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Halford 「Resurrection」

Judas Priestのどのアルバムよりも、
Halfordのファースト『Resurrection』の方が僕は思い入れがあったりする。

『Sad Wings of Destiny』『Stained Class』『Defenders of the Faith』『Painkiller』
みたいな歴史的名盤なんて言うつもりはないけど、
でも僕にとってはそれらのアルバム以上に、このアルバムに対する思い入れが深い。


90年代のジューダスを語る上で、
不思議と同様の運命を辿ったアイアン・メイデンとの関係抜きには語れない。

90年代に入り『Painkiller』『Fear Of The Dark』といきなり名盤をリリースした両バンドだけど、
音楽的な嗜好の変化に伴い、いずれも看板ボーカルが脱退。
ロブもブルースもソロでそれぞれ当初は人気を博していたけど、
いわゆる王道的なメタルから離れた音楽性を追求し始めたことにより、人気は低迷を始める。

新しいボーカルを迎えたジューダスとメイデンだけど、
ジューダスは楽曲的な完成度、メイデンはボーカル技量のレベル低下にそれぞれ不満が持たれ、
両バンドの人気も低迷を始める。

70年代後半から栄華を誇ってきた両バンドの威厳は、
90年代後半に差し掛かる頃には完全に凋落した。

ちなみに僕が本格的にJudas PriestとIron Maidenを聴き始めたのが、正にこの時期だった。
『Jugulator』『The X Factor』の賛否両論っぷりは、リアルタイムに体感していた。

しかしながら運命の歯車を回したのは、ブルース・ディッキンソン、
そしてフィクサーとなったギタリスト兼プロデューサーのロイZだった。

メイデン時代の盟友エイドリアン・スミスを迎えた『Accident of Birth』は、
王道のメタルに回帰したサウンドで賞賛され、ブルース復活の狼煙を上げることとなった。
一方で本家メイデンに対するボーカル、ブレイズに対する批判を強める結果を生んだ。

世論に後押しする形でブルースは結局メイデンに復帰することになり、
エイドリアンも加えて黄金期を形成したメンバーが再集結することになった。
2000年にリリースされた『Brave New World』は、正にメイデン復活といった趣のアルバムとして絶賛され、
90年代の混乱は、21世紀の始まりにおいて、一つの帰結を見た。

反面、ソロ活動第一作Fightの『War of Words』こそ賞賛されたロブ・ハルフォードだけど、
2woでの活動の頃には音楽性のあまりもの変遷っぷりに対してファンは付いていけず、
新規ファンの獲得にも失敗し、メタルゴッドの威厳は完全に地に落ちていた。

しかしながらブルースをメタル回帰させたフィクサー、
ロイZとロブとの出会いがメタルゴッドの威厳を復活させることになる。
彼が原点回帰をロブに進言したことが、ロブにHarfordの結成を決意させることになる。

若きギタリスト、マイク・クラシアク、パトリック・ラックマン、
敏腕ベーシスト、レイ・リーンド。そしてRiotの超絶ドラマー、ボビー・ジャーゾンベク!という
鉄壁のラインナップで、ロイZプロデュースの下に『Resurrection』はリリースされた。

『Resurrection』は、邦訳すると『復活』。キリストの復活というニュアンスもあるそうな。
Judas=神。正にメタルゴッドの復活を自ら宣言するような、そんな気合の入ったタイトル。

これが2000年の夏の出来事。
このアルバムの絶賛っぷりったらなかった。

インターネットもそこまで普及していない時期だから、何故だかはよく分からないけど、
とにかくロブのソロが凄い、という評判はメタラーの間で口コミで広がっていったような気がする。
BURRN誌の力も大きかったような。例のレビューでは軒並み高得点を叩き出していたもんなー。
僕もこのアルバムは発売日当日くらいに買って聴いていたのを思い出す。

実際このアルバムは前評判に違わないくらいのインパクトがあった。
とにかくこのアルバムは素晴らしかった。

1曲目「Resurrection」のイントロからしてインパクト抜群。
無音状態からのボーカルイン。「れーーーざーーーらーーーくしょーーーん!」と
ロブの高音スクリームが炸裂するところからもう鳥肌。

チューニングダウンしてるけど切れのいいギターリフに、バスドラ連打の王道リズム。
そして「Painkiller」ばりに高音でシャウトしまくるボーカル。
メタルゴッドの復活を告げるには十分過ぎるくらいの衝撃だった。

この後にも「Made in Hell」「Silent Screams」「Cyber World」を初めとして名曲が目白押し。
ハイトーンだけではなく、低中音域のボーカルも超攻撃的で、凄まじいインパクト。

ジューダスに加入したティム・リッパー・オーエンスも
めちゃめちゃ上手いボーカリストだと思ったけど、
ロブはキャリアが違うといわんばかりに貫禄の違いを見せ付けるようだった。
「Silent Screams」のボーカル聴けば、その凄さはきっと理解できると思う。

Halfordのセカンド『Crucible』は個人的に微妙な出来ではあったけれども、
このときのHalfordでの日本ツアーで、ロブのジューダス復帰論が日本において高まったことを思い出す。

そのときのセットリストが、これ。
2003年渋谷公会堂。Zepp Sapporoで僕はライブ観たけど、このセットリスト通りだったと思う。

Painkiller
Jawbreaker
Heretic
Resurrection
Made in Hell
Locked and Loaded
One Will
Hearts of Darkness
Handing Out Bullets
Into the Pit
Nailed to the Gun
Crystal
Golgotha
Sun
Trail of Tears
Cyberworld
The Hellion
Electric Eye

Crucible
Breaking the Law
You've Got Another Thing Comin'
Living After Midnight

頭から「Painkiller」「Jawbreaker」なんて悶絶ものでしょ。
「Resurrection」~「Locked and Loaded」のファーストの1曲目から三連発に、
Fightの「Into the Pit」「Nailed to the Gun」。本編ラストに「The Hellion~Electric Eye」。
アンコールでの「Breaking the Law」「You've Got Another Thing Comin'」「Living After Midnight」。

改めてヤバ過ぎる、このセットリスト。
正直ロブのボーカルには衰えを感じたけど、バンドの演奏力がとにかく高くて勢いあって、
逆にロブを引っ張っているようだった。このときのライブは、本当に良かった。
まあ、こんなセットリストやってたらジューダスに戻れよって言われるよな。

そんな機運の高まりに押されるかのようにJudas Priestにロブ・ハルフォードは復帰し、
2005年『Angel of Retribution』と共にジューダスも復活を宣言することになったと。


かなり端折って書いているけど、ジューダスとメイデンの復活って凄いドラマ性があると思う。
二大巨頭が揃って同じような歩みを経ているのが非常に面白い。
この二バンドはやっぱり運命の糸が絡まり合った存在なんだろうな。

ちなみに『Resurrection』は、昔ジューダス聴いていた人も、意外に聴いていなかったりするアルバム。
仕事で会社の先輩を車乗せているときにこのアルバムかけてたんだけど、
昔ジューダス好きだったその先輩が異常に食いついてきて、このソロアルバムを絶賛していた。

そんな方々、結構いると思うんで、かなりおすすめです、このアルバム。
2000年代のメタルの名盤特集やったら、絶対に入るアルバムだと思う。

一応僕もジューダス・プリースト、そしてロブ・ハルフォードには
思い入れがあるということを書きたかった訳です。
そして期待はしてないけど、やっぱりジューダスのライブが楽しみだということを書きたかった訳です。


B001O9X9L8Resurrection
Rob Halford
Metal God Ent 2009-03-10

by G-Tools



Halford 「Resurrection」
ライブ盤より。明らかにボーカルは編集してるんだけど、それを差し引いてもやっぱり凄い。
そしてバンドの演奏が何よりも素晴らしい。いいバンドだったよなー。



Halford 「Resurrection」
こちらはスタジオ盤になります。かっこいー。
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テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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