じ。昔はラストにやっていた曲。
個人的にこの曲はライブのクライマックスにぴったりの曲だと思っているので、
もっと終盤にやってほしかったけど、でもやってくれたんだからやっぱり嬉しい。

会場は一発目のクライマックスが来たような感じ。
スタンドでも合唱が沸き起こった。この曲の高揚感と求心力は凄い。
この曲聴くためだけに自分は今後もライブに行っても良いかもしれない。

クリスとジムのセッションを挟んで、ニューアルバムからバラード「Explorers」へ。
マシューはピアノで弾き語り。文句なしで、いい曲。凄く会場がいい雰囲気になっていたように思う。
ただ、この曲ある限り同じくバラードの「Invincible」がますますセットリストに入らなさそうなのが、
ちょっと残念なところであるのだけど。

マシューのファーストからの曲やるぜっていうMCを挟んで『Showbiz』より「Sunburn」。
個人的にそれほどファーストに思い入れはなかったんだけど、貴重な体験したかもって思う。
贅沢だけどファーストからなら「Muscle Museum」聴きたかったかな。

ライブでは鉄板の『Time Is Running Out』。
個人的にこんなにライブでこの曲盛り上がるんだって思った。
サビ前のフレーズでは大合唱。しかもスタンドの方でもかなりの人が歌えてる。
サビではアリーナ全体でジャンプしている光景が見える。凄い盛り上がり。

サビ後にマシューが「うーうーうー、いぇいいぇいいぇいいぇいいぇいいぇい」と歌うところが、
自分は妙に好きなので、改めてこの曲はいいなあーって思った。
Time Is Running Outってフレーズもいいしね。

「Liquid State」はアルバム通りにクリスボーカルの曲。
クリスって歌上手いし、存在感あるし、ボーカリストとしてもなかなかかっこ良かった。

この曲ではギタリストに専念するマシューが躍動していた。
ステージを端から端へと動き回り、一旦タメてからのスライディングも決めてやりたい放題。
ライブだともっとクリスボーカルの曲増えてもいいと思った。
ギタリストマシューには凄く魅力があるなー。もっと観てみたかった。

打ち込みチックな「Madness」。これもMuseの新機軸っぽい曲。
ソロのパートからマシューのギター入ってくるんだけど、めちゃめちゃ音デカくて笑った。
どこまでも存在感を主張するこの人。

「Follow Me」はU2っぽいスケールの大きな曲。
たまアリみたいな大きな会場でこそこの曲は映える。

『The Resistance』より「Undisclosed」へ。
この曲もR&Bチックなギターレスのアレンジの曲。
マシューはこの曲のときはギター持たずにボーカリストに専念していた。
こういう曲でも違和感が感じられなくなったのが今のMuseだな。

そしてマシューがステージ前方にスタンバイして、
一通りノイズのようなギター鳴らした後に「Plug In Baby」のイントロを弾き始める。
あのイントロで会場は一気に沸点へ。当たり前のように大合唱。

何回聴いてもこの曲は素晴らしい。マシューのギターワークに釘付け。
一時期『Origin of Symmetry』からの曲は封印するかもなんてコメントあったみたいだけど、
絶対にこの曲はやり続けてほしい。もったいないよ。

スクリーン(といっても小さなスクリーンを並べたものだけど)には、
ルーレットみたいな映像が流れて、目には「New Born」「Stockholm」と書かれていた。
これは玉が入った方の曲をやるんだなーと理解した。

正直自分は両方やれよって思ったけど、玉は「New Born」に入り、ピアノのイントロで曲がスタート。
一通り興奮を高めた後、一気にバンドの演奏になだれ込んでいくところが凄く好き。
マシューがギターをジャーンって鳴らして、腕を上げてアピールするところはいつ見てもいい。
彼のステージ上の動きは真似してみたくなる。スター。

ただ、演奏はCDより遅めで、重さに重きをおいたような感じだったのは少し残念だった。
この曲は昔みたいに勢い重視でやってほしい。贅沢だけど。

一旦クライマックスを作って、本編終了。
一通りの大きな手拍子の後、メンバーが登場し「The 2nd Law: Isolated System」がスタート。
うろ覚えだけど、この曲ではステージ上の演出がめちゃめちゃかっこ良かった気がする。

あまり細かく書けなかったけど、今回のライブはステージ上の演出が本当に素晴らしかった。
ピラミッド型のスクリーン上に映し出されるメンバーの演奏と、演出用の映像、
そしてレーザー光を多用した照明は、凄く凝っていて、過去最高の素晴らしさだったように思う。

あの演出があったからこそ、
今回のライブがあそこまで盛り上がったっていう側面はきっとあったように思う。

「Uprising」は自分が意外に思うくらいの盛り上がり。
どことなくマリリンマンソンチックなリズムが自然と高揚感を高めていく。
別に難しいことやってないけど、この曲も改めて変態的だなーって思った。

「Starlight」ではまたもやのクライマックスが到来。
会場全体がイントロに合わせて手拍子で応える。この曲もいつ聴いても名曲。
勿論例の合唱フレーズでは会場全体で大合唱。この頃には本当にライブに来て良かったと思った。

ラストはニューアルバムからロンドンオリンピックの公式ソング「Survival」。
どことなくQueenチックなこの曲も、観客への浸透度も高く、凄く盛り上がってた。
やっぱりスケールデカいバンド。大きな拍手と歓声を受けて、彼らは去っていった。


昔のような衝動的なMuseを観られることはもう二度とないと思う。
でも「現在」のMuseを素直に受け入れて、そして素晴らしいと思えるライブだった。
音楽的変化を経てライブを繰り返して、彼らが到達した高みは、
かつての古のミュージシャン達が到達した場所とはまた違うところだった。

間違いなくMuseは2000年代を代表するロックバンドになったと思う。

自分にとってのMuse熱が再燃したライブだった。
自分をライブに誘ってくれた友人に感謝したし、またすぐライブ観たいと思わせてくれるライブだった。
金曜に観ていたら、土曜も行こうと思っただろうな。まー土曜はソールドアウトだった訳だけど。

次の彼らのステージはサマソニのヘッドライナー。
千葉マリンの音響はよろしくないのと、サマソニはファン以外の人達も多いということで、
今回のライブの印象を超えることはないんだろうけど、でもまたすぐMuse観たい。
今回のライブでやってくれなかった曲いっぱいあるから、また違う曲やってくれそうな気がするし。

2013年、一発目のライブ、Museのライブで良かった。


(セットリスト)2013/01/12 さいたまスーパーアリーナ
The 2nd Law: Unsustainable
Supremacy
Hysteria
Panic Station
Bliss
Supermassive Black Hole
Animals
Knights of Cydonia
Monty Jam
Explorers
Sunburn
Time Is Running Out
Liquid State
Madness
Follow Me
Undisclosed Desires
Plug In Baby
New Born

The 2nd Law: Isolated System
Uprising

Starlight
Survival


B008G12EVSThe 2nd Law
MUSE
WM UK 2012-10-02

by G-Tools



Muse「The 2nd Law: Unsustainable」
スポンサーサイト

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

Muse 「Butterflies & Hurricanes」

フジロックの早割チケットのために、並ぶ。

僕はなぜか三年連続でフジロックの早割に当選していたんだけど、
イープラスの先行がなくなった今年、初めて早割に落選した。
いよいよ天も僕も見放し始めたのか…。
ツイてるって思うの、ほんと毎年フジの早割のときくらいだったのに。

早割ってチケットが安く買えるっていう点も大きいけど、一番大きいのが駐車場。
駐車場の場所がどこかって、フジロックを楽しむにあたって、個人的には大事である。

わざわざ不便なところで音楽聴くのが、フェスの楽しさであるのは間違いないんだけど、
フェスを楽しむのにも体力ってのがもちろん重要で、
そのライフゲージをいかに余計なところで使わないかってところが大事である。

遠い駐車場まで歩いたり、バス乗るのに並んだり、満員のバスででかい荷物持って突っ立ったり、
それなりにいい思い出ではあるんだけど、初年度「田代」という駐車場だった僕は、
その便の悪さに相当ぐったりしたのを覚えている。

それ以来は「場内1」という会場の駐車場で、すごくありがたかった。
あそこから離れるのはもう嫌だったので、並んででも岩盤の早割チケットを取りたいと思った。
岩盤で取ればほぼ「場内1」は確定ってのは例年の事実みたいなので。

友人からの、夜中から並ばなくても朝から並べば大丈夫という言葉を信じて、
早起きして僕は並びに行くことにした。


AM5:30に起きて家を出て、電車にて渋谷に向かう。BGMはMogwaiの『Come On Die Young』。

朝の渋谷って多分めちゃめちゃ久しぶりで、懐かしかった。
昔はよく渋谷で朝まで飲んで、ラーメン食って帰ることが多かった。
飲み帰りの若者達とすれ違いながら、昔の自分の残像ともすれ違うような気分を胸に、
目的地に向かって、歩く。

整理券配布場所である渋谷のパルコに到着したのがAM6:45。
大通り沿いの入口まで列が続いている。
係員の人が駐車場のチケット買えないかもしれないけど、大丈夫ですかって聞いてくる。

例年よりも人が多く並んでいるみたいだ。
友人は遅れそうだったので、一人で列に並ぶことにした。

しかし、寒い…。
いつもより一枚多くフリースを着込んで出かけたんだけど、全然、寒い。

寒さに怒りを覚え、無性にテンションが上がってきたので、
「Christmas Steps」が終わるとすぐに、BGMをKornの『Follow The Leader』に切り替える。
「Got The Life」から聴き始める。

このアルバム、あんまし好きじゃないんだけど、「Got The Life」は大好き。
少しだけ身体が温まった気がした。あのベチベチベースはやっぱすげーや。

でも何となく飽きてきたので、Slayerの『Diablus In Musica』にチェンジ。
何百回と聴いたような「Bitter Peace」に、またテンションが上がる。
しかしこのアルバム、トム・アラヤのボーカルがかっこ良過ぎ。
リズムもかなりハードコア入った感じで、相変わらず彼らの中では異質なアルバム。

昨日会社の後輩に聴いたんだけど、
最近、ジェフ・ハンネマンが毒グモに噛まれてツアーから離脱したみたいです…。
http://oops-music.com/info/view_news.html?nid=64238

一時は腕を切断するなんてショッキングな噂も流れたみたいだけど、
どうもそこまでは症状は酷くないようで、ひとまずは、ちょっと安心といったところ…なのか?
ライブに関しては正直衰えを感じるんだけど、やっぱジェフは絶対スレイヤーに必要なので、
ほんと頑張って復帰してほしい。

「Love To Hate」を聴いている頃、「駐車場付きチケット残り150枚です?」との声が。

係員の人と後ろの人とが話しているようで、
ちょっとざわざわしてたのでイヤホン立てて聞き耳立てると、
どうも僕のあたりはチケット買えるか微妙な位置のようだ。
ま、ここまで来たら並び続けるしかねーし、買えなくてもいーやって思い、またスレイヤーに没頭。

何だかんだで最後まで聴き終わって、次にSoulflyの『Soulfly』を聴く。
もう寒さを凌ぐには、暑苦しい音楽を聴き続けるしか、ない。
久しぶりに聴いたけど、やっぱこの頃のマックスのボーカル、最強。
なんかもう声だけで、反則。ほんと説得力があるというか、カリスマ性に溢れたボーカルだと思う。

何だかんだこの頃のトム・アラヤとマックス・カヴァデラ、
追求していたボーカルスタイルって、かなり近いものがあったのでは、なんて感じたり。
かっこ良かったよ、二人とも…。

そんなこんなで並ぶこと約二時間、なんとかカウンターで整理券ゲット。
お望み通りの駐車場付きで、なんかこう、叫びはしなかったけど、
ものすごい高揚感があった。嬉しかった。
たかが二時間ぼっちの間、寒い中で突っ立ってただけなんだけど。

これ、夜中から並んでた人達、マジで尊敬するわ。凄すぎ。
さすがにこれはムリ。辛すぎ。防寒完璧にした上、
キャンプ気分でかなりポジティブな心境にもっていかないと、絶対心が折れる。

ここまでフジロックに深い思い入れをもって望んでいる人達がいるんだなーって、
やっぱり愛されているフェスなんだなーって再実感。


その後、友人と合流し、冷え切った身体を温めるべく、うどんを食べる。
友人はほんとギリギリのところで駐車場付きチケットが買えたくらいだった。
あと残り10枚くらいのところ。

彼女が並んだのがAM7:15くらいなので、
来年並ぼうと思っている方は、AM7:00までには現地に着いていることをおすすめします。


初めてフジロックに行ったのが、2007年。
それ以来、僕にとってフジロックは一年の中で、本当に大切なイベントになった。
この時期からアーティストが段々と発表になって、ドキドキワクワクしながら過ごして、
当日はビール飲んで好き勝手に行動して、芝生の上で寝転んで、音楽を聴いてと…。

ほんとフジロック好きです、僕。
いつか行かなくなってもずっと続いていてほしい。
自分の親父くらいの歳まで生きていたとしたら、
またあの場所に戻って、フジロックに参加するってのが自分のささやかな夢だったりする。

ちなみに、最近行かなくなったライジングサンロックフェスティバルも、
僕にとってそんな存在である。


僕が初めて行ったフジロック、一番強烈な印象に残っているのが、やっぱりMuseだった。
フジで物凄いライブってのは本当に数多く観てきたけど、
初めて行ったフジロック、しかも初日に観たライブってことで本当に印象に残っている。

改めてセットリスト振り返っても完璧。演奏も完璧だった。
頭から終わりまで大盛り上がりで、
最後にマシューがアンプに飛び蹴り食らわせたパフォーマンスも完璧だった。

去年のフジロックでのライブも最高だったけど、
あの頃のMuse、本当に勢いがあって凄まじかった。

あのときから僕もMuseも歳を取った。
でもあの時の瞬間は、僕にとって大切な瞬間として、今でも心に残っている。


これから支払いのため、また渋谷に戻ります…。

(セットリスト) Fuji Rock Festival 2007
Knights of Cydonia
Map of the Problematique
Hysteria
Supermassive Black Hole
Butterflies & Hurricanes
Feeling Good
Invincible
Starlight
Time Is Running Out
New Born

Plug In Baby
Stockholm Syndrome


B0001LJC2KAbsolution
Muse
Warner Bros / Wea 2004-03-23

by G-Tools



Muse 「Butterflies & Hurricanes」 2004年のライブ
最近日本ではめっきりやってくれなくなった曲。海外ではわかんないけど。
ライブでマシューがギターとピアノとをせわしなくこなしていくのが、好きだった。
フジロックのとき、この曲のスケールのデカさには、ほんとにビビった。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

MUSE 「Knights Of Cydonia」

MUSEって僕にとってとても思い入れの深いバンドである。

僕が好きなバンドって上の世代のバンドが殆どなんだけど、彼らはほぼ僕と年が同じであることもあって、
同じ時代の中で、彼らの歩みを目撃できているような感覚になる。

本格的に彼らの音楽すげーなって思ったのが『Absolution』のときで、
初めて彼らをライブで観たのはSummer Sonic06のときだから、後追いではあるんだけども、
そこから先の歩みはずっと注目していて、折に触れて彼らの音楽を聴きまくってきた。

一方で今年の武道館ライブ、自分で書いた記事を読み返してみたけど、
良いライブではあったけど、MUSEはあんなもんじゃないって感情が、言葉の節々ににじみ出ていた。
http://hogeisendan.blog63.fc2.com/blog-entry-190.html

そんなこともあり、今回のライブ、自分にとっては踏み絵のようなライブになることを予感していた。
今回のライブで自分の心が動かなかったら、自分にとってMUSEは特別なバンドじゃなくなるかもなーって。
結果的にはそんな心配は、全くの杞憂に終わった。


トリ前のThem Crooked Vulturesがそれはそれは強烈なライブやった後で、
MUSEの登場まで会場はその余韻に包まれており、
それがまたMUSEに対する期待感を高めているような気がした。

はっきり言って、あのライブの後では分が悪い。
MUSEも技術的にはかなりレベル高いバンドなんだけど、
歴戦の強者達を相手に正面からぶつかっては勝ち目が無い。

でもMUSEには、あのバンドにしか出せない、唯一無二の世界観があった。
僕が観たかったMUSEがそこにはあった。


「Exogenesis: Symphony, Part 1」をSEにしてメンバーが登場…、なんだけど、
宇宙服を来た人間が登場してパーカッションやらなんやら叩いてる。そのうちの一人がドミニクで、
ライブ中は頭の被り物は脱いでいたけど、最後まで全身タイツはそのままだった。
マシューは電飾サングラス姿で登場して、観客の方を見ている。

荘厳なSE、幻想的な照明の演出をバックに、よく意図が分からないメンバーの格好。
どこまで本気なのかふざけているのか、よく分からない。
天才のやることは凡人には理解できない。ここまで突き抜けてくれてこそ、MUSEって感じがする。
すごく良かった。

イントロの演出で一気に会場の期待感を高めたところで、始まった1曲目は「Uprising」だった。
当然のように盛り上がるんだけど、なんていうか会場を狂わせるようなところまでは、
残念ながら至らなかった。
あの演出の後、仮に「Map of the Problematique」から始まったら相当ヤバかったんじゃないのかな。

今回のライブ見ていて思ったのが、
『The Resistance』からの曲が流れを止めているのかな、ということだった。
あのアルバムからの曲、ギターが引っ込んだアルバムということもあって、
どうもライブ栄えしないようである。曲はいいと思うんだけど。

ライブで観たいMUSEって僕もそうだけど、マシューが自由奔放にギターを弾きまくる姿だもんなー。
武道館のライブで僕が感じたモヤモヤ感は、そこら辺に起因するところかも。
やっぱり『The Resistance』とそれ以前の曲とで、観客のリアクションの差は歴然だった。

バンドがやりたいことと、観客の求めるものとにどう折り合いをつけるかは、
バンドの課題として付きまとうんだろうな。

予想外だったのは早い段階で「New Born」やったこと。
あのピアノのイントロ聴くと、やっぱり燃えます。テンション上がった。

でも演奏は武道館で感じたように、重さ重視の演奏になっていて、テンションmaxまでには至らなかった。
この曲はもっと勢いに任せて突っ走ってくれた方が断然いいんだけどなぁ。
07年のフジロックのときの「New Born」が超絶的に神演奏だっただけに。


しかし、終盤の畳み掛けは凄かった。
一気にスイッチ入ったときの爆発力は今も昔も変わっていません、やっぱり。

「Time Is Running Out」で客に歌わせておいて、サビで一気に熱唱するマシューはかっこ良かったし、
「Starlight」はとにかく闇に包まれた山の中で聴くのはぴったりの曲で、
イントロの手拍子から最後まで大盛り上がりだった。

本編最後には、武道館ではやらなかった「Stockholm Syndrome」!
ギターの音がなんかイマイチで、あのリフの切れ味がかなり削がれているような気がしたのが残念だったけど、
でもやっぱりこの曲大好きなので、やってくれて嬉しかった。
バンドの演奏もここにきて一気に沸点って感じだった。クリスとドミニクのリズム隊、かっこよかったな。

アンコールでメンバーが再び登場し、一通りメンバー同士で音を鳴らした後に、「Plug In Baby」のイントロ。
みんな待ちに待った曲ということで、これも大盛り上がり。
久しぶりにマシューの背面ギター弾きを見れた気がして、嬉しかった。
ステージからは巨大風船が投げ込まれて、観客が楽しそうにそれを飛ばしていた。

圧巻だったのは最後に演奏した「Knights of Cydonia」。
この曲はいつでもライブの重要な場面で演奏される曲なんだけど、あの日の演奏は本当に良かった。
武道館でもこの曲ラストにやってた気がするけど、あのときと何かが違った気がした。

僕が感じたのは、MUSEって武道館レベルだとスケールが小さすぎるってことだった。
会場が広ければ広いほど、MUSEの音楽って映えるんだと思った。
本人達にそういう意識があるのかは分からないけど、でも実際僕はそう思った。

夜の野外って、彼らの世界観を描くのにこれ以上ない舞台だった。
やっぱりMUSEって最高だな。それが今回のライブの感想だった。


MUSEはバンドとして転換期にあるのは確かだと思う。
『Black Holes and Revelations』という名盤を出した後、
待望のニューアルバムが思ったほどリスナーの支持を受けていないのは、動かしようの無い事実。

次のアルバムが、彼らにとっての正念場になると思う。
やっぱりライブ栄えする曲を作ってほしいなぁ…。


(セットリスト) Fuji Rock Festival 2010
Exogenesis: Symphony, Part 1: Overture
Uprising
Supermassive Black Hole
Map of the Problematique
New Born
Hysteria
Nishe
United States Of Eurasia
Undisclosed Desires
Resistance
Time Is Running Out
Starlight
Stockholm Syndrome
(Encore)
Plug In Baby
Knights of Cydonia


B000FVQYYKBlack Holes & Revelations
Muse
Warner Bros / Wea 2006-07-11

by G-Tools



MUSE 「Knights Of Cydonia」
バンドの勢いという点では絶頂期と思われる2007年のライブ。
観客とコーラスするイントロのギターフレーズから燃えます。
何といっても終盤の畳み掛けが素晴らしい。フジロックでの演奏も素晴らしかったです。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

MUSE 「Time Is Running Out」

月日が流れるのは早い。
怒涛のように時は流れていく。ブログの更新をやらぬまま、もう7月も終盤へ。
いつの間にか梅雨が明けたかのように蒸し暑い日々が続いている。

ギリシャに行って、もう一ヶ月経っているなんて信じられない。
それを言えば職場変わってからもう三ヵ月半、三十歳になってからもう九ヶ月、
引越ししてから、もう十ヶ月、去年フジロック行ってからもう一年。

昨日のことのように思い出せることが、えらい遠くの出来事であることに驚く。
時の流れは一定であるけれども、体感する時の流れは毎年のように加速していく。
子供の頃に大人達が言っていた事は本当だった。

でもそのことに対して、不思議と寂しさとか哀しさというものは無い。
それが人間の宿命だと冷静に受け止める自分がいる。
このままこうして自分は朽ち果てる。別にそのことに抵抗したいとも思わない。

不老不死の薬は、要らない。
死が宿命付けられているからこそ、人間の生は光り輝くんだと思う。

数え切れないほど多くの人達が、自身の人生に悩み、
それぞれが置かれた社会的状況に対応して、生き、死んでいった。
数え切れない不幸の中、死んでいった人達に心を痛めるし、
社会で大きな仕事をやり遂げ、多くの人たちに惜しまれながら死んでいく英雄に、憧れを抱く。

時間の流れが速いなと思う今日この頃、こんなことを考える。
こういった心境は別に今悟った訳ではなくて、ずっと昔から考えていたことなんだけど。

最近全然ゆっくり本を読んだり、音楽に浸ってなんてことが出来ないけど、
こんな生活、それはそれでいい。そんな時間もまたやってくるので。


時間をテーマにした曲といえば、Pink Floydの「Time」がとにかく素晴らしくて、
いつかこの曲をテーマにして記事を書きたいと思っているんだけど、
今は深く掘り下げて考察するガッツが足りないので、またの機会に書きます。

続いて思いついたのが、MUSEの「Time Is Running Out」。
この曲のライブ動画を見返してみたけど、やっぱりMUSE、かっこいい。

Our time is running out
Our time is running out
You can't push it underground
You can't stop it screaming out

俺達の時間は無くなっていく
俺達の時間は過ぎ去っていく
その事実を地下に押し込めることは出来ない
叫びながら留めることも出来ない

結構絶望的なことを歌っているんだけど、MUSEというバンドのフィルターを通すと、
不思議とそれでいいじゃねーかって気になったりする。
この曲も名曲。今年のフジロックでもやってほしい。

マジでフジロックまで、怒涛だな…。
今年の会場では、例年に無く芝生の上で寝ている時間が増えそう。


B0001LJC2KAbsolution
Muse
Warner Bros / Wea 2004-03-23

by G-Tools


MUSE 「Time Is Running Out」LIVE

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

Muse 「Guiding Light」

MUSEのライブ、良かった。
でも、ノリ切れなかった。もっと突き抜けたかった。記憶が飛ぶような体験したかった。

セットリストの流れ、そして曲と曲の「間」がその原因だった。
一曲一曲の演奏は当然の如く素晴らしかったし、
曲間に挟まれるセッションもかっこ良くてシビれた。

特にクリスとドミニクのセッションは良かった。
めちゃめちゃ硬質で重い音の応酬。メタルバンドみたい。
マシューが目立ちまくってるバンドだけど、この人達のリズムあってこそのMUSEを再確認。

でも、そういったセッションが流れの中で生きていなかった気がした。
マシューはギターのチェンジを頻繁にやっていたのもその要因。
せっかく気持ちが盛り上がって、畳み掛けてほしいところで、ブレイクが入ってしまう。

なんかその繰り返しだった。
あと一撃で昇天できるのに…、って寸止め感があった。

『The Resistance』の曲が、今までのMUSEの中で異質な曲が多くて、浮いてたってのもあった。
新しいアルバム、実はそこまで気に入るまでには至らなかったんだけど、
「United States of Eurasia」「Guiding Light」なんかはそのスケール感にびびった。ライブ栄えしてた。

でもギターが前面に出ていない曲ばっかりだから、過去の曲の間に挟まれると、
音がどうしても薄く聴こえて、違和感があった。
『The Resistance』からはもっとまとめてやってくれた方が、もっと世界観に浸れたと思う。
演奏も良かったし、曲の魅力も伝わってきたんだけど、歯がゆかった。

そして「New Born」「Plug In Baby」といったキラーチューンのテンポが、今までより遅かった気がした。
別に速けりゃいいってもんじゃないけど、ここら辺の曲は勢いで持っていってくれると、
気持ち良かったのになー、と。ここら辺もまとめて畳み掛けてほしかったな。


『The Resistance』というアルバムは、今までのMUSEからの変化を試みた作品だったと思うんだけど、
ライブにおける彼らも変化しようとしてるのかもなーと、思った。
メタルばりのギターリフが炸裂する「Stockholm Syndrome」をやらかったのも、その片鱗かも。
結構周りで、「ストックホルムやってほしかったー」って声、聴こえた。

今までのMUSEはとにかく個性的なマシューのギターを核として成り立ってきた訳だけど、
彼らはより普遍的なロックバンドを目指しているんだろうなってことを、今回のライブで感じた。
下手したらロックのフォーマットも超えようとしていくのかも。
どんどんスケールの大きなバンドになっているのは間違いない。

一方でフジロックで観たような、半ば狂気的な衝動のライブってのは、
もう観れないのかもって思ったり。

こればっかりは分からないけど、MUSEに関してはどんな道に行こうが、
絶対クオリティの高いもの見せてくれるのは、まー間違いないと思う。
早くも次の展開が楽しみ。


今日のライブでは、あの「Can't Take My Eyes Off You」のカバーをやってた。
特に変態的なアレンジをしていた訳ではないけど、すげー良かった。
スターではなく、音楽ファンとしてのマシューを見れた気がした。

あと、印象に残ったのは、やっぱりニューアルバムからの「Guiding Light」かな。
マシューの歌とギターソロはたまらなく美しかった。
これで「Invincible」なんてやったら、堪らなかっただろうな…。


つくづく惜しいライブだった…。
過去のライブが凄すぎて、期待が高すぎた分、ハードルがとんでもなく上がってしまったようです。
MUSEに求めるのは、卒倒とか呆然とかそんなレベルなんだよなあ…。

勿論、いいライブではあったんだけど。


(セットリスト:2010/1/12 日本武道館)拾いものです。
Uprising
Map of the Problematique
Supermassive Black Hole
New Born
Hysteria
Guiding Light
Dead Star
United States Of Eurasia
Can't Take My Eyes Off You (Andy Williams cover)
Undisclosed Desires
Resistance
Starlight
Time Is Running Out
Unnatural Selection
(Encore)
Exogenesis: Symphony, Part 1: Overture
Plug In Baby
Knights of Cydonia


B002GZQYMKThe Resistance
Muse
Warner Bros. 2009-09-15

by G-Tools



Muse 「Guiding Light」 音のみ

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
FC2カウンター
Twitter...A

hogeisendan < > Reload

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。