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Mogwai 「San Pedro」

一緒に仕事をしている人が鬱病とまではいかなくても、
状況があまりよろしくないこともあって、精神的にキているみたいだ。
職場の人間、見解は一致しており、その方に今以上の仕事が振れないので、
月曜から相当自分の仕事が増えることになる。

今の自分はモチベーションがあるんで、仕事量増えようが耐えられるんだけど、
担当している開発の仕事が約半年後に一区切りついたとき、
自分がどうなっているのかに興味がある。

今の仕事のペース、たぶんいつか自分は持たなくなる。
これがずっと続くとすると、自分も精神的にやられると思う。
次に自分がやりたいことが、今の会社で見つけられるかどうかが、きっとポイントになると思う。


日本の企業、労働生産性が低いということは、昔から指摘されている。
ちょっと古い統計ですが…、2011年現在も状況は殆ど変わっていないはず。
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h20/h20/html/k2120000.html

でも実際、企業に勤めている人間からすると、不思議という気持ちが募る。
僕なんかよりもエグイ労働している人、会社の中でいっぱいいるし、
ベンチャーをはじめとして、鬼のように働いている人達の存在を、僕は知っている。

僕が担当している欧州向けの製品があるんだけど、
欧州の担当者と連絡を取ろうとしても二週間の長期休暇を取っているから連絡が取れないとか、
かなり早い時間でも担当者はもう帰宅したから連絡が取れないとか、
そういう状況になることが多々ある。

欧州のオフィスに勤めたことないからよく分からないけど、
向こうの人達ってあくまで自分達の生活が第一にあって、
休暇もちゃんと取るし、自分を会社に犠牲にするという考え方が、
少なくとも日本よりは低いことは感じる。

相対的に見れば、日本人は絶対に身を削って働いている。
しかし労働生産性が低いということは、何か社会システム上におかしなことがあるはずだ、
僕はそう感じている。

そういうこと研究されている方っているんじゃないのかな?知りたい。

労働生産性の低さについて、個人の能力の低さに帰着させて論じる風潮もあるけど、
それは事実の一つであるにせよ、決して根幹ではない気がする。
個人の能力を低く足らしめる、何か社会的な欠陥がある、そういった視点が必要だと思う。


日本で頑張って労働していても、生産性が低いのであるならば、
その労働は諸外国に徐々にシフトしていくのが自然な流れである。

急遽僕は近いうちにあるアジアの国に出張することになった。
目的は量産品のある部材を、日本ではなく海外で調達出来ないか、という検討である。
見積もりを取ってみると、明らかに安い。一部の品質的な点に目をつぶれば、
恐らく使えるという結論が出て、置き換えっていう流れになるんだろうと思っている。

メーカーに勤めている人間として、素材費の低減が永遠のテーマである。
でも正直、自分の気持ちは重い。

自分がその部材を海外から調達することになると、
日本でその部材を作ってくれているメーカーのラインに穴があく。
そのラインで仕事をしていた人は、違う仕事に回されるか、最悪切られることになる。

それは今の経済社会では正しい競争のあり方ではあるんだけど、
自分が日本の労働機会を削る行為の一端を担っていることに変わりはない。
これから日本のメーカーに勤め続ける限り、きっと僕は同じことをやり続けることになるだろう。

僕の仕事に関しても、代わりの海外メーカーに取られてしまって、
僕の労働機会が喪失するってリスクも、常につきまとう。
だから僕は素材費低減のために、海外調達を検討するんだ。

自分が生き残るために、周りを犠牲にする。そういうことである。


20世紀は戦争の世紀って言われるけど、21世紀も戦争の世紀である。
武力ではなく、経済における。
徴兵制はなくなったけど、経済戦争を生き抜くための兵士を養成しなければ、
きっと日本は潰れる。最近はそんなことをよく考える。

そんなことを僕は望んでないけど、海外の国々がそのようなスタンスで動いていると感じるからこそ、
消極的であろうとも、そのような考えを持たざるを得ない。

日本の企業は容赦なく国内から海外へというシフトを進めている。
その流れが日本の戦略上、本当に妥当であるのか。
TPPという待ったなしの波が打ち寄せている今だからこそ、
日本で労働する人間は、経済の行く末について考える必要があるだろうと感じている。

個人的には緩やかな鎖国が理想なんだけど、帰結としては明治維新前の状況になりそうだし、
結局はノーガードの打ち合いに耐えられるような経済を
日本国内で作っていかなければいけないんだろうなと、思っている。

そのとき、たぶん大量の血が流れる、きっと。


昨日Mogwaiのライブを見に行った。
僕が抱える諸々の何かが、身体の奥底から抜け出ていくようだった。
体調が悪かったこともあって、音の力の強力さにやられそうになった。

美しき轟音ってキャッチフレーズ、確かにすごく的を得ている。
ベースの重低音、ギターのディストーションはかなり攻撃的。
でも、何でか良く分からないけど、本当に美しい。

あのような音の重なりが、彼らの中からどのようなプロセスを経て、
彼らの外部に放出されるのか、正直かなり謎である。

「Christmas Steps」「Mogwai Fear Satan」の名曲は当然ながら素晴らしかったんだけど、
今回『Hardcore Will Never Die, But You Will』の曲が良かった。
明るいうちでの出演が結果的に消化不良感を残したフジロックのときよりも、
曲のダークな魅力が、照明の演出と相まって、凄く魅力的に聴こえてきた。

『Hardcore…』は凄くロック然としたアルバムというか、
シンプルに構成された曲が多い印象だけど、それが直接的に迫ってくるというか、
切迫感を感じるというか、そんな即興性が心地良かった。

頭の「White Noise」からもう圧倒的な存在感。
そしてライブ中盤でやった「San Pedro」は本当に素晴らしかった。
アンコール一曲目の「Rano Pano」の重たいリフも、圧巻だった。

モグワイのライブって、いつも素晴らしいと思うけど、
今回は自分の心境とか体調とかと相まって、凄く印象深いライブになった。
頭を真っ白にして音楽に没頭した、そんな二時間だった。

今年3回も観たけど、来年また来てくれたら、きっと行くんだろうな。
願いは、フジロックのホワイトステージの夜に…、観てみたい。

最近の自分、音楽が支えになっていることは間違いない。
当然、周りの人達の支えってのを感じてはいるけれど。


B004GHYCF2Hardcore Will Never Die But You Will
Mogwai
Sub Pop 2011-02-15

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Mogwai 「San Pedro」
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Mogwai 「Christmas steps」

Mogwaiのライブの感想。

2/2にまたもやリキッドルームに行ってきた。
ニューアルバム『Hardcore Will Never Die, But You Will』の発売に伴う、
一夜限りのセットリストになるという特別なライブ。
つーかアルバム発売日当日だから、殆どの人が曲を聴き込まないで臨むライブだったように思う。

僕は当然ながらニューアルバムの曲について、全く知らない。
でもMogwaiのライブなら、きっと曲知らなくても全然問題なく楽しめると、
初めてMogwaiを観るにも関わらず、勝手ながらそう思っていた。

実際、その考えは合っていた訳だけど。

とはいえ、僕自身Mogwaiのライブに対して妄想が膨らみまくってて、
僕の期待値を超えてくるライブだったかというと、正直そこまでではなかった。

素晴らしいライブであったのは間違いないんだけど、身体の奥底に芯がまだ一本残っていて、
完全に溶かしきってくれなかった、といった感じ。
なんてゆーか、頭の中がぐちゃぐちゃになるような感じではなかった。

セットリストの序盤は、当然ながらニューアルバムからの連打。
ギターよりもキーボードやサンプリングが前面に出ていて、
尚且つ曲もコンパクトにまとめられている印象。

決して尺が短いという訳ではないんだけど、気持ちが盛り上がってきたところで
曲が終わってしまうという展開が続いて、ちょっと消化不良な気持ちになる瞬間もあった。
ギターのチューニングがおかしくて、一度演奏ストップするということもあったし。
ちょっと緊張感に欠けるところもあったかなー、と。

でも、過去のアルバムの曲がピックアップされて演奏された
ライブ後半はさすがの素晴らしさだった。

僕はMogwaiの曲って恥ずかしながら、曲名と曲が一致しない曲が多いのと、
比較的新しいアルバムを持っていないってのはあったけど、
そんなことはどうでも良い圧巻のパフォーマンスを見せてくれた。
観客の反応もやっぱりなじみの曲ということで、非常に大きく、実際盛り上がっていた。

「Christmas steps」
イントロのギターが静寂の中で美しくメロディを奏でていく中に、
その静寂を切り裂くような重低音のベースが入ってくる瞬間は興奮した。
ディストーションギターの洪水も、ただひたすらに美しい。

「Mogwai Fear Satan」「2 Rights Make 1 Wrong」もさすがの素晴らしさに感動。
「Batcat」のヘヴィなグルーブも本当に気持ち良かった。

自分は彼らに出会ってからが短いので、今後もっと曲を聴いたり、
ライブを観に行ったりしていればもっと印象は変わるのかもしれないけど、
自分がMogwaiに求めているものって、ギターロックとしてのMogwaiなんだなーって思った。

クリーントーンで響いていたギターにディストーション入って
一気に轟音でかき鳴らされる瞬間は、やっぱり身体の中がうわーって感じになって
頭ではなく身体が勝手に反応する様を感じることが出来る。

そしてやっぱり僕は、変態的な言い方になるけど、
長い時間をかけてジワジワと攻められるのが好きみたいです。

彼らの魅力はやっぱり静と動のコントラストにあると思っていて、
美しい静寂の後に奏でられる混沌を描き出すのに、やっぱり必要な時間ってのはあるんだと思う。
間を切らずに彼らの音楽にはずっと浸っていたい。初めてライブを観て、僕はそう思った。
後半は10分なんてあっという間の出来事だったもんなー。

なんか、往年のプロレスラーみたい。
関節技で序盤ネチネチと攻め上げて、後半に大技使って会場の盛り上がりを誘っていくような。
最近のレスラーは序盤から大技ばかりで面白くない。

あと、Mogwaiと日本ってやっぱり相性いいのかなって思った。

65daysofstaticのときも思ったけど、観客は余計なノイズを出さないように彼らの音に没頭している。
彼らが奏でる静寂の瞬間の大事さというものをみんな理解していて、
その空気を壊したくないという共通の理解があの会場中に広がっていた。
うるさい客もいたことにはいたけど、そんな一部のお客さんを除けば、みんなそうだった。

純粋に音楽を楽しもうとする日本人のそういうところ、僕は好きです。
Mogwaiや65dosが親日家なのも、やっぱり分かる気がする。

昨日の新宿でのイベントではメンバーが7月にまた来るって言ってたみたいだし、
たぶんフジロックで来日なんじゃないかということで、期待。
あのフジの会場で、出来れば夜中にMogwai観れたら最高だな。

とにかく、Mogwaiのライブを観ることが出来て良かった。
感謝の気持ちでいっぱいです。

(セットリスト)2011/2/2 恵比寿リキッドルーム
White Noise
Mexican Grand Prix
Rano Pano
Death Rays
San Pedro
Letters To The Metro
George Square Thatcher Death Party
How To Be A Werewolf
Too Raging To Cheers
You're Lionel Richie
Christmas Steps
Killing All The Flies
Mogwai Fear Satan

2 Rights Make 1 Wrong
Batcat

B0000255KSCome On Die Young
Mogwai
Chemikal Underground 1998-08-31

by G-Tools


Mogwai 「Christmas steps」
2001年のライブ。メンバーも若いし、荒削りな感もあります。
この当時のライブ、観てみたかったなー。
やぱり外国なので、静かなパートでも観客が騒いでます。これはこれでいいけど。

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Mogwai 「2 Rights Make 1 Wrong」

僕は子供の頃から本と音楽が好きだった一方で、映画はあまり観ていない。
決して嫌いな訳ではないんだけど、
映像はリアルすぎて僕の感受性には刺激が強すぎるようである。

本や音楽は個々の人間にとって解釈の余地が大きいので、
作り手に解釈を押し付けられることなく、
勝手に妄想を膨らませることが出来るのが好きなのである。
その指向は、精神的に僕が脆弱であることに起因するのではないかと今のところ思っている。


Mogwaiの音楽は歌が入っている曲もあるけど、基本的にインストである。
メッセージ性の高いタイトルが付いているのみで、解釈は聴き手に委ねられる。

彼らが音楽にどのようなメッセージを込めているのかについては、
まだ彼らのことを知りきれていないからよく分からないけど
彼らの鳴らす音は一音一音が必然性を持って鳴らされていて、
ムダでルーズな音は鳴らされていないということは感じることが出来る。

ロックという表現の一つの手法として、
溢れる感情を一思いにルーズに吐き出してしまうことがあるが、
彼らが選択した手法は、緻密にそして戦略的に音を鳴らすことであった。

結果として吐き出された音は、理性的でとても美しい。

「2 Rights Make 1 Wrong」というタイトルは人間世界の大いなる矛盾を示しているが、
そうした人間の矛盾を肯定してしまうかのような強さと美しさがこの曲には込められている。
勝手に解釈させてもらうと、Mogwaiの音楽は僕にとっては人間を肯定する音楽なのである。

このバンドを聴いていると、音楽を聴いているというより、音を浴びている、という感覚に陥る。
聴き手が最初身構える心を、音楽によって段々と解放させるような力を持つバンドだと思う。
彼らの単独公演、行っておくべきだったな…。


B00005AUBARock Action
Mogwai
Play It Again Sam 2001-04-24

by G-Tools



Mogwai 「2 Rights Make 1 Wrong」 LIVE



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プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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