スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Nine Inch Nails 「Wish」

今年のサマソニも終わってしまった。
3日間は終わってみればあっという間だったけど、やっぱり長い。
めちゃくちゃに疲れた。身体に残っている虚脱感が半端ではない。

しかし、疲労と引き換えに3日間まるまる、素晴らしいライブを沢山観ることが出来た。
フジもそうだったけど、今年は当たり。本当に当たり。

しばらくはサマソニで観たバンドのネタが多くなると思います。
実はフジの分もまだ書きたいバンドがあるんだけど。
身体に音の感触が残っているうちに、色々と書き留めておきたい。


今年のサマソニで一番印象に残ったのが、Nine Inch Nails。
印象に残ったというより、僕の心に爪跡が残るような感覚。

再活動の保証が全く無い状態での活動停止発表。
日本でNine Inch Nailsのライブが観れるのは、最後になるかもしれない。
だからこそ観客も、そしてトレントも気合の入ったライブになるだろうことは分かっていた。

しかし、今回のライブはそんな想像を遥かに超えたものになった。
あの場所、あの時間でしか体験できない音が、そこにあった。


NINのライブは、マリンスタジアムの上空が厚い雲に覆われ、
楽曲に込められたイメージ通り、精神の闇を投影するような薄暗い状況で始まった。

「Somewhat Damaged」よりライブはスタート。
初めて生で観るトレントは、イメージとは違って、かなりのマッチョだった。
そして凄まじい声量。動きもボーカルもかっこいい。
いきなり心が掴まれる。

そしてやってくれて嬉しかった「Heresy」。
初めて『The Downward Spiral』を聴いたときに、一番気に入っていた曲。
ミドルテンポの重たいリズムに合わせてトレントが歌い、そして、
「Your God is dead!」って叫ぶ瞬間。燃えた。ここら辺からかなり気持ちが高ぶってきた。


そんな感じで強烈なライブが続く中、いきなり訪れた演出。

雨。しかも尋常じゃない量の、雨。
そして空が点滅したかと思うと、次の瞬間に、雷。

これはヤバかった。あっという間に全身はずぶ濡れになり、足元は池のように水が溜まり始めた。
ライブ後に確認したら、財布の中の札は全てびっしょり濡れていたし、パンツまで完全に濡れていた。
他の観客も、みんな同じような状況だったと思う。フジと違って、みんな雨具なんて持ってない。

そんな状況だけど、アリーナの観客は殆ど帰らなかった。
少しでも早く屋根のあるところで雨宿りしたいんだけど、
こんなライブ観せられて出て行くことなんて出来ない。
多くの人たちは僕と同じ心境だったと思う。


しかしながらこの天を味方につけたかのような演出は、
Nine Inch Nailsのライブにハマリ過ぎるくらいハマっていた。
冗談抜きでトレントの呪いだと思った。

ステージではますます熱を帯びる演奏と歌。何より観客の盛り上がりが凄い。
もうやけくそで周りの人たちは、飛んだり、叫んだり、手を挙げたり。

壮観だった。音で人は狂えるのかもしれないって思った。
自分も心の奥から沸き起こる衝動を抑えることをせずに、ただ音に身を委ねていた。
耳ではなくて、身体で音を感じるという感覚があった。


終盤でやった「Wish」がヤバかった。
狂ったように頭を振って、拳を挙げて、叫んだ。
周りの人たちも一緒。各々が各々のスタイルで、音に身を委ねていた。

このときの状況はずっと忘れること出来ないだろうな…。
それくらい強烈な体験だった。アリーナ全体を覆っていた一体感も凄かった。


そして何といってもラストの「Hurt」。
美しいメロディと共に吐き出される、悲痛な叫び。

トレントの心境はこの曲を作った頃とは大分変わっているんだろうけど、
この曲に込められた想いは、彼の歌から、僕の心に伝わったような気がする。
悲痛なんだけど、すごく美しかった。

CD通り、「Hurt」のラストにダークな音が鳴らされ、
その残響が残る中、メンバーは去り、そしてNINのライブは終わった。

ライブが終わったとき、あれだけ強烈に振っていた雨は、
不思議と小雨になっていった。
トレントの心が開放されて呪いが解けたのか。ここまでくると奇跡だ。


何だったんだろう、あの体験は。
フジロックでも雨に打たれたんだけど、また違う雰囲気があった。
僕の音楽体験の中でも、忘れられないライブになるだろうな。


(セットリスト:2009/8/7 Summer Sonic)拾いものです。
Somewhat Damaged
Terrible Lie
Heresy
March Of The Pigs
Closer
The Frail
I'm Afraid Of Americans
Burn
Gave Up
The Fragile
The Big Comedown
Wish
Survivalism
The Hand That Feeds
Hurt


Nine Inch Nails 「Wish」 LIVE



Nine Inch Nails 「Wish」 PV



ブログランキング お勧め音楽
スポンサーサイト

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

Nine Inch Nails 「Closer」

Nine Inch Nails。
彼らは今年のサマーソニックにてマウンテンのトリというオファーを選択せず、
My Chemical Romanceの前に、マリンの準トリで出演することが決まったとのこと。

主催者である清水氏にトレントが送ったメールによると、
「メインを食ってやる」「もうとんでもないことになるぞ」、だそうです。

トレント、かっこいい。
僕はこんな意気込みに弱い。

マイケミ側からしたら、こんな奴に先にライブされたらたまったもんじゃねーな…、と。
夕方というシチュエーションを味方にして、強烈なライブを叩きつけるNINの姿が眼に浮かぶようだ。
マイケミは、逆にチャンスとして捉えて頑張ってほしいと思う。


NINの音楽は、人間の闇にスポットを当てた音楽である。
自虐的であり、自己の存在に許しを乞うような。

トレントという人間ほど突き抜けてはいないけど、
人間は誰しも、彼が描く「人間」の側面を持っていると思う。
少なからず僕は持っていると認識している。

i want to fuck you like an animal
i want to feel you from the inside
i want to fuck you like an animal
my whole existence is flawed
you get me closer to god

「Closer」は『the downward spiral』からのシングルである。
よくこんな歌詞の曲をシングルにしたなーと思うような直接的な歌詞。

自分の存在は亀裂だらけで、
自分の存在を肯定するには相手を傷つけるしかないと、救いを求めながら彼は歌う。
出口が見えなくて、救いどころが無い。

NINの音が人間の感情を排したような、無機質な音作りになっているのも、
「人間」の感情に対する嫌悪を表明するが故と、僕は勝手に理解している。

Nine Inch Nailsって音作りが耳障りだから、聴いていて疲れる。
だから普段は聴かないんだけど、時たま無性に聴きたくなる。
不思議な魅力を持った人だ。


B000001Y5ZThe Downward Spiral
Nine Inch Nails
Universal 1994-03-08

by G-Tools


Nine Inch Nails 「Closer」 LIVE


Nine Inch Nails 「Closer」 PV
グロというほどではないですが、こっちはあまり普通の人にはおすすめできません…。



ブログランキング お勧め音楽

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
FC2カウンター
Twitter...A

hogeisendan < > Reload

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。