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Coldplay 「In My Place」

今更な感じだけど、フジロックでのコールドプレイのこと。

この日のライブは、Arctic Monkeys⇒Coldplayという並び順が、
僕の中での感動を高めたんじゃないかと思っている。

どちらのバンドも、カリスマ性のあるフロントマンがバンドを引っ張っているという共通点があり、
世代は若干異なるけど、共にUKの出身でデビューアルバムから売れまくったという共通点がある。
とはいえ、彼らのキャラとかアプローチって、全くの正反対。

コールドプレイのクリスは、いかにも健康優良児といった感じ。
爽やかで、すごくいい奴で、みんなを楽しませようというサービス精神満載。
学校における生徒会長的な存在。

一方で、アークティック・モンキーズのアレックスは、
少なくともステージ上では愛想がなく、不健康的な感じ。いかにもロックスターという佇まい。
クラスの端っこの方で、女子にキャーキャー言われても、斜に構えていそうな存在。

ステージの演出も、アクモンはスポットライト一発でシルエットが浮かび上がるような
クールな空間を作り上げていたのに対して、
コールドプレイはレーザーを駆使して、カラフルにステージを彩っていた。

アクモンは必要以上に観客を煽ることはせずに、ただひたすらに音楽だけで
乗せていこうというスタンスでライブを進めていたのに対し、
コールドプレイは、観客を積極的に煽って合唱させたり、手拍子させたりと、
観客との一体感を重視して、ライブを進めていた。

双方共にアルバムごとに音楽性を変えていっているバンドだけど、
アクモンの場合は大衆性とは真逆な方向に自らの音楽性を追求していっているのに対し、
コールドプレイの場合は、アルバムを重ねるごとに大衆性が増して、ポップになっている気がする。

こうやって書いていると、何もかもが全く違うバンドのように思えてくる。
でも、何か不思議とArctic Monkeys⇒Coldplayという並びは、妙にしっくり来るものがあった。

それが「何」とは素直に言えないんだけど、ライブにおけるスケール感の大きさとか、
音楽に対する真摯な姿勢とか、熱い情熱の発現とか、そういったものや、
共にUKのロックをルーツに持つバンドが漂わせる空気感とか、
そういうところに共通点を見出せたからなんだと思う。


あまり期待しないで見たArctic Monkeysは本当にかっこ良かった。
Arctic Monkeysが素晴らしいライブをしてくれたおかげで、
Coldplayのライブに対する期待感が高まった。
アクモンってフジのシチュエーションに合うバンド。いつかグリーンのトリとして見てみたい。

Arctic Monkeysのクールなライブが終わって、しばらくした後にColdplayの出番。
会場が暗転して「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のテーマが流れる。
こんな曲をSEにしてしまうところが、彼らのスケールの大きなところ。

メンバーが現れて、花火が炸裂。新曲「Hurts Like Heaven」でライブはスタート。
当然知らない曲なんだけど、もういきなりの派手な演出で、心は鷲掴みだった。
ステージ上はもうとにかくレーザーやらなんやらでカラフルで、視覚的に楽しい。

クリスがギターを取って、カッティングを始める。
え、まさか…、という感じで、あの超有名なギターカッティングが入ってくる。
2曲目にして「Yellow」。これは相当な不意打ちだった。ステージ上は黄色い照明。
とにかく物凄い大歓声。なんかもう早くもライブのクライマックスが訪れた感じだった。

僕も思わず叫んでしまった。うぉーって。これは本当に最高だった。
バンドの演奏も最高だし、クリスのボーカルも最高。
名曲とは、ほんとこういう曲のこと言うんだよなって、感激。

いきなりのクライマックスにさらにとどめを刺すように、次の曲は「In My Place」!
あの美しいギターのアルペジオが苗場の山々の中で、本当に綺麗に響いていく。
これもまた不意打ちだった。ライブ始まったばかりなのに、早くも会場は出来上がってしまった。
クリスが煽り、サビでは大合唱。この曲のクリス、本当にかっこ良かったな。

とにかく序盤が鮮烈な印象で、ライブ中盤も素晴らしかったんだけど、
今振り返るとそこまで覚えていない。
でも新曲がやたらとカラフルで、凄くライブ映えしていたのが印象に残っている。
次回のアルバムも相当いいアルバムになっているんだろうな。

あとはクリスのMCが、とにかくいい奴感が満載で、凄く良かったのを覚えている。
こんな時期にライブしに来てくれてありがとうって、素直に思った。
ジョニーが明らかにU2のエッジ意識したギター弾いてるのも印象的だった。
ちょっとあれは意識しすぎだろって感じで、ちょっと笑えるくらい。

序盤が強烈だったライブだけど、終盤のクライマックスは「Viva La Vida」。
もちろんCDで聴いてもいい曲なんだけど、この曲、ライブだと、化ける。
初めて聴いたけど、あのスケール感は半端じゃない。祝祭だ、ほんとに。
苗場の山々に響き渡る大合唱は、本当に素晴らしかった。フジロックのマジックを感じた。


当たり前のようにこのライブもアンコールがあったんだけど、
アンコールの1曲目がこれまた超名曲の「Clocks」で大感激。
僕はこの曲が一番好きなので、イントロのピアノのフレーズがなった瞬間、叫んでしまった。

あの曲のイントロ、別に大したフレーズじゃないと思うんだけど、何であんなにも心に染みるんだろう。
美しいメロディに聞き惚れてしまった。

続けざまに演奏されたのが、これまた超名曲の「Fix You」。反則としか言いようがない。
クリスがしっとりと、しかし情熱的に歌い上げる。
この曲のとき、観客は本当に聴き入っていたと思う。会場中が固唾を飲んで見守っているというか。

ラストは新曲で締め。
いつまでも鳴り止まない拍手が、そのライブの素晴らしさを物語っていたと思う。


今回のフジロック、たぶんいつまでも忘れない感動的なライブって意味ではThe Musicが一番だけど、
ベストアクトって観点では、Coldplayが圧倒的だった。
失礼な言い方になるかもしれないけど、Arctic Monkeysも優秀助演賞って感じ。
金曜日に見たこの2つのバンドのライブは、本当に素晴らしかったと思う。

いつかまたArctic Monkeysも、少し大衆的に受け入れられる路線に戻って、名盤作って、
今度は逆の立場でライブ見せてほしいなーってことを考える。

近年はフジロックの金曜日に外れなし、のジンクスを見事に今年も踏襲してくれた。
素晴らしいライブを見せてくれたバンドに感謝したい。


(セットリスト)2011.7.29 Fuji Rock Festival 2011
Hurts Likeheaven
Yellow
In My Place
Major Minus
Lost/Singin In The Rain
The Scientist
Cemeteries Of London
Violet Hill
God Put A Smile..
Us Against The World
Politik
Viva La Vida
Charlie Brown
Life Is For Living

Clocks
Fix You
Every Teardrop


B000069AUIA Rush of Blood to the Head
Coldplay
Capitol 2000-01-01

by G-Tools



Coldplay 「In My Place」 Live
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テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

Coldplay 「Viva La Vida」

生き帰りの通勤電車に乗りながら、歩きながら、僕の胸の奥では常に音楽が鳴っていた。
現実世界に戻りながらも、僕はまだフジロックの余韻の中にいる。

苗場という山奥で音楽に浸かることの意義。

人によって定義付けは様々あると思うけど、僕は、
あの日常から離れた非日常の空間を体感するということに、意義を感じている。

都会に住む僕にとって、今は自然というものは非日常のものになってしまった。
ましてや一日中音楽が鳴り響いている空間なんて、音楽フェス以外にない。

当然僕の目的はミュージシャンのライブを観ることにあるんだけど、
(ブッキングの質が下がったら、フジロックには多分行かなくなる)
でもあの日常の中では絶対に味わうことの出来ない非日常の空間に自らを置くことで、
僕はまた「日常」の生活を新鮮な気持ちで送ることが出来る。

単純な二元論で語ってしまうけど、
都会に住んでいる人間にとって、地方は非日常。地方に住んでいる人間にとって、都会は非日常。
双方がそれぞれの世界の中に浸ることで、自分の置かれている環境について、
新たな気付きがあるであろうことは、多くの人が語る通り。

苗場、そして湯沢という土地に毎年足を運ぶことによって、
段々と僕はあの土地に対して愛着が湧くようになった。
また、あそこに行きたいって思えるのも、
フジロックに通い続ける一つの理由になっているのかもしれない。

とにかく、僕にとってフジロックでの三日間は、
僕が日常を送るために必要な期間になっているのは、間違いない。
ま、いつか行かなくなるだろうから、「絶対」ではないのは事実なんだけど…。
でもやっぱり、行けなくなるとしたら、寂しい。

正月に開催発表されて、春先から徐々にアーティスト発表されて、
夏前にタイムテーブルが発表されてと、長い期間ドキドキしている訳だけど、
あの空間は、あっという間に、終わる。あっけないくらいに。

いつまでも続いていてほしいけど、終わってしまう。
残酷なくらいに、現実というものは突きつけられる。
家に帰ってきて、リストバンドを切り落としたとき、今までにないくらいの寂しさを感じた。

僕は今までにないくらい、今は仕事に没頭し、追われる日々が続いている。
はっきり言って、疲れていた。フジロックも、例年に無く、肉体的にはしんどかった。
だからこそ、現実に戻ることに対する寂しさが、僕に込み上げたんだと思う。
本心では、もう今の生活から逃げたいと思っているのかもしれない。

でも僕は、今の日常から逃げることは出来ない。
フジロックの記憶も段々と薄れていって、そして僕は日常に完全に立ち返ることになる。

決してフジロックに行ったことが、僕の仕事に対してインスピレーションを与えるとか、
いい影響を与えるとは思わない。
でも僕はフジロックに行って、あの体験をしたからこそ、現実世界でまだ頑張ることが出来る、
きっとそんなこともあるんじゃないかと、信じていたりする。

今年のフジロックも、最高の三日間だった。
何もなければ、また来年もきっと僕は苗場に足を運ぶことになるだろう。
あの至福の音楽空間を求めて。


記憶が薄れる前に、簡単に印象に残ったライブについて、さらっと書いておく。

(7/29 金曜)
・Jimmy Eat World
前にフジで観たときよりも全然良かった。演奏が凄く締まっていて、楽曲の良さを引き立てていた。
しかし「Sweetness」の盛り上がりは圧巻。あの曲、ほんと鉄板だな。

・Arctic Monkeys
正直あまり期待してなくて、最初イスに座って見てたけど、あまりのかっこ良さに、
思わず立ち上がって最後まで魅入ってしまった。アレックスは、ほんとロックスターってオーラがあった。
「The View from the Afternoon」「I Bet You Look Good on the Dancefloor」の
二連打は反則級のかっこ良さだった。セカンド以降のアルバムも買おう。

・Coldplay
今年のフジロックのベストアクトを挙げるなら、僕はコールドプレイかなーって思う。
このバンド、昔は好きでなくて最近聴けるようになったんだけど、
ライブを観て、すっかり彼らの虜になってしまった。

フジの山奥に打ち上がる花火。2曲目でいきなりの「Yellow」、
「Viva la Vida」での大合唱、アンコールでの「Fix You」の美しさ。
今思い出しても、あのゾクゾクした感じを思い出せる。

何を隠そう、フジから返ってきて、「Viva la Vida」がずっと流れている…。


(7/30 土曜)
・The Get Up Kids
音作りがいまいちで、正直ノリ切れなかったライブなんだけど、彼らのライブを観れて感激。
ほんといい曲多いバンドだと思った。「Holiday」は鉄板の盛り上がり。

・Date Course Pentagon Royal Garden
途中から観たけど、これは圧巻だった。もうずっとステージに魅入ってた。
菊地成孔の指揮に合わせて、相当の数の楽器がアンサンブルを重ねていく姿に衝撃。
これはちょっと単独公演行きたいってレベルだった。あと、CD買う。

・Asian Dub Foundation
好きなバンドだけど、今回はいいかな…って思っていたけど、ほんと観て良かった。
観客の盛り上がりって面では、最終日のMusicに匹敵するくらいだっと思う。
楽太郎(現円楽)似のアル・ラムジェンのボーカルがキレまくっていて、最高にかっこ良かった。
あそこまで、バンドと観客が噛み合ったライブって、久しぶりに観たかも。

・Incubus
とにかく、素晴らしかった。弱点がないのが弱点のバンドかも。
ブランドンはほんとかっこいい。ボーカルは絶好調だった。アクションも最高。
バンドの演奏も音作り含めて、ほんと素晴らしい音を奏でてた。

「Promises, Promises」を初めとして、新譜の曲も最高。
ライブの途中には星空も見えて、ほんと美しかった。


(7/31 日曜)
・Feeder
好きなバンドがグリーンに出るのは嬉しい。
バンドにとっても念願のグリーンってことで嬉しそうだった。
ラストではルナシーのINORAN(!)とハイエイタスの細美をゲストにNirvanaの「Bleed」をカバー。
楽しかった。

・Mogwai
あれだけ人が集まったグリーンステージが、雑音を立てまいと静かに彼らの音に聞き入っていた。
ほんと彼らは静寂と轟音のコントラストが素晴らしい。
ただ、正直彼らのライブは昼間ではなくて、夜中に観たかった。
次はホワイトステージのトリあたりで!

・Atari Teenage Riot
フジロックで最も心に残ったアレック・エンパイアのMC。
「Now is the time to play the show in Japan.」
彼らは例え日本が危険だと言われていようが、彼らのメッセージを伝えに、日本に来た。
僕は彼らのメッセージに100%共感しないけど、彼らの生き様に共感する。

三人とも動きはキレキレで、怒涛のハードコアノイズの嵐に乗せて、凄まじい空間を作り上げていた。
しかし、ニック・エンドウは素晴らしい。惚れた。あんな友達ほしい。

・The Music
決してベストアクト、ではなかったけど、最も僕の感情を揺さぶったのが彼らのライブだった。
フジロックと彼らを繋いだ物語の終焉を観て、僕は感傷的な気持ちになった。

「The People」の前のMCで、ロブは彼らのフジロックとの関係について、
そして、日本のファンのサポートについて、語っていた。
ロブの目がグリーンステージのモニターに映っていたけど、ほんとに切ない目だった。

「The People」が終わってメンバーがいなくなっても、彼らを求める拍手は鳴り止まない。
ステージ進行役のMCがしゃべり始めても、鳴り止まない。
最終的に日高社長が出てこないと収拾がつかないような状態に。

僕は昔からフジロック行っているファンほどの絆はないかもしれないけど、
でも僕が好きだったMusicというバンドのステージを、
フジロックという場所で、最後に目撃出来て、本当に良かったと思う。


ちなみに僕は明日から夏休み前まで工場出張になるので、ブログの更新が出来ない。
夏休みの一部を使って、印象に残ったライブのこと、書いていきたいと思う。

今年も本当に素晴らしい、夢のような三日間だった。


B000RPTQ1CViva La Vida Or Death & All His Friends
Coldplay
Capitol 2008-06-17

by G-Tools



Coldplay 「Viva La Vida」 2009年 たまアリ?でのライブ
この曲の大合唱聴くと、フジロックでのライブを思い出します。
しかし、ほんとこれは名曲だよな…。

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ジャンル : 音楽

Coldplay 「Yellow」

僕は進学校である高校に行っていた。
色んな人間が雑多に存在していた中学時代と比べて、高校の空気感についていけなくて、
部活をやっていたりそれなりに溶け込んではいたものの、
どことなく空虚感を抱きながら登校を繰り返していた気がする。

当時の思い出はそこそこあるものの、高校を卒業してしまうと、
同窓会なんてのはちょこちょこあったけど、
今でも連絡取り合うような友人というのは、いつの間にかいなくなってしまった。

何かこう、世界観が合わなかったんだと思う。
僕にとって、多くの人がすごくステレオタイプに見えた。逆に自分が異質な人間に見えた。
とはいえ、友達がいないのは辛いし、周りに合わせて、僕は輪の中に入っていた。

勿論心から楽しいと思えることもたくさんあったし、当時仲良かったみんなには凄く感謝している。
でも、僕は一刻も早く飛び出したかった。
卒業式の日にどんなこと感じていたのか殆ど覚えていないけど、
なんとなくようやく終わったんだーって気持ちが名残惜しさを圧倒的に上回っていたのを覚えている。

高校の頃、そんな状況だったので、遊ぶことよりも必然的に勉強することの方が多くなっていた。
バイトで金貯めてギター買って練習して、中学時代の友達とギター合わせて遊んでいたりしたけど、
結局バンドってやつはドラムやる友達がいなくて、高校の頃には出来なかったし。

今はどうか分からないけど、当時はまだ偏差値教育の名残が残っていて、
テストのたびに順位と偏差値が返ってきていた。
勉強ってやっぱりやればやるほど結果が出るから、その成果が数字に出てくるのが楽しくなって、
そんなに苦痛なく勉強は続けるようになった。

ま、当時の勉強ってのは、答えがある問題を解くための手段を
訓練で身体に染み込ませるためのものだから、今の自分の糧になっているとは思わないんだけど。

そんな高校時代の因果が為せる業なのかは分からないけど、
大学時代は本当に心から自分をさらけ出せる人々に出会うことが出来た。
高校時代が楽しかったら勉強しなくなったと思うし、きっと大学に行けてなかった。
僕にとっては、因果だと思った。

大学時代も、クラスの中では異質な存在になってしまった訳だけど…。
特に大学時代には、ステレオタイプというものに、幼稚ながら意図的に牙を剥いていた。
そんな僕が今こうしてリーマンやってんのも笑っちゃうくらいおかしな話だけど。

一つだけ言い訳すると、今の会社の方々には失礼な話だけど、
今の会社は世間的にはあまり名前を知られていない会社で、
学校推薦だ云々だとは無縁に就職活動して入った会社なんで、多少は違う…、と言いたい。


大分長い前置きになってしまったけど、こんな感じで若かりし頃を送ってきた僕は、
許容できないこと、っていうのが多かった。人付き合いも選んできた。

音楽の聴き方ってのも同じで、大して何も分かってないのにイメージだけで、
あれはダメ、これはダメと、切り捨ててしまうことが多かった。
自分に合わないと思うものについて、なぜそれが自分以外の人達の心を動かすのか、
そういったところまで想いを馳せることはなかった。

去年くらいからColdplayが聴けるようになった。

Coldplayなんて僕が嫌いなバンドの代表格だった。
若いのにあんな暗ーい音楽やってるのがデビュー当時から信じられなくて、
やるなら徹底的に商業的になるか、もっと突き抜けた音楽やれよって思っていた。

ボーカルの歌唱法という観点で見て系譜が繋がるRadioheadが引き合いに出されていたけど、
Radioheadはもっと突き抜けていると思った。
音楽的には全然違うけど、何かに向けて音楽的な実験を続ける姿勢は、本当にパンクだと思っていた。
一方でColdplayはただ淡々とした曲を連ねているようにしか思えなかった、当時は。

でも、それって実は物凄いことだって、気付いた。
余計な装飾なしに、いい曲をいい曲に聴かせること。それって凄く難しい。
そして彼らの音楽は、真摯な姿勢に溢れているのも特徴だと思う。
ロックというガサツさが許される音楽の中で、一音一音が丁寧に紡がれている。

僕は今年『Parachutes』を聴いて、ほんとすげーって思った。
とても20そこそこのバンドのデビューアルバムとは思えない。
あんな音楽をあの歳で、あの時代になんでやろうとしたのか、凄く興味がある。

『Parachutes』をきっかけに、他のアルバムも買ってみて、やっぱり納得の出来で、
世界的に彼らが売れている理由ってのが分かった気がする。

何かこう、作り物感がしない。彼らの場合。ほんといい曲を作ってる。
それが今の感想。会社帰りに聴いていて、胸がいっぱいになることが多々ある。


Coldplayに限らず、そうやって素通りしてきたバンドって本当に多かったと思う。
人付き合いと一緒で。

凄く勿体無いことをしてきたなと思う反面、やっぱりそうした尖った時代があったからこそ、
色々な事柄に対する今の僕の感受性は培われてきたのも事実であって、
それが一概に悪いこととも思えない。

陳腐な物言いになるけど、自分の価値観に対する信頼というものを今の僕は持っている。
単に人がいいというからいいと判断するのではなく、
自分のフィルターを通して、いいか悪いかを判断出来るように、ようやくなってきたのかな、と思う。

良くも悪くも、歳を重ねるごとに色々なものが許容できるようになってきた。

それは昔の自分から見たら退化であり、体制への従属であるのかもしれないけど、
今の自分にとって、それは成長であると信じている。


今年のフジロック、Coldplayは僕にとって最も楽しみなアーティストの一つになった。


B00004U9MSParachutes
Coldplay
Parlophone 2000-06-29

by G-Tools


Coldplay 「Yellow」 PV



Coldplay 「Yellow」 2009年たぶん玉アリでのライブ
この曲のイントロ、ほんと好きです。走り気味の演奏もいい感じ。
最後にクリスが風船割るところなんて、ベタな演出で最高です。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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