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Helloween 「Steel Tormentor」

ラウドパークで自分が観たアクトのことを。次編。
(後で分割して追記修正の上、独立の記事にしようと思います)

・Cryptopsy

エクストリームステージ、クリプトシーはNaglfar、Outrageよりも集客してた。
今回のラウドパークの目玉の一つだったように思えるし、普段デスメタルなんて聴かない人も
かなりいたんじゃないかと思える。

ただ、音が悪すぎた。重低音メインのバンドだから音作りは相当難しいのは承知しているけど、
あの会場のせいもあり、何やってるかよく分からない状態。
モッシュピットの真ん中くらいで見てればもう少し印象違ったんだろうけど。

なので、今回はクリプトシーの真髄を味わうことが出来なかった。
割り切ってライブの途中で後方の方でビール飲みながらモニター見ながら観てた。

でもフロモーニエ先生のドラムは半端なかった。
あまりにも高速すぎてドラムスティックの残像が見える。
高速フレーズなのにしっかり一音一音が丁寧にショットされていて、本当に凄かった。

そして表現力も素晴らしい。スネアの音の鳴らし方にしても色々と使い分けているように思えたし、
タムを使ったフィルにも歌心のようなものを感じた。やっぱり世界で絶賛されるドラマーは凄い。
もう少しちゃんとした音響のところでちゃんと観たい。次来日したら観に行く。

そういや今日秋葉原でフロがドラムクリニックやったらしい。
事前に知ってれば行ったのに!


・In Flames

3年前くらいまでは追いかけていたバンドだけど、もう思い入れも失われつつあったバンド。
盛り上がりの無いハロウィン側のアリーナで観てたこともあり、
どうしてもそんな冷めた気持ちは終始変わらず、
自分の中でのこのバンドに対する印象は残念ながら変化することはなかった。

近作を中心にしたセットリスト。電子音を重ねた楽曲が続く。
はっきり言って、バンドの演奏は素晴らしい。
ライブがイマイチという評価がつきまとうバンドだったけど、
色々な経験を積んできたことが伺えるように、素晴らしいライブバンドになっていた。

ただ、それが自分の好みではない方向に行ってしまったということ。
自分が好きだった「Bullet Ride」も「Embody the Invisible」もやってくれたけど、
何か別のバンドが演奏しているかのように聴こえてしまった。

ギターの歪みが自分の好みでない。
言葉では上手く表現できないけど、ヘヴィさを強調したような今の音作りは、
昔の曲には上手くマッチしないんだろうなと思った。
昔の曲やるときだけばギター変えてくれれば良かったんだろうけど。

とはいえ「Take This Life」は燃えた。あれは本当に名曲だと思う。
昔のインフレイムスとは完全に別物だけど、どことなく北欧っぽいメランコリックさもあって、
それでいて獰猛に突進していくような感じが素晴らしい。
アンダースは本当にいいボーカリストになったと思う。

インフレイムスはこのまま本人達がやりたいようにやってくれればいい。
実際今回のライブを絶賛する人も多いみたいだし、それだけの力量を備えたバンドに、彼らはなった。
その道を進んでいくことは絶対に正しいこと。
また自分の好みになったときに、僕はまた彼らのファンに戻ろうと思う。


・Helloween

みんなが知っている曲が多いという点で、ハロウィンはきっとフェス向きのバンドだろうなと思っていた。
実際にそのことを実感するようなライブになった。

1曲目は現段階での最新作から「Are You Metal?」。
初めてハロウィンのライブ観たけど、演奏上手かった。普通におおーって興奮した。
想像以上にメタルしているというか、所謂メロスピ勢とは違う音作りだったように思う。
アンディのボーカルも想像していたのより全然歌えてる。1曲目から大盛り上がり。

そして2曲目に演奏されたのが、ヘヴィメタルの歴史の中に燦然と煌く超名曲「Eagle Fly Free」。
アリーナいたから会場全体の雰囲気は掴めていなかったけど、
この曲は会場中が沸騰したんじゃないかと思う。

何といっても某メタル系人気曲投票サイトでも一位の曲だもん。
http://hvymetal.com/cgi-bin/rankingyoutube.cgi?1&100

サビでは観客が歌いまくっててアンディが歌う必要がない感じ。
はっきり言って、この曲のアンディは良かったと思う。全然歌えてた。
曲を壊すような変な歌い方をしなかったのは非常に好印象。

ハロウィンのライブでモッシュなんて起きないと思ってたけど、
この曲ではなぜかサークルピットが出来てた。気持ちは分かるけど、ちょっと笑った。
ベースのソロパートでも歓声、ドラムのソロパートでも歓声、そしてあの名ギターソロも完全再現。

この曲を演奏してくれたのは本当に良かった。
この時点でハロウィンは完全に観客の心を掴んでいたと思う。
みんなが知ってる名曲を持っているバンドは強い。

「Where the Sinners Go」を挟んで、そしてやってほしかった「Power」へ!

イントロで大興奮、そして日本でもやっぱり起こったギターフレーズでの大合唱!
これは本当に楽しかった。サビでも大合唱。やっぱり名曲を持っているバンドは強い。
この曲でもスタンド含め、会場全体が沸騰したように思った。

この曲はアンディの持ち歌であることもあり、アンディのボーカルは素晴らしい。
これははっきり言ってキスクには歌えない曲。このままアンディ時代の曲を畳み掛けてくれれば、
今日のライブは神ライブになるんじゃないかという予感がこの時点ではあった。

この後アンディがMCして
「新曲やるんだけどボーカルピッチが高いから、観客のみんな助けてくれ」って言ってた。
つーか発売前の新曲なんてみんな知らないだろ…って思ってたけど、実際みんな知らなかったw

観客のフォローの無い孤立無援の状態でアンディはこの難曲に臨んだ訳だけど、
でもアンディはこの曲を最後まで歌いきった。ここら辺は流石だと思った。
この曲はムズいよ。ヴァイキーさん、もっとアンディに優しい曲書いてやれよ。

てか家帰って「Burning Sun」聴いたけど、相当無理してるだろ…。
いかにもハロウィン流メタルって感じでかっこいいけど。

そしてドラムソロへ。
フォーバスという掟破りのセッティングで臨んできたけど、ようやくここで使い所が。
実際は普通にツーバスセッティングで叩けるフレーズばかりだったけど、
でもあれは視覚的にかっこいいからあり。あんなドラムセットで叩いてみたい。

ただ、フレーズ自体はどこかで聴いたことあるようなものばかりで、
見所はなかったというが正直なところだったけど…。そこは残念。

続いて流れてきたのは「I'm Alive」のイントロ。興奮はしてるんだけど、段々と嫌な予感がしてきた。
代表曲だから当然のように盛り上がるんだけど、やっぱりアンディより、
この曲はキスクボーカルで聴きたいなあと思うような出来だった。楽しかったけどさ。

でも次にやってくれたのは『The Time of the Oath』から「Steel Tormentor」!
バイクのエンジン音がSEとして流れた瞬間に、歓声。イントロのギターリフが演奏された瞬間にまた歓声。

自分が求めているライブはアンディが自分の歌を歌うライブだ。
「Power」ほど盛り上がってなかったと思うけど、ハロウィン流のポップなパワーメタルは、
会場中を魅了していたように思う。この曲でのバンドの演奏の切れ味は素晴らしかった。
ヴァイキーってギタリストとしてもかっこいいね。ギターソロも良かったし。

この流れで「Sole Survivor」「Where the Rain Grows」やってくれたら、
これは完璧なライブになるなあと思っていたけど、ここで持ってきたのは、
よりによって去年カイ&キスクが演奏した「Future World」「I Want Out」だった。

バンドの代表曲だから当然盛り上がるし、自分としてもやっぱり楽しめるんだけど、
でも正直、アンディが歌う「Future World」「I Want Out」に魅力はない。
やっぱりマイケル・キスクの歌うこれらの曲には絶対勝てない。

「Eagle Fly Free」はUnisonicでやらないから価値があるけど、
流石にこの二曲は去年極上のバージョンで、しかもラウドパークでやられてしまっているので、
鮮度という点でも不利だったように思う。

なんか「I Want Out」はテンポももったりしていたように思うし、かっこ良くなかった。
中間部でのアンディの煽りも長すぎて正直ダレてしまった感があった。

アンコール気味にバンドが引っ込んで、僕はそれでもアンディ時代の曲を待っていたんだけど、
メンバーが登場して演奏されたのが「Dr. Stein」!
まー自分、この曲好きだし、Unisonicではやらないし、比較的アンディの声質に合っているし、
これはこれでいいかもと思って、この曲の演奏を楽しんだ。

やっぱりこの曲でも会場は盛り上がっていたし、締めとしてはこれで良かったのかも。

ハロウィンのライブ、演奏自体は完璧だった。アンディのボーカルも自分の想像以上に良かった。
でも、やっぱりセットリストが残念。ベストアクト級のライブを期待していただけに、
ちょっと残念なライブだった。

でもハロウィンのライブが楽しかったことは事実だし、次こそはアンディ時代の曲をもっと聴きたいと
思わせてくれるような内容であったことは間違いない。
そういう意味でハロウィンはやっぱり僕の心を掴むライブをやってくれたんだと思う。

来年のGamma Rayとのカップリングツアー行こうかなー。

(セットリスト)2012.10.27 Loud Park 2012
Are You Metal?
Eagle Fly Free
Where the Sinners Go
Power
If I Could Fly
Burning Sun
Drum Solo
I'm Alive
Steel Tormentor
Future World
I Want Out
Dr. Stein


B000006JPUTime of the Oath
Helloween
Castle Records -- Indi -- 1996-03-05

by G-Tools



Helloween 「Steel Tormentor」
いかにもアンディ時代のハロウィンって感じでかっこいい。ライブでも盛り上がった。
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Helloween 「Power」

今年もまたラウドパークがやってくる。
今年も大いに汗だくになって、今年最後の音楽フェスを堪能したいと思う。

Christopher Amott⇒Circus Maximus⇒Naglfar⇒Outrage⇒Sebastian Bach
⇒Cryptopsy⇒In Flames⇒Helloween⇒Slayerってのが自分のタイムテーブル予定。
今のところあまり休んでる暇がなさそう。
クリスソロは正直音楽的には興味ないんだけど、やっぱりアチエネのクリスは好きだったので…。

なんとなく今年は例年になくBURRN色の強いラウドパークな気がする。
コテコテのメタルファンじゃなければ、ちょっと厳しいメンツのような。
自分にとっては良いんだけど、もうちょっとカラーの違うバンドも呼んでほしかったような気がする。
ガラガラだったけど、去年のリンプはそういう意味で凄く良かったと今でも思うなー。


今年一番の楽しみはSebastian Bachなんだけど、最近急激に楽しみになってきたのがHelloween。
去年はUnisonicが本当に素晴らしくて感激してしまったんだけど、
本家ハロウィンもここで一発凄いライブをやってほしいと思っている。

今は単独だとライブハウス止まりのバンドだけど、
やっぱりデカい会場で本領を発揮しそうなバンドであるし。
メタルを聴いている人間ならば、一度くらいハロウィン聴いたことあるように思えるし、
多くの人が知っている代表曲も数多い。絶対盛り上がるように思う。

ただ、どうもハロウィンのライブはそこまで評判が良くない。
というのもアンディ・デリスのボーカルがイマイチということで。
特に高音が全然出ていないのが酷いとのこと。実際動画見てみても、
確かに「Eagle Fly Free」の歌唱はキスクボーカルで聴きたいなあ…、という内容だった。

でも今回のハロウィンのライブは、どうもアンディ期の楽曲中心にやるらしい。
BURRNのインタビューでそう書いてあったというので信憑性はありそう。
セットリストは事前に知りたくないから情報絶っているけど、だまされてもいいからそれを信じている。

マイケル・キスクとアンディ・デリスは、全く異なる特徴を持ったボーカルだと思っていて、
そもそも比較するようなタイプのボーカルではないと思う。

超絶ハイトーンを駆使しながらメタル特有の臭みのある歌唱をするキスクに対し、
音域はそれほどではないけどマイルドでポップな歌唱が出来るアンディ。
当然彼らのボーカルの特徴に合わせて曲作りはなされている。

特にアンディがキスク時代の曲を歌うのはミスマッチもいいところで、
確かにあんまり魅力的に聴こえないような気がするのも分かる。
キスクが復活してハロウィン時代の曲を歌うようになったから、
アンディが歌うキスク時代のハロウィンの曲に対する需要が低下しているのは事実。

だったらアンディはアンディ時代の曲を歌えばいい。
自明のことのように思えるけど、その選択を取るとしたら、きっと間違いの無い選択になると思う。

『Master of the Rings』『The Time of the Oath』『Better Than Raw』からの
曲をやれば絶対盛り上がる。日本でCDが売れていた時代にオリコンで10位以内に入ってたアルバムだもん。
今年のラウドパークの客層的にここら辺の曲は、絶対ツボなはず。何より自分にとってのツボ。

「Sole Survivor」「Where the Rain Grows」「Power」「Push」「I Can」
あたりをやってくれたら狂喜乱舞出来る自信がある。

若かりし頃にリアルタイムで聴いていた音楽って、やっぱり思い入れ深いものだし。
今は決して好んで聴いてはいなくても、聴くとやっぱり昔を思い出してしまうような、そんな曲たち。

『Better Than Raw』って自分が大学入る前後くらいに出たアルバムで、
凄く賛否両論あったことを思い出す。
寮に住んでたとき先輩も部屋でこのアルバム聴いていて、意気投合していたのが懐かしい。

何となく確実にやってくれそうな曲はやっぱり「Power」。
日本ではアンディ期で恐らく一番人気がある曲だと思う。

メタルではあるけど、カテゴリとしては自分の中ではJ-POP。
なんか凄く日本人好みな様式を感じるパワーポップといった感じ。

マイナー調のギターとボーカルのメロディ。軽快にザックリと刻まれるリズム。
中間部のツインリードのメロディなんてほんと素晴らしい。
泣きのギターソロが入って、更にツインリード。そしてツーバスの連打が入ってくる構成なんて、
いかにも日本人のメタルファンをKOしそうな感じ。実際自分も初めて聴いたときKOされましたが。

この曲は歌詞も分かりやすくて好き。ハロウィンの曲全般に言えることだけど。

We've got the power
We are divine
we have the guts to follow the sign

extracting tensions from sources unknown
We are the ones to cover the throne

「We've got the power」なんてフレーズは大合唱間違いなし。
たまーに通勤電車の中でこの曲聴くけど、やっぱ元気になる。
俺達にはパワーがあるんだ。俺達にはガッツがあるんだ。
なんて素晴らしいメタルらしい歌詞なんだろうと思う。

この曲、たまにドラムで叩くけど、やっぱり気持ちいい。
なんかとにかく曲通りにパワーが漲る曲であることは間違いない。


ハロウィンのライブ観るのは初めてなので、ひょっとしたらがっかりしてしまうのかもしれないけど、
でもやっぱり若い頃に聴いていたバンドだから、凄く楽しみ。
去年のUnisonicのこともあるし、今年はハロウィンに期待だな。

今自分の体調は絶好調なので、早く当日が来てほしい。
あと、ラウドパークに行かれる方、ハロウィン一緒に盛り上げましょう。


B000006JPUTime of the Oath
Helloween
Castle Records -- Indi -- 1996-03-05

by G-Tools



Helloween 「Power」
このライブ動画はかなりいい感じ。ブラジルでのライブみたいだけど、盛り上がりが半端ない。
ラウドパークでもこんな感じの大合唱が起こってくれればいいなあ。



Helloween 「Power」 PV

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Helloween 「I Want Out」

今年のラウドパーク、本当に楽しかった。

メンツに関して懸念はあったものの、かなり良いライブが多くて、
モッシュピットにもガンガン飛び込んでいって、凄く楽しかった。
個人的には09に匹敵するくらいの満足度だったかな。

色々と書きたいことはあるけど、とりあえずまずこれだけはってことで、
Unisonicのライブのこと。


Unisonicの前の出番はUnitedだった。
最前付近の音はイマイチで、正直物足りなかったんだけど、
WODやらサークルなんかに参加しているうちに、なんかメチャメチャ楽しくなってきて、
「Cross Over The Line」のあたりでは、全力ではしゃいでいた。

盛り上がりの輪の中に入ってしまうと気付かないけど、あのときのUnitedのライブの模様、
かなり凄まじい状況だったようで、ネット上での評価はすこぶる良い。
確かにアリーナ内のWODは綺麗に決まったと思うし、サークルも巨大だった。
そんなにアリーナの人口密度が高くなかったのが、そんな盛り上がりを生んだ一つの要因だったのかも。

もっともUnitedの演奏が良かったってのが、真因であるとは思うけれど。
特にあの外人のボーカルさん、最高だった。

そんなUnitedのライブでまず一発目の仕事を終えたということで、
友人達と合流してビールを飲んで、メタル談義に励む。
なんかこのまま友人達と休憩がてらにダベって、Unisonicは見なくてもいいかなーって思ったりもした。
あんましみんな興味なさそうだったし。

でもアリーナの入り口の扉が開くたびに聴こえてくるキスクの歌声。
なんか急激に懐かしさを感じて、思わず「俺キスク見てくるわ」と言い残して、
一人スタンド席に向かった。


僕のハロウィンとの出会いは『Keeper Of The Seven Keys Part2』
いわゆる『守護神伝-第二章-』だった。

中学校のときにメタリカと出会ってメタルに興味持ち始めて、
BURRNを読み始めて知識をつけていった訳だけど、その中でハロウィンのこのアルバムは、
メタルの世界のバイブル的な名盤との評価を受けていて、
いつか聴いてみたいと思っていたアルバムだった。

高校の頃、信じられないことに僕が勉強のために通っていた図書館にて、
このアルバムを見つけて、早速借りて、家に帰って聴いた。
(その図書館は本当に素晴らしいCDの品揃えで、ビートルズにハマれたのもここのおかげである)

『Keeper Of The Seven Keys Part2』の実質的な一曲目「Eagle Fly Free」から
僕はこのアルバムにのめり込み、こんな音楽があったんだーって感銘を受けた。
とにかく分かりやすいメロディの洪水に、アグレッシブな疾走感。

高校の頃に僕が求めていた音楽と、ピタリと一致した気がした。

あの頃はメタリカ聴いていた反面、GLAYやX、LUNA SEAにB'zみたいに、
みんなが聴くようなJ-Rock(?)も良く聴いていたので、
メタルのアグレッションに、狙い過ぎの感もある分かりやすいメロディが融合した音楽は、
僕の心を虜にした。

更にメタルの知識をつけていった僕は、Slayer、Sepultura、Pantera、
そしてCarcassからIn Flames、Arch Enemyと聴き進み、
自分の求める音楽へのアグレッションがどんどん高まっていくにつれて、
僕がHelloweenというバンドに注いでいた情熱は、いつの日か消えていった。

寧ろキスク時代のハロウィンはクサ過ぎて聴けない、くらいに思うようになり、
アンディ・デリス加入後の『Master of the Rings』を初めとして、
アンディ時代のアルバムを好んで聴くようになって、
そんな時期が、30を過ぎた今まで続いてきた。

そんな昔のハロウィンに対する僕の思い出が、
まるでキスクの歌声に誘われるかのように、ここラウドパークで蘇ってくるのを感じた。


会場に入るとバンドはJudas Priestの「Victim Of Changes」を演奏していた。
(セットリストにはない曲なので、一部を演奏しただけかもしれないけど)
ステージ上で歌うキスクは、昔写真で見た姿とは、大きく変わっていた。

ロブ・ハルフォードばりのスキンヘッド。
しかも両手でマイク持って前かがみになって、苦しそうなしかめっ面で、
ハイトーンの声を絞り出している。

見た目もそうだけど、歌い方もロブそっくりだった。
どう見てもメタルゴッドにしか見えない。

ただ、今のロブと違っているのは、苦しそうではあるが、
ハイトーンもしっかりと昔と変わらずに出ていることだった。


マイケル・キスクという人。ハロウィンを脱退したのは、
ハイトーンを多用するようなメタルのボーカルはもうやりたくない、という理由だった。

キスクのソロはラジオ以外で聴いたことはなかったけど、
一般的なハロウィン後のキスク評は、メタルという音楽から離れていったこともあって、
あまり芳しいものではなかった。
だから僕はキスクに対する興味も、大して彼の音楽を聴くことなく薄れていった。

そんな彼がこうしてまたメタルの世界に戻ってきて、ハイトーンのシャウトをしている姿。
そんな姿を目の当たりにしたものの、本当にキスクが歌っていること自体、
全然実感が沸いていない自分がいることも感じた。


でも僕が目の当たりにしている光景が現実であること、それを実感したのが、
ライブの終盤で演奏された『Keeper Of The Seven Keys Part 1』の「Future World」だった。

カイともう一人のギターの方(マンディさん)とが
イントロのギターフレーズを弾き始めたときの観客の歓声は凄かった。
申し訳ない言い方になるけど、みんなが期待していたのがこれだった。

キスクがハロウィンの曲を歌うことは、事件だ。

もう絶対にありえないと思っていた出来事が現実になっている。
僕はスタンドからバンドの素晴らしい演奏と、キスクの歌声に没頭し、
かつ観客の盛り上がりをずっと見つめていた。

この曲では途中で演奏を止めて、サビを客に歌わせるなんて演出もあり。
観客の合唱も素晴らしくて、本当に素晴らしい光景だった。


「Future World」が終わって、いやーいいもん見たと感激していた瞬間に、
流れてきたのは聴きなじみのある、ツインギターのあのイントロだった。

「I Want Out」だーーー!

このイントロで巻き起こった大歓声を、僕は決して忘れないと思う。
そしてアリーナから一斉に上がる拳と拍手。それを客席に向けたスポットライトが照らす。
本当に美しい光景だった。

ライブ後に僕は、このUnisonicのライブをアリーナではなく、
スタンドで見ていたことを後悔していた訳だけど、
あれから二日経った今日振り返ってみると、あの光景をスタンドから見れたのは、
実は凄く幸せなことだったんじゃないかって、思ったりもする。

ほんと美しかったもん、あの光景。

実はラウドパークのスタンドって、本当にぐったりと疲れている人間が多くて、
ライブやってても拍手するくらいの気力もない人が多いんだけど、
この曲始まったときは、全員ではないけれども、起き上がって拍手をしたり、
歓声を上げている人間が少なからずいた。いや、結構いた。

そんな人たちに混じって、僕も歓声を上げていた。
サビのフレーズを、拳を上げてスタンドから歌っていた。

「I Want Out!」って。

キスクのボーカルは、本当に本当に素晴らしかった。
原曲のキーで、あのときの声のままで、力の限り歌っていた。

1回目のサビが終わった後に、客席は割れんばかりの拍手に包まれた。

あの拍手は「I Want Out」をやってくれたメンバーに対する拍手であったかもしれないけど、
僕は昔と同じようにこの曲を歌ってくれた、キスクに対する賞賛であったと思っている。
少なくとも僕が送った拍手は、そんな気持ちを込めたものだった。

マイケル・キスクという人間に送った、僕の最大限の感謝だった。


今年のラウドパーク、本当に良いライブばかりだったんだけど、
スタンドで見たUnisonicのライブが、
きっと一生の思い出に残るであろうレベルのベストライブだった。

これから僕はまたHelloweenを聴き続けるかどうかは分からない。
でも2011年のライブでキスクが歌うHelloweenの曲を聴いて、本当に感動したこと。

それは嘘偽りのない、2011年の自分に起こった事実である。


(セットリスト)2011.10.15 Loud Park 2011
Cross The Line
Souls Alive
Unisonic
A Little Time
My Sanctuary
Never Too Late
Future World
I Want Out


B000C4A1G2Keeper of the 7 Keys Vol.2
Helloween
Castle 2008-01-01

by G-Tools



Helloween 「I Want Out」
ビジュアルを含め、普通の人から見たらダサい音楽なのかもしれません。
でも僕はこの曲が好きです。

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Helloween 「Where The Rain Grows」

今日は偶然が重なって、数年ぶりにケンタッキーのチキンを食べることになった。

子供の頃、クリスマスや誕生日に食べるケンタッキーはご馳走に思えた。
時が経ち、久々に食べてみるとやっぱり美味しかった。

でも強烈な油の力は凄かった。またしばらくはいいやと思う。
ここでも年を取ってしまったことを実感する。胃もたれ。


なんてことを考えていて、そういや数年聴いてないCDがあるなと気付く。
CDの捜索を開始し、こんなテーマにぴったりのアルバムを見つけた。

HELLOWEENの『Master of the Rings』。
非常にこってりとしたジャーマンメタルの真髄が詰まったアルバムである。
マイケルキスクがハロウィンを脱退して、アンディデリス加入後の最初のアルバム。

「七つの鍵の守護神が長い旅から戻ってくる」
これがこのアルバムのコンセプトだそうだ。いいねえ。


初めてこのアルバムを聴いたときは、
マイケルキスク時代と比べて随分とあっさりしてポップになったなんて思ったものである。
それでも聞き返してみると、濃い。ハロウィンの真髄、ここにあり。

今聴き直してもいいアルバムだった。メタルの名盤。
後進のメタルバンドに大きな影響を与えたことも納得。


「Where The Rain Grows」はアルバムの3曲目を飾る代表曲である。

ツーバスの連打、ピロピロしたギター、ザクザクしたリフ、
マイナースケールのギターソロ、ツインリードのフレーズ、
メロディアスなハイトーンボーカル、大仰なコーラス。

メタルの濃い部分だけを抽出したような、こってりした曲なんだけど、
アンディデリスのボーカルのおかげで、かろうじてポップに聴かせているような気がする。
密かにデリスは好きなボーカリストの一人。
派手なベースラインも、とてもかっこいい。

次に聴くのはいつになるのかなー。


B000M7FQRIマスター・オブ・ザ・リングス
ハロウィン
ビクターエンタテインメント 2007-02-21

by G-Tools



Helloween 「Where The Rain Grows」
非常にふざけたPVがこのジャンル特有のB級感を漂わせてます。演奏は間違いなくS級です。



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プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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