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Motley Crue 「Don't Go Away Mad」

なんかこのアルバムのことも書きたくなってきた。

Motley Crueの『Dr.Feelgood』。1989年発表。
このアルバムが1980年代最後の年に出たというのが、すごく象徴的だと思う。

長髪に派手な衣装で繰り広げられる、爽快なロックンロール。
80年代はヘアメタルの時代といわれることがあるみたいだけど、
モトリーのこの名盤が、結果的には一つの時代の終わりだったということ。

90年代に入り、従来の様式的なハードロック、メタルは一気に過去の遺物として葬り去られていく。

メタリカやパンテラなど、メタルにカテゴライズされていても売れ続けているバンドはいたけど、
メタリカがブレイクしたのは、余計な贅肉を削ぎ落としてより「ロック」に近づいたためであったし、
パンテラは従来のメタルとは質感の異なる強靭なリフとリズムの発明によってであった。
要するに、生き残ったメタルバンドは、新たなメタルの形を示したバンドだけだった。

そして、Nirvana、Pearl Jamのブレイクにより、音楽には「リアル」が求められ、
パーティー然とした、エンターテイメントとしてのロックンロールは必要とされなくなった。

80年代メタルの代表格モトリー・クルーは、そんな時代の中、自らの音楽性を変更せざるをえなくなり、
過去のバンドとして、時代の中に埋没していくことになる…。


ちなみに『Dr.Feelgood』はアメリカで600万枚以上のセールスを上げたらしい。
このアルバムは彼らの頂点であり、大いなる挫折の始まりであった。

そんな背景を知りながらこのアルバムをもう一度聴いてみると、
この派手で、ノリが良くて、メロディアスで、それでいて勢いのあるロックンロールが、
どことなく切なげに聴こえたりもする。


しかし、このアルバムの完成度は凄い。
よく捨て曲なしのアルバムって言い方をするけど、このアルバムにはその言葉がふさわしい。
全部いい曲。しかもかっこいい。

アルバムの音もクリアで、特にベースの輪郭がはっきりしていて、すごく迫力がある。
メタリカがこのアルバムの音作りに感銘を受けて、
プロデューサーとしてボブ・ロックを迎えたというのは有名な話。
間接的だけど、旧来のメタルを葬り去る役割を、皮肉にも自らのアルバムでやってしまったということ。


あーいう見た目だけど、何気にメンバーはテクニシャン揃いです。

ドラムのトミーリーはツーバスドカドカ鳴らして足数手数でも勝負できる人なんだけど、
このアルバムでは徹底してシンプルなプレイを心がけているようで。
でも、所々のフィルインはかっこいいし、オープンクローズを多用したハイハット、
そして何といってもスネアがかっこいい。あのアタック感、かっこいいなぁ…。

そしてこのアルバムは、ミックのギターが最重要だと思う。
どの曲でもリフが映えまくっている。そして、歌メロの裏でもかなり激しくギターが暴れている。

「Dr. Feelgood」なんて最初から最後までここぞとばかりに弾きまくっている。
何気に「Rattlesnake Shake」「Sticky Sweet」なんて渋いギターリフで、かっこいい。
「Kickstart My Heart」のリフは言わずと知れた、ロック史に残る名フレーズだと思う。

ニッキーのベースは取り立ててすげーって思うところはないけど、
骨太にトミーとミックの屋台骨を支えているし、
ヴィンスのボーカルは、あの声があるだけで、もう何も望むものはないって感じ。

ただ音楽にノるだけでなく、メンバーの個々の演奏をじっくり聴きこんでも、
すごく楽しめるのが、このアルバムの特徴だと思う。
バンドやってる人なら、きっとこの人達の演奏の凄さが分かるんじゃないかな。


アルバムの中で一番好きなのが「Don't Go Away Mad」。
この曲はとにかく歌メロが大好き。一度聴いたら忘れられないメロディ。
イントロのギターもとても良い。

ここの歌詞が特に好き。

That's alright, that's okay
We were walkin' through some youth

Smilin' through the pain
That's alright, that's okay
Let's turn the page

どことなく甘酸っぱいメロディと歌詞がストレートに胸に響きます。
とにかく「いい曲」。この曲はこの形容が本当にしっくりきます。

アルバムだとこの曲の後に「Time for Change」と続けざまの名曲。
この二連発の締めくくりは反則です。


音楽には流行り廃りはあるわけで、時代の流れの中で、かっこ悪いものとみなされてしまうものもある。
でも、僕にとってモトリーのアルバムは、いつまで経っても変わらずにかっこいいものであり続けている。
その音楽には、いつでも僕の胸を打つメロディがある。

初めて聴いてから15年以上経つけど、未だに彼らの曲っていいなーって思う。

普段から聴くようなバンドじゃないけど、折に触れてその素晴らしさを再確認する、
僕にとってモトリー・クルーはそんなバンド。


B000002H6QDr Feelgood
Motley Crue
Elektra / Wea 1989-08-29

by G-Tools



Motley Crue 「Don't Go Away Mad」
なぜか青春ドラマ風のPVです。バンドの演奏風景はかっこいいです。
http://www.youtube.com/watch?v=n9sEBBCIZ54


Motley Crue 「Don't Go Away Mad」
1990年のライブ。音質悪いですが…。
ヴィンス、めちゃめちゃ声出てます。かっこいいです。
とにかくメンバーに華がある当時のライブ。
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テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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