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Lamb of God 「Black Label」

先月Lamb of GodとChthonicのライブに行って以来、しばらくメタラー期間が続いている。
とにかく激しい音楽が聴きたくて、朝の通勤時にもやかましい音楽を聴きまくっている。
それくらいあのライブにはインパクトがあった。

今年もたぶんラウドパークやってくれると思うけど、
Lamb of Godは年二回になってしまってもいいから呼んでほしい。
意外にもこのバンド、2006年しかラウドパークに出ていない。

というのも、このバンドはデカい会場こそ真価を発揮するバンドだと思うので。
渋谷のオーイーストは明らかに狭すぎた。

あのときのライブ、ソニックが終わって機材転換のときからしてもう異様な空気だった。
突発的にラムオブゴッドコールが沸き起こって、客のテンションがおかしい。
僕はソニックのライブでかなり体力消耗していたので、とりあえずビール補給していて、
危険な香りがするから後ろの方で見ようかな、なんてことを考えていた。

同じように考える人が多いのか、ステージ前方のフロアには余裕はあるけれども、
一段上のいわゆる安全なスペースは人がぎっしりで、
ステージが見える位置にはもう人が埋まっていた。

まあフロア下りても後ろの方は安全だろと思って、
ちゃんとステージ見たいし、結局ステージ前方のフロアでライブを見ようと思って、
僕は前方フロアに足を踏み入れた。

しかし、その考えは甘かった。

会場が暗転してSEがかかり沸き起こる野太い歓声。まあいつものメタルのライブの光景だ。
中央にサークルを作ろうとして人間が中心から押し出され、人口密度が局所的に上がる。
これもいつもの光景だ。

メンバーが登場して1曲目にニューアルバムから「Desolation」がスタート。
イントロからしてもうテンションマックスでぶち切れた演奏。
かっこいいーなんて思ったのもつかの間、いきなりモッシュの波に飲まれてしまった。

PA前の後方も後方。絶対巻き込まれないと思っていたけど、完全に甘かった。
なんか知らんが、人の流れに飲まれ、1コーラス目のサビのところでは、ランディの目の前にいる。

もうこうなったら狂うしかない。完全に僕はモードを切り替えた。
実際ラムの演奏は人を狂わせるのに十分な攻撃力を秘めていた。

「いんゆあー!」サビでランディが客席にマイクを向ける。
「でぃーそれいしょーーーん!!!」

観客のコーラスが完璧に決まった。フロアから大量の拳が付き上がる。
僕ももうもみくちゃになりながら叫んでいた。狭いスペースで頭を振る。
気が狂ったかのように、実際狂ったように叫んでいた。

そっからは完全に体力勝負。
曲が進むにつれて観客にも疲れが見えてきたような感じだけど、
フロアのあらゆる場所でモッシュが連続的に巻き起こっている。

正直Lamb of Godって昔からのファンの方には申し訳ないんだけど、
金太郎飴的なバンドだと思っていて、どの曲も基本的に同じように聴こえる。
でもライブではそれが良い方向に機能していて、そんなに曲を知らなくても盛り上がれる。
実際僕はアルバム3枚しか持っていなかったけど、全然問題なかった。

あとは、やっぱりバンドの演奏の素晴らしさ。
とにかくドラムが上手い。手数足数がかなり多いにも関わらず、異常な安定感。
もっとゆっくりドラミング観察したかったけどな…。

そしてギターの音作りも良かった。
メタルコアバンドにありがちな単純なディストーションサウンドではなく、
ハムバッカーのコシを残した、芯の太いサウンド。

多くの人が認める通り、サウンドとしてはPanteraだ。
サザンロック的なテイストをメタル、ハードコアの音楽の中に取り込んでいる。
ランディのボーカルなんて、モロにフィリップアンセルモだし。

完全に自分のイメージを彼らは凌駕していた。
ライブが凄いバンドとは聞いていたけど、ここまでとは思わなかった。
CDも凄いが、彼らはライブで本領を発揮するバンドというのは間違いない。

ニューアルバムの曲を軸に過去の人気曲を配列したセットリストも、
観客を熱狂させるのに十分で、ライブの山場の作り方もよく心得ている印象だった。

圧巻はアンコールの「In Your Words」「Redneck」「Black Label」の三連打。
僕は本編終盤には相当疲れてしまっていて、フロア端の比較的動きの少ないエリアにいたんだけど、
アンコール始まってからは、またモッシュピットの真ん中に突っ込んでいた。

後悔の無いように狂わなければいけない。音楽が僕の身体を突き動かした。
人間が連続的にぶつかってくる。頭の上を人間が転がってくる。
冷静になれば何でそんな状況にわざわざ身を置いているんだって考えるけど、
でもそれがメタルのライブなんだから仕方ない。

ラストの「Black Label」ではお約束のウォールオブデス。
イントロを前にして人が端に寄り、フロア中央には空間が。

でも、あまりに人が密集しすぎていて、空間が非常に小さい。
ランディの「1、2、3、4!」のカウントに合わせて人が殺到するが、
密集度が高すぎたせいで、思ったほどの迫力がなかった気がする。

あの状態で無理に人がぶつかってったら危ないもんね。
何だかんだで、みんな冷静なんですよ。あんな状況にあっても。
そこは日本人のいいところだと思った。

このときにやっぱりもっと大きなところで見たいと切実に思った。
ライブパークのデカい会場なら、物凄いデカいモッシュピットも出来るし、
とんでもないウォールオブデスも形成されるはず。

ライブハウスで見るLamb of Godもいいけど、海外のライブ動画で見るような、
デカい会場だからこそ形成される異常な空間を、僕は彼らのライブで体感してみたいと思った。

ちなみにWall of Deathの起源をちょっと調べてみたけど、正確なところは分からなかった。
でもLamb of Godがこれを普及させたバンドであることは間違いない。
http://www.urbandictionary.com/define.php?term=wall%20of%20death

自分、激しい音楽聴きながらモッシュするのは好きなんだけど、
サークルモッシュってのはあまり好きではない。実際ぐるぐる回ってるだけなのが多いし。
視覚的にかっこいいから、まあ参加してもいいかなーって思う程度なのが正直なところ。

でもウォールオブデスは楽しい。
空間に一気に人が殺到する様は、明らかに不穏な空気が漂っている。
実際物凄く危険だし。人がいっぱい倒れるから、やり過ぎは禁物。

ただ、そんな「危険」というリスクを伴う行為。僕は何事もリスクを背負うから面白いと思う。
特にメタルのライブという非日常の空間の中で、どれだけ狂うことが出来るのか。
ギリギリの線を見極めた上で、危険な行為に走るのは、僕はメタルのライブの醍醐味だと思っている。

ライブ慣れしている人達が多いライブだと、
そこら辺のギリギリの線を分かっているから、変な意味で安心出来る。
無理に参加したくない人を巻き込むなんて愚行は、ガキがやることだ。

僕は危ないから、という理由だけで、こういうメタルのライブにおける文化を消したくはない。
時代を経るごとに、ライブにおける盛り上がり方ってのは変わっていくと思うんだけど、
こういった危険と不穏を感じさせるような、
そんな文化は残っていってほしいなと思っている人間の一人である。


(セットリスト) 2012.02.22 Shibuya O-East
Desolation
Ghost Walking
Walk With Me in Hell
Set to Fail
Now You've Got Something to Die For
Ruin
Hourglass
The Undertow
Descending
Contractor
The Number Six
Laid to Rest

In Your Words
Redneck
Black Label


B000EQ47MMNew American Gospel (Reis) (Rpkg)
Lamb Of God
Prosthetic Records 2006-04-04

by G-Tools



Lamb of God 「Black Label」 Download Festival 2007
とりあえずステージ前方の状況はヤバいです…。シラフじゃとても入っていけない…。



このウォールオブデスは綺麗に決まってますね。



こっちは色んなライブの編集版です。うーん、怖いなあ。
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テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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