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Ride 「Dreams Burn Down」

最近Rideの『Nowhere』をよく聴いている。
なんでかはよく分からないけど、どことなく鬱な心境がない訳ではないので、
あの美しいギターの響きがリンクしているのかなー、と。

Rideを含めてシューゲイザーと呼ばれるバンドのギターはノイジーと称されているけど、
自分にとってはあんまりそう感じなかったりする。
フィードバックにせよ歪みにせよ、理性がコントロールされている範囲で鳴っている気がするからである。

あくまで僕の感覚だけど、彼らの音ってどことなく達観しているというか、人間味をあまり感じなかったりする。
人間の感情の枠をはみ出すことがないというか。淡々としているというか、無機質。

しかしながら、それぞれの楽器の音、尋常じゃなく美しい。

ディレイやらコーラスやら色々とエフェクトがかまされたギターの音はとにかく美しい。
ここまで「美しい」って言葉が似合うバンドってなかなかいない。
UKのバンドって感じがします。こういうセンスって英国人の伝統様式に根付いた何かがきっとあるんでしょうね。


「Dreams Burn Down」はこのアルバムで一番好きな曲。
ハイハットのオープンが印象的なドラムのイントロに合わせて、ギターが入ってくる瞬間、たまりません。
このイントロのギター、本当に最高です。とにかく美しくて、大げさに言うと、感動的です。

ギターの音色は曲の展開の中で、様々な表情を見せていく。
高速で時にワウも絡められながら激しくかき鳴らされるギターは泣いているようにも聞こえたりする。

ドラムともにボトムを支えるベースは基本的にルート弾きで、音色としてもオーソドックスなんだけど、
無機質にも聞こえるギターと比べて、どことなく歌っているように聴こえるのが面白い。

Rideってどうしてもギターとボーカルが目立って聴こえるんだけど、
何気にバンドの肝はドラムとベースだと思います。
かなり細かいところでリズムの工夫をしていたり、強弱の濃淡がついていたり。
ギターが存分に自由に飛翔が可能なのも、このリズム隊あってのものだと思います。


このアルバムだと「In a Different Place」「Paralysed」といったミドルテンポの曲が特に好きなんだけど、
はっきり言って全ての曲、名曲と言っていいくらいの名盤だと思います。

このアルバム作ったとき、メンバーは20歳そこそこ。
とんでもない大物だと思います。こんな完成度の高いアルバムをこの歳で作ってしまうミュージシャン。
畏怖の念を感じえません。

とはいえ彼らは早熟すぎたのか、例えば中心人物のアンディ・ベルは、
いつの日かギャラガー兄弟の傍らで、ステージ上で全く存在感なく演奏するミュージシャンになっていましたと。

何も為していない人間が偉そうに言うのも馬鹿げた話だけど、
若くして何かを為し遂げてしまった人間って、逆に不幸なのかもしれないって思った。
周りの評価って、どうしても昔の実績を基準に見られてしまうので。


美しいものは決して永遠には続かない。
花もそうだけど、一瞬の中にこそ、本当の美しさというものは刻み込まれるのかもしれません。

でも、Rideもそうだけど、その輝きをまた取り戻して欲しいと思うのも、また人なのであります。

これ、リアルタイムで出会ってたら、とんでもない衝撃だったんだろうな…。


B000002LNMNowhere
Ride
Sire 1990-12-29

by G-Tools



Ride 「Dreams Burn Down」 音のみ
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テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

捕鯨船団

Author:捕鯨船団
1979年生まれ。
東京都町田市在住。
電子部品の技術開発に従事。

30超えにも関わらず、
楽器をドラムに替え、
学生時代以来のバンドを始めた
今日この頃。

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