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Cannibal Corpse 「Stripped, Raped And Strangled」

少し前の話になるけど、Cannibal CorpseとExhumedのライブに行ってきた。

本格的なデスメタルバンドの単独公演行くってのは実は記憶にない。
もちろんたまにはデスメタルは聴くんだけど、決して自分の主食ではないからかもしれない。

でも不思議とCannibal Corpseの来日公演は行きたいと思った。
これはバンドへの思い入れというよりは、自分の気分的なものが大きかったと思う。
デスメタルを求めていたというか。それでExhumedのカップリングが決まったんだから、
即チケットを購入し、あっという間にライブの日がやってきた。

Exhumedのライブのことはまた後で書きたいんだけど、凄く良かった。
デスメタルというより、アクション自体はオールドスタイルのメタルのライブに近い。
とにかくスピードと音の密度で押しまくるライブスタイルは、本当にかっこ良かった。

人がぎゅうぎゅうで凄い密度だったけど、モッシュピットはやっぱり盛り上がっていて、
そん中入って死にそうになりながらライブ観てた。頭振りまくったので、首がめちゃくちゃ痛くなった。
正直体力的にはExhumedで削られすぎて、Cannibal Corpseのライブは前の方で観る自信がなくなっていた。

当日はソールドアウトだったみたいで、会場はとにかく人が多い。
ステージ正面の後方でライブ観るのは無理だったので、柱は邪魔だったけど、
一段上がったステージの左手でCannibal Corpseのライブは観ることにした。
モッシュには加わらない大人見で。

ライブだけど、一曲目からほんと凄かった。寸分狂わないギターとベースの超高速リフのユニゾン。
彼らの手先をじーっと見つめながら、何だか笑いが込み上げてきた。

「この人達、人間じゃない」

どういう鍛錬を積んだらこんなリフを弾きこなすことが出来るのかと唖然とする超絶技巧のオンパレード。
てかアレックスはあんな変態リフを指弾きでこなしてるんだから信じられない。
小指まで使ってピッキングしてたな。

彼らは全く立ち位置を動かない。威風堂々という表現がしっくりくる。
全くその場を動くことなく、ひたすらに頭を振りながら超絶リフを叩き込む。
あまりにもストイックすぎる姿は、音楽的求道者そのものだった。

昔から思っていたけど、デスメタルってプログレッシブロックの系譜にあると思う。
人間の限界を超えるような音楽的進化への探究心。

誰もやったことのない音楽を作るという姿勢に関しては、
デスメタルという音楽の先進性はもっと評価されてしかるべきだと思った。
一見保守的に思えるけど、デスメタルってプログレッシブだとほんと思う。

Cannibal Corpseのライブを見ていて、
自分は普段メタルなんて聴かないって人に見てもらいたいと思った。
極端に言えばアートですよ、あれ。

とはいえ、Cannibal Corpseの曲はリズムチェンジが激しかったり、リフ展開も目まぐるしいんだけど、
基本的にはコンパクトにまとまっているので、分かりやすさがある。
その分かりやすさがそのまま直接的に殺傷性に繋がっているようなイメージ。

その殺傷性を「声」という楽器で更に高めている存在がボーカルのジョージ・フィッシャーという人。

この人のボーカル、ライブでも凄かった。存在感抜群。人間が出している声とは思えない。
正直こういうスタイルのボーカルについて技術的にどーのとか自分は語れないんだけど、
でも明らかに化け物としか思えないような声を出している。正にデスメタル。そうとしか言いようがない。

そしてとんでもないヘッドバンギング。この人の頭の振り方は尋常じゃない。人間扇風機。
あの首の太さとガタイは伊達ではない。
デスメタルのフロントマンとして、この人以上の逸材は見たことがなかった。

Cannibal Corpseが「世界で最も売れているデスメタルバンド」であることが納得できるライブだった。
今までデスメタルはMorbid Angelこそが至高と思っていたけど、
ライブ見てこのバンドが一気に好きになった。

このバンドの音楽とライブのことって言葉にしづらい。
でもとにかくプログレッシブな音楽に興味がある人なら、メタルなんて嫌いだっていう人でも、
ハマれる余地のあるバンドではないかと思っている。
とにかく、人間じゃない。化け物が作ってる音楽です。


ちなみにデスメタルの起源と進化について解説したこんな記事が。
凄くいい記事だと思う。こういうの読んでるとやっぱりプロの仕事だなーって思ったり。
http://www.extremethedojo.com/feature/index.cgi?no=10
http://www.extremethedojo.com/feature/index.cgi?no=11

今までデスメタルってスラッシュメタルの正常進化版だと思っていたけど、
根源的にはスラッシュメタルとグラインドコアのクロスオーヴァーだったのかなあと思う。
グラインドコアという音楽が開発したブラストビートなくして、
今に至るまでのデスメタルの隆盛はなかったような気が。

ブラストビートという強烈な音の密度を有するビートは、
デスメタルが表現しようとしていた世界感そのものだったと思う。
ブラストビートはあくまで手段な訳だけど、極限のスピードを追求する精神とか、
瞬間に音を詰め込もうとする精神とか、そういったところにリンクするところがあったのかも。

スラッシュメタルはハードコアパンクの影響を受けて生まれた音楽だと自分は思っているけど、
デスメタルもパンクの流れを汲むグラインドコアの影響を受けて
生まれ育った音楽だと捉えると、また面白い。

新しい音楽ってやっぱり異なるジャンルの音楽が交わるところから生まれるものなのかも。
そのためには、それぞれのジャンルのシーンが
しっかりと独自の土台を積み上げていく必要がある訳だけど。

しかし、Cannibal Corpseのようなバンドを見ていると、
これ以上のインパクトあるバンドが今後出てくるのかと心配になってくる。
あの時代の人達は超強力過ぎる。
デスメタルという音楽に、果たしてこれ以上の進化はあるのだろうか。


(セットリスト)2012/10/15 渋谷クラブクアトロ
Demented Aggression
Sarcophagic Frenzy
Scourge Of Iron
Disfigured
Evisceration Plague
The Time To Kill Is Now
Covered With Sores
Born In A Casket
I Cum Blood
Pit Of Zombies
Encased In Concrete
The Wretched Spawn
Fucked With A Knife
As Deep As The Knife Will Go
I Will Kill You
Priests Of Sodom
Unleashing The Bloodthirsty
Make Them Suffer
Hammer Smashed Face
Stripped, Raped And Strangled


B000001C6WBleeding
Cannibal Corpse
Metal Blade 1994-04-12

by G-Tools



Cannibal Corpse 「Stripped, Raped And Strangled」
なんだかんだでキャッチーなこの曲が好きです。こんな曲を1994年に作ったんだから凄い。
しかしステージアクションから演奏からして、本当に化け物じみてるなあ…。



こんな動画も。キチガイじみたリフの数々…。
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テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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